できたぞ新一!光彦専用九五式装置じゃ! (15)
できたぞ新一!光彦型九五式装置じゃ!
コナン「これは何が起きるスイッチなんだ博士?」
阿笠「それはのう、光彦君だけ・・・おっと、使ってみてのお楽しみじゃよ新一」
コナン「よっしゃ、早速押してみるぜ」ポチッ
阿笠「今日は光彦家で遊ぶじゃ日じゃったな、早速スイッチの効果を確かめてみるんじゃぞい」
コナン「サンキュー博士!じゃあ遊びに行ってくるぜ!」タッタッタ
阿笠「くれぐれも事故には気をつけるんじゃぞー!」
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光彦家
コナン「おじゃましまーす!」
光彦「いらっしゃいコナン君、皆さん待ってますよ」
コナン「おっす、おめーら!」
歩美「おはようコナン君」
元太「ひつまぶしコナン!」
灰原「おはよう江戸川君」
光彦「ようこそ僕の家へ!」
コナン『全体的に古い物があるな・・・』
光彦「早速ですが皆さん、ついに最新の携帯電話を手に入れました!」つD101 ○YPER
コナン「光彦、なんだそのガラクタ?」
灰原「あら、骨董品ね」
歩美「ブフッwww今はスマホの時代だよ光彦君」
元太「これじゃあ、うな重アプリができないぞ」
光彦「ちょっとみんな何を言っているんですか?携帯電話が古いだなんて!」
光彦「それにスマホってなんですか!?」
コナン「おいおい光彦、スマホを忘れたのかよ?」
灰原「若年性認知症にしては早すぎるわね」
光彦「若年性認知症?何のことですか?」
コナン『もしや・・・』
光彦「と、とりあえず携帯電話のことは置いといて僕の新型PCを見てください!」
光彦「じゃーん!超最新のOS窓95搭載ッ!CPU166MHzッ!メモリー16MB!」
光彦「HDDも大容量1.6GB!もう何でもできる超夢のパソコンですよっ!」
コナン歩美灰原元太「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」
光彦『ふふっ、高スペックを聞いて驚いてますね・・・』
光彦「さあ、最新の技術インターネットをお見せいたしましょう!」
元太「光彦、このスペックだと鰻これくしょんできないぞ!!!」
光彦「えっ!?鰻これくしょん?」
コナン「バーロー!スマホ以下の鉄くずPCを出すんじゃねえ!」
歩美「そうだよ、今時流行らないよ」
光彦「ちょっと!これは最新型のパソコンですよパソコン!」
コナン『これは・・・もしかして・・・』
光彦「それに鰻これくしょんって何ですか、図鑑ですか?」
元太「鰻これは鰻これしかないだろ光彦!有名だぞ」
歩美「昨日、光彦君は親のクレカで課金しまくりってドヤ顔で自慢してたのにもう忘れたの?」
光彦「何を言っているのかよく分かりませんよ?」
灰原「光彦君、気はたしか?昨日のことよ」
光彦「もう、ああ言えば上祐、何で皆さん最新型を時代遅れと言うんですか?」
コナン『そうか!あのスイッチは光彦だけ1995年時の文化レベルまでに戻る効果だったんだ!そうと分かれば・・・』
コナン「まあまあ、それは置いといて光彦、ゲームしようぜ!」
光彦「だよね!ま、いっか」
光彦『助かりましたコナン君・・・』
光彦の部屋
灰原「さて、何のゲームをするの?」
歩美「歩美、GTAの3215滅亡ミッションをやりたーい!」
コナン「俺はやっぱり超弾丸論破2だな!」
元太「The Last of Unagi」
光彦「知らないタイトルばかりですが・・・コホン」
光彦「さあ!セ○サターンとプ○イステーションの両方ありますよ、どちらをしましょうか?」
歩美「セ○サターン?古いよ」
コナン「光彦、いつからレトロゲームに目覚めたんだ!?」
光彦「ふえっ?」
灰原「頭もPCもゲーム機も時代遅れね」
元太「今はプ○イステーション4とWi○Unagiと○BOX1の時代だぞ」
光彦「えっ、プ○イステーション4・・・?」
歩美「光彦君、いつも変だけど今日は特に変だよ?」
コナン「光彦、これを見ろよ」スッ・・・
光彦「コナン君何ですか?PS○ITAと書かれた、この薄くて横に長いテレビと美しい映像は?」
灰原「ゲーム画面よ」
光彦「冗談はよしてくださいよ、こんな綺麗な映像はVHSでも出せませんよ!」
灰原「VHS?もう絶滅寸前のメディアをまだ使っているの」
元太「うなぎのブルーレイかDVDを見ようぜ光彦」
光彦「ブルーレイ、DVD?何ですかそれは」
歩美「知らないのwwww」
コナン「光彦、今日は本当にどうかしちまったのか?同情するぜ」
光彦「コナン君、同情するなら金をくれ!」
歩美・元太「「?」」
灰原「一昔前の流行語ねそれ」
光彦「ああ、もう!ゲームはいいですから出かけましょう!」
元太「ゲームやらないのかよ」
歩美「変な光彦君・・・」
コンビニ
光彦『皆さん変ですね・・・会話が全然嚙み合いません・・・気を取り直して・・・』
光彦「さあ、このカゴに入れてください僕の奢りです」
歩美「歩美これー」ドサッ
元太「うな」ドサッ
灰原「これね」ドサッ
コナン「バーローこれも忘れるな」ドサッ
光彦『気前のいいところを見せて仕切り直しです』
店員「1080円になります」
光彦「えっ?1030円じゃないんですか」
店員「は?消費税8%ですよ」
光彦「ちょっと待って下さい、今は3%ですよ」
店員「いいから払って下さい」
光彦「はい・・・」
店員「はいちょうどですね、ありがとうございましたー」
店の外
光彦「・・・コナン君、いつから消費税が上がったのですか?」
コナン「去年の4月から」
光彦「去年・・・?灰原さん、今年は何年ですか?」
灰原「2015年よ」
光彦「えっ!1995年じゃないんですか?」
歩美「分かった!光彦君浦島太郎ごっこ?」
元太「お菓子ウメー!」ボリボリ
光彦「そんな・・・ちょっと皆さんはお菓子食べててください!」ダッ!
コナン『相変わらずスゲー発明だぜ博士!』
阿笠宅
光彦「助けてください博士!」
阿笠「なんじゃい光彦君」
光彦「じつは・・・」
阿笠「ほう最新の知識だったと思う物がじつは昔の知識だったとな」
阿笠「よし、このスポーツ年鑑をあげるぞい、ここ数十年のあらゆるスポーツの結果が分かるんじゃぞい」
光彦「今から勉強している暇なんてありませんよ!」
阿笠「それと、光彦専用九五式片道次元転移装置をあげよう」
光彦「それは何ですか博士?」
阿笠「これはのう、片道じゃが95年代にタイムリープする装置なんじゃよ!」
光彦「本当ですか博士!」
阿笠「ああ、それがあれば人類の覇者になれるぞい」
光彦「これがあればうふふ・・・ありがとうございます!」
阿笠「くれぐれも悪用するんじゃないぞい」
光彦「ええ、分かっていますよ。もう未練なんかありません!」ポチッ ヒュンッ
阿笠「・・・?はて、誰かいたような気がするが気のせいかのう・・・まあ、ええわい」
1995年光彦家
光彦「・・・ここは僕の家・・・スポーツ年鑑もありますね・・・」ニヤリ
光彦「これが今日のレースの結果ですか・・・大穴いただきです!」
朝美「何ブツブツ言ってるの?コナン君達が玄関で待っているよ」
光彦「えっ!そうでしたね・・・」
光彦『コナン君達も戻ったのでしょうか・・・?』
光彦「やあ、お待たせしました」
コナン「遅いぞ光彦!待たせるなバーロー!」
元太「うな重」
光彦『何で2015年からタイムリープしたのにコナン君達もいるのでしょうか・・・』
光彦『本当に戻れたのか試してみましょう』
光彦「すみません、スマホをいじっていたのでつい・・・」
歩美「スマホ?何それ?」
元太「スマ重?なんだそれ・・・」
コナン「スマ○プの略名か?」
光彦「うふっ、秘密です・・・」
歩美「へんな光彦君・・・」
光彦『変ですね・・・灰原さんの姿がないようですが・・・
コナン「何を探しているんだ光彦?」
光彦「ところで灰原さんはどうしたのですか?」
元太「誰だそれは?」
歩美「コナンくん、灰原って誰?」
コナン「さあ?」
光彦『どうやら灰原さんは存在しないようですね・・・そんな・・・残念です』
光彦「ところで皆さん今日は少年探偵団の活動の一環として資金を稼ぎましょう!」
コナン「で、どうやって稼ぐんだ?」
光彦「競馬ですよ、け・い・ば!」
元太がおかしいのか世界がおかしいのかどっちだ
競馬場
光彦「○○に馬連1000円ッ!」
光彦『さっきのレース結果とスポーツ年鑑の結果が一致してるので楽勝ですね』
コナン「バーロー!これだから素人は・・・○○に単勝1000円だろ!」
光彦『あーあーコナン君、その馬は4着ですよ』
歩美「わーっ、お馬さんがいっぱい~」
元太「馬重が喰いたくなったぞ」
レース後
光彦「ふふっ、当てました」札束
コナン「・・・外した」
光彦「気にすることはないですよコナン君、さあこの資金を○○に全てつぎ込みますよ!」
元太「無謀だぞ光彦!」
光彦「ふふっ、大丈夫ですよ元太君必ず当たりますよ」
レース後
光彦「ぐわっはっはっ、どーですかこの札束!」
元太「うな重食い放題じゃんか!」
歩美「光彦君、歩美の欲しい物買って!」
コナン「全てのレースを的中させるなんて、すげーな!」
光彦「皆さんの欲しい物を全て買って差し上げましょう・・・ふふっ」
光彦『これさえあれば全てを制覇できます!』
そして月日は流れ・・・
199X年日本国光彦都
光彦「ふう、沢山金を稼いだお陰で一つの都を丸々買えましたし、政治も僕のいいなりです」
光彦「黒の組織も自衛隊や警察を総動員して滅亡させましたし」
光彦「まさかボスがあの方だとは思いませんでしたが・・・まあ終わったことですし」
光彦「コナン君と突然現れた灰原さん、元太君と歩美ちゃんは僕の手下・・・」
光彦「彼らは光彦式南極基地にいるのでしばらくいないのは寂しいですが」
光彦「順調ですね・・・さて、次の計画へ動きますか・・・」
ブーッブーッブーッ!
光彦「!?」
【緊急速報!緊急速報!核ミサイルが各国から放たれました!第三次世界大戦だ!最寄りのシェルターに避難をしてください!】
光彦「何ですって!?避難しないと」ダッ
核シェルター
婆「さあ、早く!」
子供達「わーっ!逃げろー」
光彦「間に合いました、僕が作ったシェルターで人が救えるとは良かったです」
???「「「急げ!」」」
婆「ご・・・ごめんなさい、ここはもうひとり いえ・・・どうつめてもふたりまでです!!時間がありませんすぐに死の灰が押しよせてくるわ!!」
光彦「誰か抱えれば間に合うでしょう!僕のシェルターはそんな柔じゃありませんよ」
婆「じゃあ、あんたがでなさいっ!」ドンッ
光彦「痛っ!何をするんですか!」
???「「「今だ!」」」タタタッ・・・
ゴゴゴゴゴゴ・・・ガチャン
光彦「待ってください!入れてくださああああああああああっー!」ドロォッ
こうして光彦は即死致死量の500億倍の放射線を死の灰を浴びて生涯を終えてしまった。
生き残った物達に沢山の食料を残したことをシェルターの人たちは忘れないだろう。
彼はタイムリープしたことにより大勢の子供や本来命を落とすはずだった救世主達の命を救ったのだ。
サヨウナラ・・・ミツヒコ・・・
THE END
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