理樹「ラブライブ?」 (107)
恭介「そう、今流行のスクールアイドルの最大イベントだ」
謙吾「また訳のわからんことに巻き込む気か?」
恭介「なにいってんだ、知らないのか? スクールアイドル」
真人「で、一体なんなんだよそりゃ」
恭介「簡単に言うと学生のアイドルだな」
恭介「それぞれの学校にアイドルがいてそのアイドル達が歌って踊って競い合うのがラブライブだ」
リトバスとラブライブのクロスです
更新できるだけ早くしたいと思います、よろしく
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真人「なんだか筋肉旋風(センセーション)に似た何かを感じるぜ」
理樹「いや微塵も感じられないから」
謙吾「くだらん…俺は練習があるから失礼する」スッ
恭介「おっと手が滑ってカードをおとしてしまった」
理樹(あからさますぎないかな…)
真人「おい謙吾っち、これみてみろよ」
理樹「巫女さんだね、これがスクールアイドル?」
謙吾(…巫女…?)ピタッ
恭介「そうそう、俺の応援してるグループメンバーの一人だ」
謙吾「それで? グループの名は?」
理樹(練習はどうなったんだろう)
恭介「グループ名は……"μ's"だ!」
真人「なんだ? 石鹸か?」
恭介「ばっきゃろう!! 9人の女神だよばっきゃろう!!!」
真人「二回も言いやがった!」
謙吾「ほう、なかなか考えられてるな」
謙吾「確かギリシャ神話の…音楽を司る女神だったか…?」
恭介「ご明察」
続き待ってるぞ
期待
理樹「他のメンバーもみせてよ」
恭介「お、ノリがいいな」
恭介「ほら」スラッ
真人「何人いやがんだ…1…2…くっそわけわかんねえ!!!」
理樹「9人だよ真人!」
恭介「ちなみに俺の推しメンはこの娘だ」
理樹「ええっと…矢澤にこさん?」
恭介「そう、通称にこにーだ」
恭介「にっこにっこにー! あなたのハートににこにこにー! 笑顔届ける矢澤にこにこー、『にこにー』って覚えてラブにこっ!」
謙吾「……」
真人「お、おう…」
理樹「うわぁ……はは…」
恭介「彼女はプロ意識が非常に高くそしてなにより可憐で健気で可憐なんだよ」
恭介「俺はそんなにこにーを応援するにこ」
真人「なかなか気持ち悪いぞ恭介」
理樹「真人はパッと見どの娘が良い?」
真人「俺か? そうだな…俺はこいつに親近感を抱いてるところだぜ」
恭介「おっ、真人は絵里か」
恭介「エリーチカ」
謙吾「エリーチカ?」
恭介「ああ、エリチカ、絢瀬絵里だ」
恭介「この娘はロシア人のクォーターで幼い頃は『かしこいかわいいエリーチカ』と呼ばれていたそうだぜ」
恭介「ロシアでは多くのバレエの大会で活躍していたそうで、今は学園の生徒会長を務
めてる頼れる先輩だ」
謙吾「なるほど、クォーターか…、能美と共通してるな」
理樹「いろんな娘がいるんだね」
恭介「理樹はどうなんだ?」
理樹「僕は…この娘かな」
恭介「なるほどな、穂乃果か」
恭介「高坂穂乃果、このグループのリーダーだ」
恭介「彼女がなぜリーダーなのかはわからないが俺の予想だと周囲を惹きつける何かを
持っているんだろう」
理樹「へえ~」
理樹(恭介みたいな感じかな?)
真人「よし、最後は謙吾っちだ!」
謙吾「俺か…」
謙吾「俺は……、この娘」
恭介「ほう…希か」
恭介「東條希、生徒会の副会長でスピリチュアルパワーを使ってμ'sを導く女神だ」
恭介「そして来ヶ谷のようなつかみどころの無い娘でまさにスピリチュアル女神」
謙吾「ふむ…」
謙吾「東條希…東條希…」ブツブツ
理樹(スピリチュアル…なるほど、それで巫女か)
恭介「他の娘も紹介していくぜ?」
真人「おう! こっちのやつも気になってたんだ」
恭介「おっ、凛か」
理樹「鈴?」
恭介「ちがうちがう、星空凛、元気が有り余っているグループのムードメーカーだ」
恭介「運動神経抜群でアクロバットなこともできるスポーツ少女」
恭介「人懐っこいってところも好かれる理由の一つだな」
理樹「名前は一緒だけど性格は真逆って感じだね」
謙吾「そうだな」
真人「どうりで筋肉がうずくと思ったぜ」
理樹「どういう基準で筋肉が疼くのさ…」
謙吾「こっちは?」
恭介「ことりか?」
恭介「南ことり、ドジっ娘天然娘で穂乃果と海未の幼馴染だ」
恭介「おっと、海未は後で紹介するぜ?」
恭介「グループでは副リーダータイプでフォローに回るタイプらしい衣装製作を主に担
当しているみたいだ」
恭介「彼女の作る衣装は恍惚としちまうな!」
理樹「たしかに、珍しい感じの衣装が多くて目を惹かれるね」
謙吾「俺並か」
理樹「そういえば謙吾は洋裁できるもんね」
謙吾「まあな」
真人「で、さっき名前でてきた馬ってやつは誰なんだよ?」
恭介「さっき名前がでた馬…? あぁ、海未か」
理樹「ちょっと失礼すぎないかな真人」
恭介「園田海未」
恭介「おとなしい雰囲気を持った…まさに大和撫子だ」
恭介「グループでは練習指揮を執り行動面での司令塔だな」
恭介「弓道部にも所属してるみたいで勝負事では負けられない気概も持ってるらしい」
謙吾「ほう…弓道か」
恭介「剣道もやっているとかやっていないとか」
理樹「本当に大和撫子なんだね」
真人「ちなみに俺は筋肉奉行だ」
理樹「いや、わけわかんないから」
恭介「次に西木野真姫」
恭介「こいつはクールな雰囲気を放ってるぜ」
恭介「グループでは歌が上手いと絶賛されてるみたいで音楽的才能を見込まれて作曲担当になったらしい」
恭介「日々ツンツンしていてファンを釘付けにしちまう恐ろしい娘さ」
恭介「最後に小泉花陽」
恭介「このグループじゃあ一番の努力家かもしれないな、そしてなにより聞き上手で影から支えるタイプの娘だ」
恭介「にこにーに引けを取らずアイドル知識が豊富でそれだけ情熱がある」
恭介「変わった一面もありアイドルの話と白米が大好きでそのことになると人が変わるという」
恭介「っと、以上だ」
恭介にこにー中毒者だったのか……
理樹「そろそろ突っ込むけど恭介、詳しすぎない?」
謙吾「たしかに」
恭介「なにいってんだ、ファンになるなら調べて把握するのが常識だろ?」
恭介「まっ、お前らどうせ暇なんだからちょくちょく気にかけてくれよな」
謙吾「俺は練習で忙しいがな」
理樹(まだ練習忘れてなかったんだ!)
真人「俺も筋トレで忙しいからカニの手も借りたいぜ!」
謙吾「それをいうなら猫の手も借りたいだ、アホ」
真人「ぬおおおおおおおおおおおおおお」
理樹「ど、どんまい真人」
恭介「んじゃ、そういうことだ、あばよ」
謙吾「ふん」
理樹「じゃあね」
理樹(これから一体なにがはじまるんだろう…)
ちょいと休憩してくるで
夕方にはまた更新するとおもう、じゃあの
やっぱり恭介はロリコンか
CLANNADやABとかとのスレも立たないかな
蟹の手も借りたいw
──数日後──
謙吾「おいお前達、東條希に会いに行くぞ」
恭介「……は?」
真人「おいおい、謙吾がぶっ壊れちまった」
理樹「また急だね…」
謙吾「なにいってるんだ、ファンなら会いに行く権利があるだろう!」
謙吾「さあいくぞ!」
恭介「いや、それはいいんだがな…一応言っておくが女子校だぞ?」
謙吾「そんなこと言っていたらキリがないだろう!」
真人「謙吾…どうしちまったんだよ」
謙吾「いいからいくぞ!!」
理樹(捕まらなきゃいいなあ…)
─────────────
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───
─
ザワザワ ザワザワ
ナニアレー コワイネ ストーカー? ケドイケメンゾロイダヨ
謙吾「違うんだ! 俺は無実だ!!」
謙吾「離せ!!」グイグイ
警察「大人しくしろ!」
警察「抵抗するな! 言い訳は署で聞く!!」
真人「離しやがれ謙吾! 俺を巻き込むんじゃねええ!!!」
理樹(案の定捕まったかぁ…)
理樹「恭介、助けなくて大丈夫かな?」
恭介「理樹…あいつらはもう手遅れだ…ここは巻き込まれる前に逃げるぞ」ダッ!
理樹「うわ! まってよ!」ダッ
……。
理樹(恭介走るの速すぎるよ…)
理樹「見失ったかぁ」
理樹(ここ周辺あんまり来たことがないから下手に動くと迷うし…)
理樹「どうしようかな…」
理樹(恭介に連絡しても出てくれないし、真人と謙吾は捕まってるし)
理樹(他のメンバーに連絡したら理由きかれて変態扱いされそうだしなぁ)
理樹「どうしたものか」ブツブツ
ドカッ
「わわっ!」ドテッ
理樹「わ! す、すみません!」
「いたたぁ~…」
理樹「大丈夫ですか!? け、怪我は?!」
「大丈夫だよぅ、それよりあなたも大丈夫だった?」
理樹「はい、なんとか…」
謙吾「茶番だぁー!!恭介ーー!」
「それじゃ、これからも気をつけるように! な~んてねっ」
理樹「すいませんでした」ペコッ
「バイバーイ!」
理樹(元気そうな人だったなぁ)
理樹(さてこれからどうしようかな…)
理樹(……)
理樹(さっきの人に道聞けば良いじゃん!)
理樹「すいませーーん!」
「うん? まだ何か用?」
理樹「突然ですし、時間あったらでいいんですけど…駅までの道教えてくれませんか?」
「う~ん…名前も知らない人に教えるのはなぁ」
理樹「ご、ごめんなさい! 僕、直枝理樹です」
「冗談だったんだけど…えっと、私、高坂穂乃果」
穂乃果「よろしくね! 理樹くん」
理樹「よろしく、高坂さん」
穂乃果「穂乃果でいいよぉ」
理樹「あはは…」
穂乃果「で、駅だったよね? こっちだよ」
理樹「ありがとう!」
穂乃果「ここらへんに住んでるんじゃないの?」
理樹「うん、用事があって友達とね」
穂乃果「へぇ~、ちょっといったら秋葉原だけどここまで来るのは珍しいかも」
理樹「遠いけどどうしてもって言われて」
穂乃果「ふぅ~ん」
穂乃果「そろそろ見えてきた、あそこが駅だよ」
理樹「案外近かったんだね、ありがとう高坂さん」
穂乃果「穂乃果でいいってばぁ」
理樹「ご、ごめん、穂乃果さん」
>>24
クラナドはエタった
ABは確かあった
穂乃果「よし! じゃあね、理樹くん! またどこかで!」
理樹「うん、ありがとう穂乃果さん!」
穂乃果「あ、そうだ! よかったら連絡先交換しようよ!」
穂乃果「ここで出会ったのもなにかの縁だと思うんだ! そうだよね!」
理樹「そうかもしれないね、僕のからもお願いするよ」
─────────────
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───
─
理樹「っていうことがあったんだ」
謙吾「ほう、一期一会か、大切にするといい」
恭介「凄いじゃないか理樹、いきなりμ'sのリーダーと知り合うなんてよ」
真人「さすが俺の理樹だぜ!」
理樹「電車の中で気づいたんだ…僕も驚きだよ」
謙吾「この調子で俺にも東條を紹介してもらうように誘導するんだ」
理樹「う、うん」
恭介「くっそうらやましい…」
恭介「あの時…俺ももうすこしスピードダウンしていたら…! ちくしょう!!」
真人「その後進展あったか?」
理樹「改めての挨拶くらいかなあ」
理樹「あとライブ見に来てよってさ」
謙吾「ほう!」
真人「さすがだぜ理樹! ついに俺の筋肉を…」
理樹「それはないから」
恭介「直々に招待されてるとはな、相当気に入られたか?」
理樹「人懐っこそうな人だったよ」
謙吾「ノンタン…ノンタン…」ブツブツ
恭介「………決めた」
謙吾「ん?」
恭介「向こうに泊り込みするぞ」
理樹「ええっ!? いつさ?」
恭介「決まってるだろ? そのライブの前日と当日の2日間だ」
謙吾「宿代は誰が持つんだ?」
真人「っへ、恭介のことだ、野宿だろうよ!」
恭介「わかってるじゃねえか真人」
恭介「どうすんだ? μ'sのリーダー直々から頂いた招待だぜ?」
謙吾「ふん…無論断るはずがないだろう!」
真人「俺様の筋肉をお披露目してやるぜ!!」
恭介「理樹はどうすんだ?」
理樹「……はぁ、強制でしょ?」
謙吾「当たり前だ」
真人「っしゃあああぁぁ! だんだん燃えてきたぜ! 筋肉筋肉ぅー!!」
謙吾「俺も燃えてきたあ!! いくぞ真人!」
真人「おう!!!」
謙吾・真人「1・2・リトルバスターズ!! 3・4・リトルバスターズ!!!」
理樹「ちょっとうるさいよ二人とも!」
恭介「……」
理樹「どうしたの? 恭介?」
恭介「っふ…、楽しみになってきたな、ライブ」
理樹「うん!」
……。
恭介「ようやく着いたか」
理樹「結構遠いよね…」
謙吾「なんだ理樹、忍耐力がないな」
理樹「真人よりはあるとおもうよ」
恭介「さ、降りるぞ」
理樹「真人、降りるよ」
謙吾「放っておけ、安らかに眠っているんだ」
恭介「お前ら何してんだ、早く来いよ」
理樹「う、うん!」
謙吾「ここが秋葉か」
恭介「伝説のカリスマメイドにもあってみたいぜ」
謙吾「伝説のカリスマメイド、ミナリンスキーか」
UTXガクインニ、ヨウコソ!
恭介「みろ、あれがここ一帯から注目を浴びてるアイドルグループ、A-RISEだ」
謙吾「確か、ラブライブ優勝候補の一つだな」
恭介「いつかμ'sのライバルになるであろう強敵だ」
恭介「燃えてきたぜ…!」
理樹「暑苦しいよ恭介」
理樹「それでこれからどうするの?」
謙吾「野宿先を探すか」
恭介「いや、観光する! まずはμ'sが使ってる練習場所にいくぞ」
恭介「っつってももう昼過ぎだからあまり時間はないがな」
謙吾「だが、偶然出会う可能性も否めないだろう」
謙吾「よーし! いくぞ恭介、理樹! 1・2・リトルバスターズ!!」
恭介「ひゃっほおおおおおおおおう!!」
理樹「ま、街中だから恥ずかしいって!」
謙吾「落ち着いてなどいられるか!」
謙吾「俺について来い!! うおおおおおお!!!」タタタッ
恭介「ひゃっほおおおおおおおおおう!!」タタタッ
理樹「ま、まってよ!」タタタッ
~~神田明神~~
謙吾「ここが、神田明神か…」ハァハァ
恭介「なかなか立派な階段じゃねえか…」ハァハァ
理樹「二人とも…飛ばしすぎ…」ハァハァ
理樹「迷いに迷ってもう18時だよ…晩御飯考えないとさ…」
謙吾「くっ…」
恭介「まぁなんだ…とりあえず上に行こうぜ、誰かいるかもしれない」
理樹「うん」
ドドドドドドドドド
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
恭介「お、真人か」
真人「理樹ぃぃぃなんで起こしてくれなかったんだよぉぉぉ」
理樹「いや…ごめん…電車出発しそうだったし真人起きないし…」
理樹「よくここがわかったね」
真人「筋肉がこっちだって俺に道を示してくれたんだ」
真人「あと理樹の匂いをかぎつけてきた」
謙吾「貴様、犬か」
真人「筋肉犬・真人号ってよんでくれよな」
理樹「意味わかんないし、どういうことなのさ…」
真人「まぁいいや、筋肉に免じて許すぜ」
理樹「ありがとう真人」
「こらこらぁ~、神社の傍であんまり騒がんといてね」
理樹「す、すいません!」
謙吾「………」ガクガクガクガク
恭介「き…きづいちまったか謙吾…」
真人「???」
理樹「あの…もしかしてですけど…」
謙吾「東條…希…?」
希「ん? ウチになにか用?」
真人「やったじゃねえか謙吾!」
謙吾「ふぁ……ファンです!」
希「ええ? ウチのファン?」
謙吾「あ……握手を……」スッ
希「もちろん!」スッ
謙吾「うあぁぁぁあ」
恭介「くそっ! 羨ましすぎる、謙吾っ!」フルフル
「なになにぃ~? ちょっと騒がしいんだけど、なにしてんのよ希ぃ~?」
恭介「こっ…こっ…この声はっ…!」
真人「今度は誰だよ!?」
希「あぁにこっち」
にこ「この人達だれ?」
理樹「あっ、矢澤にこさん」
恭介「にこにー…にこにぃ!!」
にこ「えぇ? にこのファン? 今日はぁ、逢いに来てくれてぇありがとっ!」
にこ「お礼に、にこの取っておき、みせてあげるね?」
恭介「ひゃっほおおおおおおおおう!!!」
真人「こいつうるせえ!!」
理樹「注意されたばっかでしょ!」
にこ「にっこにっこにー! あなたのハートに、にこにこにー!
笑顔届ける矢澤にこにこー、『にこにー』って覚えてラブにこっ!」
恭介「リアルにこにーキターーーー」
にこ「テンションあがるのはありがたいけどぉもう夜だから静かにしてねっ!」
恭介「はーい!!」
真人「かんっぜんに虜にされちまってるぜ…どうするよ理樹」
理樹「あの、矢澤さんと東條さんはここでなにを? 練習ですか?」
希「うん、明日ライブやからね」
にこ「もしかしてぇ、君もにこのファンだったりぃ?」
理樹「まぁ…はい」
真人「それよりよ、他のメンバーいねえのかよ?!」
希「挨拶してく?」
希「っていっても一人しかおらんけどね」
理樹「お疲れのところ悪い気がするけど…お言葉に甘えようかな」
にこ「にこのファンなら大歓迎よ、きっとね!」
真人「俺もエリチカに早く会いてぇぜ! いこうぜ理樹!」
理樹「う、うん!」ペコ
タッタッタッ
理樹「やっとついた…見た目どおり長いね」
真人「そうか? 普通だったぜ」
真人「おい、あれって」
希「えーりち!」
絵里「なあに? 希?」
絵里「あら…? こちらの方々は?」
にこ「にこのファン」
絵里「冗談?」
恭介「冗談じゃないにこ」
絵里「……」
希「うちらのファンみたいや」
希「こっちの胴着くんがうちのファンで」
希「イケメンくんがにこっちのファンみたい」
真人「俺はお前のファンだぜ!」
絵里「あ、ありがとう…」
真人「そうだ! この日の為に用意した言葉があるんだぜ? きいてくれよ」
真人「ええっと…ダスヴィダーニャ!」
絵里「あはは」
希「絵里ち?」
謙吾「む…」
理樹「おぉ! 真人が外国語喋ったよ!」
恭介「筋肉は日々成長するということか…思い知らされたぜ…」
にこ「…なんていったの?」
絵里「ふふ、とてもうれしいのだけれど」
絵里「それの意味は日本語で言うと"さようなら"」
絵里「ちなみに発音はこんな感じДо свидания」
謙吾「やはりただのバカだったな」
理樹「まあまあ…真人もがんばったみたいだし」
恭介「成長といっても微粒子レベルだったようだな、真人」
絵里「出会いの挨拶はこうね…Здравствуйте」
絵里「ゆっくり言うとズドラーストヴィチェ」
にこ「意味は?」
絵里「"こんにちは"みたいな一日中使える挨拶ってとこかしら」
希「気絶してるんやけど…」
理樹「ああ記憶できる容量を超えちゃったんです…」
絵里「それはさておき、あなた達…「おっと
恭介「そういえば俺達は自己紹介がまだだったな」
真人「俺は筋肉マン! 井ノ原真人だ!」
謙吾「っふ…そうきたか…」
謙吾「俺は宮沢謙吾…チャームポイントはよくチョンマゲを忘れるところだ!」
恭介「そして何を隠そう…俺はリトルバスターズのリーダー、棗恭介!」
理樹「直枝理樹です」
恭介「4人揃って!」
真人・謙吾・恭介「リトルバスターズ!」
理樹「あ、チーム名です」
にこ「な、なに…?」
絵里「リトルバスターズ…? ハラショー…」
希「なあ、にこっち、この人たちもアイドルなん?」コソコソ
にこ「いやぁ~…聞いたこと無いわ」コソコソ
恭介「とまあ…この辺でいいだろ、μ'sの3人も練習で疲れてるだろうしな」
理樹「そうだね、今日はこの辺で失礼します」
絵里「あら、気を使ってもらって申し訳ないわ」
真人「そんじゃ明日のライブ楽しみにしてるからがんばれよ!」
にこ「明日のライブ来てくれるにこぉ?」
謙吾「うむ、そのために来た」
希「そうなんや、ありがとなあ」
謙吾「…その…もう一度握手を」
希「ウチでええならね」ニコ
謙吾「ふあぁ…」プルプル
恭介「謙吾、なにしてる、行くぞ」
謙吾「ああ」
その日の夜はネットカフェに同じ個室で4人泊まった。
同じ個室wwwwww
~~ライブ当日~~
ガヤガヤガヤガヤ
理樹「さすがに一度来ただけあって迷わなかったね」
真人「っふ…それもこれも全て筋肉さんのおかげ…」
恭介「一般公開だが、それにしても凄い数だな」
謙吾「俺達の知った時はまだまだ無名だったが今ではランキング上位だ、当たり前だろう」
理樹「そうだったんだ」
恭介「それだけμ'sに人を惹きつけるなにかがあるってこった」
理樹「運があるってことかな?」
恭介「いいや…」
恭介「運なんてもんは当てにならん…」
恭介「何でもかんでもこじ付けられるしな」
恭介「俺は運とか運命なんて言葉、好きじゃない」
恭介「μ'sがここまでこれたのは、『強さ』だろう」
理樹「『強さ』?」
恭介「ああ、『強さ』だ」
恭介「そいつは紛れも無い、自分達の曲げない意志の強さと諦めない心さ」
恭介「運命という固定観念を打ち破ることでもある」
恭介「μ'sはつい最近まで無名だったが急に名を上げてきた」
恭介「それは彼女達の『強さ』の中にある確固たる信念が成した形だ」
恭介「どうだ? 理樹は…『強さ』を持ってるか?」
真人「……」
謙吾「……」
理樹「…う~ん、どうだろうね」
恭介「…っふ、まあいいさ」
恭介「今日はそれを知る為に来たようなもんだ」
理樹「え?」
恭介「よし、そろそろ始まるな! お前らトイレは済ましたか!?」
真人「筋肉にトイレなんて必要ねえぜ!!」
謙吾「小便などする暇あるなら曲の復習してるさ!!!」
恭介「よっしゃあ! 理樹は!?」
理樹「お、お~!」
やっぱり女性陣は…
恭介「この日の為に用意した俺のにこLOVE音頭であったまるぜえ!」
「あ、あの~」
理樹「はい?」
「やっぱり理樹くんだ!」
「ちゃんと来てくれたんだね! うれしいよ」
理樹「穂乃果さん! 大丈夫なの!? もうライブ始まっちゃうんじゃ!」
穂乃果「うん、大丈夫だよっ! まだ少しだけ時間はあるから」
>>76 すまん俺の技量じゃ女性陣だしたらクッソ長くなるしグダるから省いた
LOVELIVEメンバーも全部は出し切れなかった
穂乃果「そっか~、せっかく来てくれたんだから最っ高のパフォーマンス見せないとね!」
理樹「あはは、楽しみにしてるよ」
恭介「……」
穂乃果「……」
理樹「穂乃果さん?」
穂乃果「…っあ、ああごめんごめん、ボーっとしてたよ」ニコ
穂乃果「そうだね…理樹くんには是非μ'sの凄さを知って欲しいよ」
理樹「十分凄いと思うけどなあ」
穂乃果「ライブにくるのとこないとじゃ全然違うよぉ!」
真姫「穂乃果、そろそろいくわよ」
穂乃果「真姫ちゃん! 今行くー!」
理樹「西木野さんだ」
穂乃果「お! みんなの名前も覚えてくれたんだね、うれしいよ」
理樹「まあ…」
真人「うおおお、西木野じゃねえか!!」
謙吾「スター西木野!スター西木野だああ!!」
ヴェエエ!チョットヤメテッ!
理樹「周りにこんな人達いるからね…」
穂乃果「あはは、理樹くんも大変そうだねえ」
穂乃果「3人とも優しそう」
理樹「うん、みんな良い奴だよ」
穂乃果「じゃあ、大切にしないとねっ、どんなことがあっても」
理樹「到底、彼らは自分達で対処しちゃうけどね」ハハッ
穂乃果「でもね、理樹くん、きっと人は一人で生きていけないんだよ」
穂乃果「どんな人だって誰かに頼ってるはずだよ、μ'sだって私一人じゃ成り立たないし」
穂乃果「どんなに凄い人達でも困ったことや辛いことがあったら助けを求めることが必要だもん、きっと…彼等だってそうだと思う」
穂乃果「穂乃果はそんな困ってる人達を助けられる人になりたいなあ」
理樹「じゃあ、μ'sの活動も?」
穂乃果「えへへ、最初は廃校を阻止するってことでやり始めたんだけど」
穂乃果「活動してくうちに仲間が増えて、だんだんと自分の好きなことに変わって行ったんだよねぇ」
理樹「そうだったんだね、穂乃果さんもいろいろ考えてるんだ」
穂乃果「そうだよ! 穂乃果はちゃんと考えて行動してるのに海未ちゃんったら…」
真姫「ちょっと穂乃果! 早く行くわよ! この人たちしつこい!」
真人「うおおお筋肉筋肉ぅう~!!!」
謙吾「筋肉いぇいいぇい!筋肉いぇいいぇい!!」
穂乃果「ごめんごめん!」
穂乃果「じゃあ行くね、理樹くん」
理樹「うん! 他のメンバー達にもがんばってくださいっていっておいてよ」ニコッ
穂乃果「ありがとー! 今日は楽しんでってね!」タタタッ
恭介「おう、理樹、凄い笑顔だがどうした?」
理樹「いやいま穂乃果さんが僕の為に来てくれてさ」
恭介「なにっ!?!? くっそおおお、俺のにこLOVE音頭でマッタク気づかなかったぜえ!!!」
恭介「仕舞いにはトイレを催しちまうしなあ…くっそ不運だぜ…!!!」
理樹「あれ!? さっき運がなんとかって話は!?」
恭介「こまけぇことは気にすんな! おっと、はじまるぜ!」
照明が暗くなり、μ'sの内の3人のトークがはじまった。
さすがの真人や謙吾も大人しくなり、園田海未さんと星空凛さんと東條希さん、3人のトークを静かに聴いてる
時折謙吾が叫ぶけれど、彼女達の話を聴いていて叫びたくなる気持ちもわからなくもない。
どれだけファンの人に、ライブに来てくれている人に対して気持ちがあるのか伝わってきて関心する。
10分ほどしてトークが終わり、ついにライブが始まった。
さっき穂乃果さんが言っていた通りだった…。
PVとライブでは迫力が格段に違う。
恭介ほど熱狂的ではなかったけれど、いつの間にか彼女達の歌声にのめり込む、体がリズムを刻み、僕の心を熱くさせた。
そして時間があっという間に経ち、遂に最後の曲になってしまった。
穂乃果「それでは最後の曲聴いてください! 私達の始まりの曲」
μ's「「「「「「「「「START:DASH!!」」」」」」」」」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
観客、ファンのみんながおたけびを上げた
それに反響するかのように僕もみんなに釣られて叫んだ、精一杯。
『I say...
………
諦めちゃダメなんだ
その日が絶対来る
君も感じてるよね
始まりの鼓動 』
しっかりと歌詞を聴く
『明日よ変われ!
希望に変われ!』
彼女達の思いを僕はしっかりと聴く
『眩しい光に照らされて変われ
START!!
悲しみに閉ざされて
泣くだけの君じゃない
熱い胸 きっと未来を切り開くはずさ』
恭介の話が僕の中で反復された。
『恭介「どうだ? 理樹は…『強さ』を持ってるか?」』
『悲しみに閉ざされて
泣くだけじゃつまらない
きっと(きっと)君の(夢の)
チカラ(いまを)動かすチカラ』
そうか…そういうことだったんだね、恭介
過去の自分の記憶が蘇る
僕が幼い頃に両親を亡くし絶望していた時のこと。
『信じてるよ…だから START!!』
そんな自分を救ってくれたのはリトルバスターズ…
僕も…穂乃果さんや恭介みたいに強くなれってことだったんだね
恭介や穂乃果さんの言葉を馳せていると何度か僕の呼ぶ声が聞こえた
恭介「理樹、終わったぞ」
謙吾「っふ、どうやら理樹もμ'sの素晴らしさに気づいたようだな」
真人「ということは筋肉の素晴らしさも気づいたってことだよな」
恭介「…おいおい、泣くほどよかったのか?」
いつの間にか泣いていた
理樹「…みんな…」
真人「なに改まってよ」
理樹「みんな、ありがとう、今日は楽しかったよ」
謙吾「そういってくれれば無理矢理連れてきたかいがあったってものさ」
真人「よっしゃ、筋肉も震えてるけどそろそろ帰らねえとな」
恭介「理樹、もう大丈夫か?」
理樹「ああっ!」
理樹「でも、ちょっと出口でまっててよ、挨拶してくる」
恭介「わかった、先いってるからな」
理樹「うん!」タタタッ
恭介「……ふっ」ニッ
真人「へへっ」ニッ
謙吾「……ふん」ニッ
……。
理樹「穂乃果さん!」
穂乃果「お~理樹くん、久しぶりだね」
理樹「なに言ってるのさ、さっきぶりでしょ」
穂乃果「で、どうだった? どうだった?」
理樹「……はずかしながら泣いちゃったよ」
穂乃果「…そっか、よかった」
穂乃果「それだけ感動してくれたってことでしょ?」
理樹「うん、あとさ…僕も決心したよ」
穂乃果「うん?」
理樹「僕も、他の人を助けれる人に…揺るがぬ『強さ』を胸に抱くよ」
穂乃果「そうだね」
穂乃果「私からはがんばってとしか言えないけど…」
穂乃果「周りの人たちはそれに必ず気づいてくれるし、わかってくれるから」
穂乃果「途中で挫折しようとも決して諦めないで…、理樹くん」
穂乃果「君達が私達μ'sを応援してくれてるように、私も君達を応援してるからね!」ニコッ
理樹「ありがとう、穂乃果さん」
理樹「そろそろみんな待ってるからいくよ、今日は誘ってくれてありがとう」
理樹「必ず、また会おうよ!」
穂乃果「うん! バイバイ理樹くん!」ニコッ
これから先、何が起こるかもわからない
自分の未来を生きる為、仲間達の未来を見届ける為
僕は彼女達μ'sのように『強く』生きることを目指した。
おわり
くぅ疲
なんか読み返したらすっげー薄っぺらいなW
イチャラブ展開とか期待してた人にはすまんな
次回は全員登場させれるくらいの構成と文章力つけてくるは!おつかれ!
おつやで~
次回作期待しとるよ
頑張ってな!
乙
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