ミリP「おっぱい膨らんでない?」 (41)
P「……」パソコンジーーッ
P「あの、音無さん」
小鳥「なんでしょう、プロデューサーさん」
P「今の正確なバストサイズ教えてください」
小鳥「張り倒しますよ?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434643213
小鳥「どうしたんですか急に。私だって動揺しててても110番は押せるんですからねっ」
P「待ってください、俺も真剣なんです」キッ
小鳥「そ、そんな鬼気迫る顔をされても、困ります……」アセアセ
P(かわいい)
P「いやまぁ、音無さんの御胸事情は765プロの株価以上に気になりますが」
P「今俺が真剣に考えてるのはアイドルのバストサイズについてなんです」
小鳥「――あ、もしもし警察ですか?」
P「いや待って、おかしいでしょ」
P「俺もプロデューサーですよ、一応データとしてのスリーサイズは把握してる身分ですし」
P「アイドルの身体に関しては細心の注意を払わなきゃってことでですね……」
小鳥「……たしかにそうでしたね、言葉の陰に邪気がちらついていたから、つい」
小鳥「あっ――すいません小川さん、昨晩お店に忘れ物をしちゃって、はい、え?春香ちゃんたちが丁度お店に来た?」
小鳥「では食べ終わって事務所に上がってくるとき春香ちゃんたちに渡しておいていただけると……はい、ありがとうございます。では~」ピッ
P「たるき亭に電話してたんですね。真に迫る演技でちょっと吃驚しちゃったじゃないですか」
小鳥「昔からお芝居は結構得意なんですよ?」ウフフ
P「恋愛にも活用できれば良かったんですけどね……」
小鳥「なっ、なんで過去形なんですかっ!」ウルウル
P(俺が貰ってあげなきゃ)シミジミ
P「別にやましい気持ちからあいつらの胸の大きさを知りたがってるわけじゃなくてですね」
P「前々からちょっと気になっていることがあるんですよ」
小鳥「というと?」
P「まあ実際見てもらったほうが早いですね」スッ
http://i.imgur.com/IRWmx5k.jpg
小鳥「これは……『濡れる読書スペース』の百合子ちゃんですね」
P「はい、昨年の夏に開催されたスプラッシュシアターで撮られた一枚です」
P「データベース上での百合子のバストサイズを確認すると、78.0㎝なんですよ……」
小鳥「たしかにこの写真は数値より遥かに大きい気がしますね」ウーン…
スレに画像貼るのってこんな感じでいいんでしょうかね(無知)
大丈夫です
あとひらめアップローダっての使えばこんな感じで画像が表示されます
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira079690.png
支援だよ
>>1
音無小鳥(2X) Ex
http://i.imgur.com/ppdbNye.png
http://i.imgur.com/g8aE7xk.jpg
>>6
ありがとねぇ(KNSTHNT)
小鳥「でもうつ伏せで下に垂れるのは当然ですし、本を持つ腕で少し押し上げ気味のように見えるので、たまたま大きく見えただけじゃないないんですか?」
P「なるほど……女性の意見は大変参考になります」ジーーッ
小鳥「ちょ、ちょっとプロデューサーさん?!どこ見てるんですか!」カァァ
P「いえいえ、重力に負けず事務服を突っ張ってるその御胸も、下を向けば垂れるのかあと思いまして」フーム
小鳥「普通にセクハラですからねっ!?」
小鳥「それにまだ垂れてませんっ!」
P「そんなこと言ってないじゃないですか」
P「音無さんが仰ったことを考慮に入れてもですね、やはりまだ納得できないんですよ」ヨイショット
http://i.imgur.com/f14jFPX.jpg
小鳥「こっちは先日のアイドル水上大運動会で撮られた『ナイスセーブ!』の昴ちゃんですね」
P「データ上で昴の胸は79.0㎝……そう、百合子より1㎝は大きいんですよ」
小鳥「たしかに見比べてみても、百合子ちゃんの胸の方が断然大きいですね……」チラチラ
小鳥「まあ成長期ですし、昴ちゃんの胸を超えてしまっても不自然ではないと思いますけど」
P「まぁそうなんです。俺が今問題にしてるのはまさにそこでして」
P「次にこちらを見てください」スッ
小鳥「これは匿名掲示板の……アイドル関連のスレッドですね」チラッ
P「いやー分かってます、プロデューサーたるものがこういった書き込みに翻弄されてはいけないって」
P「しかし我が事務所に対してこういう意見があるのも確かなんです」
P「『プロフィール詐称』『偽装表示・不正表示』『プロフィール改訂業務の怠慢』『音無さんかわいい』などなど……」
P「我々の業務が行き届いていない点に少なからず非難がありまして、できることならこの点を早めに解消――いや、むしろ宣伝に使えないかと」
小鳥「ひとつ変なの交じっていた気がしますけど……えと、宣伝って具体的には?」
P「宣伝とは少し違うかもしれませんが」
P「『765プロのアイドルは湿気で胸が膨張する説』を流布するんです!」
小鳥「は?」
千早「は?」
P「ウチは個性溢れる子ばかりで結構変態的な仕事もこなしていますが」
P「まあ、ライブともなれば正統派アイドルとして皆輝いてます」
P「そんな彼女たちの陰で少し面白おかしく囁かれる噂があったほうが、今のご時世人気を獲得しやすくなると思うんです」
小鳥「……まあ言いたいことは大体分ります。T●KIOが農家アイドルとしてネット上の人気を保持していることや」
小鳥「ジャ●ーズのあるグループ所属している宮●くんがラブラ●バーとして人気を買っている、というようなことですよね?」
P「そうです。今やアイドルが輝かしいだけの時代は幕を引き、人間味溢れるアイドル像が求められてると思うんです」
小鳥「湿気で胸が膨張するのは人間ではないと思うんですけど……」
胸が初登場のプロフィールより3㌢縮んだアイドルだっているんだぞ!
最近の響はおっぱいだけに飽きたらず頭身まで可変式になってロリ化するからな
あと可変型のおっぱいは琴葉だろうか。めぐエレといると大体しょぼぱいなのに、ソロだとダイナミックだな
小鳥「それに宮●くんやT●KIOに関しては噂レベルではなく、ほぼ本当のことですからね」
小鳥「それに対して私たちは宣伝目的でふざけた嘘を広めようとしていて、ちょっとリスキーな気が……」
P「だったらなるべく真実味を持たせましょう」ニッコリ
小鳥「いったいどうするんですか?」
P「写真から湿気と胸の膨張の相関を読み取って、その写真と膨張説を匿名掲示板にでも流せばいいんです」
小鳥「相関?」
P「簡単に言えば『湿気」と『胸の膨張』が互いに影響を及ぼし合っている関係だ、って証明するんです」
P「これはさっき音無さんが挙げてくれた例より『松岡●造が外国に居るとき日本の気温が下がる』って噂の方が似てますね」
小鳥「なるほど。でも私たち自身が匿名掲示板に書き込むのは気後れするというか……」
P「火を焚けば煙は勝手に広がってくれますから、俺たちは掲示板に張り付く必要なんてないですよ」
小鳥「プロデューサーさん結構詳しいんですね」
P「最近は高度な情報戦が大事ですからね」ハァ…
P「では実際に膨張説を提唱できそうな写真を……っと」ディレクトリゴソゴソ
小鳥「湿気と言えば今がちょうど梅雨真っ最中ですね」
P「あっ、そういえば先日撮った――」マウスカチカチッ
http://i.imgur.com/gRL5x9L.jpg
P「これだこれだ!『ユウウツヘアー』の海美、これは湿気で膨張してるでしょう」
小鳥「本当ですね……データでは82.0㎝ですが、こう大きくなってるのを見ると膨張説もあながち嘘とも……」ウーン
P「もしかしたら真理の探究に乗り出しているのかもしれませんね俺たち」
小鳥「わっ、私も巻き添えですかっ?!」
P「だって結構興味津々じゃないですか」
小鳥「そりゃあ私だって女ですから……」ゴニョゴニョ
P「ふふっ、俺は小鳥さんくらいの御胸のサイズが一番好きですよ」ニッコリ
小鳥「……」ピッピッポ
P「通報の手際が洗練されてきましたね?」
親愛度ボイス一挙に追加ぁ!!あああっ!!!!
誰だ上げたやつはと思ったら>>1か、良かったな
P「ひとまず湿気が多そうな写真、入浴シーンや実際に雨や海で濡れているものをざっとピックアップして精査しましょう」
……
…
小鳥「……」ジー
P「どうしたんですか黙り込んで」
小鳥「いや、こうやって写真の数々を眺めていると、今まで色んなことがあったなーって懐かしくなっちゃって」
P「そうですね。俺もたまにはじめの頃の写真とか日誌を見返して、懐かしさに涙腺が緩みますもん」
P「音無さんなら尚更ですね」
小鳥「歳ってことですか?!」
P「いや、この事務所に関わってきた歳月で言ったら音無さんの方が長いからと思って」
小鳥「あっ……そ、そういう意味ですよね……」カァァ
P「かわいい」(かわいい)
P「でも本当、多種多様な仕事が回ってくるになって、色んな場所にも行けるようになって」
P「いつのまにかここも大きくなってきましたねえ」シミジミ
小鳥「本当有り難いことですよね」
小鳥「お陰様で私たちの仕事もどんどん増えていきますけど」トホホ
P「今も嘆いている暇ないですね。さっさとやっちゃいましょうか」
P「――そうだ、色んな場所に行ったと言えば」
P「アジアンライブツアーでシンガポールに行ったときの写真が、っと」スッ
http://i.imgur.com/UbGM1SE.jpg
小鳥「これは『わんぱくマミライオン』――ってこれ本当大きいですね、いくら前屈みとはいえ……」
小鳥「でもこの写真、たしかに後ろでマーライオンが水を出してますけど真美ちゃんは濡れていないような?」
P「赤道下にあるシンガポールは一年通して平均湿度が80%を超える高温多湿の国なんですよ」
P「おまけに後ろではマーライオンの吐く水、暑さによる汗や高い湿度で、膨張する条件に事欠かないんです」
小鳥「へえ~、プロデューサーさん意外と物知りなんですね」
P「まあ実際に俺も行きましたからね、すっごく蒸れました……」
小鳥「なんだか膨張説を前提に真美ちゃんの胸を分析しましたけど」
小鳥「さすがに湿気で膨張してる、って言える写真もそんなに多くないんじゃないですか?」
P「そうですね。でも写真以外にもひとつネタはありますよ」
P「我らが太陽――我那覇響の胸です」
小鳥「はい?」
P「あいつバストだけじゃなく、スリーサイズぜんぶ最初より小さくなってるじゃないですか」
P「多湿な沖縄からこっちに移り住んだせいでしぼんだ、って逆説的な説明が――」
小鳥「それ響ちゃんの前で絶対言っちゃダメですよ」ゴゴゴ
P「は、はい」ヒィ…
P「でも噂として流す程度には結構ネタ挙がった気がしま――あ」チラ
P「うわあ、これはまずいかなあ……」
小鳥「どうしたんですか?えっと『惑わす誘い歌』の千早ちゃん?」
P「胸が見当たらない」
小鳥「こ、これは確かに……」ゴクリ
P「思いっきり海の上、っていうか人魚なんだから海に潜って濡れてるはず」
P「都合の悪いことに千早は765プロの歌姫としてファンも多い」
P「アイドルモンスターズのときに撮ってもらって……えっと、これは月刊雑誌に載せてもらったやつだから」
P「雑誌を残してるファンにはすぐに膨張説が打ち砕かれてしまう」ハァ…
小鳥「その雑誌ならたしかこの棚に――ありました」スッ
P「どうにか膨張説を肯定できるような理由を探さねば」パラパラ
P「えー『海美が演じるラスボス水竜の目前で遭遇』……」ウーン
P「『歌、最後まで聴いてもらえて』――これだ!」
小鳥「セリフ欄の記載ですね」
P「千早の持ち歌『約束』は約7分40秒」
P「これを最後まで歌ったとなると、普段水中で暮らしている人魚なら干からびてもおかしくない!」
小鳥「こじつけが度を越していて何を言っているのか分からない」
P「この千早の胸は干からびてなくなってしまった――これも逆説的に説明できる!!」
P「ほら、千早の『千」と干からびるの『干』って似てますし」
小鳥「もはや何を訴えたいのか分からないです」
ガチャ
春香「何が干からびたんですか?」
P・小鳥 !?
千早「お疲れ様です」
P・小鳥 !?!?
春香「そうだ小鳥さん、忘れ物のポーチ小川さんから預かって――」
小鳥「あ、ありがとうね、その距離から投げてくれるかしら?」アセアセ
P(写真ファイルの「閉じる」連打、「閉じる」連打、「閉じる」連打っ)カチカチカチカチッッ
春香「もう、こんな可愛いポーチ投げるわけないじゃないですか」スタスタ
小鳥「いいっ、いいのよ可愛さなんて!結局誰も私を貰ってくれないんだから!」アタフタ
P(小鳥さんが身体を張ってる……若干本音みたいだけど)カチカチカチカチッッ
P(よしっ!間に合った!)カチッ
小鳥(危なかったですね)チラッ
P(水着や入浴シーン、胸ばかり見える写真を並べて眺めてたとなると信頼失墜どころの話じゃないですからね……)ホッ
春香「ふたりともなんだか様子変じゃないですか?」
P・小鳥「そんなことないよ!」
春香「そうですかー?まあいっか」
P・小鳥(ちょろい)
春香「あっ、それでなにが干からびたんですか?」
P・小鳥(ぎゃおおおおおん!!)
小鳥「あー……えっと、先日プロデューサーさんとカラオケに行ったときに!」
小鳥「歌いすぎてプロデューサーさんの喉がちょっと、ね?」オドオド
P「そっそうそう、皆には喉のケアを怠るなって言ってるのにな!あはは!」アセアセ
P(音無さんの対応力すげえ……緊急メンテ並の素早さ……)
春香「プロデューサーさんたちってそんなに仲良かったんですね」ヘェー
P「数少ない、っていうかたった一人の同僚だからな」
P(俺だって音無さんとカラオケ行きてえよぉ!!!!!!!!)
P「それより春香、千早、どうだったシャ●プさんのCM撮影は」
春香「ばっちりでしたよ、千早ちゃんが!」
千早「私は特に何も……」
春香「掃除機のCMだったんですけど、宣伝営業部の部長さんが千早ちゃんの大ファンらしくって」
小鳥「公式のツイート見てても、あそこは良い意味で俗っぽいですよね」
春香「それで千早ちゃん中心のミュージックビデオみたいな撮影になっちゃいました」エヘヘ
千早「いちファンとして贈り物まで頂いてしまって……」ハァ…
P「ん?どうした千早、浮かない顔して」
春香「あーそれが千早ちゃん、その部長にすこし胸のことを言われて……」
千早「ちょ、ちょっと春香ぁ!」ワナワナ
春香「心配しなくていいよ、部長さんも褒めてたんだから」
P「む、胸の話……?」ヒヤヒヤ
春香「部長さん、ファンとして千早ちゃんの歌声や容姿、性格も好きらしいんですけど」
春香「その……小さい胸も素晴らしいって執拗に褒めてて」アハハ…
千早「悪意は感じられなかったんですが、それでもあまり胸の話をされるのは……」
P(小さい胸を、褒める――? 胸が、コンプレックス――?)
P(……もしかしたら俺は何か大変な勘違いをしていたんじゃないか)
P(765プロのアイドルは湿気で胸が膨張する説?)
P(たしかにくだらない都市伝説程度には人の興味を引くかもしれない)
P(だけどその噂の元には765プロが――生身の人間、アイドルたちが居る)
P(響の沖縄を離れたから胸が小さくなった、なんて阿保なネタも)
P(千早が自分の小さい胸にあまり自信がないことも)
P(プロデューサーである俺が事務所の名を売るために使っちゃいけないんじゃないか)
P(俺の行為は彼女たちの足を引っ張っているだけだ……)
P(あぁまったく……ファンの言葉でようやく気付くなんて)
P(俺はプロデューサー失格だな……)
春香「ど、どうしたんですか急に黙り込んじゃって」オドオド
千早「私は別に部長をセクハラで訴えたいとかは思っていないので、プロデューサーも気にしないでください」アセアセ
P パシィィッ!!
一同「!?」
P「自戒のビンタだ」ヒリヒリ
小鳥「……」コクリ
P(音無さんも俺の悪ノリに少なからず乗ってしまったことを反省しているようだ)
P(音無さんにまで心労かけて、なにやってんだ俺)
P(はあ、シ●ープの宣伝営業部の部長さんには感謝だな……)
春香「やっぱりプロデューサーさん様子おかしいですよっ、大丈夫なんですか……?」
P「ああ、すまない。ちょっと自分の馬鹿さ加減に鬱蒼としてた」
P「それより千早、その小さなダンボールが部長からのプレゼントってやつだろ?一応ここで中身確認しておこう」
小鳥「プレゼントと称して盗聴器が仕込まれてるケースもあるみたいですからね……」
千早「そうですね。部長さんからは『この季節は要らないかもしれないけどアイドルは喉が大事だから』って頂いて」ガサゴソ
千早「でも私の家には既にありますし、問題がなければ喉の管理が下手なプロデューサーのためにも事務所に置きましょうか――」ガサゴソ
千早「ミニ加湿器」スッ
P「いらんお世話だと送り返してやれ!!!!!!!!!!!!!!!!」
春香「本当どうしたんですかプロデューサーさんっ?!?!」
おわり
乙でした
>>27
天海春香(17)Vo
http://i.imgur.com/gcT2S1y.jpg
http://i.imgur.com/lghPYGW.jpg
如月千早(16)Vo
http://i.imgur.com/B5Zk8nw.jpg
http://i.imgur.com/jdw3fcp.jpg
乙
しかしこうやって見ると同じサイズの筈の育ちゃんの方があるように見えるから不思議だよね
乙
>>35
『惑わす誘い歌』の千早の画像感謝です、貼り忘れてました……
最後まで目を通してくださった方も、おっぱいに釣られただけの方もありがとうございました
おっぱいが嫌いな人間はいませんねやっぱり
オチ面白かった
乙
しかしこの説が正しかったとするとあのCDジャケの千早は糸くず混入説がやはり正しいのか
おつ
おつ、おっぱいは正義
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