男「じゃあ、暖かいスープを用意しとくよ」
メリー「そう...ありがたいわ」ガチャ
男「さてと、スープ温めなおすか」prrrrr...
メリー「もしもし、私メリー、今あなたの家の近くの公園にいるわ」
男「ずいぶんと早いな」
メリー「スピードには、自信があるの」フッ
男「なら、少しスピードを落としてくれ。部屋を掃除したい」
メリー 「しかたないわね...少し遅めに行ってあげる」ガチャ
男「あれ?なんか、遠ざかってないか?」prrrrr
メリー「もしもし、私メリー、道に迷ったわ」
男「どうすれば、家の前に居たのに迷うんだよ...」
メリー「え、えぇっと...お菓子を買いにコンビニに行ったら、道をわすれちゃって...」シクシク
男「分かった、さっき電話かけてきた公園で待ってろ。向かいに行くから」
メリー「うんっ!早く来てくれると嬉しい!」パアアア
可愛いなオイ
公園
男「どこに居るんだろ...ん?あれか?」
メリー「寒いよぉ」ガタガタ
男「お前がメリーさんか?」
メリー「わ、私メリー、今あなたの目の前に居るわ」ガタガタ
男「そうだな。寒いだろ?ほれ」つ缶コーヒー
メリー「わ、私メリー、とっても嬉しいわ」パアアア
男「とりあえず、俺の家来い。話を聞いやる」
メリー「寒いから手をつないでもいい?」
男「ああ」ギュッ
自宅
男「とりあえずあの都市伝説のメリーさんであってるよな?」
メリー「うん、でもちょっと違うかな」
男「?」
メリー「えぇっと、都市伝説のメリーさんって最後に刺されたり、殺されるでしょ?」ゴクゴク
男「まあ、一般的にはそうだな」
メリー「でも、私は違うの。電話をかけた相手の家に住み着く、いわば座敷わらしみたいな?」ズズズ
男「なるほど、メリーさんにもそんなのがあるんだ。とりあえず俺は殺されないんだな」ホッ
メリー「来たのが私で良かったわね。スープおかわり」
男「いつのまにスープを!」
メリー「でも、私が住み着いても良いの?」
男「殺されるのに比べたらご褒美だよ!メリーさん可愛いし」
メリー「そ、そんなっ可愛いだなんてっ///」カーッ
男(天使が我が家にやって来た)
メリー「と、とにかくよろしくね!あと、メリーで良いわよ///」
男「ああ、こちらこそ。男と呼んでくれ」
男「そう言えば、メリーはコンビニ行っていたんだよね?何買ったの?」
メリー「グミよ、グミ。私の大好物なの」ガサガサ
男「へー、じゃあメリーは、グミを買いに行ったら、まいごになったんだね」ニヤニヤ
メリー「う、うるさいっ!メリーだって迷子になったりするもん!」プンスカ
男(マジ可愛い)
可愛いですね!
これはお風呂ですわぁ
メリー「
スマン、ミスったわ
男「ゴメンゴメン、ついからかいたくなっただけだよ」
メリー「もっかいその事言ったら...」
男「言ったら?」
メリー「殺しにくる方のメリーさん呼んでくる」
男「すみません、調子に乗ってました」
メリー「私は、凄いのよ」ドヤァ
男(それは、メリーが凄いのか?)
男「そう言えば、お風呂はどうする?俺は後でいいけど」
メリー「そうなの?じゃあ先に入らせてもらうわ」
メリー「もちろん、覗きになんて来たら...」ジトッ
男「そんな事するわけないですよ」
メリー「絶対だからね!」テクテク
男「はいはい」
数秒後
メリー「...お風呂どこ?」ウルウル
男(写真に撮っとこ)カシャ
男「そこの廊下の突き当たりを右に行ったところ」
メリー「...ありがとう」テクテク
なんだこれ。可愛すぎて恐ろしくなってきた。
男「テレビでも見るか...」
しばらくして
男「そう言えばタオル渡してないよな...」
男(まてよ、これはタオルを持ってきたという口実の元に風呂を覗けるのでは...)
男(でも、それでメリーが怒ったら...)ブルッ
男(だがしかし、もしもメリーが風邪を引いたらなぁ...)
男「ああ、何もできない自分が恥ずかしい」ガックシ
メリー「キャァァーー!!」
男「メリー!どうしたんだ!」ダダダッ
メリー「お、おとこぉ~」ウルウル
男「ひゃっほい!メリーのありのままの姿が...何故タオルを巻いている!」(大丈夫か!)
メリー「ううぅ、あいつが、あいつがぁ」ユビサシ
G「グヘヘェ 、お嬢ちゃん、ええ体してますやん」
男「なんだ、ただのゴキブリじゃん」(ゴキブリを怖がるメリー可愛すぎ)
G「とりあえずお嬢ちゃんの全裸も見れたことやし、わいはこの辺で」カサカサ
男「もう大丈夫だよ、窓から出て行ったから」
メリー「本当?」ウルウル
男「本当だって、ほら見てみな」
メリー「...ほんとだ、ゴメンね」
男「気にしなくていいよ、それより早く体拭かないと風邪ひくよ」
メリー「そうね、ありがとう」
男(さっき本音と建前が逆になったのには気付かれてないか)ホッ
メリー「早く出てってよ、恥ずかしい...」ジッ
男「あ、ああ、すまない。」
男 (あーあ、折角メリーの全裸が拝めると思ったのに)
しばらくして
メリー「まだ...ねむくなんて...ないわよ...」ウトウト
男「寝るなら布団に連れてくぞ」
メリー「大丈夫...」パタン
男「言わんこっちゃ...ない...」ドサ
メリー「zzzz...」
男「zzzzzzz...」
男「
翌日
男「ふぁああ、俺もここで寝てたのか...ん?この匂いは台所から...まさかメリー朝食を!」
台所
メリー「お、おはよう」オドオド
男「おはよう、メリー。朝食作ってくれたんでしょ?」
メリー「作ったには作ったけど...」チラッ
男「ん?」チラッ
目玉焼きの様なもの「」
ウインナー様なもの「」
男「...メリー、怒らないから正直に言ってよ」
メリー「...はい」
男「メリーってさ、あんま料理の経験ないよね」
メリー「おっしゃるとおりです」ショボン
男「なんで朝食を作ろうとしたの?」
メリー「だって...家に住み着くんだから少しでも役に立とうとして...」
メリー「やっぱり迷惑だった?」ウルウル
男(それは、反則だ!)
男「迷惑なんかじゃないよ!」
メリー「ほんとに?...」
男「誰だって苦手な事があるよ。メリーはたまたま料理が苦手なだけで、練習すれば美味しい料理が作れるさ!」
メリー「...男」
男「なに?」
メリー「ありがとう。自信が湧いてきたわ!じゃあこれから毎日料理の練習するぞー!」パアアア
男(.......マジで?)
乙
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メリー可愛い