花陽「ごめんなさい」ﾀｯﾀｯﾀｯ


真姫（あっけなく私はふられてしまった）

真姫（でも、こうなるのは当然よね）

真姫（海未と凛が両想いだったなんて、奇跡のようなもの）

真姫（それなのに私は何故か私も告白すれば、上手くいくなんて思って）

真姫（あぁ、明日からどう花陽に接したらいいのかしら）


真姫「はぁぁ、どうしよう……」






穂乃果「み、見ちゃった……」

今度は本物ですね。きたい

ことり「えっ、それ本当なの穂乃果ちゃん？」

穂乃果「本当なんだって！真姫ちゃんが花陽ちゃんに告白して、断られてたんだって」

ことり「うーん……」

穂乃果「ことりちゃん、どうしたらいいかな」

ことり「どうしたらって……」

海未「穂乃果、ことり、練習はじめますよ」

穂乃果「あわわ、ごめん」

ことり「今いくよー！」

練習中

花陽「……」

真姫「……」


穂乃果「……」

ことり「……」

練習後

穂乃果「ね？」

ことり「？」

穂乃果「目、合わせてなかったでしょ」

ことり「まぁ、そうだけど……」

穂乃果「これは穂乃果たちがなんとかしないと」

ことり「しばらく様子見よう？」

穂乃果「そんな、ゆっくりしてたら取り返しのつかないことになるかもしれないよ」

ことり「穂乃果ちゃん、まずは現状をしっかり見極めないとダメなんだよ」

穂乃果「そ、そうなの？」

ことり「そうなんだよ」

穂乃果「んー……わかった、ことりちゃんがそう言うなら穂乃果そうするよ！」

3日後

穂乃果「ことりちゃん」

ことり「確かに二人の間の空気が今までと違うね」

穂乃果「うおー！ことりちゃん、どうしたらいいかな？ねぇ？」

ことり「穂乃果ちゃん、落ち着いて」

穂乃果「落ち着いてらんないよーうぅ……」

ことり「ねぇ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「なぁに、ことりちゃん？」

ことり「この件は私に任せてくれないかな」

穂乃果「ことりちゃん１人で解決するの？」

ことり「そうじゃなくて、私が動くけどバックアップを穂乃果ちゃんにお願いしたいんだ」

穂乃果「ばっくあっぷ……」

ことり「バックアップつまり、司令官みたいなものだよ」

穂乃果「おお！なんかかっこいいね」

ことり「穂乃果ちゃん、バックアップお願いできる？」

穂乃果「まかせてよ！」

ことり「ありがとう、穂乃果ちゃん」

ことり「必要になったら連絡するから、それまで緊急に備えて待機お願いするね」

穂乃果「さーいえっさー！」

とある練習後の部室


ｶﾞﾁｬ

真姫「あら、ことり、あなた帰ったんじゃなかったの」

ことり「えへへ、ちょっとね」

真姫「そう……」

ことり「真姫ちゃんはまだ帰らないの」

真姫「ちょっとね」

ことり「そっか……」

真姫「……」

ことり「ねぇ、真姫ちゃん」

真姫「なにかしら」









ことり「花陽ちゃんのこと考えてたの？」

真姫「……」





真姫「！！？」

真姫「な、なによ、どういう意味よ、それ」

ことり「実は私あの日公園で見たんだ」

真姫「……あの日ていつよ？」

ことり「んー真姫ちゃんが花陽ちゃんに想いを告げたときかな」

真姫「な、なんでいたの？」

ことり「偶然通りかかったの」

真姫「どこまで聞いたの？」

ことり「ほぼ全部かな」

真姫「そう……」

ことり「真姫ちゃん、かよちゃんはごめんなさい、て言ったよね」


真姫「えぇ」

ことり「というか、ごめんなさいだけしか言ってないよね」

真姫「そうね…ごめんなさいと一言、そして花陽は走っていったわね」

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夜、公園


花陽「真姫ちゃん、話って何かな」

真姫「あのね、花陽……」

花陽「うん」

真姫「突然こんなこといって驚かせてしまうかもしれないんだけど……」

花陽「……」

真姫「私ね、実は花陽のことが好きなのっ！」

花陽「」ﾋﾞｸｯ

真姫「だから、そのぉ……」

花陽「ご……」

真姫「？」

花陽「ごめんなさい」ﾀｯﾀｯﾀｯ

真姫「……」



真姫「えっ」

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━━━

ことり「ねぇ真姫ちゃん？」

真姫「なに？」

ことり「かよちゃんが断った理由を知りたくない？」

真姫「……」

ことり「もしかしたら、理由によっては」

真姫「もういいのよ」

ことり「……」

真姫「どうせ……」

ことり「ダメだよ」

真姫「えっ」

ことり「ダメだよ、真姫ちゃん！」

真姫「な、な……どうしたのよ、ことり」

ことり「真姫ちゃん……本当にかよちゃんのこと好きだったの？」

真姫「ことり……いくらあなたでも許せないわよ、それは」

ことり「だってそう思うもん！なんで理由も分からずに断られてそれで諦められるの？」

ことり「言わなきゃ……伝えなきゃ想いはわからないんだよっ」ｼﾞﾜｧ

真姫「ことり……」

ことり「」ｺﾞｼｺﾞｼ


ことり「真姫ちゃん……許さないから」

真姫「えっ」

ことり「このまま終わるなんて絶対させないから」

ことり「真姫ちゃん、花陽ちゃんの理由をしっかり聞こう？」

ことり「そうしないと、真姫ちゃんも前に進めないんじゃないかな？」

真姫「……」

真姫「はぁ……わかったわ」

真姫「ことりのいう通り、確かにこのままじゃダメだと思ってたの」

真姫「私１人じゃ進めないと思うんだけど……ことり手伝ってくれない？」

ことり「もちろんだよ」

真姫「ありがとう、ことり」


ことり「いえいえ、実はね、真姫ちゃん」

真姫「？」

ことり「あの日二人を見たのは穂乃果ちゃんなんだ」

真姫「あら、そうなの」

ことり「穂乃果ちゃんは突っ走ることあるから、私が色々動き回ろうかなって」

真姫「確かにね」ｸｽｸｽ

真姫「あ、そういえば」

ことり「？」

真姫「こういう風に相談のってる内に、相談相手を好きになるとか話を聞いたことがあるんだけど」

ことり「んー確かに、なんだか……」

真姫「えっ、いや冗談よ？冗談だからね、ことり？」

ことり「ねぇ、真姫ちゃん……」

真姫「ちょ、ちょっと、ことり！私には花陽がぁぁぁ……」

ことり「」ﾆｺﾆｺ

真姫「あぁぁぁぁ……」

ことり「真姫ちゃん？」

ことり「心配しなくても大丈夫だよ」

真姫「な、なんで？」

ことり「だって……」


ことり「だって、ことりは穂乃果ちゃんともう……///」

真姫「……」





真姫「えっ！？」

真姫「ええっええぇぇぇぇっ！！」

ことり「だから私が相談のっても穂乃果ちゃん一筋だから大丈夫だよ」

真姫「い、いつからよ？」

ことり「ふふふ、内緒だよ」ﾆｺ

真姫「穂乃果からも全くそんな印象受けなかったんだけど……」

ことり「それは……」

真姫「あの穂乃果が隠し事できるとも思わないんだけど」

ことり「二人ともいままでの友達との関係と同じ感じでいるからね」

真姫「そうなの？」

ことり「うん、だから今までの二人とあまり変わらないのかな」

真姫「ねぇ……ことり？」

ことり「ん？なにかな？」

真姫「二人はどこまでいったのかしら///」

ことり「ふふふ、気になる？」

真姫「」ｺｸｺｸ



ことり「ご想像におまかせします」ﾆｺ

ことり（真姫ちゃんはもう大丈夫かな）

ことり（断られたからってかよちゃんへの想いをすぐに消せるわけじゃないしね）

ことり（……それよりも）



ことり（かよちゃん、かよちゃんは今何を思ってるんだろう……）

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花陽「ふぅー宿題終わり、と」

花陽「あれ、真姫ちゃんからメール来てる」


真姫：夜遅くにごめんなさい。
ちょっと話したいことがあるんだけど、今から○△公園までこれませんか？


花陽「今から？なんだろ急に……」

花陽「わかったよ、ちょっと待っててね、と」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ






花陽「……」


花陽「よし、いこう」

まだ？

○△公園

花陽「ごめんなさい」ﾀｯﾀｯﾀｯ

真姫「……えっ」



花陽「はぁぁ、はぁぁ、はぁぁっ」ﾀｯﾀｯﾀｯ

花陽「っ、はぁあ、はぁあぁ」ﾀｯﾀｯﾀ……



花陽「はぁあ……はぁあ……はぁあ……」

花陽「なんで、なんで、なんでっ」

花陽「なんで、真姫ちゃんが……」


花陽「私……」



花陽「どうしたらいいの……？」

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凛「かーよちん♪」

花陽「あ、凛ちゃん」

凛「今日はちょっと寒いね」ｳｩｰ

花陽「うん、そうだね」ﾊｧｧｰ

凛「ねね、かよちん！これ見てよー」ｴﾍﾍﾍｯ

花陽「どうしたの、凛ちゃん？」

凛「海未ちゃんと一緒にプリクラ撮ったんだけどね、これ」

花陽「ん…………あっ」