なる「りんねちゃんとお買い物」 (15)
立ちますか
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プリリズか
レインボーライブやね
立ったので書きます IDが変わりますが気にしないでください
プリティーリズムレインボーライブのSSです
創作設定が多いのでご注意ください、りんねちゃんに普通にしゃべらせます
この話は44話、45話のあたり(オーバー・ザ・レインボーセッション前)をイメージしています
それでは次からスタートです
りんね「なる!なる!起きて起きて!もう7時だよ」
なる「う~ん…まだ7時でしょ~」
りんね「そんなこと言わないの。寝てたらせっかくのお休みがもったいないよ?外を見て、凄い綺麗な朝日だよ」
なる「ふぇえ」
りんねちゃんが指差す方を向くとわたしの部屋の天窓からきれいな朝日が差し込んできました。確かにこんな朝日を見ないのはもったいないかもしれません。
りんね「はぴなるっだね!」
そう言ってりんねちゃんはわたしに微笑んでくれました。
その後わたしはりんねちゃんに促されるまま朝食を食べ、歯を磨き、寝癖を直しました。
りんね「もう、なるは私が居ないと何も出来ないんだから」
なる「そんなことないもん!」
ぽえむ「あらあら、りんねちゃんったらいつの間にかすごいしっかりした子になって、まるでお姉ちゃんみたいね」
りんね「なる、今日は買い物に行こう!」
なる「えっ?りんねちゃん体調は大丈夫なの?」
りんねちゃんはウィンターホワイトセッションの後、いつも体調が悪そうでひどい時は一日中寝たきりの日もありました。
りんね「うん!今日はすっごい調子がいいの、それにこんなにお天気がいいんだから外にでなきゃ損だよ!」
わたしはりんねちゃんのことが心配でしたがりんねちゃんがどうしてもと言うので出かけることにしました。
女の子二人が出かけるんだから行き先は当然最近流行りのあのお店です!そうだっりんねちゃんに何かプレゼントしてあげよう!
なる「りんねちゃん」
りんね「何?」
なる「りんねちゃんの誕生日っていつ?」
わたしの質問の後りんねちゃんは少し黙って上を向いて考え始めてしまいました。
りんね「う~んわからないなぁ、あっ じゃあこの世界に来た日に決めた!」
うんうん それならもうすぐだから無理なくプレゼントを買えます!
なる「りんねちゃん何か欲しい物ある?」
りんね「うーん……特に無いかなぁ なるの選んでくれる物ならなんでもいいよ」
りんねちゃんはそう言って優しく笑ってくれました。て、さりげなく欲しいもの聞き出そうと思ってたのに失敗しちゃいました……
なる「なんでもいいんだよ。なーんでも買ってあげるからね!」
りんね「そんなこと言われても……」
りんねちゃんは上を向いて少し考え、とんでもないことを言い出しました。
りんね「愛、とか?」
なる「え、えぇー!」
りんね「やっぱりなるもわかんないよね。この前ジュネに言われてからずっと引っ掛かってるんだよね、『愛』ってなんだろうって」
なる「な~んだそういうことかぁ」
今でもりんねちゃんは前みたいにとぼけたことを言うことがあるみたいです。
その後お店を回っていてりんねちゃんはなんでも無かったように普通に話しかけて来てくれますが、わたしはさっきの『愛』発言が気になって常に上の空でした。
しかし、よそ見のおかげでいいものを見つけられました。
なる「あ、りんねちゃん!あれ見て」
りんね「何?」
わたしが手に取ったのは『LOVE』と書かれているキーホルダーです。
なる「これって日本語にすると『愛』って意味なんだよ。これがわたしからりんねちゃんへの『愛』のプレゼントなんちゃって」
りんね「なる…ありがとう!大切にするね ずっと、ずっと」
りんねちゃんの『ずっと』という言葉を聞いて、わたしはりんねちゃんがもうすぐこの世界から居なくなってしまうことを意識せずにはいられませんでした。
なる「ほんとに、帰っちゃうんだよね」
りんね「……うん。」
いつもはっきりとものを言うはずのりんねちゃんが言葉をつまらせる、その意味はわたしでもわかりました。
なる「りんねちゃんだってほんとは帰りたくないんでしょ!だったらジュネさんみたいにこの世界にとどまっていたって!」
りんね「それは、出来ないの。私とジュネがこの世界にいたらプリズムのきらめきが
なる「そんなの消えたっていい!プリズムショーが出来なくたって、りんねちゃんが居てくれたら!」
りんね「それは、だめだよ」
りんねちゃんは優しい声でたしなめるように話を続けました。
りんね「わたし達のためだけにプリズムショーを無くしたらたくさんの人が悲しんじゃうよ?」
なる「そんなの、分かってるけど」
わたしは前にもりんねちゃんに帰って欲しく無いと何回もお願いしたけど、いつもりんねちゃんに同じように答えられてしまいます。
りんね「そうだ!私もこのキーホルダー買ってなるにあげる。そしたら二人でおそろい!」
いつもの天使のような笑顔に戻ったりんねちゃんはわたしに同じキーホルダーを差し出しました。
りんね「もし、私が居なくなっらこれを私だと思ってそしたらずっと
なる「やめて!りんねちゃん!」
わたしはりんねちゃんの言葉を遮ってりんねちゃんに抱きつきました。
なる「ずっとじゃなくていい、それでも、りんねちゃんとこうして一緒に居たい!」
りんね「なる……」
なる「だからもう勝手に居なくなったりしないで、なんでもわたしに相談して…」
なる「りんねちゃんは今までたくさんのモノをわたしにくれたから、今度はわたしがりんねちゃんを助けてあげたいの……」
りんね「なるっ!」
わたしの言葉の後りんねちゃんがわたしのことを強く抱き締め返してくれました。ちょっと痛いくらい、だけど、暖かい。確かに今ここにりんねちゃんが居るという安心感。ずっとじゃなくたって、少しでも長くこんな時間が続いてほしい。そんな優しい時間。
りんね「なる」
なる「何?」
りんね「わたしもなるから色んなモノを貰ってるんだよ?」
なる「そうなの?」
りんね「うん、なるはわたしに沢山のはぴなるをくれたでしょ?それになるの持ってるプリズムのきらめきがあったから私たちはこうやって出会えたんだよ?」
りんね「なるなら絶対に世界にプリズムのきらめきを取り戻せるよ!」
なる「ありがとう!りんねちゃん!」
りんね「あっ!もうこんな時間だよなる、帰らなきゃ!」
なる「へ?」
確かに気付いたらもう日は沈みかけて風は冷たくなっています。
なる「で、でもまだキーホルダーしか買ってないよぉ~」
りんね「ふふっ、じゃあまたここに来よっ」
なる「大丈夫?りんねちゃん?今日一日外に出てたけど…」
りんね「うん!だってなるとずっと一緒にいれたもん!こんな楽しいことがあるなら明日も明後日も大丈夫だよ!」
すっかり元の調子に戻ったりんねちゃんは今日一番の、とびっきりの笑顔を見せてくれました!
なる「うん!それじゃあ明日も、明後日もまたお買い物しよっ!」
りんね「明日も明後日も学校あるでしょ?」
なる「うぅ、りんねちゃんが言ったんでしょぉ~」
りんね「あははっ」
こんな楽しい時間がずっとじゃなくたって、明日、明後日と続いてくれたら、わたしはそう願ってりんねちゃんと手を繋いで家まで帰りました。
おしまい
くぅ疲れ、てません。完結です。
なるちゃんとりんねちゃんが二人一緒に幸せに暮らす世界線に生きてみたいです。
それではHTML化の依頼出してきます。
読んでくれた方、レスをくれた方、ありがとうございます。
プリズムSSとか貴重すぎる。
おつかれ
べる様のも読みたい
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