池沼なお姉ちゃんは皆からの嫌われ者でした (40)
・・・・とある公園に、真夏、二人の少女が日陰のベンチに座っていた。
しかし、一人の少女は池沼で、IQが25しかなく、話し方もとても可笑しいのであった。
この少女は平沢唯といい、さっき言ったとおりの池沼だ。しかし、本人はそれに全く気づかないという
変人っぷり。大好物はアイス。常にアイスを万引きしているようだ。そして、
「うーい、あいつよこすでつー!(^p^)」
と、一人はしゃいでいるようだ。
「ああ、アイスのこと?これはね~、ダメだよお姉ちゃん・・・。
私のだから、ね?ごめんねー。」
もう片方の少女は平沢憂といい、完璧超人の可愛い女の子なのだが、実は池沼の妹のなのである。
いつも唯がアイスアイスと言うのは、毎日なのでもう慣れていた。しかし、
「あいつ、あいしゅ!!!(`p´)」
と、煩くなってきたので、こうなった末に棒アイス10箱万引きする姉の
万引き防止のため、一旦姉を連れて家に戻ることにした。
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ちょwwwwww期待
次の日、平沢家の夏休みは終わった。
しかし、その後の憂にはやることがたくさんできてしまったので、
当然姉のことなど世話をする暇がなくなってしまった。
なので、憂は姉にもうそろそろ自立してほしいなと思っている。
こうして、放課後に近くの公園で悩みを親友の中野梓に打ち明けた。
中野梓という少女は、黒くて長い髪の毛を、上二つにしばっている。
またはツインテールらしき髪型というべきか。
しかし、この少女は、かなりのドM素質を持っていた。
特に好きなのは秋山澪。同じ軽音部の先輩である。
・・・勿論、このことは誰にもバレていないようだ。
「梓ちゃん、どうしたらいいのかなぁ・・・。」
憂がいつもとは違う、弱弱しい声で梓に問う。
「えええええ!!!??あの隣の桜ヶ丘養護学校の1年生、
平沢唯の妹だったのおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!!!!????」
梓はかなり驚いていたようで、大声を上げて目の焦点があちらこちらに動いている。
勿論のこと、店内騒然となった。
「しー!近所迷惑だよっ、梓ちゃん・・・。」
「あぁ、そうだったね・・・・。そ、それで・・・、唯さんは今、学校にいるの??」
梓は、さっきとは全く違う、小動物のような可愛らしい声を出した。すると、憂は、
「あ・・・うん。」
と、何かを隠している感じを出している。
そこで、梓は疑問に思っていたので、
それが何かわかるまでしばらく黙って、憂の相づちを打っていた。
※すみません!公園ではなく、カフェでした。
しかし、梓は結局それが何かわからないまま
これから憂に用事があるということを聞いて、
別々に帰ることになってしまったのだった。
渋々一人になってしまった梓は、ケータイをいじくりながらも
アップルパイ1個とモカを飲食していた。
すると、そこへ・・・。
唯「うーーーいーーーーっ!(^p^)うーいはいゆでちゅかあ?(>p<)」
噂をすると影が差し、あの池沼、平沢唯がやって来た。
梓もそれには驚いて、この時すでに鼓動が痛くなるほどバクバクしていた。
「あ・・・あ・・・・・、うう、う、いはぁ、あー・・・、
お家に、帰った・・・・・・で、でで、で、す、よ。」
しかし、唯は、梓の制服に、1dlはあるであろうよだれをくっ付けながら、抱きついてきたのだった。
唯「あのた、うーい!うーいだおっ!!ゆーー、うい・・・ぱしろぺんだんす!!!(^p^)」
どうやらこの池沼は、すぐに他人を憂だと思ってしまうらしい、とても厄介な人物である。
SS特有のタイトルのつけ方じゃないし、本編ほとんど関係しないタイトルなのに何のSSかわかる不思議
タイトルでまさかとは思ったがw
スレタイでまさかと思ったらそのまさかだった
そして、梓は、べったりと制服によだれを
付けている唯を連れて一旦カフェを出た。
しかし、唯は、
「うーい、あいす!あいす、ぱべる~!!!(^p^)」
と、いつも憂に接しているように、アイスをねだった。
「わっ、私はなーかーの、あーずーさーでーすっ!!!!
それと、アイスぐらい、自分で買ってきてくださいよ!」
勿論、梓もこんな池沼にあげるくらいなら
ウ○チを学校で漏らしてもいいぐらいだが、
やはり唯はアイスをねだってしつこいので、
さすがにもう我慢できず、安い一本52円の
棒アイスをあげることにした。
しかし、こいつはたまげたものだ。
何と、唯はアイスを一瞬で飲み込んでしまったのだった。
梓は、52円無駄だったととても後悔した。
開いた瞬間案の定だったw
25はもう無理だろ・・・
クソみたいな内容で発揮される無駄な文才
期待
つまらん
だが、唯はスーパーの近くの歩道で、アイスを吐いてしまった。
ウ○チと一緒に。
「おええっ!ゲロゲロゲー・・・。(゜Д゜)
・・・・・ブブブー、でたぁ!うーい、
おむつかえる!!!::(`Д´)::」
唯は、鼻にウ○チを塗って言った。
しかし、おむつなど普通の女子高生の梓が持っているわけもなく、
汚い、黄色くて赤い嘔吐物と、茶色と黒のコラボレーションした廃棄物を
見ながら、戸惑っていた。
「うわっ、ちょっと何やってるんですか!!?・・・ん?ぶぶぶー??」
それでも疑問に感じた言葉、ブブブーというのは、梓は知らなかったが、
すぐにその廃棄物を見て気づいた。ウ○チなんだと。
「ブブブー、でた!うーい、はやく
おむちゅかえりゅー!!!!:::(´Д`):::」
まだ唯は梓のことを憂だと思っていたのだ。
しかし、憂にも用事があるので、姉の面倒など見ていられないのだった。
なので、梓はこの池沼をどうやって養護学校に戻せばいいのかと考えていた。
鼻に付いた廃棄物を持参していたティッシュで拭き、
嘔吐物をレジ袋にティッシュでかき集めながら。
それでも唯はマイペース。そして、お決まりの・・・・、
「ゆーい、もうかえるたいでつ。(゜Д゜):」
のセリフを発した。
これにはいつも憂を呆れさせている。なぜなら、
憂にも嘔吐物の処理をさせておいて、
自分だけ帰ろうとしているからだ。
池沼はあまりにも自分勝手過ぎる。
やべえよ...やべえよ......
逃げればいいのにゲロを片づけてあげる梓
そして、ついに梓は我慢しきれなくなり、
一旦ゲロと糞を片付けている手を止め、
カバンのポケットの中に入っている
ケータイで憂に
「唯さんはここにいるから、今すぐ○○公園に来てね!」とメールをし、
引き返すことにした。
唯はその間、ゲロを鼻の中に突っ込んでいた。
「んふんふ、ゲー、ゆいのあなしゃんにいえたい!
いいにおいしゅるっ!!!!(^p^)」
と呟きながら。
それから15分後。憂は待ち合わせの公園に来て、梓に
「あ、梓ちゃ~ん!!!お姉ちゃんの事、ありがとう!」
と、大きな声でブンブン手を振っていた。
梓は、やっと家に帰って制服を洗えると思い、とても安心した。
「いや~、大丈夫だよ・・・!あはは・・・・。」
それでも、かなり疲れ気味な声をしていた。
憂はそれに気が付いたのか、梓を心配して、
「お、お姉ちゃんといて、色々あったんだよね・・・?
ごめんね・・・。私、明日から
トンちゃんの餌代、1ヶ月分出すから・・・・。」
と言った。しかし、梓はそれに遠慮した。
なぜなら、ただ池沼の世話をしただけで、
そんなに気を使われなくてもいいと思ったからだ。
「いや、こんぐらい大丈夫だよ?
もう、憂は優しすぎるって~・・・。」
「?そうかな・・・??いつもお姉ちゃんの
世話をしてくれている人には、最大1万円の弁償してるけど・・・。」
これには梓もびっくりした。精々1500円ぐらいだと思っていたからだ。
憂は本当に優しすぎて、梓でも時々感動しそうになってしまう。
しばらく間が空いたが、
「そんなにしなくてもいいよ。だってそんなことしてたらさ、
憂だってお金なくなっちゃうでしょ?」
梓はそう言い、少し口角を上げて笑った。
それにつられて、憂も微笑んだ。
「そうかもね、これからは500円ぐらいにしようかな。」
しかし、2人がこんなことをしている間に、
唯は公園から1.5キロ程離れた、
丘の近くの十字路の歩道橋の階段をハイハイで渡っていた。
「うーい、どこ~?(゜Д゜)」
それから1時間後、まだ2人は話していた。
違う話題で。
「ね、梓ちゃんって彼氏とかいるの?」
「そ、そんな私なんかにいるわけないって・・・!
っていうか、憂の方が断然モテてるじゃん~!」
「ええ!?私そんなモテてるの!!?
・・・それと、私だって彼氏いないんだよ~。」
「ええええええ!!!!???何で!?」
「ふふ、理由は秘密♪」
「えー、教えてよお~!!」
「へへへ・・・。」
しかし、唯は丘からさっきの十字路へ戻ってきたのだが、
道をよく覚えていないので、近くのコンビニで
大好物のアイスを7箱程抱え込んで、走って
出て行った。そして、アイスの袋をよだれが
こびり付いている歯で開け、そのコンビニの駐車場で食べた。
「あーう、あいす、おいひ!とったりゃだめれす!!(^p^)
ゆーいのあいす!!!(^o^)」
~平沢唯の過去~
京都府のとあるまちに住んでいる、
焦げ茶色の髪の毛で、
目鼻立ちがくっきりしていて、
少しつり上がっていて、濃く黒い眉で、
桜色の、薄い唇をしている
美少女こそが平沢唯である。
この時の年齢は3歳。
普通の子と同じように、
友達と話したり、
人形やおままごとをして遊んでいたが、
6歳になってからはつまらないと
感じていた。それでも、
周りから変な子と思われないようにするため、
友達と話したりして、
自分の大好きなカキ氷に
見立てたブロックでよく遊んでいた。
そして、小学校からは、先生に
真面目で掃除を綺麗にしていたと言われている。
また、前よりは大人しくなってしまったが、
それでもやはり話す内容の楽しさは前と変わっていなかった。
この時は勉強が計35人のクラスの中で、
トップ10に入っていた。
それは、6年生になってもそうだった。
しかし、運動はあまり良くなく、
6年生になってやっと普通になってきたところであった。
しかし、影ではモテていたらしい。
そして、中学校から唯に異変が起きたのである・・・。
この時から唯は、友達の和が嫌になってしまう。
なぜなら、和が唯を影でいじめていたからである。
和は成績が良く、顔が可愛いドジっ娘で、モテモテな唯に
嫉妬し、影で唯の上履きに尿や糞を敷き詰めたり、
和がクラスで飼っている金魚をわざと殺したのを、
唯になすりつけていじめたりしたのだ。
他にもたくさんあるが、
こんなことがあるからか、
唯は部屋に閉じこもってしまった。
それで、昔から漫画が好きだったので、
漫画を部屋でずっと読んでいた。
それでも憂が来ると返事をすることができる。
「う・・・い?」
「えへへ・・・、ごめんね。朝食できたから、
お姉ちゃんも降りて来てくれるかな?」
どうやら憂は、朝食を作っていたが、姉がいつも通り
起きてこないので、起こしに・・・、また、
心配しに来たのだった。
「・・・・・うん。いつもありがとう。」
「いや、そんな大した事ないよ。
じゃあ、ご飯が冷めないうちに食べていってね。
行ってきまーす!」
憂が唯の部屋のドアの前で、手を小さく振る。
「行ってらっしゃいー・・・。」
バタンと、ドアが大きく閉まる。
そこで、唯はいつもの歌を歌いだす。
「あーめがふーればいーのになーー。
くーもがちーって氷よ降れー。
学校破滅、和ちゃん死滅、
あーしたがーたのしーみーだー。
きっとーいいことあ、る、か、も、なーーーー。」
これは、唯の自作の歌であり、自分を励ますために作ったものでもある。
題名は「明るい未来」。子供の作文のような題名だが、
内容は和と学校を破滅させるという、恐ろしい内容であった。
そして、3分後、テレビを付けて朝食を食べる。
背を丸めて、ガクガクと震えながら。
唯自身も何で震えているのかはわからないが、
何故か憂がいると安心する。
きっと生まれつきの仲だからだろう。
その後は昼食を自分で作って食べる。
唯は元々料理は上手かったので、
色んな料理を作っている。
そして、食べ終わるとまた自分の部屋で漫画を読む。
夜食は憂と一緒に、他愛も無い会話をして
食べる。憂の手料理だ。
その後は勉強をする。いくらニートだからって、
勉強までしないのとは唯と違う。
しかし、運動は土日に山登りをしているだけなので、
体力はどんどん失われていく。
それでも唯は気にしてなく、もう浪人生になってもいいと
考えている。
それから1年。唯は精神がますますおかしくなっていった。
ここ最近「私って・・・何だろう。」、
「グロいの大好きい・・・・♪うへぇ」
や、酷い時には自殺未遂にまで至っている。
それを心配した憂は、姉を精神科に連れて行った。
すると、唯は鬱病だと診断され、憂は、
唯をしばらく学校に行かせないことにしたが、
気分を晴らせる所が必要だと考えたため、
いつも姉には
「自由に出かけてていいよ。その代わり、
5時半までには帰って来てね?」
と言っている。
唯がいつも出かけているのは、たくさんの
商店街がある中の1つの楽器屋である。
唯はリコーダーは苦手だが、キーボードなら
一応できる。しかし、ギターを挑戦してみたく、
何種類もあるギターを夢中で見ている。
勿論、平沢家では高くて無理なので、
唯は見ているだけでも満足していた。
次の日、そんな時に唯はいじめっ子の和に見つかってしまい、
唯は焦った。何と言ったらいいのか、そもそも
シカトした方がいいのか、とても悩んでいた。
その時、和は、
「唯、今までゴメン・・・!」
と、唯に謝ったのだ。
頭を膝まで下げ、涙を数滴コンクリートに垂らしながら。
唯は許した方がいいのか、復讐した方がいいのか、
この時に凄くモヤモヤしていた。
しかし、唯は正義主義だからだろうか、いじめっ子を
楽にしてはいけないと思い、許すフリをして
復讐することに決めた。
「・・・いいよ。だから、顔、上げて?」
勿論、これも嘘。
「え・・・?わっ、私は唯をいじめたのよ!!?
それでも・・・・、許して、親友で、いてくれるの・・・・・・・???」
和は、予想外の答えに戸惑っているようで、手をかじかんだように震わせている。
唯は、これにとびっきりの作り笑顔で返した。
「もっちろんっっ~!!!私は、
いじめられても和ちゃんのこと、大好きだったよ?」
「唯い、ありが、とうううぅぅ・・・・・!!!!」
「へへへ・・・、だから泣かないで、ね?」
「うん・・・。」
こうして昼を終え、唯は、家に帰ってから復讐の計画を立てた。
「うーん、憂に協力・・・・、まさかね。
あの憂がしてくれるわけないもんね~。復讐なんてさ。」
それを考えていくたびに、唯は和からいじめられていた頃を思い出す。
「和ちゃ・・・ぁん!!」
唯はどんどん不安に襲われ、いつもよりも大きく奇声を上げる。
「怖いこわい怖い恐いコワイこわいいいいい!!!!!!!!
憂いいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!
戻って、来てぇえぇええええええええぇぇぇ!!!!!!!!!!!!」
こうして、唯は近所から「煩い」と通報された。
しかし、唯は、警察に事情を聞かれても、
「真鍋和、お前だけは許サナイ・・・・!」
と、蚊の鳴くような声で呟くだけだった。
もうこの時からすでに唯はおかしくなっていたのだろう。
次の日、憂が警察署へ迎えに来ても、
「真鍋和、お前、だけは・・・、許さない!」
と呟くだけだった。
そして、その次の日から、
唯は多情のストレスで、過食症になってしまった。
また、130から140まであったIQも、
この時からすでに25まで下がっていた。
それを心配した憂は、学校を「風邪なんです」と嘘をついて休む事にした。
「・・・・大丈夫?お姉ちゃん。」
「うーいぃ、あーいーすっ、ゆーいの!!!(^Q^)」
予想もしなかった姉の話し方の可笑しさに、
憂はふざけてるのだと思い、
「も~、お姉ちゃん、赤ちゃんごっこはお終いよ~?」
とクスッと笑いながら言った。
しかし、
「ゆーい、あかちゃ、ないっ!うーい、わるいこお!!!(`o´)」
と、怒り出したのだ。
これでいつもなら
「えへへ~♪憂にはバレちゃったか~・・・。」
と、ニコニコ微笑む唯だが、
今回は様子がおかしいと思い、
朝食の前に変装をして唯を精神科に連れて行った。
すると、唯は知的障害となったと診断された。
今までは天然ぶりが目立っただけなのだが、
今回、そんなことにまで姉を追い詰めていたなんて。
憂はひたすら子供のように泣きじゃくっていた。
それを見た唯は、とてもマイペースに、
「うーい、どったの~?ぶたさんいるでつよ!(^○○^)」
と、憂に豚のマネを見せ付けた。
憂はそれに何も応じなかったが、それは、
姉への後悔で気持ちがいっぱいだったからだ。
・・・・・・・こうして、池沼な姉としっかり者の妹の日常が始まる。
>>18に戻る。
勿論、唯は普通の食べ方をしないので、いわゆる「池沼食い」をしている。
当然手がアイスまみれになるわけだ。
そこで唯は、アイスでベトベトになった手を、
舌で舐めていた。
手は余計に汚くなっていたが。
すると、コンビニの店員が走って唯のところに来た。
きっと、万引きしているのに気が付いたのであろう。
しかし、もう遅かった。
唯は、アイスのためなら運動神経をボルト並みに
発揮するのであった。
そして、ついに公園にまで着いた。
「ゆーいのあいしゅー!ほちい!!!たくしゃんくーらさいっ♪(^Q^)」
唯はとてもご機嫌なようだ。
しかし、そんなのもつかの間、唯は油断して手に付いたベトベトをとろうと
仁王立ちで手を舌なめずりしていたので、ついに店員に手を掴まれてしまった。
店員も勿論、息が苦しかった。
こうして、唯は警察に通報され、憂の携帯電話に警察が出て、
またいつものように憂が謝罪することとなった。
「いつもいつも、本当に申し訳ありません!!
私がもっと姉に寄り添っていれば、姉がこんな池沼には
ならなかったはずなんです・・・!」
憂は、静かに泣きながら、自己嫌悪に至っていた。
それがわかった警察の彼は、そっと憂の背筋をさすってこう言った。
「・・・いや、そんなことはないよ。君の親は姉が嫌だから、
海外でひっそりと暮らしていて、
で、君はいつも姉と暮らしていたんだよね?」
憂は、コクン、と頷いた。
それにしても、この警察は、偶然なのか、それとも唯の事件になると
頼れるのか、いつも唯の万引きを調査している。
なので、憂についてもよく知っている。
彼は、憂が落ち着くまで、少し間を開けて話した。
「困った時には、誰かに頼ってもいいんじゃないかな?
君の親友は、確か梓ちゃんと、純ちゃんだよね?」
「はい・・・。でも、2人共、最近バイト始めてて、忙しくなっているので、
私なんかの相談に乗って貰える気がしないんです。」
憂は、ためいきを1息ついてから言った。
・・・そして次の日。
あたりは紅葉が見え隠れしてしている。
そんな中、中野梓が入部している部活、軽音部では、
文化祭でライブを行う事になっていた。
「ん~・・・。どんな歌を考えたらいいのかなあ。」
梓は、髪の毛を結いながら1人、そっと呟いた。
今日は、憂は風で休みだそうだ。
梓は、それを憂から聞いた時には唯が憂に何かしないか心配だったが、
しばらくすると、軽音部のことが頭に浮かんだので、
そんなことはあまり気にしなかった。
それが、憂にとってどれだけ辛い事かを知らずに・・・・。
その間、憂は風邪で自分の部屋に寝込んでいた。
いつもの疲れからか、腰が上手く動かなくなってしまった。
それでも、姉を気遣い、自力で立った。
いいゾ〜コレ
けいおんあんましらないけどそんなに嫌われてんのか唯は
喜んで貰えて何よりです。
この話の中の唯は一応重度な
池沼設定になっておりますので、
嫌われやすいんじゃないでしょうかね。
そんな憂の心配など気にしない姉は、
一人はしゃいで憂の前でパジャマ姿のまま
ゴリラのマネをしている。
これにはさすがに憂は怒った。
「・・・いい加減にして!」
それを見つつも、姉は鼻糞をたんがべっとりとついた指で
ほじくっている。
普通なら大目玉を喰らうところを、憂は一声上げただけなのが
姉にももしわかったとしたら、憂には感謝しなければならない
ところなのだが、どうもこの妹は優し過ぎるので、
自分自身、何やっているんだろうと、
自虐してしまっているところだ。
憂は、その後、いつものように家事を済ませ、
ベットの上に倒れこむ。
本当はお姉ちゃんにも何かしてもらいたいのに・・・。
そんな思いを消し去ろうと、憂は必死だった。
それでも、姉があまりにもぐーたらしているので、
姉を小さく揺すって起こした。
「お姉ちゃん、起きて。夕飯できたよ!
お姉ちゃんの大好きな、アイスだってあるよ~。」
憂は、冬にも関わらず姉のためにアイスを買ってきた。
勿論、姉はあいすという言葉に目が無いので、
いきなりうつぶせになっている身体を起こし、
あいすを食べるため、よれよれ歩きながらもテーブルに向かった。
・・・あいすは勿論、唯は他のメニューにも
満足していた。憂は、美味しい料理を作ってくれている。
それは唯にもわかっているのだ。
「うーい、ピチャチャ、おいひ~!ふんす!(^q^)」
唯はスープという言葉がわからないので、とりあえず
ピチャチャと言っている。
相変わらず、お前が自慢するところではないと
ツッコミをしたくなる言葉とドヤ顔をしているが。
それでも、憂は笑顔だった。
自分が後ろを向いていたら、姉は大変な事になるのを
考えているからだろう。
彼女は何があっても笑顔だった。
ーあの時までは。
その日の夜。
憂は久々にバラエティーなどの番組を見た。
憂はここ最近忙しかったので、テレビなど見る暇はなかった。
そんなテレビを見つつも、自分の心がやわらいでいくのがわかった。
これは、憂にとって、唯一ストレスが全く溜まらない時間だったからだ。
「このままずーっとテレビを見ていたいなー・・・、なーんてね。」
憂は、唯が隣であいすを食べて大人しくなっている間、小さな声で呟いた。
・・・・すると、唯はいきなりう○こを漏らした。
まだ買って1ヶ月しか経ってない、新品のカーペットの上で。
憂は臭いのに耐え、いつものように姉をトイレへと移動させた。
そして、オムツを剥がし、トイレに流す。
次に、姉のお尻を拭こうとした。その時、
唯が下半身裸で、裸足のまま外に出てしまったのだ。
これには憂もおどろき、姉の後を追って、必死に走っていったが、
唯は、いざ、憂に捕まえられそうになると、
すばやく逃げていってしまうのであった。
「うーい、おちりいちゃい、ちゃい!(>q<)」
そう、唯はお尻の拭き方がいつもより少し痛かっただけで逃げ出したのであった。
これには、普通の人なら呆れるであろう理由だが、
憂は許してしまいそうに思える。
その途中、もう街の公園の時計を見ると、針は8時を指していた。
憂は、風邪ながらも、なるべく走るようにしていた。
・・・・それでも、唯には追いつけなかったのだ。
「はあ・・・。お姉ちゃん、どこなの?あいすなら、家にあるのに・・・・・。」
憂は、また唯が万引きするのかと思い、
近くのコンビニをあたってみた。
が、唯らしき池沼は1人もいない。
なので、憂はポケットの中からスマホを取り出し、
警察へと通報した。
「・・・お願いです!姉が失踪してしまったんです!!助けて下さい・・・・!」
憂は、警察の言われるがままに個人情報を言い、
そのまま歩道にしゃがみ、子供のように泣きじゃくっていた。
「うう・・・!どうして私ばっかり・・・・・?
お姉ちゃんがいるから??・・・違う、違うのに・・・・・。」
この時、憂は精神がおかしくなりかけていた。
・・・・それから数分後。
憂は自分の精神がおかしくなる音が聞こえた。
「バァン!」
「うぇひひ・・・・!!!あの糞姉め、今度こそ懲らしめてやる!」
続く
えー、ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!!
私自身、小説書くのはそんな上手くないんですが、
いつか立派な小説家になれるよう、日々努力をしていますw
これはまだ連載中なので、是非、2段も読んでみてくださいね。
このSSまとめへのコメント
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