ID:UKg4X9BB0
代行ありがとうございます!
ありがとうございます!
高度4000メートル地点 航空機内
スカイダイビングに挑戦する咲、マホ、優希、和
パイロット「それじゃーハッチを開けるぞー」ワハハ
ガチャンッ
ビュゴオォォォォォォッ
優希「おぉー!これはいい眺めだじぇ!」
咲「見て見て和ちゃん!下の人がゴミのようだよ!」
和「きゃっ!お、押さないでください咲さん!落ちちゃいますよ!」
マホ「ほ、ホントにここから飛ぶんですか?マホ、とっても怖いです…」ガクガク
和「正直言うと、私もちょっと怖気づいてます…」プルプル
優希「のどちゃんとのどちゃんのおっぱいが、恐怖に打ち震えているじぇ…」
和「おっぱいは余計ですっ!」
咲「それじゃあ、せーのでみんなで飛ぼっか?」
マホ「は、はい!マホも覚悟を決めます!」
咲「じゃあみんな行くよ?」
咲「…せーのっ!」
和「ま、ま、ま、待って!あ、あと3分間だけ待ってください!」プルプル
優希「そんなに待てないじぇのどちゃん!あと40秒で支度するじぇ!」
咲「怖がらなくても大丈夫だよ和ちゃん。ちゃんと手繋いでてあげるから」ギュッ
和「咲さん…」
優希「それじゃー行くじぇみんな!せーのっ!」
和「えっ」
バッ
ビュウゥゥゥゥゥゥッ
和「きゃあああぁぁぁぁぁぁっ!」
優希「じぇえええぇぇぇぇぇぇっ!」
咲「きゃははははははっ!」
マホ「落ちるうううぅぅぅぅぅぅっ!」
高度3500メートル地点 自由落下中
咲「あははっ!スカイダイビングって楽しいね和ちゃん!」
和「ひいいいいぃぃっ!しぬううううぅぅぅぅ!」
咲「きゃはははっ!和ちゃんも楽しそう!」
優希「じぇ?マホはなんだか余裕そうだじぇ?」
マホ「あ、マホはちょっと慣れてきました」
マホ「…でもマホ、さっきから気になってることがあって…」
咲「なに?どうかしたの?」
マホ「…あの~、飛ぶ前に言うべきだったかもなんですけど…」
マホ「皆さん、パラシュートはちゃんと付けてますか?」
咲優和「…あっ」
優希「じぇえええぇぇぇぇぇぇっ!」
咲「あ、そっか。パラシュート忘れてきちゃった」
和「たっ大変じゃないですか!早く取りに戻らないと!」
優希「のどちゃん、航空機はすでに遥か上空だじぇ…」
和「じゃっじゃあ早く上に行きましょう!上に!」ジタバタ
マホ「お、落ち着いてください和先輩っ!」
咲「…安心して和ちゃん。このまま落ち続けて地面に叩き付けられれば」
咲「すぐに上に逝けるから…霊魂として…」
和「きゃあああぁぁぁぁぁぁっ!」
高度3000メートル地点 自由落下中
和「ああ…短い人生でした…」
和「まだやり残したことも、いっぱいあるのに…」
優希「気持ちはわかるじぇ、のどちゃん」
優希「私も死ぬ前に、タコスを長靴いっぱい食べたかったじぇ…」
和「それ、いつも食べてるじゃないですか…」
咲「…和ちゃん、優希ちゃん、マホちゃん」
咲「天国へ逝っても、またみんなで麻雀しようね!」
マホ「…あ、あの、ごめんなさい宮永先輩…」
マホ「マホはちゃんとパラシュート付けてるから、天国には逝けないと思います…」
咲優和「えっ!?」
和「う、裏切り者っ!」
マホ「そんなっ!?」
咲「ふぅん…マホちゃんは、最初っから自分だけ助かろうっていう魂胆だったんだ」
マホ「そ、そんなつもりじゃ…」オロオロ
優希「咲ちゃん!マホはそんなひどいこと考える子じゃないじぇ!」
マホ「ゆーき先輩!」パアァ
優希「マホは、自分の身よりも相手を気遣う心優しい子だじぇ!」
優希「きっと、私という大切な先輩を助けるためにパラシュートを用意していたに決まっているじぇ!」
マホ「はい…えっ?」
優希「だからマホ、さっさとそのパラシュートを寄こすじぇ!」ガシッ
マホ「や、やだーっ!これマホのパラシュートですーっ!」イヤイヤ
がんばれマホ!
負けるなマホ!
和「一人だけズルいですよ、ゆーき!」
咲「そうだよ!これが誰のパラシュートかは公平に決めようよ!」
マホ「だ、だからこれは、マホのですよぅ!」
優希「つべこべ言わずに、さっさと寄こしやがれ!だじぇ」バッ
マホ「うぅ…ひどいです先輩…」ウルウル
優希「こ、これで私だけ助かるじぇ…」
マホ「…ゆーき先輩の鬼!悪魔!」
優希「フハハ!何とでも言うがいいじぇ!所詮我が身が助かればそれでいいんだじょ!」
和「そうはさせません!」ガシッ
優希「の、のどちゃん!私のパラシュートを引っ張っちゃダメだじぇ!」
高度2500メートル地点 自由落下中
和「私に寄こしなさい、と言ってるんです!」グイグイ
優希「やだじぇ!私はまだ死にたくないじぇーっ!」グイグイ
和「ゆーき!あなたは友達を見殺しにする気なんですか!?」
優希「そんなのケースバイケースだじぇ!」
咲「二人ともやめて!パラシュートが破けちゃうよ!」
和「ゆーきが死んだら、お墓にタコスお供えてしてあげますから!」グイグイ
優希「そっちこそ、棺桶にエトペン入れといてやるじぇ!」グイグイ
ビリッ
「あっ」
マホ「マホのパラシュートがああぁぁぁぁーっ!」
咲「あーあ、これじゃ使えないね…」
和「」
優希「」
和「ゆ、ゆーきが悪いんですよ、あんなに引っ張るから…」
優希「の、のどちゃんだって引っ張ったじぇ!」
マホ「あぁ…これで四人全員しんじゃうんですね…」
咲「まぁまぁマホちゃん、これでよかったよ」
咲「天国に逝ったとき、麻雀のメンツが欠けずにすむじゃない」
マホ「ぜんぜんよくないですよ!」
高度2000メートル地点 自由落下中
和「仕方ありません…寿命がきたと思って諦めましょう…」
和「でもその前に伝えておきたいことがあります…咲さん!」
咲「な、何?和ちゃん」
和「わわわ、私はっ!さ、咲さんのことが…ず、ずっと…」
和「すっ、好きでしたっ!」
和「結婚してください!」
優希「おおっ!のどちゃん、どうせ死ぬからって大胆だじぇ!」
マホ「こ、これが『ぷろぽーず』というものですか!?初めて見たです!」
咲「い、いや、あの…和ちゃん、気持ちは嬉しいんだけどさ…」
咲「こんな空中で告白されても、その、困るというか…」
和「どんな場所でも、この気持ちは変わりません!」
和「地表に届くまでの数分の間だけでいいんです!私と幸せになってください!」
優希「言ってることがめちゃくちゃだじぇ」
咲「うーんとね…和ちゃんには悪いんだけど…」
咲「…嫌です」
和「そんな!?」ガーン
和「お願いです咲さん!死に行く者の最後の頼みと思って!」
咲「いや、私も一緒に死んじゃうからね?」
高度1500メートル地点 自由落下中
優希「おぉー!そうだ!」
優希「いい考えだじぇ!我ながれグッドアイディアだじょ!」(指パッチン
咲「どうしたの?何か助かる方法でも思いついた?」
優希「そうだじょ!これなら死なずにすむじぇ!」
優希「のどちゃんがのどっちに変身すれば、翼が生えて空を飛べるはずだじぇ!」
和「あ、そっか。自分のことなのに忘れていました」
おはようのどっち!
バサァッ
のどっち「あ、ホントですね。これなら空を飛べます」バサッバサッ
咲マホ「…いやいやいやいや!」
優希「というわけでのどちゃん!私たちを抱えながら地面に降りるじぇ!」
のどっち「」ツーン
優希「の、のどちゃん…?」
のどっち「…ゆーき、さっきパラシュートを独り占めしようとしましたよね?」
優希「あ、あれはほんの冗談だじぇ!」アハハ
のどっち「それに、私のこの麻雀牌より重い物を持てないか細い腕では」
のどっち「誰か一人しか抱えられないと思います…」
優希「と、とういうことは…」
咲「私たちの三人の内…」
マホ「誰か一人しか助からない、ってことですか!?」
高度1000メートル地点 自由落下中
優希「のどちゃん、私たち大切な親友同士だじぇ?」
咲「和ちゃん、さっき私のこと好きって言ってくれたよね?」
マホ「可愛い後輩を見殺しにしないでくださいですー!」
のどっち「さーて、誰を助けてあげましょうか…」
のどっち「…助けてほしい人ー?」
優希「はーい!」
咲「はーい!」
マホ「はーい!」
おはようのどっち(CV:龍門渕透華)
のどっち「…咲さん」
咲「や、やった!私!?」
のどっち「えぇ、助けてあげますよ…そのかわり条件があります」
咲「う、うん!私、なんでもするよ!?」
のどっち「じゃ、じゃああの…さっきの、私との結婚の件なんですが…」
咲「うん、それは無理」
のどっち「…さ~て、マホとゆーきのどちらを助けましょうか」
咲「わーっ、うそうそ!する!結婚するから!」
のどっち「ホントですか!?やったー!」
咲「うぅ…背に腹は変えられないよぉ…」
のどっち「マホ!ゆーき!」
のどっち「私たちの結婚式には必ずきてくださいね!」キャッキャッ
マホ「しんじゃったら行けないですよーっ!」
優希「言われなくても、初夜の夢枕に立ってやるじぇ…」ドロドロ
咲「の、和ちゃん!ホントにこれで助けてくれるんだよね!?」
咲「地面に着く前に、早く抱えてよ!」
のどっち「おっと、まだですよ咲さん…」
のどっち「こんなチャンス滅多にありません!地表に届くまで存分に楽しんでやります!」ハァハァ
高度500メートル地点 自由落下中
のどっち「さぁ咲さん!犬のように這いつくばって」
のどっち「『私はのどか様の奴隷です!ワンワン!』と言いなさい!さぁ早く!」ハァハァ
咲(這いつくばる!?空中で!?)
咲「うぅ…わ、私は、のどか様の…」
優希「咲ちゃん!咲ちゃんにはプライドが無いのかー!?」
咲「だ、だって優希ちゃん…」
優希「私には無いじぇ!私はのどか様の奴隷ですワンワン!」ヘッヘッ
マホ「さ、最低ですゆーき先輩!」
のどっち「咲さん!」
咲「ひぃっ!も、もう許してよぉ…」ビクビク
のどっち「無事に下に降りたら、私に…そ、その…」
のどっち「さ、咲さんの処女を私にくれると、約束してください!」
のどっち「そ、そうすれば助けてあげますよ?」ハァハァ
咲「ふえぇ…、親友だと思ってた人に脅迫されてるよぉ…」
優希「のどちゃん!私のをあげるから私を助けるじぇーっ!」ガシッ
のどっち「あなたのようなタコス臭い女の体はいりませんっ!」ゲシッ
優希「じぇー!」
のどっち「さぁ、どうするんですか咲さん!」
咲「うぅ…わ、わかったよ和ちゃん…」
咲「和ちゃんに、わ、私の処女を…」
のどっち「だめです!もっと自分を卑下しながらおねだりしなさい!」
咲「は、はい!」ビクッ
咲「ど、どうか後生ですから…哀れな私めの処女を、のどか様に…」
咲「ご、ご献上いたしますから…どうぞ私めの体を…」
咲「のどか様の…お、お慰み者に、してくださいませ…」
のどっち「くっはあああぁぁぁ!」
のどっち「最高!咲さん、それ最高です!」
マホ(こんないい笑顔してる和先輩は初めてです…)
高度200メートル地点 自由落下中
マホ「ひいぃっ!もうすぐ地面に着いちゃうですぅ~っ!」
優希「このままじゃ、私とマホはつぶれて死んじゃうじぇ…」
のどっち「ごめんなさい…私と咲さんの幸せのために、お二人は犠牲になってください」
マホ「いやです~っ!マホまだしにたくないです~っ!」
咲「…あ、そうだ。今思いついたんだけど」
咲「マホちゃんが、和ちゃんの飛行能力をコピーすればいいんじゃないかな…?」
マホ「あ、そっか!」
おはようまほっち!
バサァッ!
まほっち「わーい!これでマホも空を飛べるですー!」
のどっち「」アゼン
まほっち「はい、宮永先輩助けてあげますね」ガシッ
咲「ありがとうマホちゃん!」
のどっち「チッ」
優希「のどちゃん!ワンワン!ワンワン!」
のどっち「あぁ、はいはい…助けますよ…」ガシッ
優希「た、助かったじぇ~」
咲「あ、和ちゃん!さっきの結婚の話ナシだからね!」
のどっち(おのれ夢乃…)ゴゴゴ
まほっち「な、なんだか凄まじい殺気を感じます…」
一方その頃
咏「ねーねーえりちゃーん」
えり「な、なんですか三尋木プロ…」
咏「私たち、もう付き合い初めて一ヶ月じゃん?」
咏「そろそろエッチなこととかもしちゃおーぜ?」スリスリ
えり「だだだっ、ダメですよっ!」
えり「わ、私は三尋木プロとはもっと健全なお付き合いをですね…」
咏「いーじゃんいーじゃん!だいじょーぶだよしらんけど!」モミモミ
えり「だいじょばないですよ!胸を触らないでください!」
咏「わっかんねー!どーすりゃエッチなことさせてくれんのさ!?」
えり「えぇっ!?そ、そうですね…」
えり「あ、じゃあ、空から翼生やした天使でも降ってきたらさせてあげますよ!」
咏「ホント!?約束だぜえりちゃん!」
えり(と、とりあえず助かった…)
咏「楽しみだなー、降ってこねーかなー天使」
えり(まったく、そんなこと有り得るわけないのに…)
咏「あ、見て見てえりちゃん!あそこに天使が二人も!」
のどっち「では、このへんに降りましょうか」フワフワ
まほっち「今度はちゃんとパラシュート付けてやりましょうね!」パタパタ
えり「えっ」
咏「うぇっへっへっへ、約束はちゃんと守ろうぜえりちゃん…」
えり「え、いや、あの、その」
咏「…辛抱たまらん!」バサッ
えり「きゃあっ!な、何いきなり着物を脱いでるんですか!」
咏「食べちゃうぞー!がおーっ!」ガバッ
えり「あーーーれーーー!」
咲「…あの二人、何してるんだろ」
優希「二人とも幸せそうだじぇ」
♪HAPPY END♪
終わり
終わりです!
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