提督「だ、誰かいるのか・・・?」 (48)
ミーンミンミンミン・・・・・・ ジジジジジ・・・・・・
提督「あぁ・・・」グテ
夕立「ぽいー・・・」クタ
提督「今日も暑いな・・・」
夕立「ぽいー・・・」
提督「あぁ・・・汗が止まらないな・・・」ダラダラ
夕立「はぁー・・・」
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提督「ダ、ダメだ! クーラーをつけよう!」
提督「」ピッ
エアコン『』カコン ウイィーーン
エアコン『』フゥー・・・
提督「・・・・・・」
夕立「・・・・・・」
提督「あぁ~・・・涼しい・・・」
夕立「ぽ~い~・・・」
提督「やっぱり我慢はいけないな」
提督「涼しくなれば仕事もやりやすくなる」
夕立「ぽい!」
提督「さて夕立、早速仕事をするか!」
夕立「頑張るっぽい!」
提督「ふーむ・・・これは・・・」ペラ
夕立「ぽいっ! ぽいっ!」カキカキ
ミーンミンミンミン・・・・・・
響「暑い・・・暑い・・・」ダラダラ
響「咽の渇きが一向に治まらない・・・」グビグビ
暁「だ、大丈夫・・・?」
響「あぁ・・・飲んでも飲んでも潤されない・・・」グビグビ
響「んぐんぐんぐんぐんぐんぐ・・・」ゴクゴクゴクゴク
暁「響・・・?」
響「咽が渇いた・・・あぁ・・・」グボグボ
響「咽が・・・あ・・・ぁ・・・」グボォグボォグボォ
響「」グビグビグビグビ
暁「ちょ、ちょっと! いくらなんでも飲み過ぎよ!」
響「私はロシアに長いこといたんだ」
響「ロシアの夏も暑いけれど、日本ほどじゃない」
響「私は暑さに弱いんだ・・・」
暁「わ、わかったから! とにかく落ち着いて!」
暁「もう2Lもお水を飲んだの!?」
響「あぁ・・・どうしてこんなに水を飲んでいるのに」
響「咽の渇きは潤されないのだろう・・・」
響「暑い・・・暑い・・・」グビグビ
暁「・・・・・・」
おいやめろ
『執務室』
提督「」カキカキ
夕立「」カキカキ
提督「」カキカキ
提督「・・・・・・」
提督「」チラ
夕立「~ ♪」カキカキ
提督「(夕立はいつも頑張ってくれているなぁ・・・)」
提督「(こんな俺についてきてくれて、本当にありがたい・・・)」
提督「(さて、あともう少しだ・・・)」
コ ン コ ン
提督「ん?」
提督「誰だ? 入って良いぞ?」
・・・・・・・・・・・・
提督「・・・?」
提督「なんだ・・・?」
提督「誰かいるんだろ・・・?」スッ
夕立「提督さん」
提督「ん?」
夕立「気にしない方が良いっぽい」
提督「え?」
夕立「きっと、誰かのいたずらっぽい」
夕立「本当に用があるのなら」
夕立「ノックの後に入室して」
夕立「自分の名前を言って、用件を伝えるっぽい」
提督「た、確かにそうかもしれないが・・・」
夕立「無言で入って来なかったということは」
夕立「もうその場にいないか、いたずらだったはずっぽい」
提督「いや、しかしだなぁ・・・」
夕立「提督さん」
夕立「気にしないで」
夕立「このまま仕事を続けるっぽい」
提督「夕立・・・?」
夕立「・・・・・・」
夕立「・・・ちょっと休憩するっぽい?」
提督「あ、あぁ、そうしようか」
夕立「」スッ
夕立「・・・夕立、何か冷たいものでも持ってくるっぽい」
夕立「このお部屋の外に出れば、すごく蒸し暑いはずっぽいから」
夕立「提督さんは」
夕立「ここで待っているっぽい」
夕立「ね?」
提督「あ、あぁ・・・すまないな、夕立」
夕立「・・・・・・」
夕立「」ニコ
夕立「じゃあ」
夕立「待っていてね?」
ひ、ひえっ(ジョボォ
ツクツクボーシツクツクボーシ ツクツクシーボツクツクシーボ ピギイィィィィィィ・・・・・・
暁「はい響、アイス持ってきたわ」スッ
響「すぱしーば、こいつはありがたい」
響「」パクパク
響「」パクパク
響「くっ・・・! あ、頭が・・・!」キーン
暁「あぁ・・・なるわよね、それ」
暁「・・・冷たくて美味しい」パク
響「私はもう食べてしまったよ」
響「次のアイスを食べよう」スッ
暁「そ、そんなに食べて大丈夫なの?」
響「だー」パクパク
響「あぁ・・・冷たい・・・冷たい・・・・・・」パクパク
響「」ムシャムシャムシャムシャムシャ
響「・・・・・・ふぐぅ~!?」ガクガク
響「お、お腹が・・・!」グギュルルルル・・・!
暁『だからあれほど言ったじゃない!』
暁『冷たいものばっかり食べていると、お腹壊すよって!』
響「ぶりゃーち! それでも冷たいものは美味しいんだ!」
響「もっと・・・もっと体を冷やさなくては・・・」
響「・・・ん?」ポタ
響「あれ・・・? おかしいな・・・どうして私は冷や汗なんか掻いているんだ・・・?」ダラダラ
響「あ・・・どんどん体が寒くなって・・・」サァー・・・
響「い・・・し・・・き・・・・・・が・・・・・・・・・」グラ
響「」ゴト
暁『!?』
暁『ちょっと!? どうしたの響!?』
暁『ここを開けて!』バンバン
パンツが汚れました
ミーンミンミンミン・・・・・・
提督「・・・響」
響「ん・・・」
提督「大丈夫か?」
響「うん・・・」
提督「そうか・・・良かった」
響「私は・・・?」
提督「下痢で血圧が急激に下がって倒れたらしい」
提督「冷たいものを取り過ぎてはダメだぞ?」
響「うん・・・」
暁「響! もう大丈夫なの!?」
響「うん」
暁「もう! 心配したんだからね!」
響「ゴメン・・・」
雷「まったく・・・いくらアイスが美味しいからって」
電「食べすぎると大変なことになってしまうのです」
響「・・・・・・」
『執務室』
提督「・・・よし、終わったな」
提督「お疲れさん、夕立」
夕立「ぽい!」
提督「そろそろお風呂に入ってきなさい」
夕立「わかったっぽい」
夕立「」スッ
パタン・・・・・・
提督「・・・・・・」
提督「・・・どれ、もう外は暑くなくなったかな?」スッ
提督「!?」
提督「わあっ!?」ガタン
提督「あ!? んん!?」ガチャ
提督「・・・・・・」
提督「(今・・・窓の外に何かいたような・・・?)」
提督「(・・・・・・)」
提督「・・・気の所為か」
提督「(それにしてもまだ暑いな・・・)」
提督「(クーラーはつけておこう)」
夕立「・・・・・・」
響「・・・・・・」
扇風機『』ブォー
響「・・・・・・」
響「・・・ちっとも涼しくない」
響「生暖かい風をこつらに送られても」
響「私はちっとも涼しくない」
暁「ねぇ、響」
響「なに?」
暁「どうしてクーラーがあるのに」
暁「使おうとしないの?」
響「・・・・・・」
上のはミスです
響「・・・・・・」
扇風機『』ブォー
響「・・・・・・」
響「・・・ちっとも涼しくない」
響「生暖かい風をこちらに送られても」
響「私はちっとも涼しくない」
暁「ねぇ、響」
響「なに?」
暁「どうしてクーラーがあるのに」
暁「使おうとしないの?」
響「・・・・・・」
響「・・・あぁ」
響「すっかり忘れていたよ」
響「きっとこの暑さで」
響「頭がヤラレていたんだ」
響「そうだ、きっとそうに違いない」
暁「そうね」
暁「きっとそうだわ」
響暁「あははははははは」
あらやだ不穏
キキキキキキキキキキ・・・・・・ キキキキキキキキキキキ・・・・・・
提督「・・・・・・」
提督「ほぅ・・・もうひぐらしが鳴いているのか」
提督「ふーむ・・・」
提督「・・・そろそろ夕食の時間だな」
提督「」スッ
「・・・・・・」
『廊下』
提督「」スタスタ
提督「」スタスタ
「・・・・・・」
提督「」スタスタ
提督「・・・・・・」
提督「」クル
・・・・・・・・・・・・
提督「・・・・・・」
提督「・・・?」
提督「(気の・・・所為か・・・?)」
夕立「提督さん」
提督「!?」ビクッ
提督「ゆ、夕立・・・?」
夕立「そんなところで」
夕立「何をしているっぽい?」
提督「あぁ、そろそろ夕食の時間だからな」
提督「ここを歩いていたんだが・・・」
夕立「それならどうして後ろを振り向いたっぽい?」
提督「何か・・・いたような気がしてな・・・」
夕立「ふーん・・・」
夕立「そうなんだ」
夕立「でも」
夕立「あまり廊下で後ろを振り向いちゃダメっぽい」
夕立「そこに何もいない」
夕立「そうでしょ?」
提督「お、おぅ・・・」
夕立「提督さんは夕ご飯を食べに行くのだから」
夕立「目的を達成するために、真っ直ぐ食堂に行くべきっぽい」
夕立「余計なことは考えちゃダメっぽい」
提督「・・・・・・」
夕立「提督さん、わかったっぽい?」
夕立「これは気の所為っぽい」
夕立「暑くて頭がボーッとしている」
夕立「そうに違いないっぽい」
夕立「ね?」
提督「・・・・・・」
不穏な空気の立て方がうまいなー
提督「・・・あぁ」
夕立「提督さん、夕立と一緒に食堂に行くっぽい」
夕立「手・・・繋ごう?」
提督「あぁ」ギュ
夕立「~ ♪」
提督「(・・・・・・)」
提督「(今日は・・・ずっと何かに追われているような気がする・・・)」
提督「(本当に気の所為なのか・・・?)」
提督「(・・・・・・)」
夕立「(・・・・・・)」
『食堂』
響「あぁ・・・暑い・・・暑い・・・・・・」グビグビ
暁「も、もっと水を・・・!」グビグビ
雷「はぁ・・・はぁ・・・! もっと冷たくなりたい・・・!」グビグビ
電「もっと涼しく・・・! もっと寒くなってほしいのです・・・!」グビグビ
響「! みんな! 冷凍庫だ!」
暁「あぁ・・・あぁ・・・!」ズルズル
雷「冷たい・・・! 冷たいわ・・・!」ピト
電「このまま中に入りたいのです・・・!」
響「うあぁ・・・・・・」ダラダラ
提督「」モグモグ
提督「(・・・・・・)」
キリリリリリ キリリリリリリリ リーン リーン・・・・・・
提督「・・・・・・」
提督「まだ外は暑いのか・・・」
提督「(クーラーをつけっぱなしにして眠ると)」
提督「(体に悪いと言うが・・・)」
提督「やむを得ないな・・・」
提督「・・・・・・」
『マルフタマルマル』
提督「うーん・・・!」
提督「(うっ・・・最悪の目覚めだ・・・)」
提督「途中で何回も目が覚めてダメだな・・・」
提督「おまけに気分も悪い・・・」
提督「(クーラーは消しておくか)」
提督「」ピッ
エアコン『』ウィーン
提督「・・・・・・」
提督「・・・水でも飲みに行くか」スッ
ドン・・・・・・
提督「?」
夕立にちんぽしゃぶってほしい
提督「(何の音だ?)」
ドン ドン ドン ドン ギッ・・・・・・
提督「(・・・天井から聞こえるな)」
提督「(丁度この部屋の上・・・物置だな)」
提督「(こんな時間に誰かいるのか・・・?)」
提督「(いや・・・それはないだろう)」
提督「(ネズミかなんかだろう)」
提督「・・・・・・」
提督「・・・いや、ネズミにしては音が大きいな」
提督「・・・・・・」
提督「少し様子を見に行ってくるか・・・」
『物置』
提督「・・・・・・」
提督「誰か・・・いるのか・・・?」
・・・・・・・・・・・・
提督「・・・・・・」
提督「(暗くてよく見えないな・・・)」
提督「」カチ
提督「」スッ
提督「・・・・・・」
提督「」ギッ・・・ ギッ・・・
提督「」チラ
提督「・・・・・・」
提督「・・・誰かいる様子もないな」
提督「やはり気の所為だったか・・・」
提督「(夕立の言った通り、少し疲れているようだ・・・)」
提督「(早く戻って寝よう・・・)」ギッ・・・
提督「」
ちびった
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ミーンミンミンミン・・・・・・ ジジジジジ・・・・・・
「あーあ・・・また提督さんいなくなっちゃったっぽい」
「これで何回目だろうね・・」
「アレはどうにかならないっぽい?」
「僕達にはどうしようもないよ」
「どこにいるかもわからないし、誰に化けているのかもわからない」
「僕達艦娘では、とても太刀打ちできないよ」
「ぽい~・・・」
「あぁ・・・梅雨も明けて、どんどん暑くなってきたね」
「暑い・・・暑いっぽい・・・・・・」
ミーンミンミンミン・・・・・・
『提督が鎮守府に着任しました』
『これより艦隊の指揮に入ります』
「ぽいぽ~い! 貴方が新しい提督さんっぽい?」
「ようこそ鎮守府へ! あたしは白露型駆逐艦4番艦、夕立っぽい!」
「秘書艦は夕立っぽいから、わからないことは何でも聞くっぽい!」
「精一杯頑張るから、これからよろしくね!」
提督2「あぁ」
提督2「よろしくな?」ニコ
終わり
乙
面白かった
乙
関東住みなんだけど、ヒグラシの鳴き声はカナカナカナカナカナカナ.... なんだよね
地方によって違うとかあるのか?
意味はわかるが納得できん
どういうことなのか?
誰か解釈を...
何か元ネタになってる話でもあるのかな?
このSSまとめへのコメント
つまりどういうことだってばよ?
※1要するにこの鎮守府には人間ではない何かがいて提督が続々と行方不明になるってことっぽい?………すいませんわからないです