モバP「こんなところにいたのか、飛鳥」 (11)

飛鳥「やぁ。ボクに何か用でも?」

P「見かけないから探しに来たんだよ、みんな下でわいわいしてるのに」

飛鳥「……だからさ。わかるだろう?」

P「いいじゃないかたまには。巴なんか、ほらあそこで熱唱してるぞ」

飛鳥「見世物になるつもりはないよ。キミこそボクに構ってないで楽しんで来たらどうだい」

P「人も増えてきたからな。はぐれないように見ておかないと」

飛鳥「P、ボクはたしかにコドモだが子供扱いをよしとはしてないんだ」

P「なら一緒にみんなのところ行こうか」

飛鳥「それはいやだよ」

P「……」

飛鳥「……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428075777

P「あのなあ」

飛鳥「仮に」

P「ん?」

飛鳥「仮に、別段ロックって風でもないのにロックを自称するアイドルがいたとする」

P「それって李衣n――」

飛鳥「そこでキミは、ロックじゃないから方向性を変えようって告げるのかい?」

P「いや、本人の自主性は尊重したいところだけど……」

飛鳥「そういうことさ。ボクのことも放っておいてほしいな」

P「それとこれとは違うだろ」

飛鳥「……」

P「……」

飛鳥「キミも頑固だね」

P「お前ほどでも」

飛鳥「それなら、アレはどうなのさ」

P「アレ?」

飛鳥「ほらあそこ」

P「んー……………………あっ」

飛鳥「何が見えた?」

P「桜の木だと思ったら鈴帆だった。なにやってんだあいつ」

飛鳥「ああいうのは野放図にしておいてもいいと言うのかい?」

P「……まあいいんじゃないか。悲しいかな誰も気付いてないみたいだから」

飛鳥「ふぅん。ボクは駄目で彼女はいいと」

P「飛鳥、その論調はまさに子供の言い訳じみてるな。そんな子はやっぱり子供扱いしなきゃ」

飛鳥「むっ……」

P「さあ行こうか」

飛鳥「……ふぅ。まぁ落ち着きなよ」

P「俺は落ち着いてるぞ」

飛鳥「そう? ならどうしてそんなにボクから自由を奪おうとするんだ」

P「自由ってのはな……保障された範囲で謳歌すべきものなんだ」

飛鳥「……っ! やるね、一瞬納得しかけそうになったよ」

P「飛鳥こそ、どうして一人になりたがるんだ?」

飛鳥「ボクがボクだから、かな」

P「よし、ついてこい」

飛鳥「待ってってば。想像してほしい。キミの望む通りにあそこにボクが加わって、歌でも何でも羽目を外すとどうなる?」

P「いいんじゃないか? きっと楽しいぞ」

飛鳥「周りを見なよ。ここに来てるのは何もボクらだけじゃないんだ」

P「それはそうだけど」

飛鳥「あそこであんな風に花見を満喫してるボクがいたら、さてボクのイメージはどうなるかな?」

P「……。そうきたか」

飛鳥「これはボクのためであり、ひいてはキミのためでもある。そうは思わないか?」

P「飛鳥。お前の気持ちはよくわかった」

飛鳥「わかってくれたならいいよ。キミの言い分も間違いじゃないからね」

P「でもな、飛鳥。それなら俺だって、お前のためにここにきたんだぞ」

飛鳥「……やれやれ、キミもしつこいな。また子供扱いかい?」

P「違う」

飛鳥「ほぅ、なら聞かせてもらおうじゃないか」

P「……言わなきゃだめ?」

飛鳥「ここまできて何をためらうことがあるのさ。早く、ほら」

P「わかった……。いいか、よく聞けよ」

飛鳥「うん」

P「……お前みたいな可愛い子を、こんな人の多いとこで一人にしてたら、心配だろうがああああああああああああああ!!!!」

飛鳥「!?」

P「ただでさえ可愛いのにアイドルとして名もますます知られてきてるんだぞ!! 危ないだろいい加減にしろ!!」

飛鳥「ちょっ、声が大k」

P「もしものことがあってからじゃ遅いんだからな!!!! 手の届く距離にいてくださいお願いします!!!!」

飛鳥「わか、わかったから、行くよ! ほら、注目の的になってるから大人しk」

P「そうか!? よーしよしよし!! さあこっちだ、みんなのとこでまあ何か美味しいものでも食べてろください!!!!」

飛鳥「静かに! うるさい!」

飛鳥(下で歌ってた方が何倍もマシなぐらい恥ずかしかった……鬱だ……)

P「まあ、わかってくれて何より」

飛鳥「到底承服などしていないけどね。はぁ、とんだ見世物だったよ……」

P「これに懲りたら単独行動は禁止。せめて俺の手の届く範囲にいてくれ。わかったな」

飛鳥「ふん、結局ボクを子供扱いしてるんじゃないか」

P「それは違う。違うって言ったろう」

飛鳥「何が違うのさ」

P「子供扱いじゃあない、女の子扱いだ。それでも不服か?」

飛鳥「えっ?」

P「あんまり心配させるなよ。飛鳥は俺の大事な女の子なんだから」

飛鳥「…………」

P「ただいま。晴、ちょっと飛鳥のこと見張っててくれ。またふらっといなくなられても困るしな」

飛鳥「……」

晴「おう。そりゃいいけど…………なあ、ちょっと待てよ」ヒソヒソ

P「うん?」

晴「なんか飛鳥、雰囲気がいつもと違うような……お前何したんだよ」ヒソヒソ

P「うーん、半ば無理やり連れてきたから怒ってるのかも。じゃあ頼んだぞ」ヒソヒソ

晴「あ、おいっ! ……ったく。飛鳥、何か飲むか?」

飛鳥「……うん」

晴「えっと、LPとAPとBPドリンクあるけどどれが、ってそれオレの飲みかけ!」

飛鳥「……うん」

晴「重症だなこりゃ……」




しばらく付きたいけど離れてく微妙な距離感が続いたそうな

おわれ

新SR+の衣装がエロすぎて後ろからそっと手を合間にしのばせてささやかな胸を鷲掴みしたい

そんなリビドーに身を委ねて書きました

HTML依頼出してきます

乙!
後生に語り告がれるべきスレだな


上田しゃん…

乙ゥ
そういやアブない乳首の人も飛鳥スキーだったな

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom