俺「…っつ…!ここはどこだ…?」
ゴゴゴゴゴ
俺の目の前には半径20mくらいのコンクリート製の巨大なローラーが左右にふたつ、地鳴りのような音をたてながらお互いを擦りあい、ゆっくりと内側に向かって回っている。
ローラーは円柱が倒れた形状で底面がこちらを向いている。
全長はわからないくらい果てしなく長い。
俺「なんなんだ、コレは…」
俺がしばらく立ちすくんでいると後ろから軽快な走ってくる足音が聞こえてくる。
俺「オオカミだ…!」
オオカミはものすごい速さで俺を追い越し、巨大ローラーの上をうまいこと走っていく。
しかもこのオオカミ、二足歩行で走っている。
そればかりか、バイクのライダーのような服装でオレンジ色に輝くサングラスをしているのだ。
そして気づくと俺もオオカミの後を追いかけるように走っている。
自分でもビックリするくらい速い。
ローラーに巻き込まれないように速く走るのだ。
ローラーの道はまっすぐばかりでなく、くねくねとカーブしだした。
右へ左へ…何度かカーブを超えると少し先にローラーの終わりが見えた。
俺「端っこまで来たな…」
そう思って走っていると、ローラーの終わりになにか見える。
最初は何だかよくわからなかったが、近づくとその正体がわかった。
パラソルだ。
海辺などでよく見るビーチパラソル。
さらに近づくとそのパラソルの下に横になれるタイプの白いイスがあり、そのイスに先ほどのオオカミと同じような人間と同じ等身のブタ(メス)がサングラスをかけて日差しを浴びてくつろいでいる。
そしてもうすぐローラーの終わりに辿り着くという頃。
そのブタがこちらを見ている。
………。
すると場面は一転。
先程のコンクリートに覆われた景色は消え去り、目の前に広がるのはニューヨークの裏路地のような景色。
目の前にはレンガの壁があり、そこに2人の男がいる。
1人は大変に痩せている男。
1人は大変に太っている男。
その両極端な男2人を眺めていると、いつの間にか2人を挟むように黒いスーツの男が2人立っている。
この2人は中肉中背と言ったんじだ。
スーツの男2人は無表情でどこからか細い針を取り出し、それぞれ同時に中央の痩せた男と太った男にその針を突き刺した。
すると痩せた男はそのまま。
太った男は風船から空気が抜けるようにプシューーッ
と音を出しながらしぼんでいく。
俺「何だこれ…」
……
目の前が真っ白になる。
その数秒後…
ゴゴゴゴゴ
最初に戻る。
小さい頃風邪ひいた時は絶対この夢見てたんだよなぁ…。
あんときはすげー怖かった感じがしたけど今思い返すとただただ意味わからんw
みんなもそんな感じで小さい頃見てた夢とかあったら教えておくれ。
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