八幡(何か気まずいじゃねぇかよ）

雪乃「その比企谷くんは…」

八幡「何だ？」

雪乃「今の話を聞いて引いたりしたかしら？」

八幡「別にしねぇよ」

雪乃「良かったわ」ニコッ

八幡(か、可愛い）

結衣「ゆきのんってさお薬とか飲んでるの？それと病院とかも行ってるの？」

八幡「ビッチ！お前デリカシー無さ過ぎるだろう！」

雪乃「行ってるわよ 国内でアスペルガー症候群に一番詳しいと言われている主治医だわ」

八幡「すげぇな」

結衣「ゆきのんはさアスペで困ったこととかある？」

八幡「流石にそれは質問しちゃダメだろう」
(由比ヶ浜さん、貴方もアスペの可能性ありますよ？）

雪乃「そうね…人の感情がよく分からないからつい酷い事を言ってしまうわね」

八幡「いやそれはお前の性格じゃねぇのか」

雪乃「私もそう思ったのだけれど 医者の話によると特性らしいわ」

結衣「何か大変だね！私もゆきのんを傷つけないように本を見てお勉強するね！」ダキッ

雪乃「由比ヶ浜さん…貴方って人は」ウルウル

八幡「まーたはじまったよ」

結衣「ヒッキーもちゃんとお勉強しないとダメだからね！」

八幡「はぁ…言っておくけど 俺は対応を変えるつもりとかねぇぞ そんなのありがた迷惑だろう」

結衣「ゆきのん そんな事ないよね？」

雪乃「そうね…別に私への配慮は義務ではないし比企谷くんには利益がないものね」

八幡「ほら言ったろ ぼっちとアスペも同じで特別扱いは嫌なんだよ」

結衣「でもさ ゆきのんも本当は好きな人には優しくして貰いたいって思ってるでしょ？あ…」

雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん！何を言ってるのかしら！わ、私がこの男を好きだなんて！」

結衣「ごめんね、ゆきのん！内緒だったのに！」ヒソヒソ

雪乃「全く、貴方って人は」ヒソヒソ

八幡「で、俺はもう帰っていいですか？」

結衣「ダメ！ヒッキーは帰りにアスペルガー症候群の本を私と買いに行くんだから！」

雪乃「そんな…迷惑は掛けられないわ 比企谷くん嫌ならちゃんと嫌と言ってちょうだい」涙目

八幡(この状況で言えるわけねぇだろう…）

八幡「まぁ俺ももしかしたらアスペかもしんねぇから自分を知るって意味で本を買うか」

結衣「ヒッキー…」

雪乃「ではせめてお金は私が出すわよ」

八幡「何勘違いしてんだよ お前のために買うんじゃねぇし 自分のために買うんだから金なんていらねぇよ」

結衣(ヒッキー！そういう言動が勘違いさせちゃうんだからね！）

雪乃「二人とも 本当にありがとう」ニコッ

八幡「その笑顔可愛すぎるからやめてね」

雪乃「ひ、比企谷くん！こ、声に出てるわよ//」

八幡「あ…」

結衣「じゃあゆきのん！私はヒッキーと本を買いに行くからまたね！」

八幡「じゃあな！」

雪乃「えぇまた明日」

アニメゆきのんはアスペっぽかったな

あすのんかな？

今はアスペって言わねーんだよ！
なんちゃらスペクトラムでうんたらかんたらって言うんだよ！

由比ヶ浜がアスペルガー症候群なんて知ってるわけないだろ！
いい加減にしろ

～本屋～

結衣「アスペの本ください」

店員「え？」

八幡(この子の方がアスペな気がしちゃう）

八幡「すいません アスペルガー症候群の本はどちらにありますか？」

店員「こちらになります」

結衣「どれにしょっか！？」

八幡「いやそんな笑顔で選ぶものじゃねぇだろう」

結衣「じゃああれにしよう！」

猿でも分かるアスペルガー症候群について

八幡「よし １２００円から ほらよ」

結衣「えっ？お金は自分で出すよ」

八幡「いいから会計行ってろ 俺は新しいラノベを買わないといけないからな」

結衣「ありがとうね！ヒッキー！大事にするね！」

八幡「おう！」

結衣「じゃあ先行ってるね！」
(ヒッキー、そこにはラノベないと思うんだけどなぁ…）

陽乃「あれれ比企谷くんじゃん！こんなコーナーで何してるの？」

八幡「いやぁ別にちょっと課題についてまとめようと思いましてね 何か斬新なものを」

陽乃「ふ～ん」

八幡「用無いなら行っていいっすか？」

陽乃「そこにある本 殆どうちにあるから貸そっか？」

八幡「えっ…いやぁ…」

陽乃「でもやっぱり比企谷くんが買ったほうがあの子は喜ぶかもね♪」

八幡「やっぱり気付いてましたか」

陽乃「でもね比企谷くん、余計な気遣いはあの子を傷つけるだけだよ？」

八幡「そうですよね」

陽乃「でも将来のパートナーはやっぱり理解してたほうがいいもんね♪」

八幡「いや俺とあいつが結婚するのなんて有り得ないと思いますよ」

今までいろんなひでえ結衣を見てきたがこれはぶっちぎりでナンバーワンだ

雪ノ下サーガっぽい

全然違うやん

面白い

奉仕部改めアスペ部

まぁ俺ももしかしたらアスペかもしれないし
で笑った