アルミン「エレンが中二病に目覚めた」 (77)
※ネタバレ注意
アルミン「はい、いつもおなじみみんなの相談役、アルミン・アルレルトです」
アルミン「その名の通りいつも様々な難題に頭を悩ませ、胃腸に負担をかけている僕ですが、正直今回の一件は手に負えそうにありません」
アルミン「え、どうしてかって? それはですね、これまでともに信頼を培ってきた胃痛が姿を消し、新参者の偏頭痛がしゃしゃり出てくる事態に陥ってしまう程に精神をやられてしまったからです」
アルミン「勿論、その原因はエレンにありまして......」
アルミン「端的に言いますと、彼、目覚めたんですよ」
アルミン「......中二病に」
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まあ自分が巨人に変身できると知ったら誰でも発症するよね!
進研アルミンとアルミン相談室の人か?
期待
エレン「俺がガンダム(巨人)だ!」
まぁ期待
エレンさんは主人公の癖に憎しみを糧に頑張ってるところがカッコいいんだろうが!
アルミン「一応、知らない人の為に中二病を説明しておきますと」
アルミン「思春期に入るあたりから急速に形成されていく自意識と夢見がちな幼児性が混ざり合っておかしな行動をとってしまうという、恐ろしくも愛すべき病なのです」
アルミン「症状の一例としては、自身は他人とは違う特別な存在だと思い込み、何か特別な力が使えるはずだと錯覚するところですかね」
アルミン「まあ、ただ思い込むくらいなら可愛いものですが、うちのエレンくんのは少々度を越していまして」
アルミン「ちょっとした例を挙げますと」
アルミン「漆黒の暗殺者(ダークネス・スレイヤー)」
アルミン「これが、最近の彼の名前です。曰く、黄泉との狭間で堕天使と闘いながら生み出した真名だそうですが、実際は夜中に眠気と闘いながら一生懸命考えたってところでしょうか」
アルミン「長考の結果とあってか本人はえらく気に入っており、この真名を使うと魔力がとめどなくあふれ出ると上機嫌になっていますね」
アルミン「ダークネス・スレイヤー(笑) まず、笑いをこらえるのに必死です。笑うと怒りますから」
ドーモ、ダークネススレイヤー=サン。
ニンジャスレイヤーです。
>>3いや、別人
エレン…かっこいい…//
分かった、ともかく期待
>>9
アッカーマン訓練兵、見ちゃいけません!
アルミン「まあ、おかしな名前を付けるくらいならいいのです。痛々しいとは思いますが、胃痛が酷くなるほどこちらに影響はありませんので」
アルミン「もし、彼の症状がそれだけなら......ね」
アルミン「あんなに恥ずかしい名前を平然と名乗っている時点でお気づきの方も多いかもしれませんが、それだけに収まらないのがこじらせた中二病患者なのです」
アルミン「これについては、一日を通しての彼を見てもらった方が早いかと」
アルミン「では......」
ちょっと予定があるので、続きは夜に書きます
エレン「くっ……封印が解ける! みんな離れろ!」
巨人化できるから強ち間違いでもないのがなんとも
女神クリスタの加護
エレンはまだ15くらいだろ?
発症してもおかしくないな
アルミンが胃痛持ちという謎の二次設定
カッコイイねダークスネイクレイヤー(笑)
こういうのってこっちまで恥ずかしくても見てらんないんだよね
あんな凄まじい見た目でいいんですかダークスレイヤー(爆)さん
鎧の巨人や超大型巨人も厨二的な真名考えてそう。
再開
アルミン「訓練兵として日々訓練にいそしむ毎日を送る僕たち」
アルミン「そんな訓練所ライフは日の出直後から既に始まっています」
アルミン「まあ、熱心に己を鍛えようとしている一部の人たちからすれば、の話ですが」
アルミン「こうやって話すのはそんな彼らの中にエレンが含まれているからなのですが、これについては素直に尊敬できます。僕なんてきっちり睡眠をとっていなければ平時の訓練だけでぶっ倒れてしまいますからね」
アルミン「どうやったら体力が持つのか聞いてみても、きっと無駄なのでしょう。まず生まれ持ったものが違いますから。」
アルミン「っと、少々脱線しましたね。ここで重要になるのは彼の中二病ライフについて」
アルミン「それは、朝食の時間から始まります」
朝食から始まる中二病ライフ…
どのくらい重症なのか期待
なんかパンをなにすごいものみたいにいいそうだwwww
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アルミン「あ、エレンおはよう。今日も自主トレしてたの? 」
エレン「フッ、内から湧き上がる深遠なる闇(オル・ダーク)を抑えきれなくてな。このまま対処しなければアルミンにも呪われた刃を向けてしまうとこだったんだ。暗殺者(スレイヤー)め、まさか支配人(マスター)である俺にたてつくとは......」
アルミン「あ、あはははははは......」
エレン「あとアルミンよ、俺のことはエレンと呼ぶなと言ったではないか」
エレン「エレン・イェーガーとは世間を忍ぶための仮の名。超越者たる俺の真名は漆黒の暗殺者(ダークネス・スレイヤー)だ」
エレン「分かったか? 」
アルミン「......うぅん、わぁか、ったよ」プルプル
エレン「? 」
アルミン「いや、なんでもないよ。早く食堂に行こうか」
エレン「フッ、我が血の眷属も待っていることだしな。主としての務めも果たさなくては」
アルミン「主の務め......あれまたやるの? あれを見てジャンがよく僕の服に手をこすりつけてくるんだけど」
アルミン「また今日もつまらないものを拭ってしまったって泣きそうな顔で呟きながらさ」
エレン「何故だ? ただの血族習例(ミサ)ではないか」
エレン「いちいち大騒ぎするがやなど放っておけ。時間の無駄だ」
アルミン「......はぁ」
もとからだろ
エレン「まあいい、行くぞ」
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アルミン「はい、部屋に戻ってきたエレンは大体こんな感じです」
アルミン「あれ、中二病ライフは朝食からって言ったのに、その前から既に全開じゃないかだって? ふふ、甘いですね」
アルミン「朝食前のエレンは、僕が最低でもこの程度で収まってほしいと考える症状の限度なのですよ。ですから、まだ大丈夫です」
アルミン「問題だらけの一日の中では一番まともに彼と会話できる時間ですからね。いろんな意味で」
アルミン「さて、これからは食堂に舞台を移すわけですが、不安しかありませんよね? 」
アルミン「とくに主の務め的な意味で」
アルミン「ジャン......」
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ミカサはどんな反応しているのか…
>>29
一緒に中二病してくれそう
食堂
ミカサ「アルミンおはよう。そして......」
ミカサ「漆黒の暗殺者(ダークネス・スレイヤー)様、ご機嫌麗しゅう」
アルミン「お、おはようミカサ」
アルミン「(そうです、ミカサ・アッカーマン)」
アルミン「(もう一度言います。ミカサ・アッカーマン)」
アルミン「(彼女こそがエレンの最大の理解者であると同時に、彼の中二病を悪化させ続けている張本人なのです)」
エレン「うむ、御苦労。漆黒の女神(オルツィ・アンジュ)」
アルミン「(エレンはいつの間にかミカサをそう呼ぶようになりました。普通なら反発しそうなものですが、そこはミカサ。エレンの頼みとなれば断るはずもありません)」
アルミン「(ただ、彼女にとってその関係はそれを補って有り余るほどのメリットを生み出すのです。それが......)」
アルミン「(主の務め、まさしくこれです)」
ちょい休憩。再開は11時ごろで
一旦乙
カッコの中で呼びあってるのか、この中2どもは
なんとも微笑ましい
誰が感染されるだろうかwwww
ミカサは自分自身が中二というよりエレンに相手してもらいたいがためにやってる感じか
厨二ってごっこ遊びだけどそれに熱入れ過ぎた結果だよね。
ミカサはごっこ遊びと正しく把握してるタイプか。
エレンの世界なら受け入れそうだから
今の彼女は心の底から
漆黒の女神(オルツィ・アンジュ)
ちょっとカゲのある主人公に憧れる思春期特有の
蜀埼幕
すみません、やっぱり本日はここまでで。
厄介な用事が入りまして
乙
ミカサがあかん…
ジャン…まさかとは思うが、火傷しないようにな?
すみません、ミカサの中二ネームのルビを変えさせて頂きます。今のままだと語呂が悪いし、言いにくいので
>>31訂正
食堂
ミカサ「アルミンおはよう。そして......」
ミカサ「漆黒の暗殺者(ダークネス・スレイヤー)様、ご機嫌麗しゅう」
アルミン「お、おはようミカサ」
アルミン「(そうです、ミカサ・アッカーマン)」
アルミン「(もう一度言います。ミカサ・アッカーマン)」
アルミン「(彼女こそがエレンの最大の理解者であると同時に、彼の中二病を悪化させ続けている張本人なのです)」
エレン「うむ、御苦労。漆黒の女神(イリアステル)」
アルミン「(エレンはいつの間にかミカサをそう呼ぶようになりました。普通なら反発しそうなものですが、そこはミカサ。エレンの頼みとなれば断るはずもありません)」
アルミン「(ただ、彼女にとってその関係はそれを補って有り余るほどのメリットを生み出すのです。それが......)」
アルミン「(主の務め、まさしくこれです)」
ミカサ「漆黒の暗殺者(ダークネス・スレイヤー)様、朝の挨拶の直後に申し訳ありませんが、いつものあれを」
エレン「うむ、構わぬぞ。これは主として当然の責務なのだからな」
アルミン「(そう言ってエレンはミカサを近くに抱き寄せると、衆目も厭わずに彼女へとある処置を施します)」
アルミン「(それは、瞼へのキッス。閉じられた瞳の上に一回ずつチュッチュするのです)」
エレン「こ、これでいいよな」
アルミン「(今朝話した時や実際にする時には余り感じないみたいですが、その行為の直後は流石のエレンも恥ずかしさを覚えるようでして、こうして少し赤くなります。エレン・イェーガー十四歳、思春期の真っ只中ですから、いくら鈍いとはいえ感じるものがあるのですね)」
ミカサ「う、うん」
アルミン「(ミカサにも同じことが言えます。自分からエレンを丸め込んだくせに、いざとなっては恥ずかしがる。彼女もまた、十四歳の乙女なのです)」
アルミン「(さて、この二人がミサとやらを済ませたということは、彼が寄ってくる合図とも言えましょうか)」
ジャン「......アルミン」
アルミン「......ジャン、今日は何を拭ったんだい? 」
ジャン「一夢の逢瀬」
アルミン「そっか、夢の中でミカサと......ついでにキルシュタインしちゃって今は家畜(ポークピッツ)に......」
ジャン「......すまん」
アルミン「いいよ......もう慣れたから」
支援
アルミン「(あの光景を見て異常をきたすのは、なにもジャンに限ったことではありません)」
アルミン「(中二病という隠れ蓑があるからこそ成り立つ行為ではありますが、端からすれば恋人達がイチャついているようにしか見えない訳でして)」
アルミン「(当然、快く思わない人達も沢山いるのです。特にエレンに対してささやかな好意を抱いているような人からすれば、正式に付き合っているのならまだしも、お遊びの延長であんな行為に至る二人を許せる筈も無く......)」
クリスタ「アルミン、ちょっといいかな」
アルミン「あ......うん」
アルミン「(アルミン・アルレルト、相談役であり二人の友人でもある僕がね、胃を痛めることになるのです)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クリスタ「ねえアルミン、やっぱりあれを辞めさせるのは難しいのかな......」
アルミン「......」
アルミン「正直、ね」
クリスタ「そっか......」
アルミン「(彼女の名はクリスタ・レンズ。僕らの女神にして可憐な美少女でもある女神様だ)」
アルミン「(ただ、惜しいことに彼女もまたエレンを追いかける女の子のうちの一人であるのだ。全く、残念極まりない)」
アルミン「(しかし、彼女が望むのならそれを助けるのが親衛隊の定め。このことを打ち明けられてから、僕はたびたび彼女から相談を受け、二人の仲が上手くいくように色々と策を労してきた。だけど......)」
アルミン「(それもこれも、エレンが中二病に目覚めた所為で......)」
アルミン「ごめん、クリスタ。あんまり力になれなくて」
クリスタ「ううん、凄く頼りになってるよ。アルミンが時々釘を刺してくれているからこそ、ミカサがあのくらいで留まってるって考え方も出来るし」
アルミン「あははは、確かに......ね」
クリスタ「それに、こうして色々と話を聞いてくれるだけですっごく安心出来るんだ。アルミン、いつもありがとね」
アルミン「あ、うん」
アルミン「(結婚しよ)」
夜にもっと進めますので、一旦休憩で
クリスタ「私も目覚めちゃったの…中二病に‼」
的なのだったらジャン以外は男子全員中二病になるな
アルミンキャラが安定しないなwww
ジャンが悲惨な目に合う未来しか見えない
男子勢(契約しよ)
なんとなくだけど、このエレンさんは中二病を糧に急成長しそう
書きます
ktkr
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アルミン「さて、朝食を終えた僕らの生活の舞台は訓練へと移されます。ここから先は午前と午後に分かれて、立体機動、対人格闘、座学、馬術の四種類をローテーションしていきますね」
アルミン「それ以外の訓練もありますが、先に挙げた四つのものと比べると格段に頻度が落ちます。駐屯兵の手伝いなど、必要に応じて執り行われる訓練といったところでしょうか」
アルミン「そして、そんなところでもエレンの中二病は威力を発揮しましてね」
アルミン「......凄いんですよ、実際」
アルミン「何というか、こう、以前にもまして熱が入っているというか、そんな感じなのです。当然結果も付いてきましてね......」
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アルミン「あ、そうだ言い忘れていましたが、朝食の場ではあれ以外にも色々とやらかしてますよ彼は」
アルミン「ただ、パンのことを世界樹の実と呼んでサシャと一緒に崇めたり、買い溜めしたのであろうトマトの缶詰めをスープに加えて血の晩餐だと言い出したりと、何とも可愛らしい様子ですので気にする必要はないでしょうね」
アルミン「今日はあれの後すぐにクリスタと場所を移したので分かりませんが、変わったとしても『晩餐』の間違いに気付いて訂正をするくらいでしょうか。まあ、どちらにしても彼を見ている分には構わないんですよ」
アルミン「なんだかんだ言って、僕の胃痛は彼ではなく、彼の周りでいがみ合う連中によって引き起こされている気もしますしね。ああ、痛たたた」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんだかんだで中心なのか
午前中!
キース「これより、立体機動の訓練を始める! 皆、事前に振り分けた班に別れろ。今日はその三人組を一つと見て評価をさせてもらう。くれぐれも班員の足を引っ張ることのないようにな」
全員「ハッ! 」
アルミン「(さて、僕の貰った紙には『参』って書いてあったから......)」
エレン「おお、アルミンも『参』か。ククッ、参謀がいるお陰で容易に深淵なる闇(デス・スクリーム)を発動出来そうだ」
アルミン「(デス・スクリームってなんだろ......? 新技(設定)かな? )」
アルミン「はは、出来るといいね。それで、あと一人は......」
コニー「おーい、『参』のやついるかー? 」
アルミン「(ああ、コニーみたいだね。うーん、何とも僕だけ頼りないな)」
エレン「フッ、貴様か閃光の頭目(シャイニング・ヘッド)。本来ならば闇を操る俺とは相入れぬ存在だが、今日に限ってはその力、存分に役立たせて貰うぞ」
コニー「? よくわかんねぇけど、今日はよろしく頼むぜ」
アルミン「(言ってることはややこしいけど、要は一緒に頑張ろうってことだよね。うん、中二病ってめんどくさい! )」
ちょっと出掛けてきます、すみません
把握
シャイニングヘッドwwwwwwww
太陽光を反射して巨人の目をくらませるんだな!
中学校版のコニーだったら勘違いで何か変な方向に生きそうwwww
コニー「太陽拳!!」
キース「閃光の煌めき(シャイニング・フラッシュ!)」
乙
コニーハゲじゃねえだろwwww
アルミン「(それにしても、その名前は......)」
キース「......」
アルミン「(エレンの声って結構大きいから、きっと教官にも......)」
キース「......シャイニング・ヘッドか......」ボソッ
アルミン「......」
アルミン「(心を抉るナイフであっても自分に向けての悪口ではないから、注意も出来ずにただ傷付くだけ......か)」
アルミン「(教官、心中お察し致します)」
コニー「おーい、アルミン? なにぼーっと突っ立ってるんだ? 早く位置に着こうぜ」
エレン「閃光の頭目(シャイニング・ヘッド)の言う通りだ。配置に遅れて教官殿を煩わせるわけにはいかんぞ」
教官「......また、その言葉を......」ボソッ
アルミン「(尊敬してるからこそ、なおのこと質が悪いよね)」
アルミン「あっ、ごめんね二人とも。ちょっと寝不足で」
エレン「寝不足......何か悩むようなことでもあるのか? 俺で良かったら後で相談にのるが」
アルミン「(君の変化とその周りが原因、だなんて言えないよ。こうやって優しいところは以前と何も変わっていないエレンに対してさ)」
アルミン「ううん、ちょっと枕が合わなかっただけだから心配しないで」
エレン「そうか......それならいいが、何かあったら直ぐに教えてくれ。アルミンは俺の家族なんだから」
アルミン「......」
アルミン「......家族、か」ボソッ
エレン「ん? 何か言ったか? 」
アルミン「いいや、何でも。さて、コニーや教官を待たせちゃいけないし、行こっ! 」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まだー??
ほ
これは激痛
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