小野田「うん。アキバが舞台のアニメでね、学校の廃校を阻止するために集まった九人の女の子達がアイドルを……もがっ」
小野田「ど、どうしたの今泉君?」
今泉「どうしたのじゃねーよ! いきなりアニメのBD渡してきていきなり語り出すな!」
小野田「はっ!…ご、ごめん」
ヒソヒソヒソヒソ…
今泉(くっ…これじゃあ俺もオタクみてーに見られるじゃねえか…)
小野田「でも今泉君はラブ☆ヒメ楽しんで見てくれてるみたいだからさ、きっとこれも合うと思って」
今泉「た、楽しんでねえよ…………ねえよ」
小野田「それじゃ後で感想聞かせてね!
」
今泉「おい小野田! 俺は見るとは言ってな……」
今泉「……ちっ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418323915
これは楽しみすぎる
期待
こればかり楽しみ
ラブライブはわからんが期待している
田所先輩とススメ→トゥモロウでも歌うのか小野田はwwww
ぷわぷわーおに決まってるだろう
こういうの待ってた
期待!!
すいません、スクフェスのイベント終わってから書き始めますので少々お待ち下さい。
楽しみにしてるぜ
―夜、今泉くんの家―
ギュァァァァァァァァァァァァァ!
今泉「はぁ…はぁ…はぁ…!」ガシュッガシュッガシュッ!
今泉「よし、今日のノルマ達成だ」ツゥー
今泉「後は風呂入ってストレッチして…寝るか。明日も朝練あるしな」スタスタ
コツッ
今泉「ん?」
『LoveLive! 1』
今泉「そうだった、小野田からBD押し付けられたんだったか」
今泉(ったく、あいつ完全に俺がアニメに興味あるみたいに思ってんな)
今泉「俺はオタクじゃねーっての」スタスタ
メタモルフォ~ゼ~ヒ~メヒメ~♪
~風呂上り~
今泉「……のぼせた」ホカホカ
今泉「やたら耳に残るからなあの曲…口ずさむのも仕方ない、よな」
今泉「……誰に言ってんだ俺は」
今泉「くそ、もう寝よう。さっさと寝て起きて朝練だ」ガバッ
今泉「……」
今泉「…」チラッ
『LoveLove! 1』
今泉「……」プイッ
今泉「……」チラッ
『LoveLive! 1』
今泉(なんで気になってるんだ俺は…)
今泉「…ええい、少しだけだ。ほんの二三分見たら寝よう」ゴソゴソ
オタ泉になってまう・・・
~視聴中~
ダッテ~カノウセイカンジタンダ~
今泉(おいおい、なんでいきなり歌いだしたんだ…どういうノリなんだ…?)
穂乃果『私の輝かしい高校生活が~!』
今泉(廃校ね…これを阻止するためにアイドルやる話だったか)
ソレゾレガス~キナ~
今泉「おお……」
今泉(これがOPか、よく分からんが……なんかすげぇ)
海未『アイドルはなしです!』
今泉(まー普通そうだよな)
穂乃果『あなたアイドルとか興味ない?』
真姫『ナニソレイミワカンナイ』
今泉(……あれ、気づいたら結構時間経ってる)
穂乃果『私やっぱりやる! やるったらやる!』
今泉「結局全部見ちまった…」
今泉「ん? よく見たら続きのBDもある、小野田…全巻一気に貸してきたのか」
今泉「…もう少しだけ見よう」
ことり『海未ちゃん…おねがいっ!』
今泉「…………!!!!」
穂乃果『μ'sのファーストライブ、最高のライブにしよう!』
今泉(がんばれ…がんばれよ…)
シーン……
今泉(嘘だろ…観客が…)
穂乃果『そりゃそうだ! 世の中そんなに甘くない!!』
今泉(穂乃果…お前…)グスッ
ダダッ!
花陽『はぁ…はぁ…!』
穂乃果『花陽ちゃん…』
今泉「花陽!」
カナシミニ~トザサレテ~♪
今泉「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
~翌朝~
チュンチュン…
小野田「あ、今泉君おはよう。今日も朝練がん……!?」
今泉「……」フラ…フラ…
小野田「ど、どうしたの今泉君!? フラフラしてるしクマが酷いよ!?」
今泉「大したことねぇよ……それより小野田」
小野田「な、なに?」
今泉「ラブライブの続き、貸してくれ。一期は見終わった」
小野田「!? まさかそのクマは夜通しラブライブを…?」
今泉「早く…早く続きを…」ガクガク
小野田(ど、どうしよう…今泉君が気に入ってくれたのは嬉しいけど、なんだか貸したら今泉君が今泉でなくなりそうな気がする…)
鳴子「おーう、おはよう小野田君」
小野田「お、おはよう鳴子君」
鳴子「なんや顔引きつっとるで? おっ、スカシも一緒かいな」
今泉「……」ギロッ
鳴子「!? な、なんやその目は! 朝っぱらからいけすかんやつやな!」
鳴子(……はっ! そういえば昨日グラサン主将が…)
金城『明日の朝練は短い距離だがレースを行う。練習とはいえ勝負だ。気を引き締めておけ』
鳴子(…って言っとった!)
今泉「…」ジッ
鳴子(おもろいやないか…闘争心グツグツってわけやな)
鳴子「一年生レースの雪辱、今日晴らしたるで今泉!」ビシッ
今泉「鳴子…」
今泉(希と口調が似てるな……)ジー
アッーーーーーーーー
金城「一年、揃ってるな」
小野田「主将さん」
金城「昨日言った通り今日の朝練は全員対抗のレースだ。負けた奴には罰ゲームが用意されている。気合を入れて臨むように」
巻島「上等ッショ」
田所「へへ、ぶっちぎってやるぜ」
鳴子「スカシにだけは絶対負けんで! 覚悟しときや!」
今泉「……」
鳴子「む、無視すんなやコラ!」
金城(集中力を高めているな、今泉。周りの音が耳に入っていないレベル…やはりこいつは逸材だ)
今泉(巻島先輩……まき……真姫……そういえば家が金持ちってところも似てるな…)ジーーー
巻島(な、なんか今泉から強烈な視線を感じるッショ…)
東堂「マキちゃん!」
今泉の花陽のくだり卑怯過ぎるだろwwwwwwww
今泉君がラブ泉君に…
金城「よし、ではレースを始めるぞ。全員スタート位置につけ」
小野田(いつもと雰囲気違うけど大丈夫かな今泉君…)キコキコ
今泉「小野田」
小野田「な、なに?」
今泉「二期は持ってきてるのか?」
小野田「う、うん。正直こんなに早く見終わるとは思ってなかったけど、一応」
今泉「そうか…」ニヤ
小野田(う、うわぁ……なんか気持ち悪いや)
小野田(…待てよ? もしかして僕も普段こんな風に見えてるのかな…)
小野田(いやいやいや! 仲間が増えるのはいいことじゃないか!…って、今はレースに集中だ僕!)
金城「よーい…………スタート!!」
ギュオッ!!
小野田(は、早い! なんて出だしだ! 前に出たのは!?)
金城(このスピードはスプリンターのそれだ、鳴子か田所か……いや、違う!!)
今泉「……」ギュァァァァァアアアアア!
金城「今泉だと!?」
鳴子「こんのスカシ…! スプリンターさしおいていきなり飛び出すとはやってくれるやんけ!」
田所「一年ボーズにスプリントで負けたとあっちゃ俺の立つ瀬がねえなぁ!」
グオオオオオオオオオ!
小野田「鳴子君と田所さんも飛び出した!」
巻島「クハッ、面白え! いきなりスプリント勝負っショ!」
今泉「……」ブツブツ…ブツブツ…
鳴子・田所「おらあああああああああ!!」グン!
今泉「……」ブツブ
小野田「な、並んだっ! 鳴子君と田所さんが今泉君に!!」
巻島「今泉もオールラウンダーとはいえ、やっぱ専門家には勝てないショ」
鳴子「カッカッカッ! そう簡単にいくと思ったかスカシ!」
今泉「……」ブツブツ…
鳴子「!? なんや…こいつ…」
今泉「悲しみに閉ざされて 泣くだけの君じゃない~(美声)」
鳴子(鼻歌……やと…!?)
小野田(あれは…『START:DASH!!』!?)
ワロタ
クソワロタwwwwwwwwwwwwww
美声wwwwww
鳴子(こいつ……鼻歌歌いながらあのロケットスタート決めたんか!?)
田所(やるじゃねえか…今泉!!)
鳴子・田所「「――それでも」」
鳴子・田所「「スプリントはゆずれねえええええええ!!」」ギュオオオオオオオオオン!
巻島「鳴子と田所っちがスパートかけたっショ!」
今泉(よし、曲(ギア)を変えるか……)スゥ…
今泉「大事なことはなんだっけ?(美声)」ブツブツ
小野田(きょ、曲が変わった!? そして――)
今泉「もっと近くで語り合いたいな(美声)」シャァァァァァァァァァ!
小野田「今泉君も加速したぁああああ!」
こういう系のssは誰推しになるのか気になるな、ガンダムのやつとかシャアは希推しみたいな。今泉は誰推しなのか…
巻島「ど、どういうことっショ!? 今泉はギアを変えなかった…ケイデンス(回転数)を上げただけで鳴子と田所っちに追いついたってのか!?」
小野田「いえ、それは違いますよ巻島さん」
巻島「小野田!?」
金城「…どういうことだ小野田? お前は何かわかっているようだが」
小野田「今泉君は恐らくレースの局面に合わせてギアを変えている、それだけだと思います」
巻島「はぁ!? だから今さっき明らかにギアは変えてなかったショ!」
小野田「変えたんです。今泉君は」
小野田「心のギアを」
巻島「……は?」
金城「ほぅ…」
巻島「ほぅじゃねーショ」
小野田「僕が貸したアニメの曲を状況に合わせて歌い分け、モチベーションを上げているんです。だから鳴子君と田所さんにも追いつけた」
金城「つまり…自身のモチベーションを絶妙にコントロールしているというわけか」
小野田「はい。ラブライブの曲はテンションを上げるには最適ですから」
金城「ラブライブ…か」
巻島「納得できないっショ…」
小野田(そうか、今泉君…ついでに入れておいたベストアルバムにまで手を出すほどハマってくれたんだね…気持ち悪いとか思ってごめん)ホロリ…
ギュァァァァァァァァァァァ!
鳴子(くっ、冗談やろ!? 平坦が終わるまで残り500…ここで…!)
今泉「Wonderful…(美声)」ワァオ!
田所(抜かれた…だと…!?)
シャァァァァァァァァァ…
鳴子・田所「はぁ…はぁ…はぁ…」
巻島「…平坦区間、終わっちまったっショ」
金城「ここまで変わるものなのか、小野田?」
小野田「はい。…でも今泉君にはまだ上があると思います」
金城「なに?」
巻島「クハッ、面白いショ。平坦が終わりゃ次は裏門坂。斜度20パーの激坂、クライマーのホームでどこまでやれるか見てやるっショ!」
小野田「はい、僕も行きます!」
> ワァオ!
反則やろwwwwwwwwwwww
巻島「勝負っショ、今泉!」
小野田「いくよ、今泉君!」
今泉(巻島先輩に小野田か…次は裏門坂。なら――)
今泉「壁はHi Hi Hi 壊せるものさ(美声)」ギコギコギコ
巻島(ま、またなんか歌いだしたっショ…)
小野田「『No brand girls』…! 考えたね今泉君! 勾配のキツイ裏門坂を自転車で登ればそれは体感だとほぼ壁のようなもの! ノーブラはまさに登りにうってつけの曲ってわけだね!」
今泉「…ふっ」ニヤリ
巻島「ついていけねーっショ……」
ギュォォォォォォォォォォ!!
巻島「ぜっ…ぜっ…!」ギッギッ
小野田「はぁ…はぁ…!」ギコギコ
今泉「がんばらねーば……ねーばねば…」ギブアップ
巻島(ゴールが近づいてきたっショ…)
小野田(もうすぐだ…きっと最後に今泉君は歌うはず…! そしてはっきりする!)
今泉「……」ハァ…ハァ…ハァ…
今泉「…とめられない 孤独なHeaven(美声)」
小野田(き、きた!)
今泉「気づいてと言えないよ(美声)」カヨチーン
小野田(やっぱり…最後の最後に心を支えるのは推しメン! 及びそのソロ曲! まるでメンバーが自分のためだけのステージを見せてくれているかのように錯覚することが出来る! モチベーションの上がりっぷりは天井知らず!)
小野田(今泉君の推しキャラは――!)
小野田「花陽ちゃんか!」
今泉「……!」カヨオオオオオオオオオオオオオチン!
巻島「なんつー加速…!!」
小野田「やったぁ! 僕と同じだよ今泉君!!」
巻島「なにがっショ!?」
壊れてるな(確信
――レースが終わり、放課後
鳴子「くっそ、くっそ、くっそおおおおおお! スカシ泉に負けた! 鼻歌歌いながらでスプリント勝負負けたー!!」
田所「うるせーぞ鳴子! 負けは負けだ! 潔く受け入れろ!」
鳴子「ぬあああああああああ腹立つうううううううううう!」
今泉「……」シャンシャンシャンシャンシャン
今泉「小野田。花陽のURにはどんなのがあるんだ?」
小野田「えっとね、これとか…これとか」スッスッ
今泉「ほぅ…このご飯よそってるやつ、いいな」
小野田「うんうん! 花陽ちゃんの可愛さが全面に出てるよね!」
今泉「俺もUR欲しいな、課金するか」シャンシャン
鳴子「勝負の結果そっちのけでゲームしてんのが余計腹立つううううううう!」
小野田「鳴子君もやる?」
今泉「希とかいいんじゃないか。エセだけど関西弁しゃべってるし」
鳴子「やらんわ!!」
巻島「で、金城? 部員揃ってるけど、練習はいつ始めるんショ?」
金城「……」ガサゴト
金城「今日はミーティングをしようと思う」ドン
田所「ミーティング? それは…」
金城「BDプレーヤーだ」
巻島「BD? DVDじゃなく?」
金城「ああ。これじゃないと鑑賞できないからな。では、小野田、今泉。俺達に解説を頼むぞ」
小野田・今泉「はい!」
今泉「つっても俺は二期はまだ見てないからな。そっちは頼むぞ小野田」
小野田「うん、任せて!」
鳴子「スカシと小野田君が…解説?」
巻島「……金城。俺ぁ今すげー嫌な予感がしてるんだが、そのBDプレーヤーで何を見るんショ…?」
金城「ラブライブだ」
巻島「予感的中っショ……」
金城「今泉がこのアニメを見てから今朝のレースで自己ベストを更新した。俺、及びエースクライマーとスプリンターを抑えてな」
田所・巻島(認めたくねぇ…)
金城「このアニメにはチームを強くする可能性がある。もし全員のタイムが飛躍的に伸びるならば、見ない手はないだろう」
巻島「い、いやぁ…俺は…」
鳴子「…強くなれるんですか?」
巻島「へ?」
鳴子「そのアニメ見たら、強くなれるんすか!?」
金城「可能性がある、という話だ」
鳴子「……」
小野田「鳴子君」ポン
今泉「鳴子」ポン
鳴子「小野田君、今泉…」
小野田「だって~可能性感じたんだ~」
今泉「そうだ…ススメ!(美声)」
小野田・今泉「後悔したくない目の前に~~~~…」チラッ
鳴子「……?」
小野田・今泉「……」ハァ
鳴子「なんやねん!!」
鳴子「あああああぁぁぁもう! 見たる、見たるわい! そんなんで本当に強くなれるなら安いもんや!」
金城「よし、では再生するぞ」ウィーン
田所「結局俺らも見なきゃいけねえのか…」
巻島「仕方ないっショ…断れる空気でもなさそうだし…」
小野田「分からないことがあったら僕になんでも聞いてくださいね!」
今泉「……」wktk
ダッテ~カノウセイカンジタンダ~…
――――
――
―
――その後、IH本戦における総北高校の勇姿
小野田「……」ザッ
モブ1「あれが千葉の総北か…!」
モブ2「ナリからしてフツーじゃないな…!」
今泉「小野田、さすがにやりすぎじゃないか? 自転車を花陽っぽくしたのか花陽が自転車っぽくなったのかわかんねーぞ」
小野田「今泉君こそ、ユニフォームが缶バッジだらけでゼッケンつけるところなくなってるよ」
今泉「いーんだよ花陽だけ見えれば」
金城「よし、遂にインターハイ本戦だ。部員は俺達だけになってしまったが…行くぞ!」
金城「ファイトだよ!(低音)」
田所「うおおおおおおお行くぜ! 暴走のぶる~べりぃとれいんんんんんんんんんんんんんん!!」ヤンヤァァァァァァァァァァン!
巻島「クハッ! ハラショーっショ!!」チカァ
鳴子「行くで…希姐さんとともに!」
鳴子「これがワイの…スピリチュアルスプリントやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ノンノンノンノンノンノンノン!
小野田「あこがれを語る君の~」
今泉「ゆずらない瞳が~」
「「「「「「だいすき!!!!!!」」」」」」ダイスキ!
御堂筋「なんやあれ……キッモイわぁ…」
終り
スレタイで落ちてる一発ネタでした
今日はこれで終わりですがおまけで少ーしだけ箱学編書きます
面白かったよ、おつ!
箱学編すげー楽しみだ
そりゃあ御堂筋もそう言うわwww
乙乙
今泉君はカラー的に海未ちゃん推しかと思ったわ
乙乙
きっとこのラストの御堂筋くんは真顔
これは良スレ
御堂筋2日目ゴールラインでの顔してそう
おまけ
――箱根学園
泉田「フッ…フッ…フッ…」グッグッグッ
泉田「ん? どうしたんだいココロ?」
泉田の大胸筋(右)「……」ピクッ
泉田「なに? 乳酸が溜まってきただって? おいおい、まだベンチプレス10セットしかやっていないというのに…」
泉田の大胸筋(左)「……」ピクピクッ
泉田「ココアまで……仕方ない。あと5セットやったら君達の大好きな苺をプレゼントだ、それでどうだい?」
泉田の大胸筋(左右)「……!」ピクピクピクッ!
泉田「はっはっは、そんなに嬉しいかい? よーし、それなら残り5セット、共に頑張ろうじゃないか!」
泉田・泉田の大胸筋(左右)「……ニコ!」グンッ!
真波「改名したみたいですね、泉田さんの大胸筋」
東堂「ふっ、矢澤姉妹に目をつけるとは奴もなかなか見る目があるな」
東堂「――しかし! ナンバーワンはもちろん真姫ちゃんに決まっている!」パカッ
真波「あっ、東堂さん待ち受け真姫ちゃんの画像なんですね」
東堂「当然だ真波! この美貌と知性! 彼女は箱学一の色男な俺に最も相応しいのだ!」マキチャンマキチャンマキチャーン!
真波「あはは、総北の人の名前連呼してるみたいに聞こえますね」
東堂「うおおおおお! 巻ちゃんの名を出すな真波! まきちゃんはまきちゃんであってまきちゃんでは断じてないのだ!」
真波「はは、漢字振らないと何がなんだか分からないですよ」
東堂「そういうお前は誰推しなのだ真波」
真波「僕はもちろん海未ちゃんですよ。山が好きみたいだし、きっと僕と気が合うでしょうから。ああ、一度でいいから話してみたいなぁ」
東堂「やめておけ真波。そこから先は我々には干渉できない領域だ、この画像でも見て冷静になれ」スッ
真波「ああ…うみまき…うみまき…」ポワン
新開「食べるか、真波?」ズルズルズル
真波「新開さん…」
新開「さっき注文したラーメン、炒飯がセットで付いていたんだ。このままならただの炒飯、しかし考え方を変えてみれば…」
真波「……! これは海未ちゃんの手作り炒飯ってわけですね!?」
新開「その通りだ!! 羽ばたけ真波! お前の想像力の翼を広げて!」
真波「はい!!!」バサァ!
ウミチャァァァァァァァァァァァン!!
新開「ふふ、たとえ触れられずとも思いを共有することはできるにゃ」ズルズルズル
東堂「新開、ラーメンはともかくその語尾はどうかと思うぞ」
荒北「…ったく、どいつもこいつも」
荒北「んなアニメにうつつ抜かしてるくれーなら練習しろってんだヨ」
東堂「おっと、荒北。俺は知っているのだぞ? お前が『にっこにっこにー』のシーンだけエンドレスでリピート再生していたことを」
荒北「ぬがっ…!?」
泉田「おお、荒北さんはにこ推しですか!」ニコッ
新開「隠すことないさ、素直になれよ靖友」
真波「そうですよ荒北さん」バサバサッ
荒北「くっ……あーーーそうだよ!! どいつもこいつも分かってねぇ! 推しなんて矢澤以外ありえねぇだろうが! センターも毎回矢澤のが評判良いっつーの!」
泉田「なっ……!」
東堂「……今のは聞き捨てならんな、荒北」
真波「そうですね、新開さんが鬼モードになっちゃいましたよ?」
新開「……」フシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
荒北「けっ、てめーらの見る目がねえんだよ」
福富「荒北」
荒北「あぁ? んだよ福ちゃん」
福富「お前は一つ分かっていないようだ。あえて言おう、μ'sは――」
福富「全員がセンターだ!!」ドン!
荒北「……! 福ちゃん…!」
泉田「福富さん!」
東堂「福富!」
真波「福富さん…」
新開「寿一…!」
福富「歌うか…俺達で!!」
キットセイシュンガキコエル~
――箱学は今年のインターハイ優勝を逃した
これで終わりどす
ラブライブも弱虫ペダルも大好きです
読んでくれた方ありがとうございました
ラブライブ知らんけど何となく雰囲気で面白かった
乙乙
フクちゃん…ww
ゴッドハンド(ラブライブ)
乙
真波と海未ちゃんはちょうどヴァンガードで主人公ヒロインだったな
このSSまとめへのコメント
おもろいな
面白い