男「富士山登る」 女「えっ」(16)
男「頂上で叫びたいな」
女「さいですか」
男「明日から秋休みだし、思い立ったらすぐ行動だ」
女「私も行く」
男「これは男の旅だぜ。女子供は引っ込んでな」
女「あんた私より体力ないじゃない」
男「」
女「学校終わったら早速支度するわよ」
男「……ってなわけで学校が終わったわけだが」
男「ここマ○エツやん」
女「お菓子は300円までな」
男「あのさぁ……」
女「ん?どうしたし」
男「山登るんだよ?なめてるの?山をなめてるの?」
女「あ、ポテチ持っていこ」
男「聞いちゃいないよ!ポニーの耳にイーストの風だよ!」
女「ポニーって仔馬だろ」
男「なぜそこだけ聞いてるし……」
女「ほらあなたもさっさと飲食するもの買いなさいな。大量に買い込まないと死ぬよ?山なめんなよ?」
男「今日のお前が言うなスレはここですか」
女「だって山に登る装備なんて持ってるもん」
男「それ早く言えし」
イーストって東じゃないの?
違ったらすまんこ
東で良いのかwwwまじですまんこ
馬耳東風と言いたいのであってるかと…
そんなことより来てくれてありがとうさぎ
~次の日~
女「……はい到着」
男「到着ってここ鋸山じゃないですか」
女「いきなり富士山登ったら私ら死んじゃうよ?山舐めてるの?」
男「……もう何も言うまい」
女「よろしい。物分かりのいい坊やは好きよ」
男「僕たち同じ高2ですよ?」
女「私のほうが誕生日先だもん」
男「小学生の考えですよそれ」
女「じゃかしいわ。ほれ。さっさと登るぞ」
男「あーい」
女「わーい頂上だー。やっほーー」
男「ゼヒー…ゼヒー…」
女「だらし無いわね…こんなんじゃ富士山なんか登れないわよ?」
男「!! それは嫌だ!」
女「命は投げ捨てるものじゃないわよ?」
男「で、でも…」
女「もうすこし大人になったら富士山登ればいいじゃない。それまでに体力つけなさいな」
男「…うん」
女「それにこうやって度々小さな山に登って練習すればいいじゃない。私も一緒に登るから」
男「え?」
女「え? じゃないわよ。私もあなたと一緒に富士山登るんだから鍛えなきゃね」
男「一緒に?」
女「ええ」
男「それはいかにして?」
女「あなたが好きだと言ってるのよ」
男「」
女「で?私は返事待ちなんですが?私のこと嫌い?」
男「そ、それは…」
男「嫌いだったら喋らないし」
女「ほう」
男「好きじゃなければこうやって一緒に山なんか登らないよ」
女「煮え切らないわね…」
男「だから!君のこと僕も好きだって言ってるの!!」
女「いやん。承諾いただいちゃったわ」
男「よーし!こうなったら君の事守れるガチムチのイイ男になってやるぞー!」
女「え、少し女々しい感じがするあなたが私好きなんだけど」
男「」
男「今ッ!二十歳になってッ!富士山に登るぞー!」
女「ちゃんと私を守ってね」
男「この体が朽ちようと!命に代えてでも!」
女「男らしい事言っちゃって」
男「惚れ直した?ねぇねぇ惚れ直した?」
女「いいえ」
男「ショッキングダゼベイビー…」
女「何を言ってるの?もうとっくにあなたへの惚れ値なんてカンストしてるわよ//」
男「やだ照れてる君すごく可愛い」
女「じゃあちゃんと守ってね?」
男「了解!!」
女「ふふっ。元気で大変よろしいわ。将来の子供が楽しみね」
男「いきなりあなたは何を言っているんですか」
女「あら。将来結婚したいランキング1位のあなたに対して当たり前の発言だと思うんだけど?」
男「oh…」
男「ちなみに2位以降は?」
女「あ?2位以降?ねぇよそんなもん」
男「やだ一途な君も凄く可愛い」
女「頂上まで登って無事降りてこれたら…ね?」
男「俄然やる気が出てきた」
女「…で無事に頂上に着いたわけだが」
男「ゼヒー…ゼヒー…」
女「なにこれデジャブ」
男「め…面目ない…」
女「これじゃ夜が不安ね…」
男「ふっふっふっ…夜の男は獣となるのだよ」
女「あなたが獣に?…チワワ?」
男「チワワは獣じゃないよ…」
女「ふふっ…やっぱりあなたといると楽しいわね」
男「そ、そう?」
女「ええ。これからも末長くよろしくお願いします」
男「こちらこそ。頼りない僕ですが」
女「本当ね」
男「」
end
初投稿でしたがチラッとだけでも見ていただいた方、ありがとうございました。
乙でした
乙
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