全国の文香Pさんの方々、すいませんでした……!
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―ありすの部屋―
ありす「何ですか……。晴さん……」
晴「ありす! 開けてくれ!」
ありす「大方、ボールをどこかにぶつけて怒られるからって逃げてきたんでしょう? だったら匿いませんよ。私まで怒られるじゃないですか……」
晴「今回は違う! 違うんだ!」
ありす「……本当ですか?」
晴「ホント! ホントにホントだからっ! 部屋に入れてくれっ……!」
ありす「分かりました」
晴「ありがとう……。ありす……」ダキッ
ありす「ちょっ! えっ晴さんっ!?」
ありす(晴さん……。すごい震えて……。 よっぽど怖い目に遭ったんでしょうか?)
ありす「それで、何かあったんですか?」
晴「…………」
ありす「晴さん?」
晴「なあ、橘。橘は俺の言う事信じてくれるか?」ウルッ
ありす「当たり前じゃないですか! 同じ事務所の仲間なんですから!」
ありす(ありすでいいのに……。でも、まあ落ち着いたならそれはそれでよかった……かな)
晴「実は……」
ありす「実は……?」
晴「うぅ……」
ありす「晴さん、ゆっくりでもいいですから落ち着いて話してください」
晴「文香に襲われたんだ……!」
ありす「」
晴「」
ありす「すいません、もう一回言ってもらってもいいですか? 聞き間違えたかもしれませんので」
ありす(文香さんが晴さんを襲う? そんなの聞き間違いに決まってます!)
晴「文香にっ! 襲われたんだっ……!」
ありす「」
ありす(聞き間違いじゃなかった……!)
ありす(もしかして、ドッキリですか?)キョロキョロ
晴「やっぱり信じてくれないよな。どうせ今、隠しカメラがないか探したんだろ?」
ありす「そ、そんな事ないですよ!」ギクッ
晴「じゃあ、信じてくれるのか?」ガシッ
ありす「正直な話、とても信じがたいですけど晴さんがそこまで言うんですし、信じるほかありません」
晴「ありす……!」
ありす「とりあえず、晴さんは奥でくつろいでいて下さい。ココアでもいれますか――
ピンポーン♪
晴「文香だ!きっと俺の事迎えに来たんだ……」ガクガクブルブル
ありす「晴さんはクローゼットに隠れて下さい!」
文香「ありすちゃん、いませんか……?」
ありす「すいません、今出ます」
ガチャガチャッ
文香「こんにちは、ありすちゃん」ニコッ
ありす「こんにちは、文香さん。晴さんならいませんよ」
文香「そうですか……。晴さんはここにいらしてないんですね……」シュンッ
ありす「ええ、そうですよ」
文香「それでは、晴さんを見かけたら私の方に連絡してください」ニコッ
ありす「分かりました」
文香「それでは、また明日」ニコッ
ありす「はい、また明日」
ありす(とりあえず、これで一件落ちゃ――)
文香「なぁんて、言うとでも思いましたか?」ニコッ
ありす「ふ、文香さんっ!?」
文香「ありすちゃん、一つ質問していいですか?」ニコッ
ありす「ドアが全然っ……、動かなっ!」
文香「どうして、私がまだ何も言ってないのに晴さんを探していると分かったんでしょうか?」
ありす(最初から、見抜かれて――)
文香「それじゃ、まるで晴さんを匿っていることがバレバレですよ。あ・り・す・ちゃん♪」ニコッ
ありす「晴さん! ベランダから逃げて下さいっ!」
文香「逃がしません!」クワッ
ドア「もう限界っす」
ありす「きゃっ!」
文香「おっと、大丈夫ですか? ありすちゃん」
ありす「どうして、こんなことするんですか……? 私の知っている文香さんはこんなこと……」
文香「私がどうしてアイドルになったかご存知ですか?」ニコッ
文香「それは、幻想の世界に憧れていたわけではありません。私は――」
文香「幼い男の子が大好きなんですっ!」エコー
ありす「そ、そんな……! 文香さんが……、文香さんが……」
ありす(ショタコン……だったなんてっ……!)
文香「でも、この事務所男の子アイドル1人もがいないじゃないですか!」シュンッ
ありす「まさか、それで晴さんをっ!」
文香「はい……。もうボーイッシュ系でもいいかなと思いまして……」ニコッ
ありす「あ……、あぁ……。私の中の文香さんがさらさらと崩れて……」
晴「く、来るな!」
文香「断ります!」
晴「誰か助けてぇぇぇぇっ!」
文香「つーかまえたっ♪ さ、お姉ちゃんとお部屋で遊びましょう♪」ニコニコッ
晴「嫌だぁぁぁ! もう可愛い恰好するのは嫌ぁ……」
文香「ふう……仕方ないですね」
クビトンッ
晴「あ…り……す…」
文香「あら眠っちゃって可愛いんだから♪」
ありす「そんな馬鹿なそんな馬鹿なそんな馬鹿なそんな馬鹿なそんな馬鹿な……」
文香「それでは、また会いましょう。ありすちゃん」
ガチャン!
ありす「そんな馬鹿な……」
…………
……
…
ガバッ!
ありす「っはぁ! ゆ、夢!?」
ありす「そ、そうですよね! 文香さんがショタコンなわけないですよねっ!」
ドンドン
晴「ありすぅぅぅぅっ! 助けてくれぇぇぇぇっ!」
ありす「」
悪夢はまだ終わらない。
―END―
すいません、あれなんです。
文香さん似のオネショタ同人誌を見てしまったことが今回の始まりだったんです。
今回の教訓は賢者タイムって怖いねってことです。
すいません、パラガス様ではございません(ボソッ
文香さんをショタコンにしたかったただの性獣です
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