吸血鬼「き、昨日テレビでな、吸血動物の特集をやってたんだが、あれ凄い痛いってテレビの人が…」アワアワ
女「(慌ててる吸血鬼可愛いなぁ)」
吸血鬼「俺、それ知らなくて…今まで…!うわあああああごめんなぁあああ!!」
女「」ニヤニヤ
女「よーしよし」
吸血鬼「ごめんなぁ女…ひっくひっく、もう血なんか吸わないからぁああ…ぐす」
女「別に大丈夫よ、血を吸っても。痛いっていってもがまんできない訳じゃないし。それにお腹空くんでしょ?ならしょうがないじゃない」
吸血鬼「でも、俺、ずびびっ…女が痛いのは嫌だ……」
女「」キュンッ
吸血鬼「ひっくひっく」
女「そろそろお腹空いたでしょ?いいよ、吸っても」
吸血鬼「嫌だ!」
女「(困ったなぁ…このままじゃ吸血鬼がお腹を空かせて大変な事になっちゃう)」
女「うーん……あ!閃いた!」
吸血鬼「?」
女「魔女さんに何かいい方法がないか聞いてみましょう」
━━━魔女の家
魔女「痛みを快感にしちまえばいいじゃねーか」
女「」
吸血鬼「」
魔女「食事もできて気持ちよくなれるんだぜ、まさに一石二鳥だろ」
魔女「吸血行為を痛みの代わりに快感を与える仕組みにして…そんで」
女「ちょっ、ちょーと待ってください」
吸血鬼「そっそうだ!待ってくれよ魔女!お、俺達にはまだそういうのは早いっていうかその」
魔女「開けゴマ!」ピカー
女「眩しいっ」
吸血鬼「呪文のチョイス!」
魔女「はい、術式完了。料金は1万ね」
女「安いんだか高いんだかよくわかんない…!」
吸血鬼「払った方がいいのかな…」バリバリ
女「やめて!」
魔女「さっさと払わねーと吸血するたびに老ける呪いを追加すんぞ」
女「分かりました払います払うから払わせて!」
魔女「毎度ありー」
━━吸血鬼の家
吸血鬼「腹へった……」グウウ
女「うーん。取り敢えず痛いのは解決した(らしい)し、一回試してみる?吸血」
吸血鬼「………うー」
女「ほら来なさい」
吸血鬼「……うん」
女「よしよし」ナデナデ
吸血鬼「何かおかしかったらすぐ言えよ?…じゃ、じゃあ……いただきます」カプッ
女「んっ」
しえん
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