ありす「答えて下さい」 (13)
モバP「えーっと、それは……」
モバP(困った、実に困った)
モバP(今俺の目の前にはウェディングドレスを着たありすがいる)
モバP(もちろんイベント用の衣装でしかないのだが……)
ありす「Pさん、もう一度聞きますね?」
ありす「待てるかどうか答えて下さい」
モバP(なんて答えるのがいいんだろう……)
モバP(そもそもなぜこうなったのかというと……)
・
・
・
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370075622
ありす「ジューンブライドですか?」
モバP「ああ次のイベントでやるんだが、ありすを使ってみようかと」
ありす「何考えているんですか? まだ小学生の私にそんなイベントさせるとか……」
モバP「うっ、やっぱりそうか?」
ありす「当たり前です、常識で考えて変じゃないですか。これだから大人は……」
モバP「じゃあやめといたほうがいいか」
ありす「待って下さい」
モバP「ん?」
ありす「変と言っただけでやらないとは言ってないじゃないですか」
モバP「え、でも」
ありす「お仕事ならきちんとこなします。ええ、お仕事だから仕方ありません」
モバP(……なんて乗り気じゃなかったのに)
モバP(いざ始まってみれば)
ありす「Pさん、一緒に練習です。何の練習かは……内緒です」
ありす「本当はこういうドレスに憧れはあるんですよ? でも……」
ありす「早く大人になりたいです。なぜって……解りませんか?」
モバP(結構ノリノリだったし……)
モバP(ていうかありすは俺と結婚する気、満々なんですか……)
ありす「Pさん、待てますか? 答えて下さい」
モバP(ここで俺が待てるって答えたら……)
ありす「本当ですか? 待てるっていいましたよね?」
ありす「今更撤回なんて許しませんよ?」
ありす「じゃあ……4年後には結婚ですね」
モバP(……駄目だな)
モバP(いや所詮ただの口約束なんだけど、ありすにそれはまずいと俺の本能が告げている)
モバP(逆に待てないと答えたら……)
ありす「じゃあいますぐ結婚しましょう」
ありす「年齢? 法律? そんなのどうだっていいんです」
ありす「愛しあう2人が愛を誓えば、それでいいんです」
ありす「公的な記録なんて関係ありません」
モバP(って感じになる気しかしない)
モバP(なんて言えば良いんだろう)
ありす「Pさん? 黙ってないで答えてください」
モバP「あ、ああっ……」
モバP「え、えーっと……ほら俺なんかじゃなくてもっと良い人がいるだろうし」
ありす「そんなの絶対にありえません」
モバP「えーっと……こんなのただの口約束だし、大して意味が」
ありす「私には大いにあります」
モバP「えーっと……別にいま言わなくても……」
ありす「Pさん、私はイエスかノーか以外の答えを聞いていないんですが」
モバP「ぐっ……」
モバP(どちらも問答無用なら……)
モバP(ひとまず猶予のあるほうを……)
モバP「待てるよ、うん」
ありす「本当ですか? 待てるっていいましたよね?」
ありす「私と結婚してくれるってことですよね?」
モバP「いや別にそこまで……」
ありす「今の音声は証拠としてしっかりと記録させてもらいました」
モバP「え」
ありす「では……不束者ですがよろしくお願いします」
モバP「あ、はい」
ちひろ「あのープロデューサーさん?」
モバP「はい、言いたいことは解ります」
ちひろ「じゃあ聞きますけど、なんでありすちゃんずっとくっついてるんですか?」
モバP「それは……」
ありす「私たち、婚約しましたから」
ちひろ「は?」
モバP「まあ、そういうわけでして……」
ちひろ「プロデューサーさん、ロリコンだったんですね」
モバP「違うんですけど……」
モバP「はぁ……大変だった」
モバP「あっという間に事務所のみんなに広まったし」
ありす「問題ないじゃないですか」
モバP「ああ、うん……」
モバP「……いやここはポジティブに考えよう」
モバP「4年も先の話だ。どうせその頃にはありすも忘れてるさ、うん」
モバP「仮に忘れてなかったとしても……」
モバP「別にその時ありすと結婚するのは何にも問題ないわけで……」
モバP「あれ? よく考えたらこれ何も困らなくね?」
モバP「なんだ、だったらいいや」
はっぴーEND
ノリと勢いで書いた。後悔はしてない
乙
4年後、そこにはPに見切りをつけて他の男の上で腰を振るありすちゃんが!なんてことになりませんように・・・・
おつ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません