「…さあ、飯の時間だ」シュイン

不良b「え？剣がでてき……」

ザ ン ッ

不良頭a「」ゴロゴロ

不良達「エ、aェェェェェェェェ！！！！」

「ほら、そいつ食って立派な魔女になりな…くくく」

不良c「て、てめええええ！！！！」ブン

「おら、俺の相手してる暇あったらてめえの後ろを気にしな」

不良b・c「え？」

使い魔達「…」アーン

不良達「ひぃいいいい！？」

「この世は弱肉強食だ。頑張ってそいつらから逃げてみろ！」

不良b「こ、こんな化け物から逃げられるか！」

「ふん、そんな事を言っていたらお前らについている立派な足は泣くぞ……！」

使い魔「…」がぶっ、がぶっ

不良b・c「」

「お前らの事は忘れないぞ、数秒の間はなぁ……」

使い魔達「……」

「邪魔だ」

ずばっ、ざくっ

「チッ、あの程度のゴミじゃ魔女にはならねえか」ぺっ

qb「やあ、俺グリーフシード集め上手くいってるかい」

「……お前にそんな事を言われなくても順調だ。くくく」

qb「……」ちら

不良達の骨「」

qb「君は相変わらず残酷だね」

「こうでもしねえと宝は集まらねえだろ？必要な犠牲だ。まあ、あんなゴミ共じゃ期待なんてしてなかったぜ」

qb「……そんな君にいい場所を教えるよ？」

「あぁん？」

qb「見滝原さ……」

「なんだそこは…？」

qb「魔女がかなり出現する魔法少女…いや、君は男か…まあいいか」

「面白そうじゃねえか…」

qb「魔女だけじゃない、魔法少女だってその分多いさ」

「ほお、魔女がそれほどいるのか…」

qb「（そう言えば知ってたな…）」

「全て俺の獲物だ……」ニヤ

・・・・・

使い魔「……」

不良達「ぐわぁぁぁぁぁぁっ！！！！た、たすけて……がぁぁ……」

「チッ、無様なもんだ…あの程度で命乞いとは…！その体が泣くぞ！！」

杏子「おい…何やってんだよお前…」

「ほう、縄張りの物か？すまなかったな横取りするつもりはないぜ？」ニヤ

杏子「（格好からして魔法少女…いや魔法使いか？男でもなれるんだな……）」

我々は>>1が何故このようなスレッドを立てたのかという疑問を解決するため、1の故郷である群馬県に向かった。
｢まだ日本にこんなところがあったのか…｣
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。

小人が住むような小さな家、ツギハギだらけの服を着る農夫たち、そして彼らは余所者で身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。
高度成長だの、神武景気だの、オリンピックだので浮かれていた我々は改めて農村の現状を噛み締めていた。

ボロ屑のような家に居たのは老いた母親一人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに
｢息子が申し訳ありません｣と我々に何度も土下座して詫びた。

我々はこの時初めて1を許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、農村の貧しさが全て悪かったのだ。
我々は1の母親から貰った干し柿を手に、打ちひしがれながら東京へと帰路についた。

「……なんだ？気に入らなそうだな？」

杏子「確かにアンタのやり方は間違ってねえさ」

「ふっ、よく分かってるじゃないか」

ゆま「パ、パパ…ママ……」ガタガタ

杏子「……」

「まだ生き残ってるガキがいたか、虫ケラのように食い散らせ化け物共」

杏子「っ！ちっ！こんなのあたしらしくねぇなあ！！」びゅっ

「！」

・・・・・

杏子「……大丈夫か？お前名前なんて言うんだ……？」

ゆま「……ゆま」

「……けっ、面汚しが」スタスタ

杏子「……何なんだよ、アイツは…」

ゆま「ぐすっ…ぐすっ…」

>>7
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