にこ「絵里との時間」 (14)
ラブライブss
短めです
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にこ「……」カタカタ
ガチャ
絵里「あら、にこ? まだ帰ってなかったのね」
にこ「んー。ちょっとブログの更新でねー」カタカタ
絵里「そう。にこって意外とマメよね」
にこ「意外は余計よ。絵里はどうしたの? 練習ない日に部室くるなんて珍しいけど」
絵里「私は少し勉強しようと思って。スクールアイドルやってるとはいえ受験生だしね」
にこ「う……耳が痛い……」
絵里「じゃあ早速始めようかしらね。にこも一緒にする?」
にこ「き、今日は遠慮しとくわ」
絵里「後になって泣きついてきても知らないわよ~?」クスクス
にこ「わ、わかってるわよ!」
*
絵里「」ジー
にこ「……」カタカタ
絵里「」ジー
にこ「……」
にこ「……ちょっと、絵里。さっきからずっと私のこと見てきてなんなの?」
絵里「……あ、ううん。なんでもないの。ただ……にこって可愛いなと思って」
にこ「は、はぁ? そりゃまぁにこが宇宙一可愛いのは当たり前──」
絵里「というのは冗談で」
にこ「……わかってはいたけど腹立つわね」ムスッ
絵里「ふふっ、ごめんごめん」
にこ「で、本当はなんなの?」
絵里「ただ……にこと友達になれてよかったって……ね?」
にこ「──っ! ななな、何なのよ急に!?///」
絵里「にこのこと見てたらなんとなくそう思っただけよ♪」
にこ「なんとなくって……///」
絵里「にこったら顔真っ赤よ?」クスクス
にこ「うるさいわね! いきなりそんな小恥ずかしいこと言われたらこうもなるわよ!」
絵里「ふふっ、おかしい♪」
にこ「……まったく……///」
絵里「ふふっ……はぁ……。なんだか……不思議な感じね」
にこ「……何がよ?」
絵里「……あのね、にこ。……今だから言うけど──」
にこ「?」
絵里「──私、にことは友達になれると思わなかった」
にこ「……!」
絵里「……ううん、少し違うわね。友達になりたいとも思わなかった。性格も全然違うし、この先深く関わり合うこともない相手……そう思ってた」
にこ「……」
絵里「……でもね、今は違う。μ'sの一員として一緒に歌って、踊って、笑って、泣いて……お互いを知り合うことができて……」
絵里「……仲間に……友達になれて本当によかったって……そう思う」
にこ「絵里……! わ、私だってあんたのこと最初はいけ好かない生徒会長だと思ってたけど……今は……!」
絵里「……ありがとう、にこ。にこもそう思ってくれてるってわかって嬉しいわ」ニコッ
にこ「~~っ!///」
にこ「もうっ! さっきからなんなのよ! 私のこと口説こうとでもしてるつもり!?///」
絵里「く、口説く? そんなつもり別になかったけど……というか今私そんなこと言ったかしら?」
にこ「あ~もう! もういいわよっ! この話はおしまいっ!!」
絵里「ふふっ、にこと話すのは楽しいわね♪」
にこ「こっちは全然楽しくないっての///」
絵里「……それにしても、やっぱり少し後悔しちゃうな」
にこ「後悔?」
絵里「……もっと早くにこと友達になれたらよかったのにって。……そうしたらもっともっとにこと一緒の時間を過ごせたのに……」
にこ「……はぁ。後悔ってそんなこと?」
絵里「そ、そんなことって……にこは思ったりしない?」
にこ「過去の可能性の話なんかしても仕方ないじゃない」
絵里「それはそうだけど……」
にこ「……だから友達の今、過去に有り得たかもしれない可能性の分まで、これから先もっと一緒の時間を過ごせばいいだけでしょ? 」
絵里「……そうね。……そうよね! さすがにこ♪」
にこ「う……なんか自分で言っておいて恥ずかしくなってきた///」
絵里「ふふっ♪」
にこ「……///」ガタッ スタスタ
絵里「あら? にこ、もう帰るの?」
にこ「……ょう……うぐ」ゴニョゴニョ
絵里「え?」
にこ「勉強道具っ! 持ってくるから勉強教えなさいっ! 絵里一人にして怖がるといけないから暫く一緒に居てあげるっ!///」
絵里「! ……ええ、わかったわ。ありがとう、にこ♪」
にこ「じゃあ少しだけ待ってて。すぐ持ってくるから!」
これからの絵里との時間……大切にしていかなきゃね♪
終わり
乙!
ええぞ!ええぞ!
乙ハラショー!
ええやん
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