理事長「園田さんよく来てくれましたね」

海未「どうかしましたか？授業中に理事長室に呼び出すなんて……」

理事長「単刀直入にいうわ、時代は『うみりじ』だと思わないかしら』！」

海未「思いません！早く授業に戻らせてください！」

理事長「……shit!!」

海未「失礼します！」バタン

理事長「いやぁ……っ！わたし、園田さんに責められてる！？」

理事長「か・い・か・ん」

ピンポンパーンポーン

理事長「園田海未さん、理事長室に来てください」

理事長「園田海未さん、理事長室に来てください」

理事長「園田海未さん、理事長室に来てください」

理事長「園田海未さん、理事長室に来てください」

理事長「園田海未さん、理事長室に来てください」

理事長「園田海未さん、理事長室に来てください」

ピンポンパーンポーン

穂乃果「あわわ…これはひどい」

凛「廃校にした方がいいんじゃないかにゃ？」

海未「」クラクラ

真姫「海未の神経が衰弱してるわ」

絵里「英語で言うとナーバスブレイクダウンよ、これ、テストに出るわ」

花陽「か、かしこいです！」

にこ「海未、行って来なさい！朝からこれが60回も放送されて授業が全然聞こえないのよ！」

海未「……わかりました」

理事長「園田海未さん、私と結婚してください」

海未「うごぉぇ……」

理事長「園田さんの苗字が「南」になれば「みなみうみ」です、すごく可愛いと思いませんか？」

海未「その回文のようで回文でない響きは気に食わないです！！」

理事長「…気づいているかしら、あなたたちμ'sは9人、2ペアを作ると必然的に1人余る！」

海未「なにっ！？全然気づきませんでした！」

理事長「余った生徒は先生とペア、これは学校の常識ですよ？」

理事長「逆もまた然りです。まず、先生に生徒が選ばれる。あとはそれ以外の生徒同士がペアを組めばいいんです」

海未「それは錯誤です！それに、余るなどありません、私たちは9人でひとつ！堅固な一枚岩！」

海未「あなたの行為はダムに穴を開ける行為に他なりません！」

理事長「ならば決壊したダムのような激しい恋をしましょう。ベッドルームへようこそ」

海未「」



穂乃果「あれ？今日は海未ちゃん帰らないの？」

ことり「お母さんが連れて行っちゃった…」

穂乃果「ええっ！」

海未「」

理事長「楽しい夜でしたね」

理事長「さて、次は誰にしましょうか…」

理事長「そうね、少し生意気な子がいいわね…






「矢澤にこさん、理事長室に来て下さい」

「矢澤にこさん、理事長室に来て下さい」

「矢澤にこさん、理事長室に来て下さい」

「矢澤にこさん、理事長室に来て下さい」

「矢澤にこさん、理事長室に来て下さい」

「矢澤にこさん、理事長室に来て下さい」



にこ「にごぉ……徴兵令にこ……」

真姫「ご愁傷さま……骨は拾うわ」

希「にこっち、バイバイ…」

にこ「こうなったら玉砕覚悟よ、神風にこちゃんよ！」

にこ「話つけてくるわっ…！」ドタドタ

ことり「に、にこちゃん！だめぇ！おやつにされちゃう……」

凛「ことりちゃん不憫だにゃ」

花陽「ふぇぇ、愛の形は色々だよ」

理事長「矢澤さん、私と結婚してください」

にこ「だめよだめだめ！だいたい『うみりじ』が成立した時点でもう残り8人！

にこ「カップリングは成立するわ！あなたの暴行もおしまい！」

理事長「ふぅむ、一理ありますね」

にこ「そっちには一理もないわよ」

理事長「でも私、考えました、『まきりんぱな』は3点セット」

理事長「つまり残りはあと5人。奇数ですね」

にこ「酷い詭弁……ッ！政治家よりひどい！」

理事長「それに『にこりじ』の需要は凄まじいはずよ、生意気な生徒と優しい先生。最高です」

にこ「デフレが起こるくらい需要ないわよ！どこが優しい先生よ！けだものじゃないっ！」

理事長「けだもの……私は野鳥よ！悪い子は奥の部屋にいらっしゃい、実はベッドルームになってるの」

にこ「にごおおおお！廃校になれぇぇぇ！」

理事長「調教してあげるわ」




にこ「」

理事長「ふふふ、まだ幼いんだから、あんなにギャアギャア言っちゃって…可愛いわぁ」

理事長「さて次は……」

「まきちゃん、理事長室に来てください」

「まきちゃん、理事長室に来てください」

「まきちゃん、理事長室に来てください」

「まきちゃん、理事長室に来てください」

「まきちゃん、理事長室に来てください」

「まきちゃん、理事長室に来てください」

「まきちゃん、理事長室に来てください」



真姫「いやあああああ！」ガクガク

希「恐怖でひきつっとる……でもこの真姫ちゃんも最高や」

絵里「ハラショー、脳裏に焼き付けて今晩のごはんのお供(意味深)にしましょう」

穂乃果「もうだめだぁ、おしまいだぁ」

凛「でも海未ちゃんとにこちゃんが生贄になってから、アイドル研究部の部費が400倍になったよね」

花陽「おかげで豪遊生活……案外悪くないかもしれません」

ことり「だめだよぉ、みんな！騙されないで！」

真姫「」ダッ

希「あっ！にげた！」

絵里「取り押さえなさい！」

凛「了解！」

真姫「うわあああ」タッタッタ

凛「凛から逃げれると思うのかにゃ？そんな可愛いらしい身体で！」



ガシッ

バターン


真姫「うわぁぁん、助けてぇぇ！お金なら私が出すからぁ！」

絵里「理事長室に運びなさい！」

希「ごめんな真姫ちゃん……でも部費のためなんや」

穂乃果「ああ…μ'sが…」

理事長「ゴクリ…ついに真姫ちゃんに手を出すのね、私！世間の非難が恐ろしいわ！」

真姫「もう！これ以上酷いことすると法的手段に訴えるわよ！」

理事長「整った顔立ち、温室育ちの柔らかそうな身体……ああっ！全身がおっぱいね！ベッドルームで私を『手術』して欲しいわっ！」

真姫「あっ…だめだこいつ」




真姫はすでに戦意を失っていた……

希「真姫ちゃんまでも犠牲に……でもおかげで部費がwonderful rushやで！」

絵里「ハラショー！このお金で理事長の干渉を封じ込める鉄のカーテンを買いましょう！」

凛「凛たちは安全圏に避難にゃ！これは代理戦争だよっ！」

穂乃果「3人とも、おかしいよ！お金で友達を売るなんて！」

ことり「穂乃果ちゃぁん…だめだよ、これもお母さんの洗脳術」

穂乃果「そんなぁ…」

ことり「あの人の前じゃ、人間の心もパソコンの設定をいじるように簡単に改変されてしまうの」

花陽「恐ろしいです…」

穂乃果「穂乃果たちはなんで無事なの？」

ことり「穂乃果を射んと欲すれば先ずμ'sを射よ……」

穂乃果「そんな、じゃあもしかして理事長の本当の狙いは……」

ことり「そう、『ほのりじ』なの」

穂乃果「……早く警察呼ぼうよ」

ことり「警察なんかじゃお母さんは捕まえられないよ」

穂乃果「どういうことなの」

「エリチカ、理事長室に来なさい」

「エリチカ、理事長室に来なさい」

「エリチカ、理事長室に来なさい」

「エリチカ、理事長室に来なさい」

「エリチカ、理事長室に来なさい」

「エリチカ、理事長室に来なさい」

「エリチカ、理事長室に来なさい」


絵里「……」

穂乃果「ほら、絵里ちゃんも自分が呼ばれたら怖いでしょ！」

絵里「…私は負けない！」

凛「絵里ちゃん、死なないで！」

絵里「理事長？確かに強いわよね、序盤、中盤、終盤、スキがないわ、でもエリチカ負けないよ」

希「すごい意気込みやっ…多分負けると思うけど」

絵里「エリチカが躍動する様をみんなに見せたいわ」ダッ

ことり「行っちゃった…」

絵里「理事長、何の用です？部費を下さい」

理事長「ふふふっ、面白いくらい想像通りに動いてくれますねぇ」

絵里「なんですって？」

理事長「所詮人間なんてタンパク質が電気信号で動いてるだけよ」

絵里「恐ろしい発想…悪魔ね……」

理事長「悪魔……ね」フフッ

絵里「いいわ…！ベッドルームへ行きましょう、私があなたを制してあげる」

理事長「自分から入っていくのですね…たまげたわ」







絵里「きゃああああああああっ！」

理事長「はははっ！さっきまでの威勢はどうしたのかしら！？」

理事長「あなたは本当にロシア的な人間ですねっ！見た目の大きさでなにもかもを誤魔化そうとしているっ！」

絵里「あああああっ！ズビョズドチカ！ズビョズドチカ！」ガクガク

理事長「ふふふふっ！まだまだ！ 」

絵里「つ、強すぎる…化け物！」

このバカみたいな勢い…嫌いじゃあないぜ
真姫ママ×理事長はまーだ時間かかりそうですかねぇ？

穂乃果「絵里ちゃん…帰ってこない」

ことり「お母さんのコレクションに…ううっ」


ピンポンパーンポーン


穂乃果「次は誰っ！？」


「のぞりんぱな、理事長においで」

「のぞりんぱな、理事長においで」

「のぞりんぱな、理事長においで」

「のぞりんぱな、理事長においで」

「のぞりんぱな、理事長においで」

「のぞりんぱな、理事長においで」

「のぞりんぱな、理事長においで」


希「うわああああ！」

凛「にゃああああ！」

花陽「いやあああ！」


穂乃果「ま、まとめて！？ひどい！」

ことり「3C政策(3人でちゅんちゅん政策)だよ！たたみかけにきたんだ…」


希「穂乃果ちゃん…ウチらが間違ってた…！えりちを失って気づいたんや！こんなのおかしい！」

穂乃果「今更？」

凛「でも、3人がかりなら理事長先生も倒せるかもっ…」

ことり「だめだよ…両手とトサカを使われたら3人なんてものの数じゃない」

希「…ならウチが両手を抑える、そのスキに、凛ちゃんと花陽ちゃんが攻撃するんや」

凛「希ちゃん…そんなぁ！」

希「任しとき、ウチはスーパーアーマーついとるからカウンターに強い」

花陽「わかった…やってみよう！」



穂乃果「ああっ…いっちゃった…これでもう私とことりちゃんだけ…」

ことり「穂乃果ちゃん…」



希「うわあああああああ！」

凛「にゃあああああああ！」

花陽「いやああああああ！」



穂乃果「三人の悲鳴が…！」

ことり「なんてあっけない…まるで台風を防ごうとする小麦粉のような無力さ…！」

穂乃果「……っ！じゃあ次は私なのっ！？嫌だ、嫌だよぉぉぉ！」

ことり「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「ううっ…おやつになんか、なりたくないよう…」

ことり「……穂乃果ちゃん、逃げよう！放送が流れる前に逃げよう！」

穂乃果「ええっ…でも何処に」

ことり「神社に行くんだよ！お母さん、邪悪すぎて神社に行くとじんましんができて卒倒しちゃうんだ！」

穂乃果「うへぇ…本当に人間なの？」

ことり「さあっ、早く…！」

穂乃果「う、うん！」


タッタッタ…



理事長「……やっぱり逃げたわね」

理事長「……予想通りよ」

わろた

穂乃果「ああっ…なんで！？」

ことり「神田明神が…無い！？」

穂乃果「建物の後だけしかない…そんな、おかしいよ！」

ことり「お母さんに消されたんだ…」

穂乃果「そんな…でもじゃあ、この行動も読まれてた」

ことり「うん…そうみたい」

穂乃果「うわぁぁん…」

ことり「……」

穂乃果「ことりちゃん…」ダキッ

ことり「ええっ、穂乃果ちゃん、近いよぅ！」

穂乃果「ぎゅーってして……こわいの…」

ことり「……うん、わかった…」

穂乃果「えへへ…落ち着くなぁ…」

ことり「穂乃果ちゃん…わたしね、穂乃果ちゃんのことが…」

理事長「ハイ終了よ」メリメリッ

ことり「うわぁぁぁっ！？地面から出てきたぁ！？」

穂乃果「理事長先生っ…なんでこんな酷いことするんですか！みんなを返して下さい！」

理事長「ひどいこと…それは違いますね」

穂乃果「なにが違うんですかっ！」

理事長「私はね、私という共通の依存の対象を作りあげることによってμ'sを結束させようとしたんですよ」

理事長「あの子たちも無事です…ただ、もう私の身体なしでは生きていけませんけどね」

穂乃果「もとにもどしてよっ！みんなを！」

理事長「それはできませんね…私が与えた快楽にによって正常な脳はもはや破壊されました」

穂乃果「うぅぅ…あぅぅ…」

理事長「さて、それではメインデッシュですね」

理事長「ことりじ」

理事長「うみりじ」

理事長「にこりじ」

理事長「まきりじ」

理事長「えりりじ」

理事長「のぞりじ」

理事長「りんりじ」

理事長「ぱなりじ」

理事長「でもやっぱりほのりじ…ねっ！」

うわぁぁぁぁぁ！……大好物です！

穂乃果「うわあああああああっ！」

ガキンッ！

穂乃果「あああっ……、あれ？」

「南さん……もう終わりにしましょう」

理事長「お、おまえは……」

理事長「に、西木野ぉぉぉぉぉ！」

穂乃果「ま、真姫ちゃんのお母さん！」

西木野「穂乃果ちゃん…もう大丈夫よ」

ザッ

高坂「穂乃果、しっかりしなさい」

穂乃果「お、おかあさん！？」



ザッ

矢澤「にっこにこにー…、うちの娘を返してもらおうかしら、南ィ！」

園田「許せませんね…娘を一人占めなど」

星空「さぁて、こんどは逆に攻められる番ですね」

小泉「こんなヤツの学校に預けたのが間違いでした…」

東條「はぁ、たまたま近くにいてよかったわ」

綾瀬「観念しなさい…この悪魔ッ！」

理事長「ち、ちくしょぉぉぉ！」

理事長「誰がっ、誰がこいつらを呼んだァ！」

西木野「…娘からのメッセージよ」

理事長「そんな…最後の力を振り絞って応援を！」

矢澤「少し遅れちゃったけどね……」

理事長「やめろ、やめろ…」

理事長「やめろおおおお！」

このSS気圧が高すぎて積乱雲発生してる

西木野「悪は滅びたわ…」

理事長「やんやん」

穂乃果「おかあさん…ありがとう、怖かったよぉ！」

高坂「もう…娘を護るのは親の義務なのよ、感謝なんて結構よっ」

矢澤「それに…穂乃果ちゃん、まだやることあるやろ？」

穂乃果「ええっ…」

小泉「南から受けた私たちの娘のダメージは計り知れないわ…」

西木野「でも、大丈夫、助ける方法はある…」

穂乃果「そ、それは…！？」

西木野「『真実の愛』よ…、あなたがμ'sの皆を愛する気持ちは、私たちだって敵わない」

西木野「だからあなたが目を覚まさせてあげて…！大丈夫、これは脳科学に基づいた治療法よっ！行きなさい！」

穂乃果「わかった…わかったよ！」

穂乃果「わたしヤる！ヤるったらヤる！」

穂乃果「イくよ！ことりちゃん！」

ことり「うんっ！」

高坂「ふふふっ…元気な娘なこと」

星空「あら、うちの娘も元気さでは負けませんよ」

東條「みなさんいつもお世話になってます…」

西木野「こちらこそ、娘も、東條さんのところ希ちゃんの話、よくしてますよ」

小泉「園田さんは、初めましてですね」

園田「そうですね、これからも宜しくお願いします」

綾瀬「さて…このクズはどうしようかしら…」

理事長「うがぁぁ…やんやん」

高坂「私たちでたっぷりいじめましょう♥︎」

理事長「いやぁぁっ！」

こうしてみんなは穂乃果ちゃんと熱い夜を過ごして目が覚めたにゃ

でもそのせいでカップリングが穂乃果ちゃんの攻めに偏っちゃった！

だからそのあとみんなで9×8＝72通りのカップリングで夜を過ごしてバランスをとったよ！

いまはみんながみんなラブラブだにゃ！

理事長先生はあのあと悲惨な目にあったみたい！

みんなも悪い大人にはホイホイついて行っちゃだめだよ！じゃあね！



おしまい

読了ありがとうございます

お疲れ様（畏怖）

その他2作です
似たような話なので暇ならどうぞ


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乙

真姫ちゃんのたまごは電車の中で見たことを後悔させてもらったわ

乙でしたー

72？綾瀬？

乙ー
テンション高いSSも良いね

絢瀬ですね
あと矢澤さんが一部関西弁になってますがそれもミスです、すみません

笑いって勢いなんだな
乙

肝心のことりじが無い
やり直し

ってことは蠅の命の人でもあるわけか

>>1のジャンルの多芸さはゲンツキ・ホーを彷彿とさせるな乙

通りの出し方ちがくね

72通り…？

乙です

攻め受けだから順列9P2だから72だろ

またお前か
蠅と世界大戦はどうした

一応受け攻めのつもりです
でも穂乃果攻めはもうやってるので正確には9×8-8＝64通りですね、すみません

>>40
毎回全部貼るのも目障りかと思って……
たまごの方に貼ってありますので

そういうツッコミ待ちのレス要らない

誤爆