アイドルマスターSideMの18歳アイドルの話です
ユニットを越えたアイドル同士の呼び方と学力を捏造していますので、ご注意ください
一応前作
【SideM】蒼井悠介「18歳組のとある一日」
【SideM】蒼井悠介「18歳組のとある一日」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423233193/)
の続きの時系列になりますが、これだけでも読めます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425566443
キリオ「ふむふむ、孫悟空とは竿竹屋ではないんでにゃんすね」
咲「きーりおにゃん!」
キリオ「にゃ!?さきクン、びっくりさせないで欲しいでにゃんす~」
咲「あはは、ごめんごめん。何読んでるの?…西遊記?」
キリオ「どらまの役作りのための勉強でにゃんす!」
咲「あ、なるほど!すごいよねー、長編ドラマのメインキャストなんて!」
キリオ「それほどでも、でにゃんす」
咲「ところで、あの子現場でいい子にしてる?」
キリオ「あのこ?ああ、子豚クンでにゃんすね!とっても良い子でにゃんすよ」
キリオ「ちょうちょさんが、とっても綺麗だってほめてたでにゃんす」
咲「ホント?翔真さんにそう言ってもらえたら嬉しいな~。ちゃんと身だしなみには気を使ってるんだ」
キリオ「さきクンもちょうちょさんも、子豚にも美しさを求めるんでにゃんすね…」
キリオ「それにしても、西遊記というのはなかなか面白いお話でにゃんすね」
キリオ「おさるに河童に子豚とは、愉快な組み合わせでにゃんす」
咲「え?ひょっとしてきりお、西遊記知らなかったの!?」
キリオ「そんなに驚くことでにゃんすか?ちょうちょさんとくろークンもびっくりしてたでにゃんすが…」
咲「驚くよ!あたしも詳しくはないけど、西遊記くらいみんな知ってると思うよ?」
キリオ「そ、そんなことないでにゃんす!ワガハイ以外にも知らない人がきっといるでにゃんす!」
咲「えー、例えば?」
キリオ「にゃー…れんクンとか!」
咲「いくられんれんでも西遊記くらいは…知らないかも」
キリオ「そうでござんしょ?」
咲「うーん…こうなったら、直接確かめてみよう!」
キリオ「あ、さきクン!待ってほしいでにゃんす~」
巻緒「だからね、ここは砂糖を50gと考えた場合の牛乳の量を…」
漣「だーかーらー!テメェの説明全く意味がわかんねーんだよ!」
巻緒「ええ!?さっきよりはわかりやすいと思ったのに…」
咲「おーい、れんれん…あれ、ロール?何やってるの?」
巻緒「あ、サキちゃん!キリオ君も」
キリオ「…れんクン、その手に持っているものはまさか」
漣「あ?参考書だよ。見てわかんねーのかよ」
咲「ええ!?れんれんが勉強!?」
キリオ「一体全体何事でにゃんすか!?」
漣「うっせーよ!そんなに驚くことかよ!」
巻緒「なんでもプロデューサーが、漣君とタケル君の学力がさすがに心配になったらしくて…」
漣「今度テストをするとか言い出したんだよ。そんなもん、必要ねぇって言ってんのに」
咲「と言いつつ、ちゃんと勉強はするんだねー」
漣「チビに負けるわけにはいかねーからな。まあ、オレ様は天才だからすぐに完璧にしてやるけどな?」
キリオ「でも、見たところ苦戦しているようでにゃんすが?」
漣「コイツの説明が意味わかんねーんだよ!」
咲「ああ…ロールって数学得意だけど、全部ケーキのカロリーとかレシピに例えちゃうんだよね」
キリオ「にゃるほど…」
巻緒「うーん、こうすると覚えやすいんだけど」
漣「それで覚えられるのはオマエだけだろ!」
咲「それじゃああたしが、ロールの通訳してあげる!」
漣「あ?できんのかよ、そんなこと」
咲「うん!テスト前はロールに数学教えてもらってるから!」
漣「すげーなオマエ!?」
キリオ「れんクン、そのてすとは数学だけでにゃんすか?」
漣「いや。国、数、英の三教科だとよ」
キリオ「それなら、国語はワガハイが教えるでにゃんす!」
漣「あ?オマエそんなしゃべり方のくせに、国語なんてできるのかよ」
キリオ「落語家をなめてもらっては困るでにゃんすよ?」
咲「あとは英語かー。あたしもちょっとなら教えられるけど…」
巻緒「俺たちも、そこまで得意ってわけじゃないからね」
キリオ「ワガハイも英語はちんぷんかんぷんでにゃんすね。まあ、教えられるところからやるでにゃんす」
漣「なんでオマエらの方が張り切ってるんだよ…」
キリオ「れんクン、お疲れでにゃんすか?」
巻緒「再開前に少し休憩する?」
咲「じゃあ、あたしお茶入れてこよっか」
漣「あーもう、勝手にしろよ」
咲「えーっと、確かあそこの戸棚に…あれ?」
春名「ごめん、二人とも…オレはもう駄目だ…」
悠介「そんな…諦めるなよ春名!オレたち一緒に315プロでアイドル頑張ろうって約束したじゃん!」
春名「へへっ、わりぃ…約束、守れなさそうにないや…」
悠介「春名ー!!」
享介「ほら、バカなことやってないで続きやるよ。次のページ開いて」
春名「せめて!せめて休憩挟ませて!」
享介「次のテストがやばいから、勉強教えてくれって言ったのは春名だろ!」
咲「えーっと、三人で何やってるの?」
享介「あ、咲。それが春名がさ、次のテストで赤点だとやばいから英語を教えてくれって言ってきたんだけど…」
春名「やっぱりわかんねーよ!オレは教科書英語は向いてないんだって!」
咲「きょうすけって英語得意なの?」
悠介「享介は外国人のチームメイトとも、ちゃんと話せてたもんな!」
享介「悠介はだいたい、単語とボディーランゲージで乗り切ってたよな」
悠介「えー、それでも普通にコミュニケーション取れてたし」
春名「そう!別に文法とか、ちょっとくらいおかしくても通じるんだよ!」
悠介「だよなー。高校の英語の授業って細かすぎるよな」
享介「それでも日本の高校に通ってる以上、ちゃんとそれに合わせないとだろ?」
春名「おっしゃるとおりです…」
咲「ねー、はるなが自信無いのって英語だけ?」
春名「いや、あと国語と数学と日本史と科学もかな」
享介「それって全教科じゃんか!」
咲「よし!それじゃああたしたちも協力するよ!」
春名「え、マジで!?」
咲「うん!きょうすけも手伝ってもらってもいいかな?」
享介「元々教えるつもりだったから、別にいいけど」
咲「実はね、もう一人教えてあげて欲しい人がいて…」
道流「漣のやつ、一体どこに行ったんだ…ん?」
翔真「あらあら、ボーヤも人に物を教えるなんてことができるのねェ」
四季「ハルナっち、ガンバっすよー!」
東雲「ふふ、あとで差し入れでもしてあげましょうか」
道流「あのー、ドアの前で固まって何やってるんッスか?」
四季「あ、みちるっち!」
翔真「あら、ちょうどいいところに。ちょっとあれ見てちょうだいな」
道流「あれって…」
享介「漣、またここ過去形にするの忘れてる!」
漣「だー!過去形だの現在進行形だのわかりにくいんだよ!」
キリオ「はるなクン、なんでここで主人公がこういう考えになるんでにゃんすか…?」
春名「え、だってこの主人公ずっと何も食べてないし…」
巻緒「で、ここはモンブランのカロリーが…」
咲「ふんふん、つまりこういうことね。れんれんの英語が終わるまでに、教え方考えておかないとね」
道流「漣のやつが真面目に勉強を…?」
東雲「ほほえましいですよね。邪魔をしては悪いので、今はそっとしておきましょう」
悠介「あれー、そんなところで集まってなにしてるんですか?」
翔真「あら、悠介ちゃんはあっちに入らないの?」
悠介「オレは勉強じゃ力になれないから、お菓子の買い出し係!で、今戻ってきたところ」
翔真「そうだったの。じゃあ、キリオちゃんのことは任せるわね」
四季「オレも勉強じゃハルナっちの手伝いできないから…よろしく頼むっす!」
悠介「任せといて!と言っても、教えるのはオレじゃないけど」
東雲「それではご褒美にケーキでも作っておくので、後でみんなでキッチンにきてください」
悠介「マジで!?やったー!楽しみにしてます!じゃあ、オレ戻りますね!」
道流「まさか漣が、同い年の子に勉強を教えてもらうなんてなあ…」
翔真「キリオちゃんも、九郎ちゃん以外とあんな風に仲良くできるのねェ…」
東雲「たまには、同年代で集まってというのも良いでしょうね」
四季「なんかみんな、おかあさんみたいな目をしてるっすよ…」
悠介「ただいまー!お菓子とジュース買ってきたぜ」
咲「あ、お帰りー」
享介「漣、今度はスペル間違ってる!」
漣「だー!一文字くらい違っても通じるだろ!」
キリオ「はるなクン、さすがにここで『ドーナツ食べたい』は…」
春名「ごめん、これ今のオレの気持ちだわ」
巻緒「ここはベーキングパウダーの量と焼き時間、どっちで例えるのがわかりやすいかなあ…」
道流「漣…頑張れよ!」
おわり
18歳組全員Sレア昇格おめでとう。まったく18歳は最高だぜ!
読んでくれた方、ありがとうございました
おつ
ロールは本当にケーキチだなあ
>巻緒「ここはベーキングパウダーの量と焼き時間、どっちで例えるのがわかりやすいかなあ…」
この人はいったい何を言っているのでしょうか・・・
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