勇者「今仲間にできるのは…ローラ?」ローラ「んー、オッケー☆」(163)

―――居間。

勇者「んー、腹減ったー」

勇者母「スライムでも食ってなさいよ」ニラミ

勇者「お願いします。ご飯を食べさせてください」ドゲザ

母「んー、稼ぎのないボンクラに食わす飯はないのだけれど、生んだ惰性で仕方なく用意してあげてるわ」ハァ

勇者(ガチツンギレ母怖い・・・)イタダキマス

勇者(母がこうなってしまったのは12割くらい僕のせいなのだけれど…それでも、勇者の母なんだからもっと・・・)パクパク

母「あ、そうそう、あんたに食わす残飯は最後だから」

勇者「え?」

母「だから、これであんたに提供してる残飯は最後だって言ってんでしょ」ゴゴゴゴゴ

勇者「おいぃいい!!! どっちツッコミ入れていいか分かんないよ!!」

母「あ? 母に何をぶちこむんだって?」ギロリ

勇者「・・・いえ、なんでもないです」シュン

母「とりあえず、あんたみたいな糞虫に対して奇跡的にも王様が会ってくださるらしいから、さっさと死ねばいいわ」サラッ

勇者「・・・・・もういいです。行ってきます・・・」ガチャ

母「・・・・・・」

―――自室。

勇者「・・・なんだろう。王様から呼び出し・・・」ジュンビジュンビ

勇者(思えば、魔王討伐を断ってから三年。周囲の他人が優しくしてくれた分、母が厳しくなった)

勇者「・・・ははは、世界中の誰より愛してほしい人に愛されないなんてな・・・」ハァ

勇者「さて、準備はできた。…後は勇気だけだ!」キリリッ

母「・・・・・」ソーッ

―――城門。

勇者「あのー・・・」オズオズ

門番「おっ、勇者じゃん。話は聞いてるぜ」ニコリ

勇者「え、話って?」

門番「・・・んー、内容まではなぁ・・・。でも、王様もお前のこといつも気にかけてるし、きっと良いことだよ」ニンマリ

勇者(ほんと皆優しすぎる・・・)ウルウル

門番「あー、もし旅立ちを言い渡されても、無理に受ける必要はねーからな?」ポンポン

勇者「・・・でも、一回断ってる手前・・・」

門番「なぁに、あの時は“仕方なかった”んだ。カウントに入ってねぇよ」

勇者(いや・・・普通一回も断らないから・・・)ハァ

―――城内。

勇者「・・・はぁ、いつ見てもこの派手な内装は受け付けないなぁ」ハァ

勇者(輸出してる訳でもないし、それほど儲かってるイメージは無いんだけどなぁ)

姫「勇者様~~~」ドスドスドス

勇者(・・・げっ、我が国“三大珍獣”の一匹“オーク姫”だ)アトズサリ

姫「まったくぅ~、私が呼んだら立ち止まって、跪くくらいしなさいよねぇ」ブヒブヒ

勇者(・・・あんたの下半身から瘴気が発生してるんだよぉおお!!)デモヒザマズキ

姫「わたしぃ、今日で16才なんだけどぉ、私の(こと)大好きな勇者様は(もちろん)買ってきてるよねぇ~(分かってるよね?)」

勇者(兵士さーん! ここに中ボスがいますよぉ!!)ナミダメ

姫「他国からたくさーん高価なものはもらってるからぁ~、勇者様は心のこもったものがいいなぁ~」ナガシメ

 オークの流し目!! 勇者は身動きが出来なくなった。

勇者(中ボスの流し目は回避不可能!?)

姫「わたしぃ、勇者様のあれ関係が欲しいなぁ」チラッチラッ

勇者(流し目連発すんなぼけぇええ!!)

勇者「あ、あります」ゴソゴソ

勇者(て言っても、旅立ちのために戦闘用しか持ってきてないんだよなぁ)ゴソゴソゴソ

 勇者は旅人のカバンからマジックアイテム“意思ある水”を取り出した。

勇者(俺が初めて魔法で生成したアイテム・・・お前の命は無駄にしない!!)ウルウル

姫「えー、何それ~、筒~~」ヤダヤダ

勇者(オークのヤダヤダは往復ビンタ並みの迫力があるなぁ・・・)

勇者「こちらには魔法の水が入っておりまして、こうやって外に出していただくと」ポチャ

スライム「・・・・・」プルンプルン

勇者「意思を持つ水になりまして、姫様の遊び相手から揉むだけでストレス発散になります」

スライム(・・・・・・・え?)シボウフラグ?

姫「やだぁ、気持ち悪い」

姫「そんなのより、もっと戦いで役に立ちそうなのちょうだいよ」フゴフゴ

勇者(年中引きこもりが何のために使うって言うんだよ)ゴソゴソ

 勇者は旅人のカバンからマジックアイテム“完全自動の盾”を取り出した。

姫「砂? やだぁ」ヤダヤダ

勇者「いいえ、この青い砂は前方に振りまくだけで」ファサ

 勇者の前方に完全自動の盾が現れた!

勇者「このように、敵の攻撃から守ってくれる盾が現れるのです」

豚 | 勇者

姫「・・・・」勇者「・・・・」

 三豚サッ
 三―――サッ
  勇者

姫「・・・」勇者「・・・」

勇者(その判断で間違いないぞ盾よ)ウルウル

姫「・・・戻す時はどうやるの?」

勇者「戻す時は、筒の蓋を開けて念じるだけです」モドレ

姫「ほんとだぁすご・・・、でも、守ってるのなんて私に合わないわ。もっと攻撃性のあるものちょうだい」フゴッフゴッ

勇者(そりゃ、あんたにはとげのついた棍棒がお似合いだよっ!!)

勇者(・・・これは他人に渡したくなかったんだけど)ガサゴソ

 勇者は旅人のカバンからマジックアイテム“電力式魔法”を取り出した。

姫「・・・なぁに? この鉄の板・・・」

勇者「これは魔法の使えない人間、つまり魔力のない人間でも電気を通すことで魔法を使うことができる板です」

姫「えー、それちょーすごいじゃん! どうやんのっ」ウバイッ

勇者「あっ、えーっと、姫様はスマホをお持ちですか?」

姫「あったりまえじゃん! 若者のたしなみっしょ!」トリダシッ

勇者「隣の大陸から伝来した電気技術の中でも最高の傑作だと言われるスマホですが、それの裏にこれを張り付けるだけで」

姫「ほうほう」カチャ

 豚の腐ったスマホの画面に魔法の術名がリストアップされた。

姫「えーなにこれ~、超よめなーい」

勇者「あ、そうか、えっと、ちょっとお借りしてよろしいですか?」

姫「えー、いいけど、あんま中見ないでよ?」ブン

勇者(魔法名なんて一般人が読めるはずないもんな。まぁそもそも僕の魔力が尽きた時用のアイテムなのだからそれでいいのだけれど)スッスッ

勇者(うわぁ・・・画面いっぱいの豚)スッ

勇者(・・・これは隣の魔法王子? 豚はまさか・・・?)

姫「ちょっとー、勝手に画面みないでよー!」テレテレ

勇者(豚が頬を染めるな!!)

姫「この人さぁ、私に“結婚してくれ”ってちょーうるさいんだよね~」クネクネ

勇者(・・・妄想乙)ガッショウ

姫「あ、読める読めるー」

勇者「ついでに効果も見えるようにしたので、使う前にお確かめください」

姫「とりあえずこれ~」ムシッ

 豚は雷魔法を使った。前方の庭が大破した。

勇者「」

姫「やだぁ~、これちょーいいじゃーん」モライッ

勇者「お気に召したなら何よりです」

勇者(僕の魔力が板に込められてるから、それが尽きたらいくら電力込めても使えなくなるんだけど、毎日10発使っても三か月は持つし、大丈夫だろ)

姫「それじゃあ、これとその盾と水もらうねー」ルンルン

勇者「」

姫「さっそく、屋上で遊んでこようっと」ドスドスドス

勇者(そっちは屋上はおろか豚小屋もないですよ~)マイッカ

―――謁見室。

勇者「王様、勇者ただいま参りました」ヒザマズキ

王「おー、勇者よ。よくぞまいった」ニコヤカッ

勇者(この人の偽物っぽい笑顔が苦手なんだよな~)

王「どうじゃ、最近は研究の成果が出ておらんようじゃが、やはり鍛錬のほうが忙しいのかのぉ?」

勇者(前回旅を断った後ろめたさで、王様には定期的に国の自衛に役立つマジックアイテムを献上してたのだけれど、だんだん要求度が高くなってきて最近誤魔化してきたのだけれど・・・その話なのか?)

勇者「・・・はい、やはり自身の能力が高くなければ、質の良いマジックアイテムは生み出せませんので」ウソハッピャク

王「・・・そうか・・・、わしはお前の発明品をもっと見ていたかったのだけれどなぁ」シュン

勇者「・・・え?」

大臣「ここからは私が代わりに」エッホン

勇者(・・・誰だこの人・・・)

王「おお、勇者には紹介まだじゃったかの。新しくわしの補佐をしてくれる大臣じゃ」

勇者(・・・この人、紅い瞳に浅黒い肌、この国の人じゃないよな・・・)チンモク

大臣「あ、私の名は覚えていただかなくて結構です。あなたとお会いすることは金輪際ないでしょうし」キッパリ

勇者「・・・どういう」

大臣「あ、あなたはもう口を開かなくていいです。これから指令を伝えますのでよくお聞きください」

勇者(なんて一方的な人なんだ・・・)

大臣「今からあなたは、壮大で荘厳な世界を救う旅に出てもらいます」

勇者「・・・えっと、世界を救う旅・・・ですか?」

大臣「あなたに質問権は―――」

王「これ大臣」メッ

大臣「てへぺろ。分かりました。あなたに質問する権利を差し上げます。最初の問いの答えはイエスです」

勇者「・・・えっと、それは・・・“魔王討伐”ではなくてですか?」

大臣「ええ、魔王討伐は三年前あなたが拒否したらしいじゃないですか。行きたくない人を行かせるなんて暴挙はうちの英雄王はいたしません」キリリッ

王「・・・大臣」

大臣「・・・王」

王・大臣「「えへへ~」」

勇者(吐き気してきた・・・)

王「まぁ、そういうことじゃ。勇者はどこに出しても恥ずかしくない立派な国民じゃ。世界全てを平和にすることを期待しておるぞ」ニコヤカッ

勇者「・・・はぁ、分かりました」

大臣「あなたは今肯定の返事をしたように聞こえましたが、それは捉え方によっては“言いたいことは分かりました”という返事にも聞こえます。受けるのならはいと返事してください」

勇者(王様もよくこんなやつ・・・)

勇者「・・・はい、謹んで受けさせて頂きます」ハハァ

大臣「それでは、こちらにあなたの旅立ちのために王様が“わざわざ”ご用意くださった。マジックアイテムがございますので、好きなのを一つ持って行きなさい」

勇者「は、はい・・・」

勇者(・・・・・・・・・・・全部俺が献上したマジックアイテムじゃねぇかよぉおおお!!)

王(勇者も見たことないマジックアイテムの数々。喜んでくれるかのぉ)ルンルン

勇者「それじゃあこれを」スッ

大臣「それはどんな汚い水でも浄化してしまうアイテムですね。さすが勇者、見る目がありますね」

勇者(そりゃ僕が発明したからなっ!!)

王(あれ? そんなのあったかのぉ)

大臣「それでは兵士! 勇者を外へ案内しなさい!」パンパン

兵士「・・・ハッ!」スッ

勇者(もっとゆっくり別れを惜しませてよ・・・)

大臣「あ、そうそう、ルイーダの酒場で仲間を探しにいくといいとおも―――」バタン

勇者「部屋を出る前にいえ!!」

兵士「・・・がんばれよ」ポンポン

勇者「・・・兵士さん」ウルウル

 ―――こうして、思いもよらぬ旅立ちを余儀なくされた僕だったが、この後訪れるルイーダの酒場で、人生最大の出会いが待っていようとは、夢にも思わなかった。。。


 オープニング『オークからの逃避行の始まり』 完

・・・あれ?まだローラに出会ってない・・・?

気にしなーいwww

一時は39度近くあった熱もやっと治まってきました。

ということで、宣言通り、勇者とローラの物語始めます!!

今日は明日のために寝ます!!

おやすみんさいっ!

ローラ出てないのに既に面白い!

>>19
そういう挨拶とか自己アピールするのは読む側に悪い印象を与えるだけだぞ。
自分から読者を減らすような真似はしないに越したことはない。
お前さんが「別に読まれなくてもいい」って思うんならそれで構わないけど。

俺は応援してる

ローラなんて最初からいらんかったんや!

はよお…

>>21さん、わざわざありがとー☆良く分かんないけど、分かった―☆ウフフ↑

これからは進行もローラさんに任せます。

少しだけやっちゃうぞぉ☆

―――ルイーダの酒場

勇者「こんにちわー」

勇者(あー、久しぶりだなぁ・・・ここ)

受付「あれ? 勇者君、久しぶりー」

勇者「受付さん、ルイーダさんは?」

受付「あの人は今月は違う国へ行ってるわよ。だから今は私だけ」

勇者「ああ、そうだっけ」

受付「で、今日はどうしたの?」

勇者「えーっと、実は・・・旅に出るから仲間を・・・」///

受付「え、ええええ!!?」ピポパポ

勇者「ぎゃああああ! ルイーダさんには連絡しないでぇ!!!」

受付「・・・何も魔法を使う必要なかったんじゃないの」ボロッ

勇者「・・・ごめんなさい」ペコリ

受付「でもまぁ、王様の言いつけを拒否したこと、怒ってたのあなたのお母さんとルイーダさんだもんね・・・」

勇者(そう、そうなのだ。ルイーダさんは魔王討伐のために旅立つ勇者を何人も見てきた。十人以上見てきた中で唯一僕だけが旅を断った・・・そりゃこんなヘタレに対して怒るよな)ハァ

受付「私は仕方なかったと思うけどなぁ。まぁ、それでも旅立ちを決めたのならルイーダさんも喜んでくれるよ」ニコッ

勇者「・・・・受付さぁん」ウルウル

受付「あははー、泣かない泣かない。勇者ちゃんが後10年早く生まれてたらこのままゴールインもごにょごにょ…」///

勇者「で、旅する仲間を選びたいんですけど」ムシッ

受付「」

勇者「僕がどちらかというと魔法が得意なので、できれば前衛が二人一緒についてきてほしいです。後、回復魔法を使える人がいればうれしいですね」

受付「あ、あのね・・・えっと」スッ

勇者「今仲間にできるのは…ローラ?」ローラ「んー、オッケー☆」

勇者「・・・!?」ビクッ

ローラ「ローラだよ☆うふふ~♪」ニコヤカ

受付「あー、えっと、簡単にいえば、勇者ちゃんが旅立ちやめたから、ここって実際必要ない施設になっちゃったの」

勇者(それで大臣はここを勧めてたのかっ)ギロリ

ローラ「あー、勇者さんこわーい☆そんなんじゃモテないぞ」コラッ☆

勇者「・・・あ、はい。ごめんなさい」

ローラ「いいよ☆全然おっけ~♪うふふ~」

勇者(美人な人だなぁ・・・)ミトレ

勇者「ローラさんって職業は何ですか?」

勇者(華奢な身体からは戦士だと想像つかないし、魔力の力もそれほど感じない・・・)

ローラ「んー、ローラはローラだよ☆うふふー」

勇者「え、いや、あの・・・僧侶とかですか?」

ローラ「えっとねー・・・あ、そうそう僧侶に近いかもー」

勇者「僧侶に近い!? なんでそんなアバウトなんですか!?」

ローラ「あ、いや、そうでもなかった☆うふふー」

勇者「えええ!?」

勇者(この人は危険だ・・・)ガクガク

uzeeeeeeeeeeeeeeeeee

受付「・・・一応、ローラさんは魔法も剣術も使えるみたいだから、旅の仲間にしても大丈夫だと思います」ブスッ

勇者「は、はぁ」

勇者(受付さん、何を怒ってるんだろ・・・)

ローラ「私ねー、勇者様と旅するの夢だったんだぁー☆うふふー」

勇者「え、そうなんですか?」

ローラ「昨日は魔王と旅したけどね☆」

勇者(その夢かよぉおおお!!)

受付(・・・・)ゴゴゴゴゴ

受付「ゆ、勇者様・・・回復担当はやっぱり必要ですか?」

勇者「あ、う、うん・・・いてくれたら助かるけど、いないんだよね?」

受付「ちょっと待って下さい」ピポパ

受付『もしもし、職業変えたいんですけど。・・・ええ、僧侶に』

 受付は僧侶に転職した!

勇者「え、ええええ!?」

僧侶「あ、あの・・・よろしくお願いします」

ローラ「あー、性格も変わってるー☆おもしろーい♪」ウフフー

勇者「こ、ここはどうするんですか?」

僧侶「どうせ今月で国から廃止命令が出るところだったんで、いいんですよ」ニコリ

ローラ「わぁ、さみしい~☆」

僧侶「さ、行きましょう!!」

―――城の外。

勇者「あー、それじゃあ、旅に出ます。よろしいですか?」

僧侶「はい」ニコリ

ローラ「んー、オッケー☆うふふ」

勇者(調子狂うなぁ・・・)

勇者「僕達に大きな目的はありませんが、目の前で困っている人は助けるという片時も油断ならない困難な任務です。いつでも勇者一行としての志を・・・っておいぃ!!」

ローラ「あー、スライムちゃんー☆マテマテー」ウフフー

僧侶「・・・ローラには絶対負けないローラには絶対に負けないローラには・・・」ブツブツブツ

勇者「・・・・・」ボーゼン


こうして、勇者一行の前途多難な終わりなき旅が始まった!!!


ローラ「・・・あ、スライム斬っちゃったー、まいっか☆うふふー」

今日はここまでだよー☆うふふー

まさか…

ローラ:職業 ローラ

なのか?

ガンダムの主人公にも
職業:ローラ
だった奴居たしな…やっぱ、ローラって何か持ってるんだよ

ローラだよー☆

30分だけやるよー

間違えた15分だった☆うふふー

僧侶「勢いで町を飛び出したはいいけれど・・・」

勇者「目的もなければ、お金もない・・・」

ローラ「あ、ブログ更新するの忘れちゃったぁ☆まいっかふふふー」

僧侶「・・・」ビキビキ

勇者(僧侶さんの本性が・・・)アワワ…

勇者「と、とりあえず、二人に渡したいものがっ」ゴソゴソ

 勇者は旅人のカバンから“祈りの指輪(勇者ver)”を二つ取り出した。

僧侶「これは・・・?」

ローラ「ちょっと勇者さん早いー☆うふふー」キャッキャ

勇者「あ、あの、これはそういうのじゃなくて、指にはめて魔力を少し送り込むと、10倍にして返してくれるマジックアイテムです」

僧侶「へー、さすが、我が国一番のマジックアイテムクリエイターです♪ では、半分くらいの時、一気に送れば一気に返してくれるのですか?」ハメッ

勇者「あ、ちょっと待ってください! 指輪の容量に限界があって、あまり一気に送り込むと!!」

僧侶「・・・!? 壊れちゃうのですのね。ぎりぎりセーフでした」フー

ローラ「あー、勇者ちゃんこれ不良品だー☆もう壊れちゃった♪うふふー」コナゴナッ

勇者「」

僧侶「」

ローラ「勇者ちゃんごめんね。ローラの指には合わなかったみたい☆」

僧侶「・・・・」ピキッ

勇者「ま、まぁ、僕も僧侶さんも魔法系統なのでローラさんが魔法使えなくなったらカバーしましょう」

僧侶「・・・・はい、わかりました」

ローラ「あ、ドラキー。ベギラマー☆」

ドラキー「」マルコゲッ

僧侶「言ってるそばから何魔力の無駄遣いしてんだよっ!!」キレッ

勇者(早くも僧侶さんが壊れた・・・いや、本性を現した)

ローラ「えー?よくわかんなーい☆」

僧侶「あんな雑魚相手ならギラで十分だろうがぁああ!」

勇者(ま、そりゃそうだ。ちょっとローラさんのことも知りたいし、放っておこう・・・)ボウカンッ

ローラ「んー、ローラはねー、ギラ使えないのっ」

僧侶「えっ?」

勇者「えっ?」

ローラ「えっ?」

僧侶「お前が言ったんだろうがぁ!」

勇者(ヒステリーグラマラス僧侶新ジャンル・・・)モエナイ…

ローラ「ためしに使ってみるね。“ギラ”!」

 ローラはギラを唱えた! 周囲の草が焼けた!

勇者「・・・」

僧侶「・・・」

ローラ「あ、つかえたー☆まいっかうふふー」

勇者「て、てか、僧侶さんもローラさんも魔法の流派は詠唱系なんだね」

勇者(もうこの場を収めるには、別の話題で誤魔化すしかない・・・)

僧侶「あ、はい。一応国立の魔法学院卒業しましたので」

ローラ「詠唱系? よくわかんなーい☆てへ」

僧侶「・・・・」ピキピキ

勇者「あ、あー! ということは僧侶さんってもしかして母さんに教えてもらったことあるんじゃないかな」

僧侶「・・・ご、ごめんなさい。私、この国出身じゃないので・・・」

勇者「あ、そ、そうなんだ」

ローラ「ドンマイドンマイ☆」ニコッ

僧侶(お前が言うなや!!)

勇者(あ、僧侶さんが心の中でキレてる・・・)ナムー

勇者「魔法には大きく分けて5種類くらいあって、脳内で構成した魔法陣を基に声に魔力を込めて発動する“詠唱系魔法”魔法陣をどこかに書いてそこに魔力を流し込んで発動する“魔術”マジックアイテムに魔力を込めて魔法を使う“魔法道具”それから、魔力をただ放出するだけの“放出型魔法”。最後はまだ解明されてない魔法を総称して“禁術”っていうんだ」

僧侶「一般人の八割は詠唱系か魔術を使いますね」ニコッ

勇者(頑張ってキャラ作る僧侶さんまじ健気・・・)カンド―

ローラ「へー、じゃあローラは禁術かなぁ☆うふふーこわーい」

僧侶「あんたはどう考えても詠唱でしょ」ピキピキ

勇者(僕もそう思うのだけれど・・・少し気になるな・・・)

勇者(ローラさんが使ったギラもベギラマも威力に大差なかった。つまり・・・あれは “同じ魔法”じゃないのか?)

ローラ「禁術使ってみようかなぁ・・・☆やっぱやめとこー」ウフフー

僧侶(まともに相手するの疲れてきた・・・)ダツリョク

勇者(それに、詠唱なら声を出した瞬間“以降”に魔法が発動するはずだ)

ローラ『あ、ドラキー☆ベギラマー』

勇者(この時、ドの時点で魔法は発動していた。つまり、詠唱ではない!)ザワザワ

ローラ「あ、そうだ! 二人ともちょっといいかな?うふふー」

僧侶「・・・・なんですか?」

勇者「・・・は、はい」

ローラ「一緒に写真撮ろう☆記念写真だよー♪わーい」

僧侶「・・・・・」アゼン

 ローラはセルフタイマーを押した。時が刻まれる!!

ローラ「僧侶ちゃんはもっと勇者さんにくっついてねー☆うふふーお似合ーい」

僧侶「・・・・・」/////カオマッカ!

勇者(僧侶さんの胸が!胸がっ!!)//////ドウテイッ!

 時が来た! シャッターが押される!!パシャ

ローラ「わーいありがとう! 後で送るねー☆うふふー」

僧侶「あ、ありがとうございます」///

勇者(・・・? ちょっと打ち解けたのかな?)

ローラ「あ、ピカチューがいるいわなだれー☆」

 ローラはいわなだれを起こした! 効果は抜群だ!!

 ピカチューは死んでしまった! ・・・もう生き返ることはない。

ローラ「あ、ピカチューはこの世界では殺さなくていいんだっけ☆うふふー」

僧侶「言ってるそばから魔力の無駄遣いを・・・」プルプル

勇者「まぁまぁ、彼女の魔力が尽きたら、僕たちががんばりましょう。それまではローラさんに頑張ってもらいましょう」

ローラ「んー☆おっけー」ウフフ

 こうして、次の町を見つけるまで、ローラが雑魚敵を瞬殺したことは言うまでもない。

 第一話「ローラだよ☆旅に出るようふふー」 完

はーい☆ローラだよー
時間すぎちゃったー☆失敗失敗ーうふふー
それじゃあ、夜夢かここで会いましょ☆てへ


ピカチュウェ…

勇者「あー、着いたなぁ・・・」ヤレヤレ

僧侶「結局私達何もしてませんね」

ローラ「うふふー、敵よわーい☆うふふー」

勇者(・・・あれ? 俺いらなくね?)

僧侶(・・・嘘、私の活躍なさすぎ!?)

ローラ「ふふふー」

勇者「あ、あははー」

僧侶「ふふ、ふふふ」

三人「「「うふふふふー」」

美少女「何やってんだ?」キョトン

勇者・僧侶「「うわっ!?」」

ローラ「うふふー☆ポークダンスだよ♪」

―――一方勇者の国の城では。

希望のビリー『へーい、そこの未来のカリスマモデルちゃん! 俺と一緒にエクササイズだ』

豚「ふごっ、ふごっふごっ」(なにこれやだー疲れるー)

大臣「順調ですな」チラッ

王様(・・・そうか?)ソロー

養豚「ふごふごふごー」(これで世界はあたしのものー☆)

勇者「ち、違うよ! ちょっと笑って暗い雰囲気を明るくしようとしてたんだ」

美少女「ふーん、ならあたしも混ぜてよ」・・・ニコッ

僧侶(ちょっと勇者さんっ)コゴエ

勇者(ん?)

僧侶(この子の瞳、何か魔法による“呪い”みたいなものが見てとれます)シンケン

勇者(・・・確かに・・・、って、僧侶さん“解析”ができるなんて上級ライセンスとったことあるんですか?)

僧侶「・・・!? え、あはは、学院にいた頃、先輩がそういうの詳しくて教えてもらったの」

ローラ「んー、あなた、何かに呪われてるねー☆なんてねー」

僧侶「」

勇者「」

美少女「まぁ、ここの領主がちょっと・・・ね」フゥ…

勇者(そういえばまだこの辺りは国の領土のはずだけど・・・まるで無法地帯だ)

男「・・・・」ホゲー

浮浪者「・・・・」ボー

女「・・・・」ヨッテカナイ?

僧侶「そういえば、昔は活気のある町だったはず・・・」

ローラ「僧侶ちゃん、来たことあるんだー☆不思議ー」ウフフー

僧侶「なんで不思議がるんだよっ!」

ローラ「だって僧侶ちゃん、ルイーダの酒場にいる頃、“この国にきて観光をしてない”って言ってたのにー」ウフフー

僧侶「・・・!?」

勇者「・・・え?」ドウイウ・・・

ローラ「・・・あ、それローラだった☆てへ」マチガエタ

僧侶「・・・・・・」ニラミ

勇者(・・・それにしても僧侶さんのあの反応は何だったんだ?)

美少女「あのぅ・・・私の話は・・・」

僧侶「そうそう、そうです! あなた、何か束縛系の呪い受けてませんか?」

美少女「束縛? ええ、まぁそうね。そうよね。あれは束縛よね」フゥ…

勇者「・・・?」

僧侶「どういう意味ですか?」

美少女「知りたかったら案内してあげるわよ」

僧侶「どうします?」

ローラ「ローラ不安ー☆でもま、いっか♪うふふー」

勇者「まぁ、本人が困ってるかどうかはちょっと判断付きにくいですが、勇者として治安の確認はしておいても良いかもしれないです」

美少女「はやくー」コッチコッチ

――――噴水広場。

僧侶「」

勇者「」

ローラ「やだー☆ちょーかっこいい♪ウフフー」

領主「・・・俺の右手が今日も疼いている・・・」イケメンッ

女達「キャー領主さまー! こっち向いてー!!」キイロイコエ!

領主「騒ぐな豊穣の大地がもたらした輝きの恵み達よ」

女達「キャーカッコイイー!!」ハナヂッ

美少女「・・・こういうことよ」ウズウズ

領主「・・・ん、風向きが変わった?」

ローラ「んー、そだねー。もうすぐ夕方だもんねー☆うふふー」

勇者・僧侶「「ローラさん!!」」

領主「・・・・・」プルプル

女達「何よあいつー、急にしゃしゃりでてきちゃってー、ちょーむかつくー」

領主「まだ見ぬ博愛の天使よ。音もなく現れまた去っていこうと言うのか」

ローラ「・・・んー、全然分かんない☆うふふー」

勇者(ローラつえぇええええ!)

僧侶「・・・・」パシューン

美少女「・・・・」ニヤリ

領主「聞けっ! 我が右腕に眠る迷える妖精達よ! 今宵、そなたたちに心を共にする天使が舞い降りた!」

女達「・・・そうなの?」ザワザワ

ローラ「天使じゃないよ。ローラだよー☆うふふー」

僧侶「・・・領主さま」フラ

勇者(あら、僧侶ちゃんまで・・・これ使うと範囲指定できないけど・・・)

 勇者は全身に力を込め、己の魔力を解き放った!

僧侶「・・・・・・っ?」メザメッ

女達「・・・・あれ?」ザワザワ

領主「我が運命の誘いし天女達、どうしたというのだ?」ドウヨウッ

ローラ「勇者ちゃんやだーくすぐったいよー☆うふふー」

勇者(ローラ・・・さん、跳ね返す・・・だと?)アゼン

美少女「ちっ」バッ

 美少女はアニメ○トで買った抱き枕を脱ぎ捨て、本性を現した!

悪魔「とうとう、ばれてしまったようね」

勇者(その美貌のどこに変装の余地が!?)オドロキッ

僧侶(また童貞がなんか考えてるわ・・・)ツメタイメ

ローラ「美少女ちゃん成長早いー☆感激ー」

悪魔「」

女達「キャー」ニゲマドウッ

勇者「みんなっ、安全な場所へ! 僧侶さんとローラさんは一般人を誘導してあげてください!」ケンソウビッ

悪魔「あらあら、童貞こじらせてる青年が私とやろうだなんて」クスクス

ローラ「ほんと勇者ちゃんエロいー☆うふふー」

勇者「・・・・・/////」カァアアア

悪魔「クスクス・・・可愛いわね。でも・・・」ヤリショウカンッ

僧侶「・・・・あれは、オーク王の槍!?」

ローラ「ポーク王なんて美味しそうー☆うふふー」

僧侶「あなたは黙ってて! 勇者さん! それは物質をすり抜ける性質を持っています!!」

勇者「・・・てことは・・・」ゾクリ

悪魔「剣で受け止めようとすると・・・大変よっ」ブンッ

勇者「・・・くっ」ヨケル

悪魔「あらあら、ごろごろとみっともないわね」クスクス

僧侶「皆を安全な場所へ誘導できたし、行くわよローラさん!」

ローラ「おっけー☆あ、えっとちょっと待ってーブログがー」

僧侶「いいからきなさい!!」ガシッ

ローラ「うーん、勇者ちゃんなら大丈夫だと思うけどなぁ☆ま、いっか」ウフフー

悪魔「私の特技は物を操ること。別に手に持ってなくても」ブンッ

勇者(槍が!?)オドロキッ

悪魔「あらあら、もう終わりかし・・・!?」

勇者「・・・くっ、はぁはぁはぁ」チダラケッ

悪魔「す、素手で掴むなんてどうかしてるわよ!? それにはオーク王の呪いがかけられてるんだから!」オドオド

勇者「ご、ご心配どうも・・・」ヤリポィッ

 勇者は旅人のカバンからマジックアイテム“身代わり人形dx”を取り出した。

人形dx「アナタジゴクヘイクワヨ」

悪魔「な、何よそのデブ人形!」ドウヨウッ

勇者「・・・ふぅ、オーク王の呪いつえー」ヒヤアセ

僧侶「勇者さん!」

ローラ「あ、まだ戦ってる。勇者ちゃんおそーい☆ぷんぷんだよ」

勇者「ごめんなさい。もうすぐ終わらせるので」

悪魔「ずいぶん生意気な口聞いてくれるじゃない。私はこれでも友達の友達が魔王の側近なんだから―――」ザンッ

勇者「世界平和のため。死んでもらいます」ジャキッ

僧侶「・・・やっぱ勇者さん、強いです」カンドウ

ローラ「人間の恰好した悪魔真っ二つ勇者ちゃんこわーい☆」

勇者「」ナミダメッ

領主「では、私が変な言動を始めたのも」

女達「私達が領主さまを追い回してたのも」

僧侶「そう、みんな」

ローラ「もったいないお化けのせい☆こわーい」

僧侶「・・・・なっ」

勇者「・・・・・!? あ、そ、そう! 近くに現れる臆病なお化けのせいなんです!」

勇者(僧侶さん、真実を伝えたらこの町は疑心暗鬼の“闇”にとらわれます。そうすれば・・・)コソコソ

僧侶(・・・魔族の思うつぼってわけですね・・・)コクリ

ローラ「もったいないお化けはねー・・・魔王より怖いのよー☆うふふー」

勇者・僧侶「煽るなっ」バシンッ

ローラ「もういたーい☆でもたのしー♪うふふー」

 こうして、初めて人を救った勇者達は、自分達の進む道に少しばかり自信を持ったのであった。

 第二話「これって厨二病?こわーい☆」 完

今日は終わりー☆うふふー♪

明日は何時になるかわかんなーい☆

乙の後にはうふふー☆をつけるんだよーじゃねー○(´∇`)○

乙うふふー☆

乙ローラムカつくーうふふー☆

はーい、ローラだよー☆

今日も元気にいっちゃうよーうふふー☆

大きなお友達のうふふー☆可愛くなーいうふふー☆

―――――大浴場(温泉風呂付き)。

勇者(つ い に こ の と き が ・ ・ ・)ハダカッ

勇者(ほんとに来るのか)ドキドキ

勇者「・・・湯船の中にタオル入れても良いのかな・・・いいよね」マエカクシッ

―――回想。

領主「お世話になりました」

勇者「い、いえ、こんな貴重なものが手に入りましたし・・・」

 勇者はオーク王の槍を手に入れた!

僧侶「それにしても柄が無駄に長くて、オーク族の見栄っ張りが見てとれますね」ドクゼツッ

ローラ「豚は飛べてもしょせん豚ー☆うふふー」

領主「そ、それでは皆様、日も暗くなってきましたし、ぜひ今日は一泊なさってください」

勇者「・・・・・・」カンガエチュウ

僧侶「ゆ、勇者さん? どうしたのですか?」

勇者「あ・・・え? そ、そうですね。日も暗いですし、今日は休ませていただきましょうか」

勇者(呪いの正体が悪魔だったのなら、彼女自身はだれに呪いを・・・?)

ローラ「温泉あるんだー☆すごーい」タノシミッ☆

僧侶「温泉ですかー。私も身体を流したいです」

領主「ささっ、どうぞどうぞ・・・」コチラヘ…

勇者(・・・気になるし、これ置いておこう)ソッ

 勇者はカバンからマジックアイテム“切り替わる瞳(紫)”を取り出し、広場に置いた。

勇者(今、チャンネルは二つ。自分の家に置いた(青)とこの(紫)・・・)

ローラ「さぁ、皆仲良く洗いっこしようねー☆うふふー」

勇者「え?」

僧侶「え?」

ローラ「え?」

僧侶「前にやったわよ! あなた皆って勇者さんも入ってるの!?」

勇者「え、えっと、それはその・・・」ゴニョゴニョ

ローラ「そうだよーバングラディッシュだったらみんな一緒に入るよー☆うふふー」

僧侶「バングラディッシュってどこよっ!」

ローラ「えっとねぇ、地図で言うとねぇ・・・分かんない☆てへ」

僧侶「勇者さんみたいな不治の童貞にかかってる人が私達と一緒に入ったら、硫黄の温泉が牛乳風呂に変わるわよ!!」カオマッカ

ローラ「えーっと、僧侶ちゃん、後ろ見てー☆」

僧侶「・・・・!?」ソーッ

勇者「・・・・・・・」クビツリノマホウジン

僧侶(しまったぁああああああ!! たまに妄想する女医の私と不治の童貞勇者様の設定をこっちに持ち出しちゃったぁあああああ!!!)イッショウノフカクッ

ローラ「うふふー☆僧侶ちゃんマジキチクー☆私しらなーい」

僧侶(・・・こいつっ)ギロッ

>>66
このやろうwww

僧侶「・・・勇者様っ!!」ダキツキッ

勇者「・・・・・!?」コレハメロン!?

僧侶「本当に申し訳ありません。私、勇者様のこと慕いすぎて・・・つ、つい、変なシチュエーションを妄想してしまい、その中の一つに勇者様が不治の病にかかるという設定があって・・・そのひぐっ、わだし・・・えっぐ」ゴウキュウ!

勇者(あの、一生売れ残り確定の受付さんが、鬼が泣いても私は泣かぬの受付さんが泣いてる!?)

勇者「あの、分かりました。分かりましたから」

勇者(本当は何一つ分からないけど・・・)

ローラ「あの説明で分かるなんて勇者ちゃん今世紀最大の天才~☆うふふー」

僧侶「・・・・・」ゴゴゴゴゴ

勇者(せ、背中から殺意が!?)ガクガクブルブル

ローラ「それよりさっさといくよー」グイグイ

僧侶(な、何!? この力っ)

勇者(神のご加護を受けてる僕が力負けするなんて!?)

ローラ「ほりゃほりゃー」ポイポイ

勇者「うわぁああ!」

僧侶「きゃぁあああぁぁ!」

ローラ「さっ、私も」スッポーン

 その時勇者は思った。本当にオシャレな人とは着るためにかけた時間をあざ笑うかのように一瞬で脱ぐのだと。

ローラ「あ、タオル巻くの忘れちゃったー☆はずかしー」イフウドウドウ

僧侶(モデル歩きしてる癖に何が恥ずかしいだっ!!)

勇者「ぼ、ボク・・・先に入ってます!!」ダッ

――――少し前から現在。

勇者「見てしまった見てしまった見てしまった」

勇者(・・・ていってもすぐに両目とも青と紫に切り替えたから急な視界の変化で何も覚えていないのだけれど・・・)

勇者(・・・一瞬見えた俺の部屋で跪く母の姿・・・あれはいったい・・・もしかして俺の部屋解体するのかな・・・)ガクガクブルブル

勇者「とりあえず、前くらい隠していいよね・・・」ジャブッ

扉「がらっ」

勇者「・・・・・・・!!!!?」

ごはんだよー☆うふふー

今日は夜更新できるかな―わかんなーい☆

それじゃーねー☆

ローラ「やっほー☆ローラだよ~」ゼンラッ

僧侶「・・・・・・」オッキナタオルッ

勇者「振り向けない・・・ダメだ!!」ヘタレッ

ローラ「あー、勇者ちゃん、体洗ってないのに入ってるー☆きたなーい」ヤダー

僧侶「・・・そ、そうです。不潔ですっ!」カオマッカ

勇者「あ、ああ、そうだった」ザブンッ

ローラ「・・・・・・わーお☆」ギョウシッ

僧侶「わ、私は・・・」カオソラシッ

勇者(もうどうにでもなれだ)

勇者(紫の瞳、発動!)ブゥン

―――浴場。

勇者「・・・な、なぜこんなことに」ゴシゴシ

ローラ「うん☆とってもいいかんじーうふふー☆」ゴシゴシ

僧侶「は、恥ずかしいですっ・・・」マエゴシゴシ

勇者(広場は特に問題な・・・?)コレハ・・・

≪勇者の左目≫

 そこには、領主と凶暴そうな魔族が数体。何かを喋っていた。

≪勇者の右目≫

ローラ「僧侶ちゃんのおっぱいおっきー☆うふふー」モミモミ

僧侶「ちょ、ちょっとやめっ・・・」カァァ

勇者「・・・・・うん、かなり大きいな(魔物が)」

僧侶「・・・・!?」ビクッ

ローラ「そうそう☆それなのにこんなくびれてて、すごーい☆」キャッキャ

僧侶「は、恥ずかしいです・・・////」

勇者「・・・抱きつかれたら一発でやられそうだ(あのオーク)」

僧侶「・・・・え、ええぇええ!?」タチアガルッ

ローラ「そんな急に動いたらこけちゃうー☆」コケッ

勇者「・・・え!?あれはさっき倒した悪魔?」

ローラ「いたーい☆あ、こんなところにタケノコの里があったー」ヨイショ

勇者「・・・・・・・・!!!?!!!?!?!?!?!?!?」アワブクブク

僧侶「きゃぁあああああ!! 勇者さーーーーん!」

ローラ「あ、勇者ちゃんのぐそくだった☆バングラディッシュの人より小さいから気付かなかったぁ」ウフフー

勇者(・・・色んな意味で死ねる・・・)ゴウキュウッ

僧侶「ろ、ローラちゃん急いで回復してあげてっ」アセアセッ

ローラ「うん、分かったー☆」スパーン!!!

勇者「」シロメ

ローラ「あ、いけないいけない間違えちゃった☆てへ」

僧侶「勇者さーーーーん!!!!」

――――混濁する意識の中で。

勇者(・・・ああ、ここは僕の家か)

勇者(そういえば、“あの後”しばらくは俺が母の身体を洗ってたんだよな・・・)

母『勇者・・・ごめんね』

勇者『いいんだよ』ゴシゴシ

勇者(王様の命令で戦争に行った学院教師陣の中で母だけが大けがを負った。まるで“予定調和”のようなタイミングだった)

母『でも、もう少ししたらあんたも旅に出るんだから、私一人で洗えるようにならなきゃねー』フフッ

勇者『・・・あ、ああ』

勇者(右ひざより下を失った母は、力なく笑った。僕は思ったんだ)

勇者『・・・・・僕が守るから』ボソッ

母『・・・・・・・ん、何?』

勇者『え、い、いや、なんでもない』

母『・・・・・』

勇者(あの時僕は、“復讐”か“使命”か・・・“母”かで悩んでいたんだ・・・)

―――脱衣場。

僧侶「勇者さん!!!」

勇者「・・・僕は・・・」

ローラ「やっほー勇者ちゃん☆早く髪乾かさないと痛むよー☆」

僧侶「・・・・・すみません。私のせいで」

勇者「あ、い、いえ、あの時のことあまり覚えていませんし・・・」

ローラ「仲直りしてウルトラミラクルハッピー☆うふふー」

勇者・僧侶((お 前 が い う な))

扉「がららっ」

領主「勇者さま!助けてください!」

僧侶「え?」

勇者「・・・・・・・・」

ローラ「ブログ・・・更新☆おっけーいいかんじうふふー」

三人「「「・・・・・・」」」

ほんとにここまでだよー☆うふふー

えっとねぇ、親指が反対に曲がって、人差し指の第一関節で曲げれる人はねー









・・・忘れちゃった☆うふふー

すきだ

はーい☆ローラだよー
>>81さんおもしろいーうふふふふー☆
でもごめんねー☆わたしあごがしゃくってる芸人しか興味ないんだぁ☆てへ
それじゃあ続きいくねー

――――広場。

オーク王「ふはははっ、久しぶりの地上よっ」ブンブンッ

悪魔(妹)「あいつはっ、お姉ちゃんを殺したあいつはどこ!!」シュンシュンッ

不気味な老人「・・・・・・」ムゴン

領主「あ、あいつらですっ!!」ユビサシッ

僧侶「ちょ、ちょっと・・・オーク王にさっきの悪魔、それに人類最大の裏切り者の魔老までいるじゃないっ」ガタガタブルブル

勇者(おいおい・・・旅の始まりにしては厳しくないか?)

ローラ「すごーい☆真島ヒロさんの漫画みたいー☆うふふー」

領主「つ、連れてきましたからねっ!!」トウヒッ

僧侶「わ、私達を売ったんですか!?」プンプン

勇者「・・・僧侶さん、そのほうがいいよ。弱い人間には逃げる権利だってあるんだ」

勇者(そう、・・・僕だって)グッ

オーク王「誰から行くよ?」

悪魔(妹)「あいつはわたしわたしわたしーーーー!」キーーーー

魔老「・・・・・」スッ

ローラ「えー、私? 介護の免許持ってないんだ☆ごめんねー」

僧侶「・・・・ぷっ」

勇者「・・・・・・」プスプス…

魔老「・・・・・・・」///

悪魔妹「可愛いおじいちゃん(笑)」

僧侶「私は外で観戦を・・・」ソーット

オーク王「おいおい、待てよ待てよ待てよ! 俺様の相手がいねーじゃねーか」ブヒヒッ

僧侶「・・・豚のくせにっ」ボソッ

勇者(僧侶さんの戦闘力知らないや・・・でも僧侶一人じゃ無理だろ。一応これを・・・)ガサゴソ

 勇者はカバンからボールを数個取り出した。

勇者「僧侶さん、これの中には異世界からの召喚獣を保管してる。その効果は様々だけど、きっと助けてくれるはずだ」

僧侶「あ、ありがとう・・・あのっ!」

勇者「・・・?」

僧侶「勝ったら・・・勇者君って呼んでいいかな?」モジモジ///

勇者「・・・? いつでもいいですよ」ニコリ

ローラ「おじいちゃんよわーい」カッタ

魔老「」ガクガクブルブル

勇者・僧侶・悪魔・オーク王「」

待ってた。

勇者「・・・こりゃウカウカしてたらリーダーの座が危ういな」ホンキッ

悪魔妹「あんたあんたあんたっ!! お姉ちゃんのこと殺したでしょっ!」

勇者「あー、まぁ、敵だったし。俺勇者だし」

悪魔妹「まぁ、別にいんだけど」シレッ

勇者「ええ!?」ガクッ

悪魔妹「あのさっ、お姉ちゃんって滅茶苦茶臆病だから外に行くなんてことはないんだっ。“何か変わった様子はなかった?”」

勇者「・・・・・呪いをかけられていた」

悪魔妹「あー、やっぱりー、道端に落ちてるエロ本なんて拾うからー」ヤレヤレ

ローラ「ローラはちゃんと持ち主のお母さんに返すよ☆うふふ」

勇者「ローラさん男代表としてそれを止めていただきたい」ドゲザッ

ローラ「あ、ローラエッチな本見たこともなかった☆うふふー」

勇者「」

悪魔妹「まぁ、いいや、私が戦う意味はなくなったから、あのボインでも助けに行ったら?」

勇者「・・・・!?」

オーク王「ふはははっはっ! 楽しいぜェ!」ブンブンッ

僧侶「・・・はぁっはぁ・・・こ、この豚野郎・・・」

勇者「なんで召喚獣をつかってないんだっ!!」イカリッ

僧侶「・・・!?」ビクッ

勇者「生きるとは死ぬことなり」

僧侶「・・・?」

勇者「つまり、僕達は死ぬくらいがんばって初めて生きたって言えるんだ!!」ジャキッ

ローラ「そだよー☆僧侶ちゃんが僧侶じゃなくったって、私全然かまわないよー☆うふふー」

僧侶「・・・なぜ、それを・・・」

ローラ「だって、あなたとこの前電話帳交換したら職業“暗殺者”って書いてあったの☆こわーい」

暗殺者(元僧侶)「・・・・・・」バッ

ローラ「わぁお☆忍者みたいー☆かっこいー」

暗殺者「私の名前は名無しのナナ。どちらかと言ったら、あんた達側なんだけど・・・」

オーク王「俺達魔族と一緒にすんなっ!」ブンッ

 オーク王が振り下ろした棍棒を、暗殺者はオーク王の槍で受け止めた!

オーク王「おいおいそれは俺のじゃねぇ・・・ってなんですりぬけねぇんだ?」

ナナ「これは私の父の物だ。お前が戦争の時に持って行ったんだろ」ギロリ

オーク王「あ、いやー・・・って、あ、あんたは魔王の娘!?」

ローラ「ラオウの娘☆つよそー」

ナナ「・・・・・」ゴゴゴゴゴ

勇者(その迫力は魔王並みの魔力のせいだったんだ)

ナナ「豚。あんたはむかつくから殺す」ジャキンッ

オーク王「うるせー! 俺だってオーク族の王だっ!!」ブンブンッ

ナナ「・・・ふん。あんたは自分のことオークだと思ってるらしいけど、あんたは種族で言ったら最下層のブチオークよ」パキイイン!

勇者「すごい・・・あんな重そうな棍棒をいっぱつで弾くなんて」

ローラ「馬鹿力すごーい☆」

ナナ「・・・・・・・」フンッ

悪魔妹「なんかすごいことになってきたなー。それよりあんたの強いとこ見てないんだけどー」

勇者「・・・・・」ヘコミ↓

ブチオーク王「ひ、姫様、俺があいつを倒すので許してくだせぇ」ペコペコ

ナナ「・・・・・・・・・・やれるもんならやってみろ」ゴゴゴゴゴ

ラオウの娘www

ブチオークの王「ぶひひ、それじゃあお前を殺させてもらうぜ」ブンブンバッ

勇者「その輝きは永遠に、その煌めきは永久に」シューーーーーーン・・・・・・・

ローラ「勇者ちゃんそれ使っちゃだめー☆って遅いか」バッ

勇者「禁術発動」ブーーーーン

ローラ「バリアーーーーー☆」

 勇者から放たれた白い光は全てを喰らい尽くそうと広がり、ローラから放たれた紫の光がそれを抑え込む。

ブチオーク「・・・・・・」ホネダケッ

悪魔妹「な、なはは・・・おしっこもれちゃった」ナミダメッ

ナナ「・・・・・」ウットリ

ローラ「もう、そんなことしたらナナちゃんや悪魔妹ちゃんまで巻き込まれるでしょ☆」プンプン

勇者「ご、ごめん」

勇者(ちゃんと目標指定は完璧にできたんだけどなぁ)マイッカ

悪魔妹「ちょ、ちょっと家に帰る! 別にパンツはき替えるためじゃないんだからねっ」プンプンッ

ナナ「・・・言わなくていいのに」

勇者「そう・・・あんさ・・・ナナさんっ!」

ローラ「いち、にぃ、さぁ~ん☆うふふー」ヘンナカオッ

ナナ「・・・勇者さんだましてごめんさい」フカブカッ

勇者「いや、うすうす感づいてたから」ブンブンッ

ナナ「どうして?」

勇者「ナナさんが人間で学生の頃って僕の母親全魔法学院で授業受け持つくらいの有名人だったから知らないはずないんだ。それに回復魔法つかえない僧侶なんて・・・ね。解析も完璧だったし。普通じゃないな、と」

ローラ「勇者ちゃんすごーい☆西の高校生探偵みたいー☆うふふー」

勇者「せめて東にして」

ナナ「・・・勇者・・・君」///

勇者「・・・え?」

ナナ「その有名なあなたの母親だけど・・・



 今日、殺されるわよ」

――――勇者の国。城を囲む平原。

母「・・・はぁはぁはぁ・・・」

 それは、後に伝説として語られるほど凄まじい光景だった。

魔族「・・・・・」ザッザッザッ

 勇者を送り出した城門からあふれ出る無数の魔物たち。

母「うおぉおおおおお」キョウダイマホウジンッ

 勇者を生んだ母親から故郷へ放つ破壊の光。

豚姫「ぎゃはぎゃはははぎゃははははっ! この女、おもしろーい!!」ブタワライッ

大臣「はははははっ! その通りでございますね!!」タカワライッ

 敵は先祖が、曾祖父が、祖母が、父が、夫が守ってきた国の長とその娘。

王「・・・・・・すまんすまん」ガクガク

 操りの王が下す無慈悲な選択。

母「あんたらが・・・なんで・・・」

 女は一人、片足で大地を踏みしめる。魔力の義足は紅く光っている。

豚姫「ぎゃはは! 自分の息子の発明品に殺される気持ちはどうよっ!!」ブヒヒヒヒヒッ!

魔法戦隊「展開! 発射用意!!」キョダイマホウジンッ

母「・・・許さない・・・よくも、よくも私の・・・」

 平原に展開される空を分かつ魔法陣。

母(勇者・・・あんたを追い詰めたのは私。ごめんねぇ)ポロポロ

 母親から流される涙は、魔力によって蒸発していく。

母『聞けっ!! 道を踏み外した神の子たちよっ!!』

兵士「・・・・・・」ボゲー

 魔法陣は展開を早め、発射のため収束していく。

母『私は世界のために世界で唯一の存在を捨ててしまった!』

 放たれる神の一撃。衝突した光は熱を帯びて上昇していく。

母『私は失って初めて気づき、そして後悔した!!』ジャキンジャキンッ

 片翼の戦乙女の両手にささげられる紅き光の剣。

魔族「・・・・・・」ザッザッ

母『そして今だから言える! 今だから・・・言える!!』ボロボロ

兵士「・・・・・・っ、ナンダ?」ズツウ

 戦乙女の剣の舞は人間達を魅了した。“呪いを浄化するほどに”

母親『私! は! 言える!!



 息子を、勇者を心から愛していると!!!』

 大量に死滅してく魔族たち。

豚姫「・・・何やってんのよ・・・もういいっ!」フゴゴッ

 戦乙女の前に現れる強欲の豚が一匹。

豚姫「ぶひひっ、これなんだっ?」

 豚が前足を上げると、展開されるマジックアイテム。

豚姫「最強の盾と私の奴隷スライム。そして、私みたいなプリチーな少女でもすんごい魔法が使えるスマホ!!」ふごごごっ

母「人を愛したこともない女が、私の前に立つな!!」ブゥン

 戦乙女の剣が重なり、黒い大剣へと変化を遂げる!

豚姫「喰らいなさいっ!」メラゾーマッ

母「甘いっ!!」ザンッ

豚姫「ぶひーーーー! 生意気!!! ババァはさっさと死ね!!!」ギガデインッ

母「・・・!? それを一般人で使えるようにできるなんてママ誇らしいわ」ニコリ

 強大な落雷を身体で受け止める戦乙女。

豚姫「くーらった、くーらったっ♪」ブヒブヒ

母「勇者の一族にそれが効くとでも、思ってんの?」アァ?

豚姫「ば、ばけものぉおお!?」フゴフゴッ

母「まだピチピチの32だぁあああああ!!!」

 戦乙女の渾身の一撃!! しかし、蒼い盾に弾かれてしまった。

豚姫「た、助かったぁ・・・」ヘナヘナヘナッ

母「・・・ちっ、どんだけ頑丈なの作ってるのよあの馬鹿むs―――――」パァン!!

大臣「ひ、ひひひっひひひひっ!! やっぱり最後に役立つのは人間の武器、銃に限りますわな」

王「おいおい、それは魔族であるわしに対してのあてつけか?」ガハハハハッ

 王は威厳を取り戻す。―――――宿敵を倒せたのだから。

母「・・・・・ゆうしゃ・・・ごめん・・・ね」バタリッ

うわぁ☆もうこんな時間。

今日はここまでうふふふふー♪

良い子の皆は学校の準備まで後三時間だから、五時間しっかり寝るんだぞ☆うふふーばいばーい☆

面白い 紫煙

召喚獣使わねーわ槍がすり抜けない理由話してねーわコロコロ名前変わるわでワロタ

>>100さん、けむーい☆バングラディッシュでもその煙は禁止されてるぞ☆うふふー

>>101さん、すごーいよく読んでるー☆ちょっと長文苦手だから何言ってるかわからないけど、ローラ応援うれしいぞ☆うふふー

さぁ、今からがんばるぞー☆うふふー

―――過去。

王「勇者よ、よくぞ来た」

勇者「はい、我が王の命令ならいつでも・・・」ヒザマズキッ

勇者(今日は母が遠征から帰ってくる日だから料理作っときたいのに・・・)

王「実は先ほど、遠征軍から連絡ああってな・・・お主の母親なのじゃが・・・」フムゥ…

勇者「・・・!? 母がどうかしましたか!?」ザワッ

姫「なにあいつー、髪の毛逆立ってるよー」ユビサシッ

兵士「こらっ、魔力を収めろっ!!」ボウマノツエッ

勇者「・・・・・・母は、どうなさったのですか?」ワナワナ

王「・・・・・・・」ブクブク

兵士「王が泡を吹いて倒れたー!」ガシッ

兵士「毎週恒例の泡吹きでたぁああ!」ガシッ

王「・・・・・・・」ガクッ

兵士長「…一昨年は妹さんが行方不明。去年は父親が名誉の戦死、そして今年は母親とくると取り乱したくもなるよ」

勇者「兵士・・・長さん。母は、母は大丈夫ですか!?」ガシッ

兵士長「結論から言おう。彼女の命になんら問題はない・・・ただ・・・」

勇者「ただ?」

兵士長「・・・・・・・片足を失った」

勇者「・・・!? そん・・・な」ガクリ

―――過去・勇者宅。

勇者「母上!!」バタンッ

母「・・・おっ、勇者ちゃんお帰りー」ギュッ

勇者「・・・母上?」

母(いいこと、これから言うことをよく聞きなさい)コゴエッ

勇者(分かった・・・)

母(あなたは数日後、勇者として魔王討伐の命を受けることになるけれど、絶対に受けるのよ)

勇者(そ、それはもちろんそのつもりだけど・・・)

母(たとえ私が殺されたとしても・・・よ)

勇者「それはいった―――」

母「さぁっ! 今日は何が食べたい!? ママの魔法の右足でドラゴンでもオークでもリヴァイアサンでも焼いてあげるわよー」

勇者「全部いやだよっ! 最後海まで行かなきゃだめだし!!」

母(・・・・勇者、“絶対”に行くのよ)ゼッタイ…

ローラねぇ、おねむでもうだめ☆うふふー

またあとでねーばいばーい☆

面白すぎ支援

はぁい☆ローラだよっ
ローラの欲しい物は何でしょう?・・・えー、わかんないかなぁ~?

お金? 宝石? 彼氏?

正解わぁ・・・生活○護でしたぁ☆

冗談だよ☆うふふー

それじゃあ、はじ・・・あ、役所の人が来たぁ☆うふふー

――――過去。謁見後の勇者宅。

勇者(部屋が・・・荒れてる)

母「・・・・・・」

勇者(みだれ髪で母が背中を向けている)

勇者「・・・・・あっ・・・」

勇者(声がかけられない・・・)

母「・・・・・」クル…

勇者(振り向いた母は、今までで一番哀しそうで、今までで一番綺麗だった)

母「・・・終わったわ。終わったのよ」フフッ

勇者「お、終わってないよ! 魔王は隣国との連合軍で何とかなるだろうって!」

母「そういう問題じゃないのよっ!!」ブワァ!

勇者(・・・黒い・・・魔力?)

母「あなたはね、一族が個を捨てて成し遂げてきた使命を捨てたのよ!」 カベガンッ!

勇者「違う!! そんなことはない!!」

勇者(王は言っていた。“僕が母の元を離れれば、母は先の戦争で侵された瘴気によって死ぬだろう”と)

勇者「僕は・・・母上の、あなた一人の勇者であれば十分です!!」

母「・・・それで、断ってきたというの?」

勇者「・・・・・それは・・・違います。己の結論を言葉で説明することはできませんが、僕は己の選択に間違いはなかったと自負してます」

母「それじゃあ、これだとどう?」グワッ

勇者(黒い魔力を放出魔法に変換した!?)マニアエッ

勇者「・・・・っ」

勇者「け・・・怪我はない?」ボタボタ

母「・・・大切“だった”ものが壊れたわ」

勇者「・・・・・・・!?」

勇者(その後、母は何度も何度も自殺を図った。そして、その度に止めていた僕だけど、ある日あるはずのない怒りが身から噴き出した)

母「お前っ! 私の魔力を・・・」ギリギリ

勇者(実の息子から魔力を吸い取られていく母。その瞳は魔物を見るような・・・)

母「・・・はぁっはぁっはぁ・・・はぁ・・・・」

勇者「・・・・・ぐぅっ! くっ・・・」クロイヒカリッ

勇者(誤算だった。母はこんなにも暗く汚く重たいものを背負っていたのか・・・)

母「・・・私は・・・・・!? 勇者!?」

勇者「・・・母上・・・僕のカバンを・・・」

母「とったわよっ!!」カバンッ

勇者「・・・・」ゴソゴソ

 勇者はカバンから勇者の紋章を取り出した。

母「・・・・・」コクリ

勇者(母は分かってくれた。そして、僕は紋章を両手に抱え、神に、人に、世界に、そして自分に祈った)

 勇者の紋章はまばゆく輝き、部屋を光で包みこんだ!

勇者(その結果、壊れたのは“またしても”母だった・・・)

母「・・・・・・・・」ポケーッ

勇者(一族に受け継がれてきた紋章は勇者の紋章。破邪の効果を持ったそれは母親の心を壊した)

勇者(その後、抜け殻のようになった母のため、マジックアイテムを開発し続けた僕は、ようやくマジックアイテム“帰らぬ過去”を造り出した)

母「赤ちゃぁん♪ おいでおいで~」

勇者(商店街で急に大声で僕を赤ちゃんと呼んで手招きする母を見て、知り合い達(ほとんどが知り合い)は憐みの眼差しと少しばかりのほくそえみを持って迎えてくれた)

母「可愛い♪」ナデナデ

勇者(身体に刻まれた記憶に従いながら、日に日に成長していく母の心は、僕へ小さな喜びと大きな罪悪感をもたらした)

母「勇者ちゃん・・・あのね」モジモジ

勇者(母の心が思春期まで成長したある日、僕は突然“恋”の告白を受けた)

母「私と一緒にデートして!」////

勇者(僕は美しい母の内面にある少女の煌めいた部分を覗きこんでしまい、心が張り裂けそうだった)

勇者(もちろん、その次の日には思春期を過ぎ、僕のことなどどうでもよくなっていたのだが、そんなことは問題ない)

母「う、うううぅ・・・うぅ」

勇者(母が突然うずくまる。何が起きたというのか)

母「・・・・・・かはっ!!」

勇者(母の背中から生えた黒く美しい羽根は、彼女が魔族・・・いや“美しい魔族”であることを物語っていた)

母「何これ・・・いや、いやぁああああ!」

勇者(恐らく、心の成長によって導かれる“成虫”の姿。僕は母をもう一度光から暗闇に突き落としてしまったのだ)

母「・・・そういうことか・・・」

勇者(過去の記憶が現在まで追いつき、“偽物”とはいえ心を取り戻した母は、一瞬で全てを理解した)

母「私は・・・穢れている。だけどあなたは・・・あなたはきっと」

勇者(母は僕に“希望”し、目をそらし、耳をふさいだのだ。だから僕は“勇者”であり続けなければならなかった。常に清い存在であることが、“穢れている母”にも神からご加護をもらえるにふさわしい“何か”があるのだと妄想できるのだから)

母「勇者・・・あなたは絶対・・・絶対・・・」

勇者(結局、母は元には戻らなかった・・・いや、“最初から母ではなかったのだが”)

母「・・・あ? この引きこもりが」ガスッ

勇者(それが、種族としての本能なのか、はたまた僕の罪に対する“あてつけ”なのか、母は聖なる加護を持った僕を心から憎んだ)

母「・・・なんであんたみたいなヘタレが生まれたのか・・・」ハァ

勇者(母は僕を罵倒し続けた。それこそ“敵”のように。だけど、僕はそれを全て受け入れた。僕にとって母がすべてだからだ)

王「お主、日々やつれていくのう。大丈夫か?」

兵士「たまには息抜きしろよー」

受付「あ、勇者さん、ルイーダさん来てるから遊びにきてね」

勇者(みんな優しかった。・・・が、みんな母を“見ていなかった”)

母「あんたのせいでご近所から冷たい目で見られているのよ」

勇者(母は僕のせいにした。僕が無色だからと責め立てた。その時だけ“楽しそう”だった)

勇者(そして、あっという間に時は過ぎ、“あの日”はやってくる)

母「あんたに食わす残飯、今日で最後だから」ニラミッ

勇者(僕は再び旅と母との間に揺れながらも、少しばかり“安堵”していた)

勇者「・・・もういいです。いってきます」ガチャ

母「・・・・・」

勇者(これでいい、やっと、母は僕から“解放”されるのだ)

母「・・・・・・・う、ううぅ、うぅううう」ゴウキュウ

勇者(外に出た瞬間、どこからうめき声が聞こえたが、僕の耳には残らなかった)

―――――現在。

勇者「・・・なんでだよ。なんでっ!!」ダダダッ

ナナ「お父様の槍・・・後は・・・」ギュッ

ローラ「みんな足速ーい☆すごーい」ダダダダダダダダッ

勇者・ナナ((お前のほうがはえーよ))アゼン…

ナナ「勇者君、あなたのお母さんはとても高尚な魔族。稀に生まれる者の中には“光”の属性を持つことだってある」

勇者「・・・!? ・・・ということは? ・・・いやそれだと・・・」ブツブツ

ナナ「さらにいうと、あそこの王は魔族。戦闘はからきしだけど、頭はものすごくキレる。元お父さんの側近」

ローラ「私木琴のほうが好きー☆うふふー」

ナナ「あの大臣は・・・ただの人間みたい。でも、隣国から来てて黒い噂が絶えない・・・」

ローラ「こわーい☆リンゴから出てくるなんて芋虫みたいきゃー」

ナナ「・・・つまり私が言いたいのは」

勇者(とうとうローラ耐性がついた!!?)

ナナ「現状はこんな図になっているってこと」

勇者・ローラ「・・・・・!?」ヤダー

うふふー☆ローラだよっ

ちょっと張り切りすぎちゃった☆うふふー

キリの良いところだし、今日はこれで終わり~☆うふふー

最後に、こんな言葉残すぞ・・・・・・・・・・・・・・・・ばいばーい☆

はよ

>>119 うふふー☆せっかちさんは川魚の寄生虫が肌から侵入しちゃうぞ☆

それじゃあ、いってみようかなぁ☆うふふー

ローラ「これは・・・マスゲーム?」ゴクリ

勇者「どこの集団演技だよっ! 違うよっ、これは・・・戦場だ」

ナナ「どうやら、歩行兵器に改造された魔族は全滅してるようね」

勇者「人間達は動揺してるものの無事だ・・・」キョロキョロ

ローラ「あー、お母さん☆やっほー」テケテケテケ

勇者「!? ローラのお母さん!?・・・って」

勇者母「・・・・・・」ハァハァ…

勇者「僕の母上だっ!! 母上!!」カケヨリッ

母「・・・・・・」モウロウッ

ローラ「やっほー☆勇者に指輪頂いた者だよーうふふー」

勇者「」

母「」トケツッ

勇者「悪化してるじゃん!! ・・・こうなったら」

勇者(魔力の半分は減るし、相手の体力も回復するかもしれないけど・・・)

勇者(禁術! 極 大 回 復 呪 文 !)ヒカリッ

豚姫「・・・・な、なにっ」フゴゴッ

ナナ「・・・・・あたたかい」

ローラ「きゃあ☆金環日食!?」サングラスッ

王「・・・・・きてしまったか」

大臣「ねっ、ねっ、きたでしょう!?」キャッキャ

母「・・・・・・勇者」メザメ

勇者「母上!! 大丈夫ですか!?」

母「・・・・・」プィ

勇者「・・・!? ・・・まだ僕を認めてくれないんですね」

ローラ「あー☆お母様てば勇者ちゃんがかっこよくて照れてるー☆うふふーかわいー」キャッキャ

勇者「・・・・・!?」ナンダトッ

母「・・・・・/////」カァアアア!

ナナ「・・・・・・お、おかあ・・・」テレッ///

豚姫「あらぁ、ダーリン元気ぃ?」ブヒブヒブヒ

勇者「・・・・・よう、元気か豚」ゴゴゴゴゴ…

ローラ「きゃぁ☆怒ってる勇者ちゃんかわいーうふふー」

ナナ「・・・・・すてき」

勇者(怒ってる振りしたら逃げないかなぁとか思ってる自分恥ずかしい/////)

豚姫「ひ、ひどい・・・、そんなこと、お父様にも言われたことないのにー!!!」バババッ!!!

勇者(あれは俺が渡した電力式魔法・・・が大量に!?)

豚姫「ぶひひっ! あんたがくれたのはすぐに研究班に渡して改造したのよ」フゴッフゴッ

勇者(それで、別の方向に・・・)

勇者「豚。“俺”のマジックアイテムで何人の人を殺した」ゴゴゴ・・・

豚姫「そんなの、あんたが国へ献上したマジックアイテムの数々を入れたらこの平原いっぱいになるんじゃなぁい!!」ギャハハハハッ

勇者(魔 力 解 放 ! !)

ナナ「・・・勇者君が・・・」ポーッ

ローラ「青く光ってる・・・」ウットリ

母「あれは勇者の力なんかじゃない。勇者本人が磨き上げてきた技術よ」

ローラ「うふふー☆病人は寝てた方がいいんだよ☆」ラリホー

母「」zzz

ナナ「・・・・き ち く ! !」ガクガクブルブル

ローラ「・・・・・・・・るいもん、お母様だけ」ボソリッ

ナナ「・・・・・え? それって・・・」

豚姫「死に去らせ!! 極大焔呪文27連! 究極風魔法18連!! メテオフォール3連!!」

兵士達「「うわぁあ! 世界の終わりだぁ!!」」

ナナ「前方からは巨大な炎の龍が何十匹も、横からは大樹を吹き飛ばす風が、空からは山ほどの隕石が三つ・・・規模だけはすごいわね」レイセイッ

ローラ「いやーん☆ナナちゃんだけずるーい☆」バサバサバサッ

ナナ「この世界の物理法則を自分の周囲だけ切り離せば簡単」

ローラ「・・・あ、ほんとだー☆すごーい」

ナナ(魔王級の禁術を聞いただけで使うな)コイツ・・・

勇者「そんなもんか?」ゴゴゴゴ…

養豚「そんなわけないじゃないぶひひ! ナナっ! あんた分かってるよねぇ?」ニヤリ

ナナ「・・・!? ・・・・はい」チッ

ローラ「ナナちゃん? 魔王の槍を勇者ちゃんに向けてなにするのかな?」

ナナ「こうする」ブンッ

勇者(世界を構成する七つの光と九つの大地、四つの海と一つの・・・空っ!!)

勇者「禁術!! 極 光 紅 蓮 弾 ! !」シュインシュインシュインシュイン!!

ローラ「きゃぁ☆ 勇者ちゃんったら、こんな時間から何発発射するのよぉえっち///」

ナナ「しかし・・・、レーザー状の魔力が豚の魔法をことごとく吹き飛ばしていく・・・」アッカン

養豚「・・・ぶひぃ!! むかつく!! ・・・でも、あんたは仲間だと思った奴の槍にやられるのよっ!!」

ローラ「避けて、お兄ちゃん!!!!」

勇者「・・・その必要はないよ・・・ってお兄ちゃん!!!!!?????」スゥ…

ローラ「槍が・・・お兄ちゃんをすり抜けた?」

ナナ「魔王の槍は生き物が持てば物質をすり抜ける。機械が持てば生き物をすり抜ける・・・」

ローラ「ナナちゃん・・・ゴーレムだったんだね・・・」

ナナ「・・・その言い方惨殺したいくらいむかつくけど合ってる。私はあの豚の父に殺された魔王の魔力を蓄えておくだけの“器”」

養豚「ぎぎぎぎぎっ」フゴゴゴッ

勇者(魔力が残り少なくなってきたし、そろそろ“切り替え”しようかな・・・)

ローラ「お兄ちゃんの魔力が青から・・・赤に?」

ナナ「それよりあなたの勇者君に対する呼び方が気になる」

母「あれは・・・勇者の・・・神より与えられし無限の力」

ローラ「お母様は話の腰折るから寝てて」スパーン

母「」

ナナ(テ ラ 直 接 攻 撃 ! !)

ローラ「私もね・・・ナナちゃんに似てるかな」

ナナ「・・・私に?」

ローラ「私のお父様、つまり勇者ちゃんのお父様はバングラディッシュで倒れていた私を見て言ったの。“おお、こんな小さな子供が余命一年なんてあまりに無慈悲だ。私の余命を持ってお前を助けよう”って」

ナナ「私は魔力を・・・、あなたは生命力を受け継いだ・・・」

ローラ「そうして元気と勇気と美貌を兼ね備えた私は、ジャパンの一部の大きなお友達の応援で、テレビにイベントに引っ張りだこ。でもね、気づいたの・・・ああ、日本語あんま分かんないなって」シンケン

ナナ「・・・大変だったのね。でも、その言い方だと、あなたは血は繋がっていないの?」

ローラ「お父様はね、バングラディッシュを統治していた悪の大王shin☆sukeと熾烈な戦いを繰り広げて脳に障害を負ったの。でも、最終的に倒せたわ。そして私に希望をくれた・・・」トオイメ

ナナ「・・・感動的な話ね」

勇者(正直どこに感動的な要素があるのか分からんっ)

勇者「充填完了。・・・豚とその後ろの奴ら・・・か く ご し ろ よ?」ニマァ…

兵士達「「「「にげろぉおおおおお!!」」」」

王「お、お前らっ! 人間のくせに!!!」アワテアワテ

大臣「・・・・・・」ソーッ

王「逃がさんぞ! 逃がさんぞっ!!!」ガシッ

大臣「助けてママーーー!!」

勇者「唯一魔法発動! 1次元攻撃!」

豚姫「・・・景色が・・・」

大臣「・・・歪む?」

王「・・・なんじゃこれ?」

勇者「これは任意のものを一か所に集めることのできるただそれだけの魔法だ。“点”に収束したお前達を・・・斬る!!」ザンッ!!!

豚・王・大臣「「「ぎゃぁあぁっぁあぁぁぁ!!!!」」」コナゴナッ

ナナ「・・・勇者君」

ローラ「・・・お兄ちゃん・・・」

ナナ・ローラ((抱 い て ! !))タッタッタ

勇者「・・・・・・・・・・・・母上!!!」ダキッ

ナナ「」

ローラ「」

母(・・・・計 画 通 り ! !)ニヤリッ

母「・・・勇者、ごめんね。私、あなたを苦しめたくなくて、わざと心を失った振りして・・・ひどいこと言って・・・」

勇者「・・・いいのです。あなたの言葉一つ一つに心がこもっていたのなら、それが僕を想ってくれていたのなら、僕の中で溢れる母上との思い出はどれも手放しがたい宝です」グスッ

ナナ「・・・かなわないね」ジャキッ

ローラ「・・・負けないんだからっ」ボソッ

ナナ「・・・そういえば、その魔法のセンスや規格外な行動は全部勇者の血筋だったからなんだな・・・」

ローラ「えっ?」

ナナ「えっ?」

ローラ「あ、いけなーい☆月9の台本入れ込み過ぎて現実とごっちゃになっちゃったうふふー」

勇者「えっ? それじゃあ」

ローラ「ローラはロシア人と日本人のクォーターだよ☆うふふー」

勇者「」

ナナ「」

 ・・・・こうして、一つの伝説と、一つの終息と、一つの謎の訪れに、彼らは同じ言葉を口にした。

勇者・母・ナナ・ローラ

「うーん、ま、いっか☆うふふー」



 お わ り ☆ う ふ ふ -

はいローラだよー☆うふふー


私の物語がひと段落ついたところだし、ちょっと“着ぐるみ”脱ぐねー☆


じーーーーーーっ


小さいおっさん「・・・・ふぅー・・・きゃぁああああ!」


なんだこれ?

と言う訳で、終わりました。

途中せっかくコメントしてくれたのに、ローラが酷いこといってごめんなさい☆ふんべろりぃ

今回の言い訳はずばり、ローラというギャグキャラなのにシリアスな物語。ローラと言う扱いきれないキャラがいるのに、受付を旅に引き入れちゃったことが、物語を無茶苦茶にしちゃった要員ですな。

それでもだいぶ慣れてきたので、次はシリアス一本で長編いこうかな。

1竜娘「私の心臓を半分あげる!」
 マイ長編物語第3章『不死の死』のリメイク。不老となった主人公の前に傷ついた竜が・・・

2魔法開発会社第13支部の窓際族。or窓際族「これ? 魔力を練るだけの簡単な仕事さ」
 24歳にして窓際族となった自分は毎日9時間白くて丸い物体に魔力を込めるだけの仕事を命じられ・・・

3男「ブログを始めてみた」女「ブログを荒らしてみた」
 高校生になって初めて書いたブログ。それがいきなり荒らされて・・・

>>145くらいまでで多い奴やります。

それでは、本当にお疲れさまでした!!!

ローラ大好きです!!!!!顔じゃなくてキャラがっ!!!!ドーンッ!!!

お疲れ
2で頼み

乙でした!
2が良いです

乙☆うふふ
1がいいな


3がいいな

乙。

せっかく魔法アイテム開発って特技があるんだから、俺tueeeeじゃなくて手持ちのアイテムだけでどう戦うかを考える戦闘の方が面白かったかも。

ナナは魔王の娘でゴーレム?で酒場の受付で僧侶で暗殺者とかよくわからん子になってたな。

ローラは徹頭徹尾よくわからん。まあ「ローラだから」ですむような気はするが。

その場のノリで設定や話を考えてるならもっと考えてからやった方がいい。最初から決めてやってるなら情報をだす順番を考えて伏線をはらなきゃ後付けにしか見えないぞ。

いや正直もう書かないで良いです

キモいんで

確かにこれは気持ち悪い

乙!

きもちわるいスレですね

おおっ、辛辣な感想ばっかwww

眠すぎて、個々に返事できないけど、乙くれた人ありがとう

アドバイスくれた人気をつけます

きもちわるいって言った人、次は気持ち悪くならんよう気をつけます。

2、始めました。良かったら見てください。

では、次の話で逢いましょう

深夜の中じゃトップクラスに面白かった

こういうの誉める奴いるから深夜全体のレベル下がってキモくなるんだよな

これvipだったら叩かれまくりだろ

こういうの誉めるのって多分ちゃんとした話を読んだことない子達なんだと思う。本読めよみんな。

深夜のssは8割ほど読んでるし、小説もそれなりに読んでるぞ。漱石あたりは評論随筆含めて読破してるし

本を読むって一概に言っても、設定を読むのか、流れを読むのか、文章の出来を見るのか、勢いを見るのか、伏線を見るのか、ネタに笑うのか、点が四つで面に見えるように、丁寧に線を引っ張って面を作るやり方すべてが素晴らしい本だと思えない(昨今の本編楽勝rpgみたいな)し、かといって今回みたいな行き当たりばったりの下書きなしの絵みたいな作品が良いなんてこともないと思う。

今回の作品を認められる人は乱雑に置かれた点の中に面を見たんだろうし、

今回の作品を認められなかった人は求めるラインが高すぎて、網に引っ掛からなかっただけでしょう。

何にせよ、具体的に指摘してくれた人はありがとうだし、

応援してくれた人はとても嬉しいです。

キモイという意見も十分に取り入れて、出入り禁止になるまで、楽しんでくれる方々のためにがんばります。

ちなみに、次の作品は今回のよりはしっかりというかゆっくり?書くつもりです。

次の煽りからはローラが相手するかもしれません笑

では

いや、あとがきをやめろって話だと思うぞ
まぁ今回叩いてる奴は好意的な感想が多かったから出てきた自治厨だし、
ss自体を読んでるかどうか疑わしいぐらいだがな

いくらあとがきが長くても褒める奴は褒める、叩く奴は叩く、ってのがvipの姿
「面白い」と書いた俺につっかかってくりょうなのは、ただの臭い奴
vipのノリを曲解する自治厨は害悪でしかない

>>151さん、そうなのですか。
あんまりその辺理解してなかったです。
実際問題、あとがきに対してのここのルールがいまいち分からないので、次からはあとがきはなしでいってみます。

自演お疲れさまです

「ここのルール」って程の事じゃねーだろ
vipからの派生板だから、vipでキモがられるような真似はここでも嫌われるってだけ
トップページにも書いてあんのに知らないとかアホなのか

てかここの>>1はいつまでいる気なんだキモ過ぎ

構ってちゃんとかvip来んなよっての

>深夜のssは8割読んでる

>漱石あたりは随筆評論含めて読破してる

こいつ厨房だろwww
痛過ぎだしキモ過ぎwww

深夜のssは8割レベル低いってのwww

>>156
深夜のssの8割とかww
深夜で書いてる俺涙目ww

でも正直このssは低レベルで面白くなかった
まぁ反応は人それぞれで良いのではないかと思うが

所謂151のような臭い自治厨が沸くようなキモイssということ

いろんな意味で気持ち悪いスレでした


面白かったのに最後の雑談が酷かった
おつ

面白いよ
叩いてる奴は評論家(笑)気取りの勘違いしてる馬鹿

久しぶりです。
色んな意見ありがとうございました。ssは深夜が初めてだったのですが、ちょち合わなかったみたいなので、速報に移ってます。僕のss楽しんでくれた方には向こうの知ってほしいのですが、知りたくないという方もいらっしゃると思うので、 もし分かった人は向こうでもレスしてください(^-^)/

糞スレ

きも

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