安価で決めたお題を元にSS書きます(32)

ただし二次創作はNGで

>>5

桜京子

壁山

御坂ミコト

魔理沙

二次創作なので最安価します

>>8

アソパソマソ

ドラ美ちゃん

最安価します
ID:0ppHdVSQはNG登録しました
もしも安価先が非表示だった場合、直近のレスを採用します

>>12

アグモン

ピーチ姫

ピカチュー

キョン

便所飯

では「便所飯」をお題に書きます

はいよ
待ってるよー

面白そう
支援
トイレの飯……

期待

お題『便所飯』


女「………」

便所飯…とは
一緒に食事をする相手がおらず一人で食事を取るところを他人に見られたくないという理由から、特にトイレの個室を食事の場所に選ぶことを指すインターネットスラングである。

女「……まぁ、定義なんてどうでもいいんだけど…」

女「どうして『便所飯専用トイレ』なんてのがあるわけ…?」

15分ほど前

キーンコーンカーンコーン

女「もうお昼か…お腹すいたわね…」

生徒A「でさーそのとき先生がー」

生徒B「ウッソまじぃ!?ヤバくない!?てかヤバイ!!」

女「……」ガタッ

女(あの人たちうるさくて苦手だから他所で食べましょう)スタスタ

ザワザワ…ガヤガヤ…

女「なんだかどこも向いてない感じね」チラッ

女「!」

女(なに?あのプレハブ小屋みたいなの…学校の近くにあんなのあったかしら)

女「…気になって見に来ちゃったわ」

『lunchmate』

女「…ランチメイト?…もしかしてここ、お食事処かなにか?」

女「……」ガチャ…

女「!!」

広い空間だった。床も壁も大理石でできており、ピカピカ輝いている。
落ち着いたクラッシックが流れている。小鳥のさえずりのような音も聞こえてきた。
そして、奥にはいくつかの個室が並んでおり、その光景には見覚えがある。

女「まさか…これ…」ツカツカ

ガチャッ!!

女「やっぱり…トイレじゃない!」

女「別に催してるわけじゃないんだけど入ってしまったわ」

女(しかしこれはトイレというには少し変ね。広すぎるわ。大きな机がおいてあるし)

女(…どうしてこんな高級感のあるトイレが…?)

女「?…このトイレットペーパー…なにか書いてある」

カラ…

『一人ぼっちのあなたに 至福のひと時を』

女「………」カラカラカラカラ

『lunchmateはお一人様限定の便所飯専用完全個室トイレです。当トイレにおけるサービスは無料でご利用いただけます。どうぞごゆっくりお食事をお楽しみください。』

女「便…?」

女「便所飯って…あの…?」

女「え?じゃあここは…ここでご飯を食べる前提で作られたトイレってこと?」

女「そんなのって…」

ピョピョピピピ…

女「!鳥かごがある…!まるでお金持ちのお嬢さまが大事に育てているような高貴な小鳥…」

女「なに?花瓶とか額縁が飾ってあるのは分かるけど鳥まで飼われているの?そんなに雰囲気作りにこだわりたいわけ…?」

女(どうしよう…こんなところでご飯を食べろというの?でもこれだけ豪華なら高級ホテルの一室を借りてるような気持ちになれるかもしれないわ…)

女「でも、トイレでご飯を食べたりなんかしたら、なんというか人間としての尊厳が…」

トイレ『ご注文は お決まりですか?』

女「…えっ!」

女「と、トイレが喋った!」

トイレ『ご注文を お決めになる際は 左のトイレットペーパーをご覧ください』

女「ああ…自動音声ね。で、今のはなんのアナウンス?ご注文?左のトイレットペーパー??…これのこと?」

カラカラカラカラ…

『お食事をご注文される方は、便座の青いスイッチを押してください』

『オードブル…メインディッシュ…デザート…ドリンク…』

女「メニュー!…トイレから出前が頼めるってこと!?信じられないわ、普通そこまでして便所飯なんて…!」

トイレ『まもなく利用開始から 10分 です』

女「利用開始!?そんなことまで教えてくれるの?というか利用してない!してないから…!」

>>17コテ外したら?

女「まずい…このままここでじっとしてたら他の利用客が来てしまうかもしれない…そしたらきっと迷惑だわ…早く出た方がいいのかしら」

女「でもちょうど、お弁当持って食べるところを探していたわけで、ここでお弁当を食べずに出ていくのも何かもったいない気がする…」

女「だけど、いくら高級感あふれててもここはトイレ…こんなところで食事をするなんて…」

女「ど…どうすれば…!?」

女(便所飯…1人で食事…トイレで食事…)

鳥「ピピピピヨピヨピ」

女「あーもう!分かったわ、ここで食べて…」


ガチャ…


女「!」ハッ

男「ここが噂の便所飯専用トイレ…ここなら僕も快適にぼっち飯が…」

男「あれ?」

キィ…

女「……」コホン

女「…残念ね、こんなところでぼっち同士が出会ってしまったら」

女「便所飯は不成立よ!さぁ、こんなところじゃなくて、外で一緒にご飯を食べましょう」

男「誰だキミ!?」

女(いま理解したわ…やれやれ私としたことが、危うく乗せられてしまうところだった)

女(ここは、便所飯せざるを得ない者たち同士が集まり、コミュニティを形成することができる唯一の空間!そしてそれは『もう一人じゃなくなる』ということ!)

女「-便所飯を避けるための手段が『便所飯専用トイレを作ること』…よく考えられてるわ!」

男「だから誰なんだよキミは!」

女「あなたの…lunchmateよ!」


お題『便所飯』…おわり

つまんね


ありがとー

面白かったよ
どんなに綺麗でも便所で飯はなぁ…

利用時間とか流れたら落ちつかないわ……

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