すみれ「さきこ……ウッウッ……」
ひろし「か、かあさん、そんな泣くな」
すみれ「あ、貴方それでも父親ですか!」
友蔵「そうじゃぞ! ひろし!」
こたけ「お姉ちゃん……」
今日は自殺スレ多いな
さき…こ…?
たまちゃんの父が写真取りまくりそう
さきこの死は、表向きには心臓発作ということになった。
だが、葬式の雰囲気で自殺であることは半ば公然の事実と化した。
翌日 通学路
「ヒソヒソ」
まる子「う……みんなが私の顔を見て噂してるよ」
まる子「……あ、たまちゃん!」
たまえ「……」
まる子「たまちゃん……?」
学校 廊下
まる子「皆が皆、私をヘンに扱う……たまちゃんにも無視されるし、なんで……」
よし子「ねえ、まるちゃん」
まる子「よ、よし子さん!」
よし子「お葬式以来ね……私、さきこさんとは親友だったの」
まる子「よし子さん……」
よし子「やっぱり自殺だったんでしょ?」
瞬間、廊下の空気が変わった。
まる子「え……そ、そ、それは……」
よし子「ねえ! なんでよしこは親友の私に、何の相談もしてくれなかったのよ!」
よし子がまる子の肩を乱暴に掴む。
まる子「い、痛い! 痛っ!」
教師「こら! やめなさい!」
まる子「よ、よし子さん……」
帰りの会
とし子「それでね、それでね」
たまえ「へー」
まる子「(たまちゃん……なんで私を無視するの……)」
関口「ふー、今日はヘンな空気だよなぁ」
はまじ「おう、誰かさんのせいでな」
まる子「!」
ブー太郎「本当ウザいブー」
大野「まいるぜ、ホント」
まる子「ちょ、ちょっとあんたたち!」
「うわー」「なんか全然ヘコんでないな、さくらの奴」
丸尾「ズバリ! 愚鈍な妹を持った姉の悲劇でしょう!」
たまえ「プークスクス」
まる子「た、たまちゃん!」
たまえ「……」
クラス中に笑いが広がる
まる子「……」ゾッ
まる子「(な、なにさ……)」
まる子は一人、足早に教室を飛び出した。
まる子・家
まる子「おかーさん、ただいま」
まる子「ただいま! ねえ! いないの!?」
いつものように台所を覗きこむ。
そこには倒れた母の姿があった。
まる子「お、おかあさん!?」
友蔵「ただいま~……おや、まる子、どうしたんじゃ?」
まる子「お、おかあさんが! おかあさんが!」
夜
ひろし「母さんは、ストレスだとよ 夕食は出前で我慢してくれ」
まる子「そ、そう……分かったよ」
友蔵「わしゃどうしたら良いんじゃ……お姉ちゃんに次いでお母さんまで……」
まる子「うるさいよ!」
ヒロシ「ま、まる子……?」
こたけ「落ち着くんじゃ、まる子!」
友蔵「(ワ、ワシまた変なことを言ってしまったのかのォ)」
部屋
まる子「(なんで私ばっかり……)」
まる子「(お姉ちゃん……)」
姉の机や棚は、姉が生きていた頃のままである。
姉の笑っている顔が、頭に浮かんで離れないまる子であった。
まる子「(ぐすっ……ぐすっ……)」
ヒロシ「まる子、入るぞ」
まる子「お、お父さん……う、うわああああああああ」
>>8の文ミスってた。訂正
まる子「え……そ、そ、それは……」
よし子「ねえ! なんでさきこは親友の私に、何の相談もしてくれなかったのよ!」
よし子がまる子の肩を乱暴に掴む。
まる子「い、痛い! 痛っ!」
教師「こら! やめなさい!」
朝
まる子「お母さんまだ早いよ、もうちょっと寝たい……」ムニャムニャ
ヒロシ「まる子、俺だ。お母さんは病院だ」
まる子「……(そうか、そうだった)」
居間
こたけ「まる子、おばあちゃんの料理はどうだい?」
まる子「うん、おいしいよ」
通学路
まる子「(昨日と同じ……みんなが私の顔を見て噂する)」
まる子「(……)」
教室
まる子「おはよう」パンッ
まる子「痛っ! だ、誰!? なにすんのさ!」
ブー太郎「ん? 何か変な声がするブー」
はまじ「本当かよブー太郎」
「プークスクス」
戸川「皆さん、おはようございます!」
戸川「では、一時間目の授業を始めたいと思います」
まる子「(授業も全然頭に入ってこないよ)」
まる子「っ痛っ!?」
まる子のモモにエンピツを突き刺されたのだ。
たまえ「ちょっと! 突然なに!?」
「プークスクス」
犯人はもちろん、隣の席のたまちゃんである。
まる子「た、たまちゃん……」
たまちゃんまで……
まる子「今日も散々だったよ……」
まる子は逃げるように学校を後にした。
家
まる子「ただいま~」
友蔵「おうまる子、お帰り。おやつなら婆さんが買ってきてくれてあるぞ」ニコッ
まる子「おじいちゃん、ありがとう」
まる子「いただきます」
友蔵「どうじゃまる子?」
まる子「おいしいよ、おいしい……ウプッ」
友蔵「ま、まる子?」
まる子「うっ! オェエエエエエエエエエエエ」
友蔵「まる子! まる子ぉおおおおお!」
さきこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
夜
ヒロシ「…まる子がおやつを戻しただと?」
さき子「ちょうど私が帰ってきた時、まる子とあわてふためく爺さんがいてのぉ」
友蔵「すまんな婆さん……突然のことじゃったんで」
ヒロシ「まる子……くそ、母さんが居てくれれば」
>>21
さき子じゃなくてこたけの間違い
翌日
ヒロシ「まる子、無理せず休め」
まる子「いいんだよ、私は行くんだ」
友蔵「まる子……」
学校
まる子「…ハァハァ」
戸川「さくらさん、大丈夫ですか?」
まる子「ハァ、ちょっと」
たまえ「先生! 私、さくらさんを保健室に連れて行きます」
まる子「……?」
保健室
保健の先生「はい、しばらく横になっててね」
まる子「は、はい」
たまえ「先生、ありがとうございます」
保健の先生「良いお友達ねー、それじゃ私は職員室にいるから、何かあったら声をかけてね」
たまえ「分かりました」
たまえ「……」ニヤッ
まる子には、たまえの眼鏡が妖しく光ったように見えた。
まる子「た、たまちゃん……」
たまえ「その呼び方やめろやクズ! うっとおしい喋り方しやがってよォ!」ボコッ
まる子「うっ! がはぁ……」
たまえ「死ね! 死ね!」ボコッドゴッ
まる子「うっ! や、やめてよたまちゃん……」
たまえ「あー!!!だからそれをやめろってんだよ!」
ドアをノックする音が響いた。
戸川「さくらさん、穂波さん」
たまえ「……先生」
まる子「(助かった……)」
たまちゃん豹変しすぎワロタwwwww
続きはよ
教室
まる子「は、離してよ! ねぇ!」
花輪「ヘイベイビー!」ボコッ
まる子「あああああああああ」
たまえ「花輪くん、やるぅ!」
はまじ「おい、花輪! 顔はやめとけ!」
花輪「ブスだから形を整えて綺麗にしてやるのさ!」ボコッ
長山「ちょ、ちょっと君たち!」
はまじ「あ? なんだお前」
ブー太郎「文句あるのかブー」
長山「……」
ブー太郎「さくらの家は姉が自殺して母親も入院、みんな弱いんだブー」
はまじ「そ、そ! 俺たちが強くしてやんねぇとな! オラッ!」
まる子「あああああああああ」
兵ベイビーww
もうやめてくれよ……
賢い長山くんが違ったイジメを提案するのかとおもってドキドキしたよぉ……
>>1の実体験かな?
クラスの聖人、長山君が負けたため、暴力は一気に酷くなった。
大野「サッカーで鍛えた俺の脚を、受けろぉおおおおおお!」
まる子「あぎゃあああああああああああ」
ブー太郎・はまじ「すげぇ!」
笹山「大野くん、素敵……」
まる子「ああ、ああああああ」
杉山「お、おい これは流石に……」
ブー太郎「杉山、なに言ってんだブー」
大野「そうだぞ杉山、お前だってさくらをウザがってたろ?」
続きは?
関口「お前ら! 俺にもやらせろ!」
山田「おでも仲間に入りたいじょー、あはは」
丸尾「この丸尾末男、皆さまが次も私に投票してくれるなら
虐めに全面的に協力するでしょう!」
まる子「あ……あ……」
うわぁ
長山は犠牲となったのだ…
まる子「はぁ……あ……」
野口「さくらさん」
まる子「野口さ……ん……」
野口「立てる? 家まで送っていくよ」
まる子「あ、ありがとう……」
まる子・家
まる子「ただいま~」
友蔵「お姉ちゃんは何でも良く知っておるのぉ」
まる子「おじいちゃん……?」
友蔵「おうまる子! お姉ちゃんが帰ってきたぞ! 良かったのぉ」
こたけ「まる子……爺さんが……」
まる子「……」
1の実体験?
(´;ω;`)
真夜中
ヒロシ「おーーーーーい! 今帰ったぞー」
こたけ「ヒロシ! なんだい、そんなに酔っぱらって! こんな時間まで飲み歩いてたのかい?」
ヒロシ「うるせえ! 黙れ!」
こたけ「辛いのはあんただけじゃ……」
ヒロシ「へっ! もう知ったこっちゃねえや」
友蔵「なんじゃ、騒々しいのぉ! お姉ちゃんやまる子が起きてしまうじゃろ!」
ヒロシ「お姉ちゃんだと……? ははっ! 爺さんとうとう頭逝っちまったか!」
藤木(僕は卑怯だ…だけど人を傷つける卑怯は死んでも御免だ!)
朝
まる子「んんー、全身が痛いよぉ……」
まる子「今日はもう学校休もう……あんなバカなとこに行く必要ない……」
たまえ「まーるーちゃん!」
まる子「!? たまちゃん!? な、なんで私の家に」
たまえ「迎えに来てあげたんだよ! 私たち、親友でしょ?」ニヤッ
まる子には、たまえが悪魔に見えた。
まる子「(あああああああああああああああ)」
学校
はまじ「ウルトラスーパーハイパーデラックスキーック!」ドカァ
まる子「……」
ブー太郎「なんかリアクションしろブー!」
関口「おら!」ボコッ
まる子「……」
たまえ「おい! 何とか言え! オカッパゲロブス女!」
まる子「……えひ……あは……」
丸尾「ズバリ……ぶっ壊れてるでしょう!」
城ヶ崎「キモッ」
山田「あ、あはは! さくら、オイラのマネかい?」
(´;ω;`)もうやめてあげてよ……
たまえ「チッ……おい! 野口!」
野口「……」
たまえ「お前、昨日オカッパゲロブスを助けたろ? 家まで送ったそうじゃねえか」
丸尾「ムッ!? そうなのですか?」
小杉「俺が見て穂波に知らせたんだよ、本当バカだな野口って」
まる子「の、野口さんは関係ないでしょ!」
大野「なんだまだ喋れんのか」ボコッ
花輪「う~ん、ブス2人、何とも汚い友情だね」
まる子「うう……」
たまえ「コイツを助けた時点でお前も同類だからな、空気女」
城ヶ崎「空気女!(笑)」
野口さん強かったりして
野口「……」
ブ―太郎「おい! 空気女! なんとか言えブー!」グサッ
ブ―太郎「……う? ……え?」
大野「……は? お、おい! ブー太郎!」
城ヶ崎「キャーーーーーーーーーー!」
丸尾「こいつ、ナ、ナイフを持っているでしょう! 学校にナイフとは非常識でしょう!」
まる子「野口さん……あたしのために……」
関口「クッソ! どうすりゃいいんだ? ぐああああああああ!」
野口「フッ」
大野「こいつ、つぇえ! うわっ!」
花輪「先生を呼ぶんだ! 虐めのことは言わずにぜんぶ野口のせいにするのさ!」
みぎわ「花輪く~ん!」
花輪「うぎゃああああああああああああ」
みぎわ「私の知ってる花輪君はいじめなんかしないわ! だから偽物は殺すのよ」
花輪「う、が、あ、あ、ああ、あ」
小杉「く、くそ……」
山田「もう終わりだじょ……こうなったら……ほなみぃ~!」
たまえ「山田! やめて! いやぁああああああああああ」
たまえらは学校に地獄を作り上げた。そして自らも地獄を味わうのであった。
>>46
なんでオチ書いたし
続きは?
>>3
これは怖い
>>47
そう思っただけ
悪かった
>>50
気にしてないから良いで
>>51
ごめんなさい
でも続き読みたいです
学校は大騒ぎとなった。
ヒロシ「まる子! まる子!」
まる子「お父さん……」
ヒロシ「お前なんでこんなことされてて俺に言わねえんだ!」
まる子「……ごめん」
ヒロシ「くそ! どこのどいつだ! ぶん殴ってやる!」
戸川「お父様、いじめに気付けず申し訳ありませんでした。全て私の責任です。」
先生は土下座した。
まる子「せ、先生やめてよ!」
野口「……」
まる子「あ、野口さん……ごめんね、私のために」
野口「いいんだよ、私が勝手にやったんだから」
野口「もう二度と会うことは無いだろうね……さよなら……ククク」
続きをお願いします
読んでない
読んだ人三行で
>>41
イケメン
この作品は>>53で完結ということでお願いします。
このSSまとめへのコメント
野口さんかっけえ
何でまる子いじめられてんの?
たまちゃんクズだな。
野口さんぱねぇ
まる子をいじめていたみんなザマァwwwww
野口さんかっこいい!!それに対してあいつらは…
「クズがぁ!!」
野口さんかっけぇ