【貴方は何者かを教えて下さい】
【まず、この『メタルマックス』の世界での自分を再確認してから物語を始めます】
「ハンター」
「メカニック」
「ソルジャー」
「ナース」
「レスラー」
「???」
何者かを選択して下さい。
>>2
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426423373
ナース
────────── 「……ダメだ、既に手遅れだったよ……すまないな」
そっと私は語りかけてやるが、目の前で息絶えた『患者』は応えない。
それもそのはず、彼は一度は下半身が挽き肉にされてしまっていたのだから。
……しかし今は薄ピンクの肉の塊が断面から生えて下半身の形を作っていた。
私が開発している薬を投薬したのだ。
だが間に合わず、男は死んだ。
ナース「……さて、行くか」
視界にちらつく自身の髪を掻き上げると、私は……ナースとしての役目を果たそうとする。
治療を、しなければならない。
目の前の薄汚い戦車に。
【性別を選択して下さい】
>>4
【ナースの行う行動を選択して下さい】
「治療」
「攻撃」
「回避」
>>6
女
ksk
治療
< トスッ……!
ナース「……」
私は一本の注射器を取り出すと、それを即座に……しかし正確に首に打ち込んだ。
この投薬は三割の確率で私を殺す。
それも即死だ、つまり今こうして思考出来ているのならば……。
投薬の効果は成功、その恩恵は即座に私の千切れかかった右腕を治癒させた。
破れた白衣から覗く私の肌は、これまでと同じ白く柔らかな質感を保っている。
ナース(……完治にかかった時間は二秒か)
ナース(やはり女の身だと治癒力が高い、副作用にさえ目を瞑れば使い勝手は良い方か……)
──────── ッッ!!
私が右手を握っては広げて満足そうにしていると、刹那に凄まじい轟音と衝撃波が撒き散らされた。
眼前で主砲を撃ち放ったのと同時。
88mm砲の持つ圧倒的破壊力を、私はその身に受ける事となった。
【主人公が死亡しました】
【『ナース』の物語の進行率が僅かに上昇しました】
【選択肢から主人公を選択して下さい】
「ハンター」
「メカニック」
「ソルジャー」
「ナース」……『彼女は一人の青年と…』☆
「レスラー」
「???」
【☆が追加された主人公は、選択した際に『ナース☆』と安価で指定された時に】
【自動的に前回までの物語を死亡する直前から再開する事が可能となります】
貴方は何者ですか?
何者かを教えて下さい。
>>9
ナース☆
────────── 「……ダメだ、既に手遅れだったよ……すまないな」
そっと私は語りかけてやるが、目の前で息絶えた『患者』は応えない。
それもそのはず、彼は一度は下半身が挽き肉にされてしまっていたのだから。
……しかし今は薄ピンクの肉の塊が断面から生えて下半身の形を作っていた。
私が開発している薬を投薬したのだ。
だが間に合わず、男は死んだ。
ナース「……さて、行くか」
視界にちらつく自身の髪を掻き上げると、私は……ナースとしての役目を果たそうとする。
治療を、しなければならない。
目の前の薄汚い戦車に。
【ナースの行う行動を選択して下さい】
「治療」
「攻撃」
「回避」
>>11
回避
────────── ッッ!!
ナース(ッ……この距離で撃ってくるとは、嘗めた真似をするじゃないか)ズザァッ
瞬間、私の眼前で薄汚れたタイルを貼り付けた戦車が衝撃波を撒き散らした。
砲口から垣間見た閃光より先に横へ飛んだ私に、轟音を叩きつけてくる。
主砲は恐らく『患者』を殺した威力から、間違いなく88mm砲。
非力な私では分が悪いのは当然の様な気がした。
だが。
ナース(……街中でないのは助かったか)
【襲撃者を葬る一撃を選択して下さい】
「銃撃」
「パンチラキック」
「注射器投げ」
>>13
パンチラキック
ダンッッ
乾いた地面を蹴り飛んだ私は、全身の力を抜きながら戦車の上空へ舞い上がった。
一瞬、濁った雲が空を覆っているのが見える。
そうして私は自身のスカートが破れるのも気にせずに、渾身の蹴りを真下に落とした。
……この技術は、どうしても私は好かない。
スカート処かその威力故に私の衣服がボロボロになるからだ、それではこの世界では格好の餌食にしかならない。
最も……下着だけは一級品だからこそ、私は窮地になれば迷わず使う。
ドゴォオオオオオッッ!!!
「ぎぃァ…!?……ッッ」
鉄板と装甲タイルを砕き、車体そのものを地面に叩きつけて私の体がそれらを踏み貫いた。
同時に車内を飛び交う破片と衝撃に、身体を押し潰された男達の声が……私の耳に響く。
ナース「……パンチラキック、ね」ゴシャッ
ナース「誰が名付けたのかは知らないが、随分な響きじゃあないか」
平たく潰された車体から足を引き抜き、私は瀕死の男に語りかける。
生きて返すつもりはないが、黙って逝かせるつもりもなかった。
時は近未来の地球。
頻発する異常気象や、天変地異などの環境問題に悩まされていた人類は、エコロジーと文明の共存を目的として、超巨大電子頭脳が建造された。
地球環境からの災厄から救ってくれ、という人類の願いから、「ノア」と名づけられた電子頭脳は、日夜さまざまな角度から、シミュレートを繰り返していた。
しかし……幾度もシミュレートを繰り返してきたノアには、次第に自我意識が芽生え始めていた。
自我を獲得したノアは、驚くべきスピードで「成長」し、地球全体を覆うコンピューターネットワークをも支配する能力を得ていた。
そして、成長しながらもシミュレートを繰り返した結論は……
「人類が人類であり続ける限り、地球は滅亡する」
環境問題の原因が人類そのものだと判断したノアは、秘密裏に人類抹殺計画を立て、人類を滅ぼすことで地球そのものを救おうと画策する。
恐るべき計画の準備が完了したノアは、とある災害の混乱に乗じて、ついに実行に移した。
あらゆるネットワークに繋がっていた機械や端末は、ノアの支配下に置かれ、ノアに「人類抹殺プログラム」なるコンピューターウィルスを植え込まれた機械端末は、人類に反乱を起こした。
戦闘機、戦艦、潜水艦などの兵器は、敵味方無差別に人類達の都市を攻撃し、基地や兵器から次々とミサイルがばら撒かれる。
電気、水道、通信などのライフラインは断裂され、旅客機や鉄道、自家用車、家電までもが人類に牙を向いた。
ノアの恐るべき計画を人類が知ったときには既に遅く、いつの間にか人類同士での殺し合いが始まっていた。
さらにはノアに支配された工場からは、人類抹殺プログラムを植えつけられた、奇怪なモンスターが次々と姿を現し、生き残った人々に襲い掛かっていた。
こうして、人類の築いてきた文明や歴史が崩壊し、後に「伝説の大破壊」として語り継がれることになる。
しかし、文明こそは崩壊したものの、人類自体はまだ完全には滅んではいなかった。
「伝説の大破壊」から数十年もの月日をを経て生き残った人々は、モンスターの陰に隠れながら。
今では瓦礫の下に埋もれてしまった、過去の文明を掘り起こして食いつぶしながらも、しぶとく生き抜きていた。
そんな崩壊した世界の中で、一握りの人間達がいた。
ノアの支配から逃れていた、数少ない過去の遺産たる戦車を駆り。
賞金がかけられたモンスターたちをなぎ倒す、命知らずの賞金稼ぎ。
人々はそんな彼らを、尊敬と畏怖の念を込めて「モンスターハンター」と呼んだ。
…………そんなハンターの中にも、当然の如くいるわけだ。
私達を襲い、金と装備や食料を奪おうとする者が。
そしてそういった者に慣れていなかった訳ではない、私と、死んだ『患者』はそれなりの実力はあった。
ただ、相手は運の悪い事に直前まで滞在していた街の酒場で目をつけてきたハンターだったのだ。
戦車持ち、それも長年かけて培った実力を携えた男。
ナース「不意討ちとはいえ、私の『患者』を主砲で吹き飛ばしたんだ」
ナース「……体目当てならそう言えばヤらせてやったが、そうでなく殺しにかかったからには覚悟は出来ているだろうな」
< 「んんっ!? んん゛ん゛ん゛ん゛ッッ!!?」
ナース「暴れるな……私は非力なんだ」トスッ
< 「んっ……んー…………」スゥ……
ナース(……さて、と)
ナース(薬の副作用もあるし……どうするかな)
【どうしますか?】
現在、彼女は荒野の岩場の陰でテントを張っている状況です。
どうしますか?
>>19
体力が回復するまでその場で待機。
【体力の回復を待ちました】
【『1日目』が終了しました、主人公の体力が回復したのは4:30でした】
ナース(……さて、どうするか)
ナース(『患者』がこんな所で死んだのは想定外だったな)
ナース(ふむ)
ナース「とりあえず……サンプルは採らせて貰おうか、死後硬直が丁度良く採取させてくれそうだ」
【『2日目』4時半に『メタモーフ細胞のサンプル』を回収しました】
【バックパックにサンプルの瓶を収納しました】
ナース(……さてさて)
テントを回収し、拘束したハンターと共に荒野の岩場に背中を預けています。
『3時間半後に主人公ナースの食事が必要』です、二回だけ行動が可能です。
考えられる限りで、今の状況からどうしますか?
>>20
賞金首を探す
時は近未来の地球。
頻発する異常気象や、天変地異などの環境問題に悩まされていた人類は、エコロジーと文明の共存を目的として、超巨大電子頭脳が建造された。
地球環境からの災厄から救ってくれ、という人類の願いから、「ノア」と名づけられた電子頭脳は、日夜さまざまな角度から、シミュレートを繰り返していた。
しかし……幾度もシミュレートを繰り返してきたノアには、次第に自我意識が芽生え始めていた。
自我を獲得したノアは、驚くべきスピードで「成長」し、地球全体を覆うコンピューターネットワークをも支配する能力を得ていた。
そして、成長しながらもシミュレートを繰り返した結論は……
「人類が人類であり続ける限り、地球は滅亡する」
環境問題の原因が人類そのものだと判断したノアは、秘密裏に人類抹殺計画を立て、人類を滅ぼすことで地球そのものを救おうと画策する。
恐るべき計画の準備が完了したノアは、とある災害の混乱に乗じて、ついに実行に移した。
ちょ、しまった……
ここはHTML化の依頼は出したので、以降はお気になさらず。
…………そんなハンターの中にも、当然の如くいるわけだ。
私達を襲い、金と装備や食料を奪おうとする者が。
そしてそういった者に慣れていなかった訳ではない、私と、死んだ『患者』はそれなりの実力はあった。
ただ、相手は運の悪い事に直前まで滞在していた街の酒場で目をつけてきたハンターだったのだ。
戦車持ち、それも長年かけて培った実力を携えた男。
ナース「不意討ちとはいえ、私の『患者』を主砲で吹き飛ばしたんだ」
ナース「……体目当てならそう言えばヤらせてやったが、そうでなく殺しにかかったからには覚悟は出来ているだろうな」
そう言いながら、テントの外で呻く男に私は視線を向ける。
私と『患者』に突如砲撃しながら殺しに来た時とはまるで別人のように、全身に血を滲ませたアーミースーツを着た男は怯えて叫び始める。
夜風に静かに当たりたい気分がぶち壊しである。
私は、ゆっくりと男に注射器を片手に近づいて行った。
< 「んんっ!? んん゛ん゛ん゛ん゛ッッ!!?」
ナース「暴れるな……私は非力なんだ」トスッ
恐怖から全身を奮い起こそうとするも、縛られていて動けない男は悲鳴を挙げながら暴れた。
それを面倒に思い、半ば強引に男の首筋に注射器を突き立てた。
< 「んっ……んー…………」スゥ……
『スイミンDX』と呼ばれる薬剤に、回復カプセルの薬剤を調合し液体にした注射。
その効果は即座に男を眠りにつかせる程である。
私は男が眠ったのを確認してから、テントの中へ入ってから外を見上げた。
ナース(……さて、と)
ナース(薬の副作用があるが……この男のダメージと精神状態ではどうにもならんな)
ナース「どうしたものか……」
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