ちなつ「スイッチがあるね」 (30)

ちなつ「押してみようか、あかりちゃん」

あかり「電車止まっちゃうよぉ」

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ちなつ「止まったね、あかりちゃん」

あかり「まわりの人がびっくりしてるよぉ」

ちなつ「逃げるよ、あかりちゃん」

あかり「扉開くの?」

ちなつ「先頭車両まで走るのよ」

あかり「待ってよぉ」

ちなつ「そこ、どきなさいよ」

男「…?なんだよこいつ…」

ちなつ「足元弱そう」ゲシッ

男「ッ!!!」ズッテーン

ちなつ「先を急ぐわよ」

あかり「だ、大丈夫ですか?」

ちなつ「やっと運転席に着いたわ…このボタンかしら」
プシュー

あかり「あ、開いた」

車掌「お、おいなんだ君達!」

ちなつ「おじゃましました」

あかり「やっとでれたよぉ」

ちなつ「まだ追いかけてきてる?」

あかり「ちなつちゃん、なんで線路沿いに逃げてるの?」ハァハァ

ちなつ「行き先が決まってて楽じゃない」

あかり「う、うん」ゼェゼェ

オーイトマレー!

ちなつ「チッ」タッ

タッタッタッタッ ザボーン

あかり「川に落ちた!?」

ちなつ「あかりちゃん、浅いから!」

あかり「う、うん」ボチャン

あかり「服がびしょ濡れだよぉ」ギュウウウ

ちなつ「逃げきったわ…」

あかり「ちなつちゃん…」

ちなつ「なあに?あかりちゃん」

あかり「なんのために…こんなことしたの?」

ちなつ「あかりちゃんも…」

あかり「…?」

ちなつ「耐えきれなかったでしょ…?」

あかり「…」

ちなつ「これ以上学校行くことに…」

あかり「…」

ちなつ「私、あかりちゃんのこと好きなの…」

あかり「う、嬉しいよぉ…」

ちなつ「なんで…なんでなのよ…!結衣先輩達が卒業した年から共学になったあの中学に、私の居場所なんて無かった!!」

あかり「……」

ちなつ「あかりちゃんだけが頼りだった!ずっとあかりちゃんは優しかった!あかりちゃんに…彼氏が…できてからも…」ポロポロ

あかり「ちなつちゃん…泣かないでよぉ…」

あかり「そんなの…あかり、どうしようも…できないよぉ…ちなつちゃんは…あかりのお友達だもん…!恋人には…!なれないよぉ…うああああん」ポロポロ

ちなつ「……」ポロポロ

ちなつ「…ごめん…」グスン

あかり「う、うううう…こ、今度また学校で…話そ…」エグエグ

ちなつ「うん…ご、ごめんね…?」グスングスン

あかり「謝らないでよぉ…!」ポロポロ
ハシリサル

ちなつ「はーーーあ…私なにやってんだろ…なにやってんだろう!!!」アオムケゴロー

ちなつ「雲になりたいな…」

向日葵「stop!!共学化!!」

完!

文学的だな…

見てる人どのくらいいるんだろう…

あ、トリップ変わってた、マイイヤ
見てる人いるようならまだなんか書こうかなと思ってます~

京子「ごめんなさい」

結衣「いや、もう仕方ないよ…壊れちゃったもんは…」

京子「でも…」

結衣「大丈夫、私のこの体ならまた直してもらえる…」

京子「サイボーグ結衣ぃ…泣」

ちなつ「まーた京子先輩、壊したんですか~?私の結衣先輩を!!」プンスカ

京子「ごめんね!Dr.チーナ☆」ペコリ

ちなつ「素直ですね…いいですよすぐ直りますし…」ジュウウウ

結衣「ちなつ様、いつもありがとうございます…アツツツ…」

あかり「あのさぁ、ちなつちゃん…思ってたんだけど…」

ちなつ「なに?」フリムキ

あかり「結衣ちゃんの思考回路までいじってない?」

ちなつ「ば、ばれた…?(そ、そんなわけないじゃん!)」

京子「ってオイオイオーイ!wwwwwww 逆ゥー!心の中と言ってることが逆ゥー!wwwwwww」

あかり「なんか妙に結衣ちゃんがちなつちゃんを慕うというかなつくというか…」

結衣「いやぁ、ちなつ様は私を死の淵から救って下さった神様だからね」キラン

ちなつ「いや~ん!神様だなんて~!」ピピッ

結衣「ちゅ、チューしましょう!ちなつ様!」

あかり「なにいまのリモコン!?」

京子「おいあかり、このマッドサイエンティストを捕らえろ」

あかり「仕方ないことだね…」オダンゴバインダー

パシイイイン
ちなつ「きゃああああ!」グリグリグリ

ちなつ「仕方…無いじゃないの!」

京子「おや、なんだなんだ???」

ちなつ「結衣先輩の怪我…あれ脳までいってたのよ!」

あかり「!!」

京子「そ、そんな…だ、だとしても!」

結衣「あーちなつ様の淹れて下さったお茶はおいしいなぁ」

ちなつ「完全にあの頃の結衣先輩は二度ともどって来ないことが…分かってたのよ!」

ちなつ「なら…ならいっそ私の結衣先輩に…しちゃえば…って!妄想の世界に…逃避するしか…なくって!!」

あかり「そんな…」

京子「それは…違うと思う!」

ちなつ「いいんです…どうせ理解なんてしてもらえないと思ってましたから…やっておしまい!」

結衣「オオセノトオリニ」キュイーーーン

京子・あかり「!?」

京子「あかり!危ない!」

あかり「くっ!」オダンゴスピンシールド
ガガガガガッ

結衣「フゥン、タエタカ…」

ちなつ「結衣先輩~レーザー発射準備OKで~す!」

結衣「アイシテルヨ、チーナ!」

ちなつ「きゃああ!やっとチーナって呼ばせられた!」

京子「なんかすっげえのきそうだな~」

あかり「気をつけてね!京子ちゃん!」

結衣「ユイレーザー、発射シマス」
コオォォォォォォォォォォォォォォオオオ

あかり「ま、眩しいよぉ!」

京子「うわ…と…飛ばされる…!?」

ちなつ「あれ?…なんか…わたしも…」

あ・京・ち「うわああああああああ!!!!!」

チャプ…チャプ…
(部室前の池に飛ばされた3人)

あかり「もしかして、ちなつちゃんも手に負えなくなっちゃったの?」

京子「マッドサイエンティストのお約束だな」

ちなつ「キーーー!!とまれとまれーー!!」

結衣「…」スタスタ

あかり「な…なに?近づいてくる…」

結衣「レーザー発射の負荷で、ちなつちゃんの作った電脳が壊れて、元々の私の脳だけになった」

京子「おお!良かった!あれでもなんで結衣生きてんだ?」

結衣「ああ、そうか、死ぬわ!」バタッ

あかり「結衣ちゃーーーーん!!!」

???「なぁ…ちなつよ…」

ちなつ「…」

???「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとはおもわんかね………………」

チナッチジャック~完~

くぅ疲
おやすみなさい

間違えたチナッツジャックだ
なんだチナッチジャックって
いやそもそもチナッツジャックもなんなんだ

本当の本当に終わり

サイボーグ結衣ぃ…でクソ笑ってしまった

おつ!

おつ

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