妹「あれですか、肉親からではなく他人からもらってこそとかいうやつですか」

兄「それだよわかってんじゃん」

妹「はぁ…そうですか…」

兄「まぁでも嘘でも本命とか言ってくれて嬉しかったよ、ありがとうな」

妹「いえいえ、よく味わって食べてくださいね」

兄「おう」

妹「では私はこれで、あっそうだ」

兄「ん？どうかした？」

妹「いえ、ただ…」

兄「ただ何だよ」

妹「乙女の本命チョコには恋の媚薬が入ってるんですよー…なんて、お邪魔しましたー」

兄「何だあいつ」

妹「今年もチョコあげれたしまぁよしとしましょう。あれ、友ちゃんから着信が」ﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛ

妹友『もしもしあなただけの私ですよー』

妹「そういうのいいです」

妹友『あっはいごめんなさい』

妹「それでなんでしょうか、私もう寝たいんですけど」

妹友『つれないねー。いやさチョコもう作った？』

妹「作りましたし渡しましたよ。じゃあ私寝るんで」ﾋﾟｯ

妹友「あっちょま、ホントに切りやがったよ…明日覚えてろよ」

バレンティン当日 回想

妹「にいさーん早くしないと学校遅れますよー」

兄「嫌だ嫌だ行きたくないぃぃぃぃリア充とか学校来んなよ爆発しろぉぉぉ」

妹「兄さんももう本命チョコもらってるじゃないですかー」

兄「それとこれとは違うんじゃー」

妹「はいはい行きますよ」

兄「」

兄side

兄「ちゅーわけで渋々学校に来たわけだが」

友「死ねよリア充」

兄「リア充じゃねーだろ妹だぞ」

友「いいじゃねーか可愛いし大人しいし可愛いし」

兄「だが妹だ」

友「お前文句しか言わねーな」

イケメン「なになに何の話？」

友「うわイケメンが来た死ね」

兄「お前今日だけはマジで近づくなよ死ね」

イケメン「酷い言われようだ、そんなこと言われたら俺今日誰とメシ食えば」

兄「知らねーよ死ね」

友「どうせ誰かに声掛けられるだろ死ね」

イケメン「これイジメだ」

妹side

妹「というわけで学校に来たんですが」

妹友「ほんとお兄さんLOVEっすね」

妹「LOVEだなんてそんなぁ、ｸﾞﾌﾌ」

妹友「かわいい顔が台無しだ」

妹「でも兄さんなかなか振り向いてくれないんですよ」

妹友「いうても兄妹だしそりゃそうでしょ」

妹「なんかいい方法ないですかねぇ」

妹友「このおっぱい使ってゆーわくすればー」ﾓﾐﾓﾐ

妹「ぁ、ぃゃそこはぁちょ」

妹友「このこのぉちょうどいいサイズの胸しやがってどスケベが」ﾓﾐﾓﾐ

妹「いやぁ、それ以上はぁ、んっ…」

妹友「ほらほらここがええんか？」ﾓﾐﾓﾐ

妹「い、いい加減に…」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

妹友「あ、チャイムだ、また後でねー」

妹「なんとか助かりました…もう…それにしても体で誘惑ですか…ふむ……」

兄「」ﾋﾞｸｯ

友「どうかしたか？」

兄「いや、なんか一瞬寒気が」

イケメン「風邪かな？大丈夫？」

兄「お前まだいたのかよ死ね」

イケメン「ひどい」

兄「マジ早く学校終われよなー」

友「それな」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

イケメン「席着こっか」

友「そうだな」

兄「おうまだ後でなー」

ヌッ

授業とか書くのめんどいからカット
昼休み

兄「メシ食おメシ」

友「どこで食うんだ？俺嫌だぜそこらかしこカップルがいちゃついてる中でメシ食うとか」

兄「一理あるな、じゃあ購買でパン買って教室でひっそり食うか」

友「そうするか、じゃあパン買ってきてくれ」

兄「は？何言ってんの？」

友「だって購買でカップルが以下略」

兄「あっ...じゃ、じゃあイケメンに買いに行かせれば」

友「あいつ女子に連行されてたぞ」

兄「あいつ死ねよ、じゃあ大人しくジャンケンで」

友「おう」

友「早く買ってこいよなー」

兄「うぃー、クソが」

購買
兄「なんだよカップル居ねぇな、気入れて損した」

妹友「そりゃあカップルで購買に来る人なんて居ないでしょ。ふつーなら女の子の手作り弁当でも食べてるかと」

兄「それもそうだなってうわ」

妹友「どーもお兄さん」

兄「どーも妹友ちゃん。あれ、妹は一緒じゃないの？」

妹友「妹なら教室にいますよー」

兄「そうなんか。まぁ走言う事もあるわな」

妹友「まぁそうですねー。では私は買い物を済ませたのでこれで」

兄「またねー」

妹友「ではまたー、あっお兄さん」

兄「ん？」

妹友「バレンタインなのでこれあげます。今買ったチロルチョコですけど」

兄「お、おう、ありがと」

妹友「いえいえ、ではー」

兄「なんとも嬉しくない…早く買い物済ませて教室に戻るか」