私、女っ☆
絶賛片想い中な普通のj○だよ!
あ~あ、男くんとちゅっちゅしたりいちゃらぶりしたり
結合おおおおおおおおおおおおおお!
したりしたいのになぁ……。
恋愛って中々上手くいかないよね~。
そんな時はつい愚痴っちゃう。
何故神は人に欲望を与えたのか……。
なんて、私の悪い癖だねっ。気をつけないと><テヘペロ
「男くんどこにいるのかなぁ」キョロキョロ
学校で毎日こっそり覗いてるのは内緒だよっ☆
漏らしたら針千本飲~ますっ。
カテーテルで一本ずつ飲~ますっ。
泣いても叫んでも飲~ますっ。
死んでしまっても飲~ますっ。
貴方は火葬場で大量の針を胃袋から取り出されるの。
なんて、私の悪い癖だねっ。気をつけないと><テェペロ
「あっ、男くん発見っ。あたしの恋愛レーダーからは逃れられないぞっ☆」
「おっとっこきゅぅ~んっ☆キラッ」
私に気づいた男くんが真っ赤になってるよっ。
恥ずかしがり屋さんだよね、男くんって。
耳も目も真っ赤っか。
あはっ、拒絶反応みたい☆
「ねえねえ男きゅん今日も平和?」
私だけが知ってる男くんの秘密。
それはね――時は西暦200x年! 地球は愛の炎に焼かれていたァ!
あっ、いっけない。つい無想転生しちゃった☆
男「う……ああ……うああ……」ガタガタ
「ねえねえ男きゅんったらぁ~」
「今日も平和(ピンフ)?」
実は男くんって、まーじゃん好きなんだよぉ~。
えへへ、かわいいよねぇ。
私も影響されちゃって燕返しできるようになっちゃった☆
早く男くんと2の2をしたいんだけどなぁ。
男「ぴ……ぴんふで……ぴんふでいいからあああああああ!」ダッダッダッ
「あ……」
もう、男くんったら。
体育会系の彼はいつも全速力で走ってちゃうのっ。
私の前だからってかっこつけなくてもいいのにぃ。
でも、そのストレートな汗。
「大好きだよおおおおおおおおおおおおおおおおっしゃあ!」
きゃっ、恥ずかしいんぐ//
これがクリスマスにやられた奴の末路か…
こういうのは最後まで貫いてこそだぞ
ふぅ。
どうすれば男くんと突き合えるのかなぁ。
恋愛魔術師(ラブ・ラブ・マジシャン)と呼ばれた私でもあんなに恥ずかしがり屋さんだともうお手上げ寸前っ。
こんな時は幼馴染でもある大親友のキャスパーくんに聞いてみよっと。
「キャスパーくんっ、男くんとちゅっちゅしたいんだけど、どうしたらいいかな!」
…………。
「うんっ、わかった! 私頑張るね!」
…………。
「よっし、キャスパー君も応援してくれてるし、頑張るゾ☆」
キャスパー君は応援してくれたけど作戦は立てられなかったから、自分で考えなくちゃ。
んーっと、えーっと……よし、決ーっめた!
~次の日だよっ~
今日は朝早くに起きて男くんに愛情たっぷりのお弁当を作ったんだ!
美味しいっ、って言ってくれるかなぁ?
男くんが体育の授業に行ってる隙にっ。
ふう、お昼休みが楽しみだねっ☆
昼休みになったら滅形で隠れて男くんをこっそりウォッチ☆
男くんに近づこうとする豚は姉君直伝の吹き矢で意識をキャッチ☆
甲賀のみんな元気にしてるかなぁ。
物思いに耽ってる場合じゃないやっ、男くんの感想は……?
男「うああああああああああああああ!?」
お、とこ、くん……。
叫ぶほど喜んでくれるなんて、嬉しくて手元が狂っちゃった☆
吹き矢が知らない誰かに刺さってるなぁ。失禁失禁><テヘネテロ
男「な、なんだよこれ……なんなんだよ!」
今日のお弁当は色んな愛を取り入れてみました~。
戦時中に女性が男性に送ったとされる○○毛をほうれん草に加えてぇ。
悪魔の辞典を参考にしたいけない肉団子を作ってぇ。
愛情たっぷりの愛尿で炊いたお米を私の血と絡めておきましたっ。
体育会系の男くんにはちょっと栄養が足りなかったかなぁ。
男友「おい……これ、あいつの……だろ……」
男「……俺が……俺がなにしたってんだよ……もう許してくれよ……」ポロポロ
男の子の涙ってどうしてこんなに胸がトキめくんだろう。
やっぱりこれも愛情かな?
恋愛魔術師(ラブ・ラブ・マジシャン)はまだまだ半人前です><テヘペドロ
結局、男くんはお腹いっぱいだったのかお弁当を食べてくれませんでした。
がっくし。
もぉ、早食いはよくないんだぞっ。滅っ☆
「今日も男くん素敵だったなぁ」
自室のベッドに転がって私特製の男くんアルバムを眺めてるとね、
ついつい時間を忘れちゃうんだ。
この前は気づいたら一時間経ってたんだぁ。
と思ったら日付が変わってた☆
学校でも大忙しだけど、お家でも大忙しなのっ。
男くんの写真と私の写真を合成したり
男くんの声を繋ぎ合わせて"愛してるよ"って言って貰ったり
男くんの髪をくんかくんかぺろぺろすはすはしてみたりぃ
もぉ~、一日が二十四時間なんて短すぎるよぉっ。
なんて、私ったらわがまま娘。かな><テヘベロ
「おっとっこきゅぅ~ん☆」
男「なんだよ……なんなんだよお前はあ!」
「えっ、男きゅん……そんな乱暴にしないで……っ」
男「いつもいつもいつもいつもお! そうやって俺を……」
男「誘惑して、虐めてほしいのか、子猫ちゃん」
「あっ、だめっだよ、男きゅん、みんなが見てるぅ」
男「気にするなよ、ほら、どうして欲しいのか言ってごらん?」
「男くんと……けつごぅ……したぃ……」
男「ん? 聞こえなかったな」
「けつごおおおおおおおしたいいいいいいいいいい」
男「じゃあさっさと淫靡な穴をこっちへ向けなよ、ほら」
「ひぁぁああああああんっ」
あんっ、またベッドがぐしょぐしょ。
おもらししたってママに嘘つかなくちゃ☆
~次の日だよっ~
私はいつも早起きで、四時にはもう起きてるんだよっ。
女子力を保つのも大変だよねっ。
でも男くんに見てもらうためだもん、頑張らなくっちゃ。
「男くん好きっ」
「男くん、だぁい好きっ」
「男くん、好きだにゃんっ」
「男くん、まじ好きだからっ」
「男くん、好き好き好き好きんっ」
こんな風に一日三十分、鏡に向かって練習してるよ☆
でも男くんの前だと恥ずかしくって上手くできないんだぁ。
ほんと、恋って切ないよね><
朝の六時に家を出て、自転車で男くんの家まで行くよっ。
男くんとこっそり登校するのが楽しみなんだっ。
男「」ゲッソリ
ふあ//
男くん、今日もかっこいいなぁ。
でも元気なさそう。体調悪いのかな?
心配だよぉ。
男「」フラフラ
大丈夫かなぁ、男くん……学校休んだ方がいいんじゃ……。
あっ!
ブロロロロロロ プァップァー!
「男くん、危ないっ!」
男「へ、えええええええええ!?」
その時の私には全てがゆっくりに見えたんだ。
男くんの睫毛の数も、
引きつらせた目の角度も、
落ち着いて測ることができるくらい。
気づいたら男くんを助けようと飛び出していて、流石私って褒めてあげたくなっちゃった。
だって、考えるよりも先に行動できたわけでしょ?
考えなくても男くんが好きってことでしょ?
男「うあっ」ドンッ
ほんとはぎゅっと抱きしめて守ってあげたかったけど
気づくのが遅かったのかな。間に合わなくて突き飛ばしちゃった。
私の人生に男くんを突き飛ばす日が来るなんて
ほんと、恋愛ってままならないよねっ☆
キキーッ バンッ
私の骨が粉々になっちゃって、肉もミンチになっちゃって
あ、死ぬんだー☆
って。
でもなんでだろ、ちっとも恐くないんだ。
きっとそれは好きな人を助けて死ねたからなんだろうけど。
凄く誇らしいっていうの?
日頃鍛えていたお陰か体がちぎれちゃうことはなかったけどいったーい☆
死ぬほど痛いってこういうことを言うんだねっ。
男「お……女……どうして……」
どうしてって、男くん。そんな愚問は聞きたくなかったなぁ。
好きだからに決まってんじゃん☆
「す……あっ……う……」
げぇ、まじ最悪。
今日の占い見てないけどきっと最下位だよね。
好きな人に好きって言えないって、辛いんだなぁ。知らなかった。
でも、知れた。
恋愛魔術師(ラブ・ラブ・マジシャン)もちょっとは成長したかな☆
男「お前……なんで……こんなことできるなら、もっと普通に……」
普通ってなんだったかなぁ。
普通の恋愛って解らないんだぁ。
だって、人の恋って十人十色だよ?
世界は広いから二次元に恋しちゃうキモい人達もいるんだよ?
だから普通の恋愛ってわからない。
私の恋愛が普通じゃないってことは知ってるけどね~。
だって、愛情が普通じゃないもんねっ☆
男「ごめん……なさい……」
ああ、違う違う違うよ男くんっ。
最後の最後なんだからさー、最後ぐらいは恥ずかしがらずに、ね?
好きって言ってよ、男くん。
私は男くんにそう言ってもらいたくて、ずっと頑張ってたんだからさ☆
男「うっ……うう……」
泣いてる男くんってやっぱりかわいい~//
むぎゅって抱きしめたくなっちゃう。
でももう腕がひん曲がってるしなぁ。
流石の私も動けないや><テヘペロ
ああ、でもこれで、私は男くんの特別な人になれたんだろうなぁ。
きっと忘れないよね? 私のこと。
ずっとずうううっと覚えててくれるよね?
たまには思い出してくれる、よね?
人生に暗幕が下りる。
私の人生って最高だったなぁ。
だって、こんなにも素敵な人に出会えたんだもんっ。
心から愛せる人に出会えたんだもんっ。
それに、極めつけは――。
男「あ……ありがとう……」
うん、これだよね☆
好きって言って貰えなかったけど、ありがとうって言って貰えた。
あ~ヤバい☆
私って今、宇宙一しあわせなんじゃない?
えへへ。
ありがとう、男くん。
大好きだよ、男くん。
お星様になってもずっと見守ってるね。
大好き、大好き、だぁいすき。
また来世で会おうねっ☆
お し まい☆
はい
おつ
こういうオチには弱いのよね……
我ながらチョロい 乙
なんと言うかもうね……
乙
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