男「・・・・・・」
先輩「・・・・・・」
男「・・・何ですかコレ」
先輩「気にするな、運命の赤い糸というものだ」
男「気になりますよ、先輩」
男「小指の自由がきかないんですが、先輩」
先輩「気にするなと言ったが、男?」
男「読書の途中じゃ嫌でもきになりますよ」
先輩「む、そうか。・・・普通に赤い糸じゃ駄目なのか」
男「少女漫画の読みすぎじゃないですか?」
ここは既成事実を一つ
先輩「・・・な、なら、普通に既成事実を造ってしまうのは・・どうかい?」
男「顔を真っ赤にしていなかったら、上出来でしたけどね」
先輩「君を愛でるためだ。少しくらいは恥をかく覚悟はあるさ」
男「・・・あまり褒められる覚悟ではなさそうですね」
男「まぁ、とりあえずは遠慮しとおきますよ・・と」
先輩「つれないねぇ・・・」
男「・・・なんで少し嬉しそうなんですか、先輩?」
先輩「いやいや、気にするな。
・・・いわゆる、惚れた弱みというやつさ」
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