男「何か異臭がする……」
女「あっ」ショワワワ
こんなノリで行く。
高校1年の夏、あの時の事を忘れはしない……
あの時、確かに匂ったのだ、アンモニア臭を!
誰が見ても犯人は明らかだった、隣の女だ。
幸いにも、今は授業中で、席が教室の端だった事もあり、
俺以外は気付いていないようだった。
横を見れば明らかだった。横目で見ると確かに女の席に黄色い
染みがあった。そして、肝心の女は少し涙ぐんでいた。普段から見る
限り、余り彼女は気も強く無さそうだし、周りのビッチ共と関わりも
薄そうだったので、助けを求める事も出来なかったのだろう。
男「(アイツ、漏らしよったでえ、いっつもならメシウマなシチュエーション。)」
男(だが、なあ…あの恥ずかしさに身を悶えた表情……そそるぜ)
男(だが、今日は……違和感、いやこれは、憐れみ、だと!?)
男(いや、これはフラグか?)
安価00-72…助けるっぽいー
73-99…メシウマっぽいー
レス無し…寝る(モニターの前の俺が)
ほれ続けろ
コンマなんてありません、残念でした
メル欄から察するに、深夜と速報を混同してないかい
んじゃ、続ける。すまん
男(なんか萌えて来たが……いや、ちょっと待て)
(このままだったら寝覚め悪そうだな……)
男(どうしよう)ピコーン
こうして俺は立ち上がった。授業中にも関わらずだ。周りから好奇の
視線をひしひしと感じながら。だが、そこがミソだ。
先生「男、おい、何をしている、授業中だぞ」
男「トイレ行ってきまーす」
男(俺が害を被らず、また彼女を助けるのに、ここで取れる行動は一つ。)
男「まずトイレにGO。次に掃除用バケツに水をINする。それを
持って教室へ帰艦」
先生「おい男、なーにをしでかすつもりだね?掃除か」コンワク
男「そいつを女の頭に…ド バ シ ャ ア」
女「これからどうしよ…キャア!?」
男「スマン!」
先生「ゴラアああああ?!!!」
男「俺はヴェールヌイの婿だ!夢で見た!」
先生「は?とりあえず、おい、女、大丈夫か!?男、放課後職員室へ」
まーんA「何あいつーちょー面白いんすけどー」
まーんB「てかー、あれ誰?wwww」
…勿論俺はその後、こってりと絞られ、特に何と言った理由も
無いのにその様なことをした事に関しては、両方の親が出る
事にもなった。然し、その水が、女の聖水を誤魔化す事にはなった
し、社会的ダメージを受けるのは俺だけに限られた訳だ。
しかし、相手の親に女が事情を説明したらしく、
その後には家に菓子折を持って感謝しに来た訳だし、
一つのハッピーエンドとも言えなくは無い。
現実は小説より奇なり、とは良く言ったものだ、
その出来事のお陰で俺は彼女と知り合い、唯一の
友達、いや恋人が出来たのだから……
ーー10年後ーーー
俺(男)「アニメ観てたら昔の事に思い出したわ」
女(嫁)「えー、何時の事ー??」
俺「いや、まあ、な。幼稚園の頃。」メガオヨイデイル
嫁「ふーん。 あ、それよりコーヒー出来たよ、はい」
俺「あいよ……ええ嫁(コ)や、いや、当たりやったんやで」
嫁「おだてても何も出んよーww」
FIN
これ飲まんかったら今頃寝てるだろーなー
お休みなさい、VIPども、結婚のチャンスって意外とあるかもよ。
島田先生?
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