ちゃおラジの外伝です。本編を読んでなくても大丈夫です。
本編
蘭子「混沌電波第19幕!(ちゃおラジ第19回)」
蘭子「混沌電波第19幕!(ちゃおラジ第19回)」 - SSまとめ速報
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李衣菜「このドラゴンすごくロックだね!」
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文香「それでは…決闘講座を開始します…。今日はもちろん…夏美さんです…」
夏美「みんなよろしくね!」
文香「決闘講座を始める前に…皆さんに説明しなければいけないことがあります…。少々お時間を頂いても…よろしいでしょうか…」
夏美「別にかまわないわよ。どの道今日はオフだしね」
文香「ありがとうございます…。まず言っておかないといけないことは…光さんと麗奈さん対小梅さんと輝子さん戦と…未央さん対李衣菜さん戦のライトニングの効果処理が…公式で行われているものと…異なったものだったということです…」
麗奈「は?どこがどう違ってたって言うのよ?」
文香「公式では…ライトニングの効果はダメージステップ終了時に入っても…カードの効果を発動できないとしています…。根拠はおそらく…マディラに出された…ある裁定ですね…」
卯月「マディラって私が使ってるマディラのことですか?」
文香「はい…そのマディラです…。マディラには…このカードの戦闘中相手は何も発動できないという…裁定があります…。テキスト上魔法・罠・効果モンスターの効果を…カードの効果と言い換えただけでライトニングとマディラのテキストは同じ…。だから全ては同じ効果に対して同じ裁定をしなかった…私のジャッジミスということになります…。本当に…」
のあ「文香…」
文香「ライトニングと…裁定が出た時点のマディラの効果が同じと言えるなら…ですけどね」
文香以外『…えっ?!』
凛「…どういうこと?同じテキストだから同じ効果じゃないの?」
文香「逆…なんです…。同じテキストだからこそ…同じ効果ではありえません…。なぜなら本来違わないといけない所まで…同じだからです…」
光「ど、どういうことだ?!まるで意味がわからんぞ!」
文香「それを理解するにはまず…ダメージステップ終了時とは何かを知る必要があります…。私が言ったダメージステップ終了時とは…マスタールール3で生まれたルール用語です…。この改訂はダメージステップを…ダメージステップ開始時…ダメージ計算前…ダメージ計算時…ダメージ計算後…ダメージステップ終了時の5つのタイミングにわけるというものです…。当然このダメージステップ終了時というタイミングは…マスタールール3ができた2014年3月21
日に生まれたものです…。そしてマディラに対して何も発動できないという裁定が出たのは…2010年12月4日です…。ここまで聞いて何か気づきませんか…?」
小梅「だ、ダメージステップ終了時なんてタイミング…存在してないです」
文香「ダメージステップ終了時というタイミングが存在しない以上…ダメージステップ終了時まで発動できないとは…ダメージステップが終わるまで
ミスです。
文香「ダメージステップ終了時というタイミングが存在しない以上…ダメージステップ終了時まで効果を発動できないとは…ダメージステップが終わるまでということになります…。だから戦闘中…マディラに対して何も発動できなかったんです…。対してライトニングは…2015
年3月4日発売の漫画版ZEXAL8巻の付属カードとして…世に出ました…。ライトニングのテキストは…マスタールール3に則ったものであるはずです…。当然ダメージステップ終了時というタイミングが…存在していることを前提としているはずです…。ではダメージステップ終了時に発動する効果は…ライトニングに対して発動できるでしょうか…?」
みりあ「そんなのダメージステップ終了時があるならできるに決まってるじゃん!」
文香「そう…。発動できないとおかしいんです…。もしできないならライトニングを始めとする…ダメージステップ終了時まで効果を発動できなくなるカードには…戦闘中マスタールール3が成立する前に時間を戻す効果が…あることになってしまうんです…」
蘭子「否!平行世界移動だ!(違います。決闘者を今現在の時空間から切り離してマスタールール2がまだ適用されている平行世界に移動させる能力です)」
卯月「ちょっと待って下さい!それってマディラが弱くなったってことですか?!」
文香「再録されたから…そうなりますね…。しかもマディラは…マスタールール3がある中でダメージステップ終了時まで効果を発動できなくする…最初のカードです…」
幸子「そ、それなら本当は戦闘中に発動できなくする効果にしたかった所を間違った可能性はありますよね!」
文香「仮にそうだとしても…テキストにある以上どうにもなりません…。それに再録後の2014年10月22日にはっきりとマディラの効果は…ダメージステップ終了時まで効果を発動できなく
する効果であるという…裁定があるんです。もちろん幸子さんの…チェーン・シープも同じです…」
幸子「フギャー!何でカワイイボクが使ってるモンスターがそんなことになってるんですか!」
菜々「古代の機械は?ナナの古代の機械はどうなんですか?!」
文香「古代の機械のほとんどは…マスタールール3下で再録されてないので…効果に変化はありません…。ただトゥーン・アンティーク・ギア・ゴーレムだけは…マスタールール3に縛られるので…本来ならダメージステップ終了時に発動する魔法罠を通します…」
輝子「フヒ。ボッチだな…」
菜々「…喜んでいいんでしょうかそれ」
美嘉「そもそもルール通りにやってたら問題ないじゃん★やっぱりそれって戦闘中何も発動できないって裁定があるから?」
文香「もっと具体的にいうと…戦闘破壊されたクリッターの効果が発動できないとする…2010年12月4日に出た裁定ですね…。この裁定は…全く問題ないです…。戦闘破壊はダメージステップ内で処理されますから…ダメージステップが終わるまで効果が発動できない旧マディラなら…発動できなくなります…。ですがもマスタールール3のダメージステップ終了時まで発動できないカードに…『ダメージステップ終了時に効果が処理される』戦闘破壊されたクリッターの効果を発動できないという…裁定を適用したらどうなるでしょうか…?」
つかさ「本来発動できるはずのダメージステップ終了時に発動する効果が軒並み発動できなくなるわけか。どんだけ裁定ミスってんだよ」
だから「ダメージステップ終了時」はダメージステップの内だと
いまも昔もそこは変わってない
文香「余談ですが…伝説の柔術家もマスタールール3内で再録されてません…。それならばここで言うダメージステップ終了時には…ダメージステップは終わってるはずです…。にも関わらず裁定では…伝説の柔術家の効果発動のタイミングは…マスタールール3のダメージステップ終了時だとしているんです…」
李衣菜「何それ!すごくロックじゃん!」
未央「ふーみん…。何言ってるかわかってる?」
文香「正直何言ってるんだって感じですね…。古代の機械ならダメージステップ終了時まで無効化する効果は…ダメージステップの間中持続する…。つまりダメージステップ終了時にはダメージステップは終わっていることになる…。でも伝説の柔術家だと…ダメージステップ終了時は…今も昔も変わらずダメージステップの内にあることになる…。同じマスタールール3以前のテキストなのに…何で効果発動のタイミングが違うんでしょう…」
菜々「もっとおかしいのは古代の機械工兵ですよ!ここに書いてあるダメージステップ終了時の効果はダメージステップが終わるまでさたさささ
はははかかかか
>>15変わってないならダメージステップ内のどこかに効果が発動できるタイミングがあるはずですよね?だったらそれはどこなんですか?
ミスです。
菜々「もっとおかしいのは古代の機械工兵ですよ!無効化するダメージステップ終了時と、破壊効果が発動するダメージステップ終了時は同じなんですか?違うんですか?どっちなんですか?」
文香「そこが曖昧な以上…公式裁定だからといって従うのは危険です…。かと言って独自の判断で…公式に逆らうのはどうかと思います…。間をとってライトニングの戦闘中はチェーンを組まない効果しか処理しませんが…ダメージステップ終了時に発動する効果に対しては…『この戦闘中にはマスタールール2が適用されるから発動できない』ことにします」
夏美「な、なんだか大変な時に来ちゃったわね」
すいません。>>12です。後それならダメージステップ内にダメージステップ終了時まで発動できないカードに対して発動できるタイミングとして、ダメージステップ終了時というタイミングが公式でできたということじゃないんですか?そこはどうお考えなんでしょうか?
文香「では気を取り直して…夏美さんのカテゴリを決めましょう…。飛行機なので…幻獣機でいいですね…?」
夏美「へー。飛行機系のモンスターなんているのね。だったらそれにするわ!」
文香「では幻獣機について…簡単に説明します…。幻獣機の要になるのは…トークンです…」
夏美「トークン?」
文香「説明するなら…モンスターカードではないモンスターでしょうか…?トークンを活かすのが…幻獣機の主戦法です…。またトークンを作るカードが多いので…やり方次第で色々展開できます…」
夏美「面白そうね。決闘するのが楽しみになってきたわ!」
文香「では今日は主にトークンについて…ルールを説明します…。明日までにベースデッキと…預かった予算内で必要なカードを用意します…」
文香「これがベースデッキと…使えそうなカードです…」
夏美「わあ。幻獣機って実際の飛行機に動物の名前をつけたものなのね。何だか元CAとしての血が騒ぐわ!」
飛鳥「それ元CAあまり関係ないよね?」
のあ「まあそれは個人の自由なんじゃないかしら?」
文香「ではデッキができたら…言って下さい…。相手は…その時決めます…」
夏美「トークン関連のカードって結構あるのね。作るのと使うのと、どっちを優先したらいいのかしら?」
夏美「できたわ!」
文香「それなら…よかったです…。誰が相手しましょうか…?」
菜々「だったら菜々やりたいです!いつまでマスタールール2のテキストでできるかわかりませんもん!」
夏美「菜々さんが相手ね。いいわよ!やりましょう!」
文香「決まりですね…。準備ができたら…始めて下さい…」
夏美・菜々「「決闘!」」
夏美「私のターン、ドロー!幻獣機メガラプターを召喚!カードを2枚伏せてターンエンド!」
菜々「ナナのターン、ドロー!カードを守備表示で召喚!歯車街発動!カードを2枚セット!ターンエンド!」
泉「今はまだ下準備の段階かな?」
のあ「そうね。ただ今の所夏美が一歩リードしてるわ」
夏美「私のターン、ドロー!幻獣機テザーウルフ召喚!テザーウルフの効果発動!召喚に成功したから幻獣機トークン一体を特殊召喚!メガラプターの効果発動!幻獣機トークンの特殊召喚に成功したから幻獣機トークン一体を特殊召喚!メガラプターの効果発動!幻獣機トークンをリリースして二枚目のメガラプターを手札に加えるわ!バトルよ!テザーウルフで守備モンスターに攻撃!牙狼光射波!」
菜々「守備モンスターは古代の機械兵士なので破壊されます!」
夏美「メガラプターでダイレクトアタック!ラプターミサイル!」
菜々「くっ。いきなりもらいましたか」LP6100
夏美「私はテザーウルフとメガラプターでオーバー・レイ!龍の名を冠する重量級輸送機よ!勝利の空へと私を運べ!現れよ、ランク7幻獣機ドラゴサック!」
卯月「え?何でランク7なんか召喚できるんですか?」
文香「メガラプターとテザーウルフには…場の幻獣機トークンのレベル合計分…レベルを上げる効果があります…。幻獣機トークンのレベルは3なので…1体だからレベルが3上がって7になります…」
夏美「ドラゴサックの効果発動!オーバー・レイ・ユニットを使い幻獣機トークンを2体特殊召喚するわ!さらにドラゴサックの効果発動!幻獣機トークンをリリースして、伏せカードを破壊するわ!」
菜々「指定されたダブル・サイクロンの効果発動!歯車街と相手の伏せカードを破壊します!」
夏美「緊急発進が!くっ。まさかトークン以外のモンスターが一体だけなのに発動条件を満たさないなんて…」
菜々「さらに破壊されて墓地に送られたので歯車街の効果発動!漫画に取り込まれた機械の巨人よ!古の時をこの場に呼び起こせ!出でよ、トゥーン・アンティーク・ギア・ゴーレム」
飛鳥「相手ターンに特殊召喚できるならこっちだよね」
のあ「巨竜は召喚酔いがないけど、特殊召喚した場合古代の機械の共通効果しかないものね」
みりあ「でも何でダイレクトアタックした時にダブル・サイクロンしなかったの?そうしたらダメージ防げたのに」
蘭子「自爆姫は介添人が龍露重輸送機を超越召喚するのを見通しておったのだ。だからあえてその身を犠牲にしたのだ!(菜々さんは夏美さんがドラゴサックを出すことを読んでたんです。だからライフを犠牲にして残すことにしたんです)」
みりあ「へえ。経験を積めばそんなこともわかるようになるんだね!」
夏美「私はこれでターンエンドよ!」
菜々「菜々のターン、ドロー!…とりあえずライフ削りますか。カードを裏側守備表示で召喚!バトルです!トゥーン・アンティーク・ギア・ゴーレムで幻獣機トークンを攻撃!炎のストレート!守備モンスターを攻撃したので貫通ダメージを受けてもらいます!」
夏美「うわ。結構きついわね…」LP5000
菜々「ナナはカードを一枚伏せてターンエンド!」
夏美「私のターン、ドロー!メガラプター召喚!メガラプターの効果発動!幻獣機トークンをリリースしてメガラプターを手札に加えるわ!ドラゴサックの効果発動!幻獣機トークンをリリースしてトゥーン・アンティーク・ギア・ゴーレムを破壊するわ!」
菜々「まあそう来ますよね」
夏美「ドラゴサックの効果発動!オーバー・レイ・ユニットを使い幻獣機トークンを2体特殊召喚!メガラプターの効果発動!トークンが特殊召喚されたから幻獣機トークンを召喚!バトルよ!メガラプターで守備モンスターを攻撃!ラプターミサイル!私はこれでターンエンドよ!」
菜々「私のターン、ドロー!トレード・イン発動!手札の古代の機械巨竜を捨てて二枚ドロー」
幸子「あれ一ターン目から伏せてたけどブラフだったんですね…」
菜々「ナナはモンスターを裏側守備表示で召喚!カードを一枚伏せてターンエンド!」
夏美「私のターン、ドロー!カードを一枚伏せる!メガラプターの効果発動!幻獣機トークンをリリースしてテザーウルフを手札に加えるわ!ドラゴサックの効果発動!伏せカードを破壊!テザーウルフを召喚!幻獣機トークンを特殊召喚!メガラプターの効果発動!幻獣機トークンを特殊召喚!バトルよ!テザーウルフで守備モンスターに攻撃!」
な
菜々「マジカルシルクハット発動!デッキからモンスターカード以外のカード二枚と自分の場のモンスターを選択してデッキをシャッフル!更に裏側守備表示にしてシャッフルします!なおこの二枚のカードは攻守0になります!」
夏美「その場しのぎね。テザーウルフで守備モンスターを攻撃!牙狼光射波!」
菜々「破壊されたのは歯車街!効果でデッキからトゥーン・アンティーク・ギア・ゴーレムを特殊召喚します!」
凛「そうか。歯車街の効果発動条件は破壊された
時。戦闘破壊でも条件を満たすんだ」
未央「そうなるともう一枚って」
夏美「当然歯車街ね。私はこれでバトルを終了するわ!」
菜々「残念でした!マジカルシルクハットの効果で裏側守備表示になったカードはバトルフェイズ終了時に破壊されます!歯車街の効果発動!デッキからトゥーン・アンティーク・ギア・ゴーレムを特殊召喚します」
夏美「なら私はメガラプターとテザーウルフでオーバー・レイ!天かける勇者と海の王女が結ばれる時、大いなる世界の不思議が花開く!エクシーズ召喚!出でよ、超巨大空中宮殿ガンガリディア!オーバー・レイ・ユニットを使いガンガリディアの効果発動!タイタニック・ダイブ!トゥーン・アンティーク・ギア・ゴーレム一体を破壊して1000ダメージを与えるわ!」
菜々「レベル10ならそう来ますよね。トゥーン・アンティーク・ギア・ゴーレム2体で幻獣機トークンを攻撃されたら夏美ちゃ…さんの負けですし」LP5100
夏美「私はこれでターンエンドよ!」
ミスです。所々菜々が私とか言ってました。
菜々「このターンに何とかしないとまずいですね…。ナナのターン、ウサミンパワーでデスティニードロー!…へ?」
夏美「どうかしたの菜々さん?」
菜々「…バトルです!トゥーン・アンティーク・ギア・ゴーレムで幻獣機トークンを攻撃!手札からリミッター解除発動!トゥーン・アンティーク・ギア・ゴーレムの攻撃翌力は2倍で6000になります!時を戻すまでもなく魔法罠でライフが0になるのを防ぐ手段はありません!ナナの勝ちです!」
夏美「本当にデスティニードロー決められた?!」LP-1000
みりあ「すごいね菜々ちゃん!まさか本当にデスティニードロー決めるなんて」
菜々「と、当然ですよ!ナナはウサミン星人なんですから!」
のあ「さすが菜々さん。さすが幸子に並ぶ芸人魂を持ってるだけあるわね」
菜々・幸子「「だからナナ(ボク)は芸人じゃないって言ってるじゃないですか!」」
おわりです。自分でもとんでもないことを書いた自覚はあります。理論の組み立て方が間違ってるだけかもしれませんけどね。
正確に言うと昔のダメージステップ終了時のタイミングはダメージステップが終わった後に次の戦闘かバトルフェイズ終了宣言する間に確かに存在してますね。要するにどのフェイズやステップにもある終わってから次に移行する前の間にあるタイミングということです。
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