【ごちうさ】あんこ「ボクの愛と絆の力を見せてやるゾ!!」 (57)

―注意事項―
※これは ご注文はうさぎですか? のあんこを徹底的にいたb……可愛がるスレです。

※下ネタ・暴力発言、エロ・グロ描写等がある場合がございます。

※安価での下ネタ・暴力発言等はOKです。

※愛と絆がテーマです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1438602243

ティッピー「ぬおおおおおおおおおお」

シャロ「いやあああああああああ」

あんこ「・・・」

千夜「まってーみんなー」

あんこ「・・・」(フンスフンス

ティッピー「あうあうあう」

シャロ「やめてええええ」

千夜「あらあら。やっぱりみんな仲良しね」

ティッピー「うああああ」

あんこ「・・・」(カクカクカク

千夜「本当にあんことティッピーはラブラブね」

 いつもの光景がそこにはあった。

 ―――かに思えた。

ゲホンゲホンと咳き込む音が室内に反響する。

 そしてその咳こんだ少女……千夜はそこが先ほどまでいた公園の片隅でない事に気づくと同時に頭に強い痛みを覚え、そして自分が台へ磔にされてることに気付く。

千夜「ここは……?」

千夜「!!」

千夜「シャロちゃん?あんこ?ティッピー?」

 辺りを見回した千夜は周囲に自分同様に拘束されたシャロたちに気付き驚きの声を上げた。

 そしてそれと同時に見知らぬ男が一人現れるのであった。 

男「お目覚めかな?」

千夜「あ、貴方はだ、だれなの……?」

シャロ「ゴホゴホ」

ティッピー「ぬあ」

あんこ「・・・」

 千夜の問いへ答える代わりに男は千夜同様に気を失っていた他の者たちを覚醒させてゆく。

男「愛は素晴らしい」

男「絆はとても尊いモノだ」

男「よってこれからキミたちの愛と絆でワタシを感動させて欲しい」

一同「!?」

男「キミたちのことはよーく知っているぞ」

男「なんでもそこのあんこくんは、そこのティッピーくんやシャロくんに対してラブを振り撒いているそうじゃないか?」

男「そして飼い主の千夜くんはそんなあんこくんが誇りなのだろう?」

 この男は一体何を言っているのか?

 男の発言に対し千夜は・・・


↓1は選択してください。

1.そうよ。あんこはみんなを愛してるし、みんなもあんこのことを愛しているわ。

2.あんこが一方的に追い掛け回してるだけよ。

1

千夜「そうよ。あんこはみんなを愛してるし、みんなもあんこのことを愛しているわ 」

 男の問いに千夜は躊躇うこと無くそう答えた。

男「………」

 男は千夜同様に磔にされているあんこ、シャロ、ティッピーへと視線を這わせてゆく

 あんこは虚ろな視線を、シャロとティッピーは批難や恐怖とは別にどこか不服そうな視線を男へと返してきた。

男「シャロくん。あんこのこと好き?」

シャロ「!!」

 唐突な問いかけである。


男の問いに対しシャロは↓1

1.好き

2.嫌い

1

シャロ「………」

男「答えろよ?」

 バンッ!!

 男は勢いよくシャロの張り付けられている台を張り手で叩きつける。

シャロ「……す、好きよッ」

 怯えた様子で若干躊躇いがあった気はするがシャロはそう強く答えるのであった。

男「では次だ」

男「ティッピーくん。キミはどうかな?」

男「(ワタシはキミが喋れることを知ってるから遠慮しないでいいんだよ?)」
 
ティッピー「!?」

 顔を近づけられそう囁かれたティッピーは動揺を禁じえなかった。

男「さあ」


↓1 男の問いに対しティッピーは?

1.好き

2.迷惑している

2

ティッピー「正直……迷惑しておる」

男「そうかそうか」

 返答を聞いてから男はティッピーの拘束を解く。

ティッピー「!?」

 地面へ下ろされたティッピーではあったが、その身体にはしっかりと首輪のような物が取りつけられており、台から大した距離へは離れられ無かった。

 そして男は再びシャロの前へといき、そのまま勢いよく彼女の服を破り捨てるのであった。

 露になるシャロの白く綺麗な肌。

シャロ「きゃああああああああ」

千夜「シャロちゃんっ」

千夜「なにをするの?こんなことして許されると思ってるの?」

 何を今更と思いつつ男は千夜の怒声を無視しあんこのもとへと歩み寄った。

 そして―――

カチャカチャ……。

あんこ「・・・」

 地面に落ちたあんこはポテンと軽い音をさせてから周囲をキョロキョロと軽く見回した。

 男はそんなあんこを抱え上げシャロとティッピーの前へと戻る。

 そしてあんこを再度地面へと下ろし。

男「ほら、あんこ。お前は自由だ」

男「そしてシャロとティッピーは無防備で動けない」

男「どうする?」

 あんこは目の前のシャロとティッピーをしばらくジッと見つめた。

 そして―――


↓1はあんこのとる行動を記載してください。

シャロをレイプ

あんこ「・・・」

シャロ「ひぃ」

 あんこはシャロの方へと歩み寄ると、動けぬ彼女の足元をグルグルと興奮気味に回りだした。

シャロ「ちょっとあんこあっちへ行って」

 シャロの若干上ずった懇願を無視し、あんこはシャロの生足へと飛びつくと、そのままよじよじとよじ登り始めた。

 そして腰周り辺りまでたどり着くと、今度は腹部へと移動し、そのまま器用にシャロのパンツの中へと忍び込んだ。

シャロ「あ、あんこ……お願い出てってぇ……」

 重さですぐにずり落ちるかと思ったが、どうやらしっかりとシャロの股座にしがみついているのか一行に落ちる気配は無い。

男「………」

あんこ「・・・」

シャロ「い、いやぁ」

 あんこが忍び込みあんこの形に膨れ上がったパンツが忙しなくモゾモゾと蠢く。

シャロ「やあぁぁ……気持ち悪い……」

 シャロの声が涙まじりの嗚咽へと変わっていくのにさして時間はかからなかった。

 やがてビクンと一度大きく股間へへばり付いた物体が痙攣をしたかと思うと、それはゆっくりとシャロの下着ごと地面へと落下していった。

シャロ「うぐっぐ……ひぐ……」

 シャロの内股からはあんこを追う様に薄い白色な粘着質を帯びた液体が伝い落ちてくるのであった。

 男は再度シャロへ擦り寄るあんこを抱きかかえると、そのまま軽くその身体を撫で回し始めた。

男「………」

あんこ「・・・」

男「湿ってるな」

 続けてシャロの股間部分へと手を伸ばし、おもむろにまさぐり始める。

 その間シャロは嗚咽を漏らし続けるだけであった。

男「やっぱりシャロくんもあんこの精子とは別にちょっと濡れてるね?」

男「どうやら千夜くんの言った通り、あんこもシャロくんも愛し合ってるみたいだ」

 そう言いながら男はシャロとあんこのモノで濡れた手を千夜の顔へ塗りたくってゆくのであった。

男「ほら。千夜くん。シャロくんをちゃんと見ろ」

 顔を背ける千夜に対し男は優しく声をかけた。


↓1それに対して千夜は?

反応ないので選択式に変えます。

↓1 それに対して千夜は?

1.シャロを申し訳なさそうに見る
2.シャロとあんこはやっぱりラブなのね思いながら見る
3.目を背けてシャロのほうを見ようとしない

完結

1

千夜「ごめんなさい。シャロちゃん」

千夜はシャロを申し訳なさそうに見ながら謝るが

千夜「でも、あんこに悪気は無いの。ホントにシャロちゃんのことが大好きなだけなのよ?」

 未だに涙を流しながらうつむき呻くシャロに対し必死のフォローをする千夜だがシャロの嗚咽が止む事は無かった。

男「実に涙ぐましい」

 だが当のあんこはというと……。

 男が床へ降ろすと同時に今度はティッピーのもとへと駆け寄り、今ではろくに逃げれぬティッピーに対し身体を擦り付けじゃれついているのであった。

あんこ「~♥~♥~♥」

ティッピー「ひいいいい」

男「ふう」

 男は軽くため息をつきながら、あんこを掴み上げティッピーから引き剥がし、そのままあんこを顔の高さまで持ち上げてから

男「こらッ。せっかく千夜くんがお前のフォローをしてくれてるんだぞ?」

男「それなのにお前は一体なにをしてるんだ?」

 男は一度千夜へと視線を向けるが、千夜は未だ申し訳なさそうな表情をしてシャロを見ていた。

男「まったく……」

あんこ「―――!!」

 首根っこを持たれての宙吊り状態でも興奮冷めぬ感じであったあんこが急にビクンと痙攣したかと思うと、その動きを止め硬直してしまう。

男「・・・」

あんこ「コポコポ」

 あんこが小さく悲鳴とも咳き込むとも取れる音を漏らす。

 ―――直後―――

シャロ「いやあああああああ」

ティッピー「!!!!」

千夜「あ、あんこッ!!」

 室内が悲鳴で彩られる。

 あんこを襲った衝撃、彼女たちの視線に飛び込んできたもの……それは……。

男「………」

あんこ「・・・」(ビクッビクッ

 男はあんこの脇腹にメスを突き刺していたのであった。

 男はすぐにあんこを部屋の中心に置かれていた2つの手術台のような物の片方へと寝かせるとメスを引き抜く。

 そして手早く止血用の薬を塗布しラップで固定する。

男「心配しないでもこんなんじゃ死なないよ」

 台の上に横たわるあんこを息を飲みながら見つめる二人と一羽へ向かい男は何事も無かったかのようにそう告げてから、更に言葉を続ける。

男「千夜くん。キミはあんこはみんなを愛してるって言ったね?」

男「なら……これからあんこくんが愛でワタシを感動させてくれたらキミたちのことは解放してあげるよ」

千夜「な、なにを……いって……」

男「そうだなーまずはあんこくんにはシャロくんへさっきのお詫びとして何かプレゼントさせよう。うん」

 そういうと男は小型のチェンソー、鋭い様々な刃物、何に使うのかよく分からない器具を次々と用意していく。

男「じゃあ何を作ろうか?」


↓1~3の中から選ばせて貰います。

訂正
↓1~3はシャロへの希望プレゼントを記載
その中から一つ採用いたします

お金

テイッシュ

かわいいぬいぐるみ

あんこ「―――」

男「♪」

 男はあんこの腹部の白い毛並み部分へメスを入れると、その部分を綺麗に切り取ってゆく。

男「出来た」

あんこ「―――」(ビクンビクン

男「ほらシャロくん。あんこからのプレゼント」

男「ちょっと生臭くて悪いけどこれで涙を拭いて」

 男はそう言いながらあんこの毛皮で作ったティッシュもどきでシャロの顔を、あんこの精液で汚れた股間部から内股を綺麗に拭き取っていった。

 シャロは最初に一度小さく悲鳴をあげたが後は感激のためかカタカタと震えているだけで大人しくしてくれていた。

 一度あんこの方へしせんを向けるが、横たわりながらそんなシャロを見ている彼もどこか満足そうだ。

男「綺麗になった」

 拭き取り終わると男はあんこが身を削って用意したティッシュもどきをゴミ箱へと振り込むのであった。

 筋肉がむき出しになってしまったあんこの腹部へ応急処置を施してから男は千夜たちの方へと向き直る。

千夜「なんでこんな事をするの?頭おかしいんじゃないの?」

 男の顔を見るや否や今まで言葉を失っていた千夜が堰を切ったように一気に男に対しまくしたて始めた。

男「ん?さっき言っただろ?キミたちの愛や絆を見せて欲しい」

男「そしてそれでワタシを感動させて欲しい……と」

千夜「なにを言ってるの?こんな事でそんなの――ん――ん――」

 千夜はさらに男へ怒声を浴びせようとしたがそれは男により遮られてしまう。

男「うるさいな。あんこくんの傷に障るだろ?」

男「キミはしばらくコレを付けていろ」

千夜「んーんーんー」

 ボールギャグを口へと捻じ込まれた千夜はうめき声を上げることしか出来なくなってしまった。

男「まったく……そうだな。キミはあんこを愛してるんだったな?」

男「ならあんこのために少し身体をはってもらおうか?」

 そう言いながら男は千夜へと何か薬品を嗅がせるのであった。

千夜「……ん?」

千夜「え?なにこれ?」

 目覚めた千夜は自分の状態に気づき動揺を隠せないようだった。

 無理も無いだろう。

 なぜなら彼女は全裸で先ほどあんこが愛を示す事となった台へ拘束されているのだから……。

男「目が覚めた?」

男「ほら。あんこ」

 あんこを抱きかかえ千夜の顔の横へと座らせる。

 傷と痛みのためか、それとも血を失ったためかあんこの顔に生気が見られない。

男「これから千夜くんがキミのために愛情たっぷりのナニかをしてくれるそうだ」

男「あんこくん。キミは千夜くんに何を望む?」


↓1以降は選択してください(2票先取)

1.お腹すいた
2.傷が痛むよ
3.千夜になにかしたら許さないぞ
4.脱兎

4

あと30分くらい反応がなければ4で行きます
その場合はお覚悟を

あんこ「・・・」

 あんこはジッと千夜を見つめていた。

千夜「……あんこ」

男「さあどうする?」

 男が軽くあんこの頭を叩こうとした時であった。

あんこ「・・・」(シュタタ

 なんとあんこは怪我をしてるとは思えぬ軽快な動きで台から飛び降り、そしてそのまま脱兎の如く男の足元を駆け抜けてゆくのであった。

千夜「そうよ。逃げてあんこ!!」

 千夜の叫びに応えるかのようにあんこは振り返ることなく室内を駆け回る。

 出口を探して。

 しかし

千夜「ぎゃあああああああああーーーーーッ!!」

シャロ「いやああああああああああッ」

ティッピー「―――ッ!!」

 室内に少女たちの絶叫が響き渡った。

男「………」

 男がナイフで千夜の親指以外の指を切り落としたのだ。

 男はそのままナイフを勢いよく千夜の掌に突き立てると、床へ転がり落ちた指を拾いながら、出口を探してかキョロキョロと辺り見回すあんこに向け――

男「別に逃げたいなら逃げてもいいぞー?そこのカーテンの奥の通路をずっと行けば外へ出られる」

男「もっともその場合はここにいる皆には今以上に酷い目にあってから死んでもらうけどね」


その言葉にあんこは?
↓1以降は選択してください(3票先取)

1.立ち止まり男のもとへ戻ってくる。
2.男の言葉を無視し逃げ出す。

1

2

1

1

 男の言葉を聞きあんこはピタリとその動きを止めた。

 そしてトコトコと男のもとへと戻っていくのであった。

シャロ「あ、あんこぉ……」

千夜「あ……あぐっ……あ…ん…こ…?」

あんこ「・・・」

男「いい子だぁ」

 そう言いながら男があんこを抱きかかえた直後である

あんこ「―――!!」(バタバタバタ

男「・・・」

 あんこは突然苦しみ悶えだす。

 そして程なく口から白い物を吐き出し、失禁をし、やがて白目を剥きながら動かなくなってしまう。

男「これは千夜たちを見捨てて逃げようとした罰だ」

 そう男は先ほど刺したあんこの脇腹に親指を突き入れぐりぐりと抉っていたのであった。

 男は気を失ったあんこをもう一方の台へと放ると、千夜の腕への治療をしだした。

男「安心していいよ。死なせはしないから」

あんこ「・・・」

男「気がついたかい?」

あんこ「・・・」(キョロキョロ

 気がついたあんこは辺りを確認しようとするが、その身体は仰向けに固定されており満足に動かす事は出来なかった。

あんこ「!!」

男「きづいたかい?」

ティッピー「あぅあぅあぅ」

 あんこの横にはティッピーが居た。

 彼女も同様にその身体を拘束されていた。

男「これからあんこくんの睾丸にコイツを突き刺そうと思う」

 男はあんこの目の前で鈍く光る五寸釘をちらつかせて見せた。

男「痛いだろぉなぁー」

男「ティッピーくん。どう思う?痛そうだよねぇ?」

ティッピー「ひぃぃぃ」

あんこ「・・・」

男「さて、さっきせっかく逃げられるかもしれなかったチャンスを千夜くんのために捨てたあんこくんッ!!」

男「先ほどワタシは感動しかけた」

男「なので、もう一度キミたちの愛や絆の力を確かめさせてもらうよ?」


↓1は試す対象を選択してください

1.あんこ
2.ティッピー

反応が無いのであんこでいかせてもらいます。

 男はおもむろにあんこの拘束を解く。

 突然自由となったあんこはきょとんとした様子でいる。

男「あんこくん。これでキミは自由だ」

男「逃げたいのなら逃げていい」

男「もし逃げても千夜くんとシャロくんにはこれ以上手を出したりはしない」

男「ちゃんと後で解放してあげよう」

男「ただし………」

 男は依然として拘束されているティッピーをガシっと掴みながら

男「その場合はティッピーくんを死んだ方がマシと思えるような目にあわせてから殺すけどね」

ティッピー「!!」

男「さあどうする?」

男「逃げないとあんこくん……キミは睾丸にコレを何本も打ち付けられることになるよ?」

 男はティッピーから離れるとあんこに向け再度先ほどの五寸釘をちらつかせる。

あんこ「・・・」


↓1~3はあんこのとる行動を記載してください。
コンマの最も大きいものを採用します。

選択式へ変更します。

↓1以降は選択してください(3票先取)

1.あんこは逃げ出さなかった
2.あんこは逃げ出した
3.あんこはティッピーに発情しているようだ

2

夕方くらいまで反応なかったら2でいきます。
その場合はあんこはちゃんと逃がすし、千夜とシャロも解放します。

あんこ「・・・」

ティッピー「………」

 しばらく見つめ合った後

あんこ「・・・」(ダット

ティッピー「!!」

男「あらら」

 あんこは台から勢いよく飛び降りると、そのまま振り返ることなく先ほど男が教えた出口へ向かって駆け出していってしまった。

男「素晴らしい愛と絆だった」

男「なあ?千夜くん。シャロくん」

千夜「………あんこ」

シャロ「あんこはああいう奴よ」

シャロ「もういいでしょ?早く私たちも解放して。アンタのことは誰にも言わないから。お願い」

男「ああ。約束したからね。解放してあげるよ」

 シャロはその言葉を聞くとここへ来て初めて安堵の表情を見せたが、それも束の間であった。

男「ただし……ティッピーの最後を見届けてからだよ?」

 男はそう言うのといつの間に握られていたのか、男の手に握られたチェンソーが唸りをあげたのはほぼ同時であった。

ティッピー「すまんチノ。わしはもう………」

――はあはあはあ。
ごめんね。ティッピー。

――でも愛するボクのためならティッピーも本望だよね?
それにあの時ティッピーはたしかに目で「私のことはいいからあんこは逃げて」と言っていた。

――ボクの仔供を産ませてあげられなくてごめんね。
ティッピーに産ませてあげるはずだった分の仔供たちを作ったら、ラビットハウスでチノとココアの面倒はボクと仔供たちが見てあげるからね。

 あんこは林を必死に駆ける。

 男の言ったとおりに行ったら本当に外へ出ることが出来た。

――見たことのない雑木林だけど道路に出ればきっと誰かが助けてくれるはずさ。
だってボクはこんなにも愛らしくチャーミングなウサギさんなんだから。

 男に刺された脇腹、皮を無理やり剥ぎ取られた腹部が痛む。

 気づけば血がポタポタと滴り落ちていた。

――痛いけど頑張らなくちゃ!!
せっかくティッピーはボクのために犠牲になってくれたんだから。

 そう気を引き締めなおした時であった。

 突然あんこの身体がふわりと宙へ浮いてゆく。

――え?

「ギャアアアア」

 耳をつんざくけたたましい鳴き声。

 カラスであった。

――しめたぞ。
これで甘兎庵へ帰れる。
千夜とシャロもじきに帰ってくるだろう。

――先に帰って二人を出迎えてあげなくちゃ。

 そんな事を考えてる間に眼下に広がる景色はどんどんあんこの見慣れた景色へと変わっていた。

 そして公園の上空にさしかかったところで……

「カアアア」

 カラスは一度マヌケな鳴き声をあげると、そのままあんこをいつものようにパッと放してしまう。

 あんこはそのままボスンと若干大きな音をたて公園の一区画……ちょうど男に拉致られてしまった辺りへと着地した。

――よし。後は帰るだけだ。

 あんこはいつものように駆け出そうとした。

 しかし―――

――!!

 あんこの脇腹に激痛が走り、あんこはそのまま無様に転んでしまう。

カアアアアアア!!

 いつの間に降下してきていたのか、カラスはあんこをガシっと掴むと、そのまま鋭いクチバシをあんこの脇腹の傷めがけて振り下ろす。

――そ、そんな。

 気づけばあんこは無数のカラスに取り囲まれていた。
  
――くぴぃ
別のカラスがボクの美味しそうなお腹をついばんだ。

――たすけて千夜
――たすけてシャロ

 カラスたちは容赦なくあんこの身体を貪ってゆく。

――たす・・・けて・・・ティッピー・・・

ココア「ただいま」

チノ「おかえりなさいココアさん。お二人はどうでした?」

ココア「うん。相変わらずだった」

ココア「ティッピーはやっぱり帰ってこないの?」

チノ「はい」

ココア「なんでこんなことに……」

 千夜ちゃんとシャロちゃんは数日におよぶ行方不明から帰ってきてから人が変わってしまった。

 発見された時、千夜ちゃんは片手を失っており酷く衰弱していた。

 シャロちゃんも外傷こそなかったけれど、ショックが酷くずっとうわ言の様に何かをぶつぶつとつぶやき続けていた。

 そしてあれから大分月日がたったが未だ誰とも会おうとしないのであった。

 お見舞いに行っても私の声を聞くと狂ったように叫びだし、会ってはもらえない。

 よほどショックなことがあったのだろうとの事だ。

ココア「二人とも早く元気になって欲しいな」

チノ「はい」

 ティッピーとあんこもあの日以来姿を見ていない。

 二人とも無事だといいのだけれど。

チリンチリン♪

ココア「いらっしゃいませ」

チノ「ご注文は何にしますか?」

男「ここのマスターのおすすめのモノを」


―終―

あんこ・・・愛してるよ?
あんこ・・・もっとワタシを感動させておくれ?
キミは皆に愛されたマスコットなんだろお?


ロードしますか?↓(1以降3票先取)
>はい
 いいえ

はい

ロード先は>>39です。
愛に生きたあんこが見れるかもしれません。

いいえ

いいえで

いいえ

いいえ

はい




じゃなくていいえ

─完

では

>はじめからはじめる

で再開します。


拉致対象からシャロを外しますか?(↓1以降2票先取)
>はい
 いいえ

はい

>>56
↓で新たに再開しました。
シャロは外してます。

【ごちうさ】あんこの愛がみんなを幸せにするよ【安価】
【ごちうさ】あんこの愛がみんなを幸せにするよ【安価】 - SSまとめ速報
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