男「勇者になったらしいから、取り合えず魔王ブン殴りに行く」(6)

どーも、にょた戸塚ss書いてる俺ですー

今回は、普通に転生モノを書きたいなーと思ってる(書けるとは言っていない)から、まぁ気が向いたら読んでちょ

 暗い部屋に、一人ポツリと佇む男。片手にはカミソリ、もう片方の手首は数本の赤い切れ込みが入っており、溢れる様に出血している。

 「……くそっ、意外と痛えな、リストカットってのは……まだ死ねねえのか」

 そう言って、再びカミソリを固く握りしめ、何かを呪うかの様に手首を切り刻む。

 暫くすると、意識が遠退いてきたのか、足元がおぼつかなくなり、何時しかバタリと倒れてしまった。

 そして、男の心臓は穏やかに鼓動を止めた。

 「______きろ」

 声がする。まるで、何かを呼ぶかの様な声。

 「____い、____起__ろ!」

 ん~、なんなんだ騒がしい。今いい寝心地なんだ、邪魔しないでくれ。

 「早く起き__言って____う!」

 はぁ、起きろ?成る程……だが断r

 「いい加減、起きろと言っているだろうがぁぁぁぁぁ!」

 その叫び声に、思わず目を開く。その瞬間、視界に写ったのは、白いソックス、そして……。

 「白のレーsひでぶ______っ!!?」

 そうして、謎のワンピース美女に顔面をドロップキックされ、パンツの柄を確認すると同時に、再び記憶が暗転した。

期待

 「ん……あれ、ここは……?」

 目を覚ますと、そこは真っ白な部屋だった__基、『箱』だった。
 
 広さは10×10×10m位だろうか、とにかく真っ白で、窓もドアも飾りも無い、ただ無機質な白い『箱』。

 「何でこんなところに……ってか、どうやって来たんだ?」

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