とある高校１年７組　教室


吹寄「なによ上条。その、今聞きましたーみたいな態度は」

上条「態度も何も上条さんにはまるっきり初耳なんですが、、」ｷｮﾄﾝ

吹寄「……はぁ？ 今年から夏休み明け最初のイベントとして野球大会が開催されるってことは随分前から通達されてたはずでしょーが」

土御門「まぁまぁ仕方ないぜよ。カミやんは昨日までずっと病院のベッドの上だったんだからにゃー」

吹寄「あ。そっか」

青髪「ほんまカミやんはよく入院するなぁ。なんや、病院に好みの看護師さんでもおるんかいな」

上条「……んなことのために毎度重体で運ばれてたまるかっつの」ﾊｧ

上条「それで？ その野球大会ってのはクラス全員参加なのか？」

吹寄「まさか。そんな大勢出てたんじゃプログラム捌ききれないでしょ。有志よ、ゆーし」

上条「ならいよいよなんで俺にそんな話を、、、上条さんはそんなモン志願した覚えはありませんのことよ……？」

土御門「ま、トンデモ能力が当たり前のこの街でマトモに野球を経験してるヤツなんてそうはいない。有志とは言ってるが、早い話が押し付け合いって訳ですたい、カミやん」

上条「それで……、この不幸体質上条さんは不運にも入院中にその貧乏クジを押し付けられたと……？」

青髪「そういうことやね」

土御門「にゃー」

上条「ふざけんな！ こちとら病み上がりな上に転がり込んできた居候の世話とかイロイロあんだっての！ それでなくても毎週のごとく魔術師とか魔術師とか……つか、第一そのバリバリ体育会系な競技を入院中のクラスメイトに押し付けるってどんな神経だよ」

吹寄「決まったことにグダグダ言わない。大体貴様はクラスや学校の行事に参加しないことが多いんだから……。せめてこのイベントだけでも頑張って日頃の自堕落な生活態度を改めなさい上条当麻」

土御門「いまさら騒いだってもう決定事項だぜい。俺や青髪、吹寄だって参加するんだから諦めろカミやん」

青髪「結局いつものメンバーやね」

上条「……不幸だ」

平和な世界線なのにって突っ込みはなしです？

平和な世界線って言うと何故か一方通行にだけ優しい世界ってパターンが多いんだよなw

何番煎じ？