卯月「ニュージェネレーションズ・ハイ」 (26)
ニュージェネとPがハイテンションでだべるだけ。キャラ崩壊有
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未央「暇だ~」
卯月「暇だねー」
凛「……」ペラ
P「そこの二人。何机に突っ伏しているんだ。みっともないぞ」
未央「だってー! 仕事がなくて暇なんだもーん暇暇暇ー!」
凛「仕方ないんじゃない。仕事がないのも、プロデューサーがとってこれないのも原因だし」
卯月「私たちも頑張りたいんですよプロデューサーさん」
P「た、確かに俺が仕事を取ってきていないのも事実だが……そんな心構えじゃトップアイドルになれないぞ! 菜々を見習え菜々を!」
凛「菜々さんって本当は何歳なんだろう」
卯月「17歳じゃないの? 世論は別にして本人がそう言ってるんだし」
未央「実際わかんないんだよね。アイドル声優目指してるって言ってたから好きなアニメは何って聞きいたらかぼちゃワインって言われたから何それって思ったよ」
P「あんまり詮索しないでやってくれ。ボロが出そうで怖い」
未央「じゃあ何かして遊ぼうよプロデューサー! 机に突っ伏さないからー」
P「肩を揺らすんじゃない。仕事の邪魔だ」
未央「じゃあ揉んであげる~。もみもみ~」
P「だからやめすごい気もちいい! いい力加減。人の温情と思いやりが詰まったマッサージは決して機械なんぞに到達しえぬ領域だ……」
凛「何言ってんだか」
未央「お、気に入ってくれた? じゃあもっとサービスしてあげるね!」
P「ああマズい。このままだと仕事を忘れて全てを委ねてしまいそうだ」
未央「委ねちゃいなよー。ほれほれ」
凛「……」ペラ
卯月「もしかして妬いてる?」
凛「うわっ。いきなり目の前に来ないでよ」
卯月「ごめんごめん。でも凛ちゃん。さっきからつまらなそうな顔してるから」
凛「別にそんな顔」
P「未央! どこ触ってるんだ!」
未央「よいではないかよいではないか~」
凛「……」
卯月「妬いてるねー」
凛「だから別にそう言うのじゃ」
卯月「大丈夫だよ凛ちゃん。何も言わなくてもわかってるって。私はお姉ちゃんだからね」
凛「何を分かってるの卯月?」
卯月「ニコニコ」
凛「こ、このニコニコマシーンが……!」
卯月「確かに未央ちゃんはすごく積極的だよね。凛ちゃんにはないアクティブさだね! 凛ちゃんもプロデューサーさんを思うならあれくらいした方がいいかもね」
凛「別にプロデューサーにどうこうしようなんて」
卯月「もう何もしなくてもプロデューサーはわかってくれるって確信してるんだね! さすが凛ちゃん。妬けるな~」
凛「卯月! 私をからかってるでしょ!」
卯月「そんなことないよ。私は二人のお姉ちゃんだから心配してるだけだよ」
未央「ただいまー」
卯月「未央ちゃんお帰り。プロデューサーさんの肩叩きは終わったの?」
未央「仕事の邪魔だって追い返された。しぶりんその太ももで泣かせてー」
凛「嫌」
未央「ひまー」グデー
卯月「ニコニコ」
凛「……」ペラ
未央「第一回ー!」
凛「!」ビクッ
卯月「?」
未央「プロデューサーにいろんな質問をしよう選手権ー!」
P「は? なんだいきなり」
未央「暇なんだもーん。いいじゃんなんとなくプロデューサーにいろんな質問して。仲を深めようって企画。ナイスじゃない? そう思わないしまむー」
卯月「うん。いい企画だと思うよ」
P「だから、仕事中で」
卯月「答えるだけでもお願いします。言った通り中を深めようって大義名分もあるんですし。ずっと暇だ暇だと時間を無駄にするよりは建設的だと思いますよ」
P「うーん……まあ質問に答えるだけなら」
未央「よーし来た! じゃあ私から! 何にしようかな」
凛「……」ペラ
卯月「あんまり乗り気じゃなさそうだね」
凛「別にこれと言って聞きたいこともないし」
卯月「つまり、プロデューサーさんのことは全部知り尽くしてるってことだね! すごいなー凛ちゃん。さすが自称プロデューサー観察のプロ!」
凛「そんなの自称した覚えはないから!」
卯月「でも、そんな余裕たっぷりでいられるのも今のうちかもしれないよー」
凛「な、何がさ」
卯月「プロデューサーさんを想ってるのは凛ちゃんだけじゃないってことだよ!」
凛「な、何言ってるの卯月! 私はそんなんじゃあ」
卯月「まあまあここはお姉ちゃんの話を聞いて。ほら。いま現に未央ちゃんだって」チラッ
凛「え?」
未央「プロデューサーってデートに誘う方? それとも誘われる方?」
P「誘いもしなければ誘われもしないな。忙しいし」
未央「じゃあ今度私とデートしよ♪ 買い物したりー、ご飯食べたり!」
P「ハッハッハ。未央が俺をデートに誘うには三年は早いな」
未央「えーいじゃーんいこーよー」
凛「……」
卯月「事務所はまさに、大争奪戦状態なんだよ」
凛「別に……私に関係は」
卯月「そんなこと言ってー。凛ちゃん。あとで後悔しても遅いんだよ」
凛「仮に未央みたいにデートに誘うとしても、誘い方がわかんないし……」
卯月「じゃあ、私が見本を見せてあげるね。よく見てて」
凛「え? 卯月が?」
卯月「プロデューサーさん。ちょっとお願いがあるんです」
P「お願い? おい未央! 離れなさい!」
未央「いこーよー」
卯月「今度のオフ、私の買い物に付き合ってくれませんか?」
P「買い物って、俺じゃないとだめなのか?」
卯月「化粧品を見たいんですけど、やっぱりプロデューサーの意見があった方が適切と言いますか、いたらいろんな意見を聞けると思って。アイドルとして、どんな選び方をしたらいいかも聞きたいですし」
P「アイドルとして……なるほど卯月なりに考えてるってわけか。まあ、オフの日が合ったら付き合ってやる。これもアイドル研究のためだからな」
卯月「ありがとうございます! 楽しみにしてますね」
未央「あ、ズルーい!」
P「お前は遊びに行きたいだけだろ」
卯月「ざっと、こんな感じかな。大事なのはアイドルを理由にすることかな」
凛「……」パチパチパチ
卯月「ただし、異性として見られる感が薄いのが難点だよ」
凛「えぇ……」
未央「ただいまー」
卯月「おかえり未央ちゃん。デートの約束は?」
未央「何とか取り付けたよ! やっと折れてくれたんだプロデューサー」
凛「!」
卯月「凛ちゃんだけだね。デートに誘えてないの」
凛「うぐぐ……!」
未央「いやー楽しみだなー」
卯月「凛ちゃん。未央ちゃんは今こそ無自覚だけど近いうちにプロデューサーさんへの感情に気付くはずだから、本当に後悔することになっちゃうよ」
凛「……べ、別に関係ないし」
卯月「強情っ張りだな~。プロデューサーさん。次の質問いいですか?」
P「ああいいけど」
卯月「この中で一番エロいのは誰だと思いますか!」
P・凛「ブフォ!」
未央「あ、それおもしろそう!」
P・凛「面白くねー(ない)よ!」
未央「誰だって言っても怒んないから。ちなみに私が一番、ね」
P「胸を張るな。そうだな……」
凛「ゴクリ」
P「みくにゃん」
凛「は?」
P「冗談だ。嘘だ! 忘れてくれ!」
卯月「えー遅いですよ。もうみくちゃんにメール送っちゃいましたよ」
P「何やってんの卯月ぃ! 何発言して三秒で情報発信してんだよ! なんて送ったんだ?」
卯月「えっとですね……『プロデューサーさんはみくにゃんの肉付きが一番エロいらしいよ』って送りました」
P「根も葉もないことを……! 何てことだ……絶対怒ってる。あとでモンプチ買ってきて機嫌直してもらわなきゃ……ん? メールだ」
未央「誰から?」
P「……」
凛「もしかして……みく?」
P「サイテー……だって。うわぁあああああみくにゃんにきらわれたぁあああ! あとでモンプチ三個買ってこなきゃ」
凛「そんなので怒りおさまるの」
P「多分」
凛「あ、そう」
卯月に返信せずPに送るなんて失望しました、みくの弁当をのあさんにあげます
未央「で、誰が一番エロいの! 答えないと机バンバンしちゃうよ!」
P「何でそんなにエロいことに意固地になるんだ」
未央「何言ってんの私たちは思春期なんだからそう言う話題に敏感なんだよ! あつみんだって私たちより年下なのにエロに貪欲だし」
P「あいつはただ揉みたいだけだろ。じゃあ分析してやる。文句言うなよ」
凛「ゴクリ」
P「まあ未央は、発育がいいし、それこそ三人の中では一番目に留まるだろうな」
未央「まあね。おっぱいには自信があるよ」
P「卯月は……正直母性本能をくすぐるものがある。三人の中では一番年上ってこともあって雰囲気大人びてるって言うか。安産型だしな」
卯月「どこ見てるんですかぁーもう」
P「凛は……」
凛「何?」
P「凛は胸とかじゃなくて、こう。鎖骨とか、くびれとか。そういう所が弱そうなイメージだ。ちょっと指でなぞると体を震わせそうって言うか」
凛「それ……セクハラ!」
卯月「正解!」
凛「卯月!」
P「怒らないって言ったのに……まあ結論を言うとだな」
未央「だれ? ダレ?」
P「あえて言うなら、凛だな」
凛「何で!」
P「怒るなよ凛」
凛「何で私が一番エロいのさ! 理由は理由!」
P「理由……一番エロいことに敏感そう。と言うよりムッツリっぽい」
凛「ム……!? ムッツリ!?」
未央「やーいムッツリー」
卯月「エロいよ凛ちゃん」
凛「うるさい!」
未央「何がうるさいだい! 一番になったくせに文句を言いおって! しぶりんは悪い子!」
凛「なんでそうなるのさ!」
卯月「凛ちゃん。エロいって言うのもアイドルとしての才能の一つなんだよ。そう思われるからこその輝き方もあるんだよ美波さんとか」
凛「ま、一理ないようなあるような」
卯月「与えられたものを否定しちゃいけないんだよ。それにプロデューサーからエロいって思われてるなら、それこそ他の子よりもチャンスはあるってことだから。悲観する必要もないって」
凛「そこにつなげるんだ」
卯月「だからこそ、凛ちゃんはチャンスがあるんだよ。目指せ逆転ホームランー」
P「まるで凛が何かに負けてるような言い方だな」
未央「あ、思い出した! プロデューサー! この前ユッキをいじめたんだって? ダメじゃんそんなことしちゃ!」
卯月「何の話?」
未央「この前プロデューサーと野球の話をしようとしたらキャッツのクライマックスシリーズの四連敗のことをネタにされたって言ってたよ」
P「あれはあの酔っ払いが絡んできたから仕方なくだな。しかも俺そんなに野球の話詳しくないし」
未央「ユッキ泣いてたよ。プロデューサーに酷いこと言われたって。『リーグ優勝したくせにクライマックスでストレートで負けるとかダサい』とか『金かけてるくせにここぞという所で負けるのはどうか』とか『負けても次がある。でももう今シーズンは終わったから次はないよな。わりぃ!』って言われたって言ってたよ!」
P「まあ、言ったけど」
凛「それって、どれくらい酷いの? 私は野球は詳しくないから分かんないけど」
未央「どうなんだろうねー」
卯月「じゃあ私がわかり易いように説明してあげるね」
P「卯月は分かるのか?」
卯月「もちろんですよ! 未央ちゃん。ちょっと」
未央「何?」
卯月「コショコショ」
未央「そ、それは酷い! 採用!」
凛「?」
未央「しぶりん。心して聞くんだよ」
凛「え、うん」
卯月「ニコニコ」
未央「スゥー……しぶりんって好きな人いるんだー!」
凛「!?」
未央「話によればいつも一緒にいるに近い関係なのに告白してないとか」
凛「ちょ、ちょっと!?」
未央「告白しないの? え? 告白する気がない。ダッサー! しぶりんダッサー!」
凛「あ?」
未央「そんなのだと後で後悔しちゃうぞ。あ、後悔してるんだっけ。ごめんね!」
凛「……」
未央「お、怒んないでよー。私はしまむーに言われた通り」
凛「卯月……」
卯月「ね。酷いことだったでしょ」
P「た、確かに酷い話だ。俺はそれほど酷いことを」
未央「そうだぞープロデューサー君。今度謝るように」
P「ああ……ところで、今のって実話?」
卯月「もちろ」
凛「作り話ー! 作り話に決まってるよ!」
P「そうか。それならよかった」
凛「ほっ」
卯月・未央「ニコニコ」
凛「……」
卯月「でも、凛ちゃんが告白するってあんまり想像できないね」
未央「だよね。今でもプロデューサーにべったりだから。親離れできない子供みたいだなー」
凛「人を何だと思ってるのさ」
未央「にしても……ふあぁ。なんか眠くなってきちゃった」
凛「あれだけ大声出してたら疲れもするでしょ」
卯月「それなら、いい感じに眠れるアイテムがあるよ!」
未央「おお! さすがしまむー! 我らがお姉さん!」
卯月「えへへ。プロデューサーさん。上着借りますね」
P「え、ちょっと」
卯月「はい。志希ちゃんからの話だと、プロデューサーの上着は睡眠効果を向上させる匂いがするみたい」
未央「ま、マジでか! それはすごい発見だ。ノーベル賞ものだね!」
卯月「その効力は絶大らしいよ。志希ちゃんが確認する以前に凛ちゃんって言う確認者がいるからね!」
凛「!?」
未央「何でしぶりん?」
卯月「実はこの上着には凛ちゃんのにお、」
凛「卯月! 何の話をしてるの? 私には身に覚えが……」
卯月「知ってるんだよ。凛ちゃんが誰もいない事務所でプロデューサーの上着を羽織って悦に入ることが最近の趣味の一つだって」
凛「だ、だだ、だから! 知らないって」
卯月「だってあの上着を用意したの私だもん」
凛「島村貴様ぁ!」
強いなしまむら
卯月「どうしたの凛ちゃん。そんなに怒って」
凛「卯月があんなもの用意したせいで私は……!」
卯月「本当の自分に気づけたんだよね」
凛「ちがぁう! あんなの私じゃない!」
卯月「逃げちゃダメだよ凛ちゃん。自分を偽ってる人は人には好かれないんだよ」
凛「いや、偽ってないって言うか気付かされたって言うか」
卯月「私の眼を見て」
凛「う……」
卯月「大丈夫。私はお姉ちゃんだから全部任せて。凛ちゃんも未央ちゃんもきっちりサポートしてあげるから」
未央「何の話してるのさー」
卯月「ずっと友達だよーって話し。じゃあその上着着てみよっ」
未央「む。じゃあ着てみようかー。どれどれ。ムムム。これは!」
凛「あぁ私以外が……」
未央「いい気持に……スヤァ」
卯月「ほんとに寝ちゃった」
P「志希といい凛といい、何で俺の上着を着た人間はすぐ寝るんだ」
凛「……ちょっと待って! 今私の名前が」
P「一回お前も事務所の床で俺の上着着て寝てた時があってな。あれがさすがに驚いたぞ」
凛「あ、あ……」
卯月「バレてたみたいだね」
凛「うぅ……」
卯月「でもこんなところで寝てると風邪引いちゃいますねプロデューサーさん」
P「もう冬も近いしな。仕方ない。宿直室に連れてくよ」
凛「連れてくってどうやって」
P「よいしょっと」
凛「!?」
卯月「お姫様抱っこだね」
P「まあお前らは軽いし、風邪を引かれても困るからな。じゃあ少し席を外すから」
卯月「行っちゃった。いいの凛ちゃん。このまま二人を見送って」
凛「何で?」
卯月「さっきの未央ちゃんを見てなかったの。エロいってワードに敏感に反応して。凛ちゃんとは違って邪な感情はないと思うけど、それでも興味津々な年頃なんだよ」
凛「まるで私が邪みたいな言い方やめて!」
卯月「プロデューサーさんも一人の男。このまま宿直室で二人が〈自主規制〉なことをし始めたら……」
凛「いや、あり得ないって」
卯月「じゃあ凛ちゃんは待ってって。私は見に行くから」
凛「ちょっと待って。卯月一人じゃ心配だから私も行くよ」
卯月「大丈夫だから待ってて」
凛「大丈夫じゃないと思うから行くって」
卯月「もう、素直じゃないなぁ」
島村さんがしたたか可愛いww
卯月「まあそんなことあるはずないよね」
未央「くかー」
凛「幸せそうに寝てる……」
未央「アハハ……しぶりんのお尻真っ赤ー」
卯月「ほんとに幸せそう」
凛「私は青筋が立ちそう」
卯月「プロデューサーさんいないね。どこ行ったんだろ」
凛「戻ったんじゃないの?」
卯月「そうだよね。それにしてもほんとに未央ちゃん幸せそうに寝てるね。私たちも一緒にお昼寝しよっか」
凛「別に私は眠くないし」
卯月「プロデューサーさんの上着を着ても?」ファサァ
凛「ぐわぁ! まさかまだプロデューサーの上着が……! ぐぅ……い、いい匂い、くー」
卯月「うわぁ本当にすごい効き目。怖いなー」
未央「くかー」
凛「すぅ……」
卯月「……」
P「ん? なんだ卯月たちも宿直室に来てたのか」
卯月「あ、プロデューサーさん。何か用ですか?」
P「様子を見に来ただけだが……凛も寝ているのか。何で俺の上着を着てるんだ?」
卯月「着たかったからだそうですよ」
P「卯月は一緒に寝ないのか?」
卯月「眠たくありませんし、二人の寝顔を見てる方がいいですから」
P「お前はほんとこの二人が好きなんだな」
卯月「ええ。私は二人のお姉さんですから」
完!
ニュージェネの短編でした。
島村さんは年上なんだよ!二人のお姉さんなんだよ!お茶目なんだよ!そんなのを書きたかっただけです。
みくにゃんはエロい。セクシーもチャーミングも兼ね揃えて需要は完璧。みくにゃん大好き。
以上
乙乙乙
ちゃっかり美味しいところを持っていく島村さんである
乙。
この島村さんからどことなく春香さんの匂いを感じるのは気のせいだろうか
お姉さんにはなりきれない気はするな
乙
いいssだった、かけ値なしに
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