義妹「だってそうじゃないですか」
男「お前は俺の妹だ」
義妹「でも、義理ですよ?」
男「そうだけどさ」
男「でも、妹は妹だ」
義妹「今、ネットで『幼馴染』の意味を検索してみたんですけども」
男「うん」
義妹「子供のころに親しくしていたこと。また、その人。…と、ありました」
義妹「私たち、子供のころから、親しいですよね?」
男「兄妹としてな?」
義妹「それでもです!子供のころから仲良しなんだから」
義妹「私とお兄ちゃんは幼馴染って事になりますよね?」
男「うーん?兄妹でも幼馴染って言うのかな?」
義妹「義理じゃないですか?」
男「そうだけども」
義妹「血の繋がりは、無いじゃないですか?」
男「まあなぁ」
義妹「だから、お兄ちゃんは私の事、幼馴染って認識して下さい」
男「なんで幼馴染?」
義妹「義理の妹より、確率が高そうだからです」
男「何の確率?」
義妹「恋が成就する確率です!」
男「え?恋?」
義妹「だって、私たち同い年じゃないですか?」
男「だっての意味がわからんが」
男「誕生日はほぼ1年離れてるけど、学年は一緒だな」
義妹「それで、子供の頃からずっと一緒に居るじゃないですか?」
男「まぁ、この島は人少ないからなぁ」
義妹「お兄ちゃんも私も、友達居ないじゃないですか?」
男「友と義妹友の事を忘れるなよ。2人しか居ない同級生だし」
男「それに大体、ウチの学校、小・中、合わせても14人しか居ないんだ」
男「みんな友達だろ?」
義妹「そう思ってるのはお兄ちゃんだけですよ」
男「こら!変な事言うな!俺たちはみんな、仲良しだ!」
義妹「でも、私と一緒に居る事の方が多いですよね?」
男「遊ぶ所も無いしな。ただ家に居る事が多いってだけだ」
義妹「だからですよ」
男「何が?」
義妹「私がお兄ちゃんの事を好きになるのは、必然です」
男「必然か?」
男「てか、俺に恋してるのか?」
義妹「そんな鈍感な所も、大好きポイントの一つですよ」
男「ど、鈍感じゃないし」
義妹「鈍感ですよ、お兄ちゃんは」
義妹「長い付き合いですからね、解ってますよ」
男「俺、鈍感なのか…」
義妹「そうですよ。超がつく程、鈍感です」
義妹「ちなみに私の恋心は」
義妹「小1の時、この家に来た時から始まってます」
男「父ちゃんと母ちゃんが再婚して、この島に引っ越してきた時か?」
義妹「一目見て、恋に落ちたんですよ?」
男「それ、きっと勘違いだろう」
義妹「断言しますけど、違います。勘違いじゃありません」
男「そうか?」
義妹「そうです!」
男「お前、本気で俺に恋しちゃってるのか?」
義妹「そうです!その通りです!」
男「それ、絶対にライクじゃないって言える?」
義妹「言えます。絶対ライクじゃないです」
義妹「ラブです。ラブラブです」
男「兄妹として、仲良いとは思ってたけど」
男「まさかお前が、俺の事を異性として好きだったとはなぁ」
義妹「だからお兄ちゃんは鈍感って言ったじゃないですか」
男「…鈍感ですいません」
義妹「だから、ちゃんと意識して下さい」
男「意識したらどうなるんだ?」
義妹「あっという間に恋人同士になるに決まってるじゃないですか」
男「あっという間なのか?」
義妹「お兄ちゃんが一言『俺も好きだぜ』って言ってくれれば」
義妹「私の心の準備はいつでもオッケーですからね」
男「恋人なぁ?」
義妹「良いじゃないですか!恋人、想い人と相思相愛!」
男「お前となぁ?」
義妹「贔屓目に見ても、私ってこの島一番の器量好しじゃないですか?」
男「自分で言ったら、マイナスだろう」
義妹「でも、事実じゃないですか?」
男「まぁ、見た目は母ちゃんに似て、美人だよな」
義妹「はっ!?意外な所に恋のライバルが!?」
義妹「まさかお母さんに嫉妬する日が来るとは…」
男「いやいやいや。母ちゃんだぞ?」
男「お前に恋するより、ありえないだろう」
義妹「…と言う事は、私に恋する可能性はゼロではないんですね?」
男「まぁ…な。ゼロではないな」
義妹「今の私にはその言葉だけで、充分過ぎます」
男「なぁ、何で急にこんな話しになったんだ?」
義妹「私たち、今、中3ですよね?」
男「そうだな」
義妹「この島に高校無いですよね?」
男「中学までしか無いな。それも廃校寸前だけどな」
義妹「進学するなら、島の外に出ますよね?」
男「そうなるな」
義妹「お兄ちゃん、3日前に貰った進路希望の用紙、提出しました?」
男「あぁ、書いたけど、まだ出してない」
男「月曜に出すよ」
義妹「第一志望の高校はどこですか?」
男「まぁ、本島の工業高校だけど」
義妹「そこって、普通科もありますか?」
男「無いな。ちなみに女性が通う様な科は無い」
義妹「今すぐ志望校を変更して下さい!」
男「何で?」
義妹「普通高校にして下さい!」
男「だから、何で?」
義妹「もう!だから鈍感って言うんです!」
男「ん…んー?」
義妹「もう!少しだけ年上のくせに可愛いなぁもう!」
男「男に対して、可愛いとは何だ」
義妹「その小首をかしげる動作が可愛いって言ってるんです!」
男「あばたもえくぼだなぁ」
義妹「惚れた弱みですよ。仕方ないじゃないですか」
男「で、何で俺は進路を変更しないといけないんだ?」
義妹「本島に行くなら、二人暮らししましょうと言う事です!」
男「ん?」
義妹「二人、まったく別の高校に進学したら」
義妹「金銭的な負担が大変じゃないですか」
義妹「その点、二人暮らしすれば…」
義妹「家賃は約半分で済むし」
義妹「可愛い娘を一人暮らしさせずに済むから親も安心だし」
義妹「良い事ずくめじゃないですか?」
男「…そうか?」
義妹「そうです!悪い点が見当たらないです!」
男「んー。一緒に住むのはともかくさ」
男「俺、将来は自動車整備工になりたいから、自動車科に行きたいんだよ」
義妹「それは高校卒業した後でも勉強出来るのでは?」
男「そうか?いや、勉強は早いうちからしてた方が良いだろ?」
義妹「青春を謳歌するには工業高校では駄目です!」
男「ん…んー?」
義妹「お兄ちゃん!その小首をかしげるのは禁止です!」
男「悪い悪い。解ってると思うけど、これ、クセなんだ」
男「俺の本当の母ちゃんのクセだったんだよ、コレ」
義妹「お兄ちゃんを産んでくれたお母さんは可愛い人だったんですね」
義妹「お兄ちゃんはお母さん似ですよね」
男「そうだなぁ、父ちゃんとはあんま似てないな」
義妹「…私の本当のお父さんはクソ野郎でした」
男「急になんだよ…てか実の親の事をクソとか言わない」
義妹「でも、クソはクソです」
義妹「あの人のやった事を考えたら…」
義妹「クソ野郎って言葉しか、出てこないです!」
男「まぁ、なぁ…人としては褒められたもんじゃないよなぁ…」
義妹「あの人がした唯一の善行は、お母さんと離婚してくれた事です!」
義妹「おかげで私はお兄ちゃんと出会えたんですから!」
男「まぁ俺の本当の母ちゃん死んじまったから、父ちゃんは再婚した訳だしな」
男「それで義妹と兄妹になれたんだもんな」
義妹「これって運命的な出会いと思いません?」
男「まぁ、出会いってのは大概運命的じゃね?」
義妹「そんな運命を受け入れて、志望校を普通校に変更よろしくお願いします!」
男「んー。でも将来の事、考えたらなぁ」
男「俺、早く自立したいんだよなぁ」
義妹「それは…早く結婚したいって事ですか?」
男「んー。結婚の事とか、全然考えてないけど」
男「…そうか…言われてみれば、家庭を持ちたいって考えてるかもな」
男「父ちゃんと母ちゃん見てたらな」
義妹「二人、いつでもラブラブですもんね」
男「仲良いよな」
義妹「私たちも同じになれると思うんです」
義妹「なにせ同じ遺伝子ですもんね」
男「んー?」
義妹「お兄ちゃん!真剣に考えて下さい!」
義妹「いくら鈍感でも、さすがに私の真剣な気持ち、伝わってますよね?」
男「んー…本気なのは、ひしひしと伝わってるんだけどさ」
男「どうしていいのか、わからんよ」
男「なにせ、お前は妹だ」
義妹「だから、今から、真剣に考えて下さい!」
義妹「私はお兄ちゃんの事が、好きなんです!」
男「あー、解った解った。考えてみるよ」
義妹「ちゃんとですよ?絶対ですよ?」
男「はいはい。もう今日は遅いから、寝ようぜ」
義妹「一緒に寝ても良いですか?」
男「そんなん宣言された後で、一緒に寝るなんて無理だろ」
義妹「…むぅー」
男「そんな顔しても駄目です。自分の部屋に戻りなさい」
義妹「解りました。それじゃ、お休みなさい、お兄ちゃん」
男「お休み、義妹」
男「幼馴染…か」
男「そんな考え方もあったか…」
男「…」
・
・
・
義妹「おはようございます、お兄ちゃん」
男「おー、おはよう」
義妹「昨夜はちゃんと眠れましたか?」
男「ぐっすりと」
義妹「寝る前に、衝撃的な愛の告白をされたのに?」
男「まぁ、衝撃は受けたけど、眠れなくなる程じゃなかったな」
義妹「もう!お兄ちゃんにはデリカシーも足りてないです!」
男「朝から沸点低いなぁ。ご飯は?」
義妹「お母さんが出掛ける前に作ってくれました」
男「父ちゃんは?」
義妹「お父さんももう出掛けました」
男「そか」
義妹「今日も一日、二人っきりですね、お兄ちゃん」
男「まぁ、そうだな。どこか行くか?」
義妹「そう言われても、島の中、別に行く所ないじゃないですか」
男「じゃあせっかく早く起きたんだし、久しぶりに散歩なんてどうだ?」
義妹「お兄ちゃんが私を誘ってくれるなんて…!」
義妹「昨日の決死の告白が効果アリって事ですか?」
男「別にそう言う訳じゃないけど…てか、決死だったんだ?」
義妹「それはそうですよ。決死の覚悟でしたよ!」
男「…まぁちょっと風に当たりながら、散歩でも、と思っただけ」
義妹「い、行きましょう!すぐ行きましょう!」
男「まずは朝ごはん食べてから、な?」
・
・
・
男「あー、風が気持ち良いなー」
義妹「久しぶりに来ましたね、ここ」
男「そうだなー。久しぶりだなー」
義妹「ここから見る景色はいつでも綺麗ですね」
男「小さい頃はさ」
義妹「はい?」
男「んー。引っ越してきた頃はさ」
義妹「はい」
男「この丘から見える、あの本島に戻りたいって思ってた」
義妹「そうなんですか?」
男「幼稚園の時まで住んでた家に帰りたいって思ってたんだ」
男「母ちゃんとの思い出がつまった家の事とか」
男「大きな滑り台があった近所の公園の事とか」
男「近所に住んでた仲が良かった友達の事とか」
男「まぁ、子供ながらに色々思うところあってさ」
男「だからここから本島を見てた」
義妹「そんな事を思いながら、しょっちゅうここに来てたんですね」
男「うん」
義妹「私は逆に、あそこに戻りたくありませんでした」
義妹「あのクソ野郎がいる所に、戻りたくなかったんです」
義妹「この島は本当に綺麗で」
義妹「新しく父になった人はとても優しくて」
義妹「お兄ちゃんはとてもカッコ良くて」
義妹「幸せだなぁって」
義妹「私はそんな気持ちで、お兄ちゃんの隣りで、この風景を見てたんです」
男「そか」
男・義妹「…」
義妹「あの…お兄ちゃん?何で急にこんな話しを?」
男「あー、あのさぁ」
男「昨日の夜の話しなんだけどさ」
義妹「は、はい!なんでしょう?」
男「恥ずかしながらな」
男「俺はとっくの昔にお前の…義妹の事をさ」
男「異性として、意識してたって言うか、してるって言うか」
義妹「そ、それはホントですか!?」
男「うん、まあ」
義妹「でも昨日は、何か、そんな雰囲気じゃなかったじゃないですか?」
男「急に言われたから、ちょっと恥ずかしくて」
義妹「お兄ちゃん、何か、冷静ですね」
男「冷静に見えてるだけだよ」
男「だからさ、お前の事、幼馴染として見ろって話しなんだけどさ」
義妹「はい」
男「兄妹で幼馴染ってのは無理があるかなと思ったんだけど」
男「まぁ、言い方はどうでも良いかなって」
男「その…相思相愛なら、さ?」
男「それが一晩考えた末の結論だ」
義妹「え?じゃあ…」
男「ちゃんと考えたぞ。一睡もせずに」
義妹「えっ!?徹夜したんですか?」
男「まぁ、そうだな。ぐっすりと寝てる余裕なんてなかったな」
義妹「それじゃ、さっきは嘘ついたんですね?」
男「すまん、さっき嘘ついた」
義妹「もう!お兄ちゃんは時々おバカですね!」
義妹「確かに考えてとは言いましたけど、寝ずに考えてとは言ってません!」
男「まぁまぁ、落ち着けって」
義妹「はぁ…まったく!お兄ちゃんは!」
義妹「もう嘘はつかないで下さい!」
男「悪かったよ。そんなに怒るなよ」
義妹「今回は特別に許します!でも次はないですからね!」
男「わかったよ」
義妹「でも、そうなると。私のこの恋心は実を結ぶって事ですよね?」
男「この先どうなるかは解んないけど、少なくとも今の俺の気持ちは」
男「完全に義妹だけに向いてるよ」
義妹「じゃ、じゃあ、高校!志望校も変えてくれますよね?」
男「その事なんだけどさ」
義妹「はい!」
男「俺、やっぱ工業に行くよ」
義妹「えぇー?そこは私と同じ高校に!」
男「同じ高校じゃなくても、一緒に住む事は出来るだろ?」
義妹「え?」
男「実は進路の事を相談した時、父ちゃんに言われたんだ」
義妹「何をですか?」
男「義妹の事を頼むぞって」
義妹「!」
男「だから、義妹の第一志望の普通校に割と近い工業高校にしたんだ」
義妹「!!」
男「高校に合格したら、二人で暮らそうな」
義妹「は、はい?!どう言う事ですか?」
男「最初からさ」
男「父ちゃんたちは俺たちを二人暮らしさせるつもりだったんだってさ」
義妹「そ、そうなんですか?私、聞いてませんけど?」
男「お前、両親に進路の相談とかした?」
義妹「志望校はお母さんに言いましたけど…」
義妹「相談とかはしてないです…」
男「だからだろ。今日の夜には言われると思うぜ?」
義妹「そうだったんですか…」
男「俺、高校卒業したら、すぐ就職するからさ」
男「そんで、その時までお互いの事好きだったらさ」
義妹「私がお兄ちゃん以外の人の事、好きになる訳ありません!」
男「まぁ、本島に行ったら、色々出会いもあるだろう」
義妹「で、でも!」
男「ん。だから、高校卒業までは、兄妹の関係で良いと思うんだ」
男「で、卒業した時、お互いの気持ちが変わってなければさ」
義妹「は、はい」
男「結婚しよう」
義妹「ほ、本気ですか、お兄ちゃん!」
男「昔から、父ちゃんに言われてたんだよ」
義妹「え?」
男「義妹の事、好きになっても良いからな?とかさ」
男「そりゃあ、大切な妹だもんな。好きにもなるさ、兄として」
男「と、思ってたんだよ」
義妹「お父さんもそんな事を…」
男「え?まさか母ちゃんも?」
義妹「昔から超言われてましたよ」
義妹「お兄ちゃんの事、大好きになっちゃったら、結婚しちゃっても良いのよ?とか」
義妹「お母さんは応援するからね!とかです」
男「ウチの両親は何て言うか、アレだな」
義妹「あ、でも私は刷り込みされた訳じゃないですよ?」
義妹「最初に会った時から、大好きですからね?」
男「実は俺もだったんだよ」
男「最初はなー」
義妹「はい」
男「すげー可愛い妹が出来て嬉しかったんだ」
義妹「すげー可愛かったですか?私」
男「同学年だけど、俺の誕生日が4月2日で」
義妹「私はほぼ1年後の4月1日ですもんね」
男「それに、義妹は昔から小柄だもんな」
男「だから年下の可愛い妹が出来たなーって」
男「でも実は小5の時、別の感情だって気付いたんだ」
男「自分で自分の事、変態だと思ったよ」
義妹「変態?」
男「義理とは言え、妹に恋しちゃう様な重度のシスコンだなーって」
義妹「大丈夫です!お兄ちゃんは変態じゃありません!」
義妹「だから私の事は幼馴染と言う事にすれば!」
義妹「全部まるっと解決です!」
男「まぁ、そういう事にするか!」
義妹「はいっ!」
男「本当は受験が終わってから、言うつもりだったんだけどな」
義妹「え?」
男「やっぱ普通に考えたらさ」
義妹「はい?」
男「『超シスコン、気持ち悪い!』って言われる確率の方が高いじゃん?」
義妹「私はそんな事、絶対に言いませんけどね?」
男「結果はその…相思相愛だった訳だけどさ」
男「普通の兄と妹なら、気持ち悪いって言われる確率が高いだろう」
男「そしたら俺、絶対落ち込むし」
義妹「お兄ちゃんは繊細ですもんね、意外と」
男「別に意外じゃないだろう」
男「まぁ、そんな事言われたら受験に影響ありまくりだろうからさ」
義妹「ま、まぁそう言われたらそうですね…」
義妹「私、お兄ちゃんに拒絶された時の事、考えてませんでした…」
男「そう言う意味で、お前は凄いなぁと思って」
男「俺にもその向こう見ずな勇気、ちょっとわけてくれよ」
義妹「…じゃあ、ちょっとそこの岩に座って下さい」
男「ん?これでいいか?」
ストッ
義妹「…」
チュッ
男「!」
義妹「背伸びしても、お兄ちゃんの口には届かないから!」
男「おい!不意打ちズルいだろう!」
義妹「いいじゃないですか。将来結婚するんだし!」
男「そんな事、まだ決定じゃないぞ?」
義妹「私のファーストキスの責任、取ってくれますよね?」
義妹「なにせ幼い頃からの馴染みですからね」
義妹「お兄ちゃんが誠意ある対応をしてくれるって、解ってますよ!」
男「…まぁ、良いか」
義妹「それと、高校もやっぱり同じ高校に行きたいです!」
義妹「一緒に登校とか、お弁当をあーん、とか!」
義妹「そう言う、青春ぽい事、やってみたいです!」
男「一緒に登校は今でもやってるだろう」
義妹「それはそうですけども…」
義妹「私はもっと、イチャイチャしたいんです!」
男「イチャイチャ?」
義妹「今はちょっと周囲の目があるから少しだけ恥ずかしいですけど…」
義妹「島から出ちゃえば!人目を気にせずに!」
義妹「堂々とイチャイチャ出来るじゃないですか!」
男「んー?そうかな?」
義妹「そうです!絶対そうです!」
義妹「同じ高校なら、ずっと一緒に居られます!」
男「んー?…ちょっと考えてみようかな」
義妹「今晩は家族会議ですね!」
男「ん、そうなるかな」
義妹「ふふっ…楽しみですね!」
男「そろそろ戻るか。日も高くなってきたし」
男「ちょっと風も強くなってきたしな」
義妹「はいっ」
ギュッ
男「お、おい…腕組むなよ」
義妹「何か私、リミッター解除されちゃったみたいですっ」
義妹「これからも、末永くよろしくお願いしますねっ!」
義妹「男っ!」
おわり
これで終わりです
誰か読んでくれたら嬉しいです
書いてて、これはなんか違うなーと思ったけど
せっかく書いたんで投下しました
次スレは
幼馴染『もしもし?』 男『はいはい?』
ってタイトルでスレ立てると思います
では。
おつー
おっつおつ
そういう考え方ね
おつん
妹と幼馴染も良かったが今度は妹が幼馴染とは何という多芸
おつおつ
おつっ!
高校同棲編はないのかよ?
読んでくれた人、本当にありがとうございます
>>62
続き、書いてみます
書きためがいくつかあるので
しばらく後、新しくスレ立てて…だけど
見かけたら読んでくれると嬉しいです
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