みく「りーなちゃんが家出した?」 (25)
みく「うん…うん。わかった。ありがとPちゃん。じゃーね」
ピッ
みく「……それで、うちに来たってこと?」
りーな「……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435664099
みく「じゃ、連絡するね」
りーな「ま、待って!お願い、今日だけ泊めて!」
みく「…もぅ、みんな心配してるよ。どうして家出なんかしたの?」
りーな「それは…」
りーな「…あっ、そ、そうだお腹すかない?私何か作るよ!」
みく「りーなちゃん。そうやって話を逸らそうとしてもダメにy…」ぐ〜
りーな「…お腹は正直だね」
みく「や、やかましいにゃ!」
りーな「それでは今日はみくちゃんの好きなハンバーグを作ります」
みく「美味しく作ってね」
りーな「言われなくても」
みく「買い出しのお金、今度ちゃんと返してね」
りーな「わ、わかってるって」
みく「みくも何か手伝おうか?」
りーな「もううるさいなあ!」
みく「え」
りーな「あ…ごめん」
みく「…いーよ。みくはあっちでテレビみてるから」
りーな「もー、ごめんって」
みく「あーー暇だにゃーー……あ、そうだりーなちゃん」
りーな「んー?」
みく「今度バラエティーあるでしょ?ほら、あのグルメのやつ」
りーな「あぁ…あるけど、それが?」
みく「あれ〜、次の収録は何やら不穏な空気がするのにゃ…」
りーな「えー?不穏ってなにさ」
みく「ほら…何というかその〜、魚的な意味で〜…」
りーな「あー…そういうこと。良いじゃん、食べれないって言えば」
みく「そんなことしたらみくのキャラがブレちゃうでしょ!りーなちゃんのロックと一緒にしないでほしいにゃ!」
りーな「……」
みく「?…あ、あれ、りーなちゃん?」
りーな「…うぅ…」
みく「!え、ご、ごめん…!でもそんな、何も泣かなくたって…」
りーな「え?あ、いや…玉ねぎ切ってたら涙が…」
みく「ふざけるにゃ!」
りーな「というわけで、出来上がったものがこちらです!」
みく「何それ…」
りーな「一回言ってみたかったんだー!」
みく(…かわいい)
りーな「…みくちゃん?さぁほら、早く食べよ?」
みく「へ、あっ、うん!そうだね」
みくりーな「「いただきまーす!」」
みく「…んー」
りーな「どう?美味しい?」
みく「ま、まぁまぁかにゃ」
りーな「もう、素直に美味しいって言いなよ」
みく「…じゃあ美味しい」
りーな「えへへ、どーも」
みく「……そろそろ、言う気になった?」
りーな「え?」
みく「え?じゃなくて。家出した理由」
りーな「……」
みく「ちなみに、Pちゃんにはもう連絡しといたからね」
りーな「え?ちょっと聞いてないよ!反則!」
みく「何が反則にゃ!迷惑かけてるんだから当たり前でしょ!」
みく「お家の人だって心配してるだろうし…」
りーな「……」
みく「……ケンカでもしたの?」
りーな「!」
みく「図星だ」
りーな「……」
りーな「…わない?」
みく「え?」
りーな「家出した理由…聞いても笑わない?」
みく「うん」
りーな「私、今日誕生日なんだけど…」
みく「うん」
りーな「お母さん…忘れてたから…」
みく「……」
りーな「…みくちゃん?」
みく「…ぷっ」
りーな「え」
みく「あはははは!!!なんだにゃその理由!!!」
りーな「あー!笑わないって約束したじゃん!!!」
りーな「だから言いたくなかったのにぃ…」
みく「あはは…!ごめんにゃ…」
りーな「…ダサいって思ったでしょ…こんなのロックじゃないし…」
みく「ううん?私はかわいいなー、って思ったけど」
りーな「だ、だからロックじゃないじゃん…ずるいよ」
みく「それじゃー、約束破っちゃったお詫び。りーなちゃん、ちょっと目瞑って?」
りーな「え、何…怖いんだけど」
みく「もう、いいから!」
りーな「わ、わかったよ…」
りーな「…これでいい?」
みく「はいはーい、そのままそのままー」
りーな「ねー、まだー?」
みく「まだだにゃー」
りーな「…もういいでしょ?」
みく「まーだにゃ」
みく「…ちゃんと目閉じてる?」
りーな「閉じてるってば」
りーな「ねえ、もういい?」
みく「うん!もう目をあけて良いよ!」
りーな「一体何が…」
みく「じゃーん!!」
りーな「あ、これ…」
みく「べっ、別に?りーなちゃんの為に買ってきたわけじゃ」
りーな「……」
みく「…りーなちゃん?」
りーな「…ありがとう。嬉しい。嬉しいよ…」
みく「…うん。…喜んでもらえて、良かったにゃ」
みく「ホントは、明日渡そうと思ってたんだけど……」
みく「……あのね、りーなちゃん。お母さんも、きっとりーなちゃんの誕生日、忘れてたわけじゃないと思うよ?何か他の理由があったんじゃないかな」
みく「だからもう一度ちゃんと、お母さんと話してみたら?」
りーな「……うん、そうだね」
りーな「はーー……なんか、みくちゃんに話したらスッキリしたよ。ありがとう」
みく「当然だにゃ!みくはりーなちゃんのパートナーだからね!」
りーな「パートナーか…」
りーな「…へへ、そうだね、ありがとっ」
みく「……」きゅんっ
りーな「…それじゃ、やっぱり今日は家に帰るよ。親も心配してるだろうし」
みく「え」
りーな「…「え?」」
みく「あ…」
りーな「……ふーん」
りーな「……しょーがないなー。みくちゃんがどーしてもって言うなら泊まっていってあげてもいいよ?」
みく「んなっ…!み、みくは泊まってほしくなんかないにゃ!寂しいのはりーなちゃんの方でしょ!」
りーな「何をぅー?!」
みく「もー!そんなこという子にはケーキあげない!」
りーな「あー!私のケーキ!」
みく「みくが買ってきたんだからみくのでしょ!」
りーな「一度貰ったものは返せませんー!」
みくりーな「「ぐぬぬ…」」
みくりーな「「もう解散だ(にゃ)ー!!!」」
おわり
ちょっと短いですが。
だりー誕生日おめでとう。
2クール目も楽しみです。
乙です。
可愛い
乙!
おつー
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません