魔王「死んでみるか」(35)

側近「えっ」

魔王「いやな、勇者が来たら八つ裂きにでもなって死のうかと」

側近「えっ」

魔王「(我が死ぬ気だとわかったら、皆がうるさそうだな)」

側近「…私は魔王様の決定には必ず従います。ですが、せめて理由をお聞かせください」

魔王「人間共が自らの立場を弁えておらんからだ」

側近「それは魔王様が命を失ってまで行わずともわからせる事は容易いのでは?」

側近「街の2つ、3つ魔王軍の一部が遠征すれば一晩で消え失せ、魔王様の」

魔王「それはただの恐怖政治。力を見せびらかすのも愚か過ぎる。我が死ねば奴らは思い知るだろう」

側近「魔王様が死んでしまっては元も子もないでしょう」

魔王「我は死ぬが滅びはしない。魔王は不滅だ。それと暫くはここに立ち入るのを禁止する」

側近「…承知いたしました。では、仕事の方に戻ります」バタン

魔王「(他の者達は我が死ねば人間共を滅ぼしに掛かるだろう。それは防がねば)」

魔王「…術式開始」

ーー勇者一行、魔王城、城門前。

勇者lv.99「皆ここまで良くやって来てくれた。皆で魔王を打ち倒し、世界に平和を取り戻す!」

戦士lv.67「あぁ!」

魔法使いlv.31「…ん」

僧侶lv.23「はいっ」

勇者lv.102「よしいくぞ!!」テーテレッテテッテッテー

勇者は絆の力でlevel upした!

戦士「勇者、敵の本拠地なのにこれは静か過ぎではないか?何処かに罠が」パキン!ゴゴンッ

勇者僧侶「「」」

戦士「」

魔法使い「ん…」

ーー魔王の玉座。

魔王「無事術式も発動したな」

側近「おい、さっさっと死ねや」ガンガンガンガンガン

魔王「術式で皆の記憶改竄したとはいえこれは辛いな」

魔王「(だがこれで我が死んでも仇討ちとはならないだろう。魔界門も開けてある。皆すぐに引き上げるだろう)」

魔王「(なんせ我はクズな魔王って事にしたからな!)」

側近「死ねやごら」ガンガンガンガンガン

魔王「側近、そろそろ勇者達が来る。逃げろ」

側近「さっさっと死ねよな」ワープッ!

魔王「…」

バンッ!!!

勇者lv.137「魔王ぉぉぉ!!」

ちょっと休憩

深夜に魔王がいっぱい居てる

アカン、アカンで

勇者短期間にレベル上がり過ぎだろwwww

再開


魔王lv.80「ふははは!よく来たゆうs

僧侶lv.34「痺れ玉」ポイッ

魔法使いlv.51「…狂戦士化」ギュィィン!

戦士lv.77「兜割り」バキィィン!!

勇者lv.137「第六聖剣術!雷轟龍ッ!!!」チュウニオツゥゥン!!

魔王「」

勇者lv.137「(ん、これは?)終わった…」

僧侶lv.62「疲れましたぁ」

魔法使いlv.89「…一杯レベルあがった」

戦士lv.92「魔王の経験値すげぇ」

勇者「(…)皆、街に帰ろうか」


これで世界に安寧を取り戻せた。

…そう、思っていたんだ。

肘痛いから休憩

>>10勇者さんが1番ダメージ負わしてるから云々

今まで武器、防具、道具が大量に必要とされ、兵士や僕らのような冒険者によく利用されていた酒場や宿、各種道具屋の使用頻度は
激減、人々の金の溜め込みも始まり経済は崩壊した。

何百年も続いた魔王とこ戦いに慣れ、魔王を打ち倒すという目標を掲げながらも魔王無しでは経済は回らなくなってしまっていた。
皮肉な物だ。

恐らく気付いていた者もいたのだろう。
だが、それを言ってどうする。
立ち止まっても結局、崩壊の道しか無かった。

次に各国はどの様な対策を取ったか。
簡単だ。
戦えばいい。
人と魔族の次は人と人同士だ。
そして僕らも戦う。
人を救う為、守る為にまた戦っている。

勇者lv.254「もう止めてくれ…」

僧侶は戦うのを拒否し、反逆罪で磔刑。
戦士は本当に狂戦士となった。最期は焼き殺されていたっけ。
魔法使いはまだ生きていてくれている。
「私は無感情だから大丈夫」って泣きながら言ってた。
1番身近な人達も守れない癖に世界を守る?
僕はそんな冗談いう人だったんだな。

勇者「誰か助けて…」

魔法使い「…泣かないで。…男の子は私の胸の中以外で泣いちゃダメ」

勇者「ははっなんだそれ…」

魔法使い「…ヨシヨシ」ナデナデ

勇者「…ありがとう、魔法使い」

魔法使い「ん…今日は一緒に寝よ…?」

勇者「うん…」

勇者「(決めたよ、魔法使い…君とはサヨナラしなきゃいけないけど…。僕は勇者なんだ)」

今度は魔法使いの事を守るよ。
でも、皆も守る。
勇者は全部守れないとだめなんだ。

勇者「催眠魔法」ティロリロ

魔法使い「クゥ…クゥ…」

勇者「これで大丈夫だ…。ワープ」シュンッ

魔法使い「クゥ…クゥ…ゆう…しゃ…」

ーー魔王城、地下。

勇者「…おい、魔王」

魔王結晶「なんだ?」

勇者「あの時こうなると分かってて力を結晶化していたんだな?」

魔王結晶「いかにも」

勇者「力を貸してくれ。このままじゃ俺は何も守れない」

魔王結晶「破壊の王の我に頼むのか?これは面白い話だな」

勇者「…魔王になってやる。早く力を貸してくれ」

魔王結晶「良いだろう…。2代目魔王頑張れよ」ピキッ

勇者「ぐがぁぁぁぁぁぁっ!!」

ーーーー

ーーー

ーー

2代目魔王「んっ…身体に力が漲るな」

2代目魔王「さぁ、世界を守ってやろうじゃないか」

2代目魔王「まずは魔王の復活を世界に伝えてやる」

『我は2代目魔王! 貴様ら人間共を統治してやる者だ!!』

おしり

みすった

おわり

そんなつまらんギャグより
どんな態勢で書いてたんだ

>>27

普通に座って書いてた
腱鞘炎ってやつなのかな

肘が気になって仕方がない…

>>29

肘は気にしないで

腱鞘炎ってのは
手首のことじゃね?

もしかしたら続き書くのでその時はよろしくお願いします

>>31

そうなんだ
昨日腕立て伏せしすぎたからかな

何回したんだよ

>>34
15回を10セット、脇をくっつけたままやった

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