P(ある日のこと)
P(俺は諸星家にお呼ばれした)
P(なんでもきらりは家だと俺のことばかり話すらしく)
P(その結果、きらりのご両親が俺に会いたいと言う事で)
P(きらりとは将来、その……恋人としての付き合いも考えていたから、いつかは来ることだと覚悟はしていた)
P(だからその事自体はいいんだが……)
P「…………」チラ
きらり(186cm)「んんー☆ お母さんのごはんおいしいぅー☆」モグモグ
杏(139cm)「あ、きらり醤油取って」
きらり母(187cm)「Pちゃんも遠慮しないでいっぱいおかわりしてね! 男の子なんだから☆」
きらり父(204cm)「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
P(161cm)「…………はい」
P(って言うかなんで杏がいるんだ)
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杏「うん、やっぱりきらりのお母さんのご飯は美味しいなぁ」
きらり母「ほんと? ありがとう杏ちゃん!」
杏「ここの養子になろっかなー」モグモグ
きらり母「えへへー、杏ちゃんなら大歓迎だよ!」
P「杏……ちょくちょく来てるのか?」
杏「うん、主にご飯食べに」
杏「うちだとまともなもの食べられないからね」
杏「……まぁ、その代償はあるんだけど」
P「……? 良く分からないけどお前……ちょっとは遠慮ってものを」
きらり母「やーん、やっぱり杏ちゃんかわゆーい☆」ギュー
きらり「あー! お母さんズルーい! きらりもぎゅってするー!」ギュギュー
杏「のあ――――――――っ!?」
きらり父「…………」ウズウズ
P「……まぁ、いいか」
きらり母「でもやっぱり男の子がいるといいわね~」
きらり母「私も男の子が欲しかったなぁ」
きらり「きらりも弟欲しいなー☆」モグモグ
きらり母「まぁ、きらりったら」ポッ
きらり父「…………」///
きらり「うぇへへー、お父さんもお母さんもずっと仲良しさんでうれしいなー☆」
きらり母「うふ、お母さんとお父さんは出会った時からラブラブなんだから」
P「はは……は……」
P(ダメだ……二人のハイテンションと諸星家独特の空気について行けない)
P(話題……何か話題はないか……)
P「り、立派なお身体ですね……お父さん」
P(肩幅と言い筋肉と言い格闘家そのものなのが気になって仕方ない……)
杏「なにそれプロデューサー……」ゴク
きらり「お父さんおっきいよね!」マグマグ
杏「大きいっていうか杏にはもはや未知の領域だよ」
きらり父「……俺がいつ貴様の父親になったんだ」ジロ
P「ヒィっ!?」ビクッ
きらり母「ごめんなさいねPちゃん。この人、Pちゃんにきらりを取られたと思ってすねてるのよ」ウフ
きらり母「顔は怖いけど怒ってないから安心してね」
きらり父「…………」ゴボ…ガボ…
P(怒ってないと言われても怖すぎる……ウィスキーを瓶のまま飲んでるし)
きらり母「こう見えても可愛いところもあるのよ、この人」
きらり父「よせ……客人の前だ」
きらり「あはっ、お父さん照れてるー☆ かわうぃー☆」
侠客立ちしそうな父親だな
きらり父「……きらり」
きらり「んー?」
きらり父「……最近、アイドルの仕事はどうなんだ……」
きらり「ばっちしばっちし☆ Pちゃんも手伝ってくれるし、みんなとも仲いいよ!」
きらり父「そうか……ならいい」
きらり父「いい子だな……きらり」カイグリカイグリ
きらり「うきゃー☆」
杏「きらりが上から頭撫でられるの初めて見た……」
きらり「杏ちゃんもなでなでしてもらうといいよ!」
きらり父「……」ズォォォ
杏「で、でっかい手……」
杏「あ、杏はいいかなー……」
杏(撫でられたら身長縮みそうだし……)
きらり父「……遠慮するな」ワシャワシャ
杏「おあ――――っ!?」グリグリ
花山薫みたいなの想像した
きらり父「……きらりはしっかりやっているか」
P「は、はい。娘さんはとてもいい子ですし、アイドルとしても真面目に上を見据えて頑張っています」
きらり父「……そうか」ゴブォ…
きらり父「おい……飲めるんだろ?」
P「え? あ、はい、人並には」
P「でも今日は車で来てるので……」
きらり父「泊まっていけ……」
P「へっ?」
きらり父「飲め」グイ
P「ちょ、ちょっと」
きらり「Pちゃんお泊りしてってよ!」
きらり母「あら、いい案ね。杏ちゃんも一緒に泊まって行って!」
杏「うん、元々そのつもりだよ」
きらり母「やったー☆ お母さん杏ちゃんと一緒に寝るー!」
きらり「ダメだよお母さん、杏ちゃんはきらりのー!」
きらり母「きらりは毎日杏ちゃんと会ってるでしょ!」
杏「杏は抱き枕じゃないんだけどな」
P「 」
杏「諦めなよプロデューサー、ここの一家に逆らおうとしても無駄だよ」
杏「……いろんな意味で」
P「 」
きらり「杏ちゃん、一緒におフロ入ろ!」
杏「一緒にって……子供じゃないんだからさぁ」
きらり母「お母さんも一緒に入る!」
きらり「じゃあ三人で入ろ☆」ガシッ
きらり母「おっけー☆」ガシッ
杏「ちょ、待っ」
杏「プロデューサぁぁぁぁぁ!」ズルズル
バタン
P「……生きろ、杏」
P「……」ゴク
きらり父「……」ガブォ…ゴボ…
P(き、気まずい……)
きらり父「……P」
P「は、はいっ」ビク
きらり父「きらりの事を……どう思っている」
きらり父「担当するアイドルの内の一人なのか」
きらり父「それとも、特別な存在なのか」
P「……」
P「娘さん……きらりは、俺にとって大切な女の子だと、思っています」
P「出会った時から、今まで」
P「そして、これからもです」
きらり父「……そうか」グッ
きらり父「娘を……きらりを、宜しく頼む」ペコリ
P「お父さん……」
きらり父「……泣かせるなよ」ゴク
P「……はい!」
きらり母「Pちゃん、お父さん、ただいまー」ツヤツヤ
きらり父「……ああ」
きらり「いいお湯だったにぃ☆」ツヤツヤ
杏「この世の地獄だった……」ゲソッ
きらり母「あら?」
きらり母「何だか機嫌よさそうね、あなた」
杏「さっきと全然違いがわからないけど……」
きらり「あっ、ひょっとしてPちゃんとなかよしになったの?」
きらり父「……ああ」ゴブォ…
P「まぁ……そうだな」ゴク
きらり父「男は……一緒に飲むと仲良くなるんだ」ガボ…
きらり「うぇへへー、二人がなかよしだときらりも嬉しいぅー☆」
きらり「ふたりで一緒におフロ入ってきたら?」
P「いや、それはさすがにない」
きらり父「ああ……そうだな」
きらり「えー?」
この母娘が一緒に入れるんだから、かなり大きいお風呂なんだろう
杏「杏……もう寝る」グタ
P「あ、あぁ……大丈夫か?」
杏「杏のHPはもう瀕死だよ……杏がアンデッド系ならこの二人はケアルガだよ」
きらり「杏ちゃん、一緒に寝よーね!」
きらり母「私もー!」
杏「フフ……もう好きにするがいいさ」
きらり「Pちゃんはお父さんと一緒のお部屋で寝てね!」
きらり母「もうお布団敷いてあるから」
P「ああ……えっ!?」
きらり「ほ、ホントは前みたいに一緒におやすみしたいんだけど……やっぱり家だと恥ずかすぃし……」///
きらり父「…………前?」ギギ
P(うわ……照れるきらりマジ天使)
P「じゃなくて!」
P「あれは俺が事務所で仮眠してるところにきらりが布団に入って来たんだろ!」
きらり「じゃーねPちゃん、おやすみー☆」
P「待てきらり! いや待ってくださいきらりさん!」
P「せめて誤解を――」
バタン
P「あ……」
きらり父「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
P(アカン)
―翌日、事務所―
P「……おはようございます」ドヨーン
きらり「おっはよー! きらりだよ☆」
杏「おはよ……」ボロ
ちひろ「おはようございます……うわ」
ちひろ「何ですか二人とも、凄く憔悴してません?」
杏「これがおいしいごはんの代償だよ……」
P「殺気で一睡も出来なかった……」
ちひろ「?」
杏「あの家だとあんまり違和感なかったけど、やっぱりきらりとプロデューサーって結構身長差あるよね」
P「お前にだけは言われたくないよ」
P「いいんだよ、俺は中身で勝負の男」キリッ
きらり「Pちゃんはちっちゃいけどカッコいいんだから!」
杏「はいはい、ごちそうさま」
きらり「ね、Pちゃん、また遊びに来てね?」
P「ああ、是非行かせてもらうよ」
きらり「こ、今度は一緒に寝よーね!」
P「いや、それは無理だ」
きらり「えー、なんでー?」
P「俺の命が危ない」
きらり「?」
P「そういうのは、結婚してからな」
きらり「っ!?」ボッ
きらり「けっ、けっ、けけけけ」///
杏「恥ずかしがるきらり……レアだね」
きらり「き、きらりお仕事行ってきまーす!」ダッ
バタン
ドドドドドドド
杏「……もうそこまで考えてるんだ」ニヤ
P「ああ」
杏「確かにきらり泣かせたらおっちゃんに殺されそうだしねー」
P「約束したからな」
杏「ま、杏も応援したげるよ」
P「杏……お前ひょっとして昨日、俺ときらりを心配して来てくれたのか?」
杏「杏しーらなーい」
P「いい奴だなお前。飴をやろう」ゴソ
杏「よきにはからえ」パク
ブブブブ ブブブブ
P「ん……メール? きらりからだ」
杏「なんて?」コロコロ
P「……」ピッ
P「秘密だ」
杏「えー?」
きらり『Pちゃん、だいすき☆』
END
拙文失礼いたしました。
短いですが、読んでくれた方、ありがとうございました。
きらり父のインパクトww
乙
乙!
きらりはパパママ呼びなイメージだったが、お父さんって呼ばれるのも良いなぁ……★
きらり可愛い
乙
すごく良かった
きらりんかわえぇ。
もっと書けよこの野郎お願いします
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