グリズリーマザー「キシャーッ！」

アリト「おっと！こいつは強いぜ！」

璃緒「油断しないでミザエルあれを」

ミザエル「アリト！バリアンボールだ！」

アリト「よし！行くぜメラグ！」バシッ

璃緒「ミザエル！」バシッ

ミザエル「決めろアリト！」バシッ

アリト「おう！アターック！！！」ドヒューーーーーーーーーーン

グリズリーマザー「グギャアアアアアアアアア」

ドゴォン

遊馬「やったぜ！」

アリト「今回は呆気なかったな」

ミザエル「いや！あれを見ろ！」

璃緒「な、何かが出てくる！」

深海の大ウナギ「オオオ」

ミザエル「巨大な深海の大ウナギだと・・・」

璃緒「グリズリーマザーは戦闘によって破壊された時にデッキから1500以下の水属性モンスターを表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる・・・まさか」

ミザエル「グリズリーマザーは自分の効果を活かし特殊召喚したんだ！」

遊馬「バリアンボールで楽勝だろ」

アリト「もう一発だ！」

ミザエル「待て！前回の戦いを忘れたか！？」

璃緒「バリアンロボの出番ね」

ミザエル「頼むぞメラグ」

璃緒「バリアンロボ発進！」

ドルべ「それにしてもこの巨大ロボは何なのだろうか」

ギラグ「何でも天城カイトから貰ったとか言ってたぜ」

ドルべ「ならば今度会ったときお礼をしないとな」

バリアンロボ「発進！」

ドルべ「な、何だ！？動き出したぞ！」

ギラグ「・・・」

ドルべ「ギラグこれは」

ギラグ「いつもの事だろ。気にするな」

ドルべ「そうだな・・・いつもの事だな・・・」

ギラグ「お前も難しい事を考えるな。気楽に行こうぜ」

ドルべ「あ、ああ・・・」

？？？「どうせ、また我のせいになるんだろ？」

カイト「身籠ったのか？」

コナミ「ああ色々とあったが感謝してるよ君達には」

ツァン「感謝の数だけ迷惑してるけどね。たまにいい事するけどさ」

カイト「そうか・・・ならば遊馬達にも伝えておこう」

バリアンロボ「・・・」ガシャンガシャン

コナミ「・・・何だ今のは」

カイト「バリアンロボだ」

ツァン「バリアンロボ・・・また何かしてるのねアンタ達」

カイト「何も考えるな身体に障るぞ」

コナミ「いやもう驚かんよ。君たちは一言で言うと人として何か一線を越えているから」

カイト「フッ、これからは父親と母親だ陰ながら応援でもしてやるか」

ツァン「年下のくせに生意気だよねアンタも遊馬達も」

コナミ「それが若さだ！若いさとは一言で言うと素晴らしい！」

カイト「俺達は若さ故に弾ける事ができるんだ。ただし生まれてくる子供には真似させるなよ」

ツァン「解ってるよそれぐらい」

カイト「それでいい。人としての常識を持ち合わせていればな」

アリト「来たなバリアンロボ！」

大ウナギ「オオオ！」ヌルヌル

ミザエル「巻きつき攻撃か！」

璃緒「何か追い払う方法はないの」

アリト「そんなものは必要ねえ！力任せに引っぺがすんだよ！！」

バリアンロボ「フン！」バッ

大ウナギ「オオオ！？」

アリト「行くぜみんな！バリアン剣・オーロラプラズマ返し！」

璃緒・ミザエル「「オーロラプラズマ返し！！」」

バリアンロボ「オーロラプラズマ返し！！！」

ズバッ

大ウナギ「オオオオオオ！！！」

ドゴォン

遊馬「やったぜ！」

遊馬「終わったな・・・でもどうして毎回毎回」

小鳥「私ばかり狙われるよね・・・何でだろう」

Ⅴ「その秘密を話そう」

遊馬「Ⅴ！？どこから出てきたんだよ！」

Ⅲ「じゃあ話すね。空を見上げてよ」

アリト「何だよあのデカい穴は・・・」

Ⅲ「あれはこの世界とモンスター世界を繋ぐ穴らしいんだ」

遊馬「つまりモンスターはAVの力を頼りにしなくても」

ミザエル「この世界に自由に行ききできると言うのか」

Ⅲ「今更驚かないよねさすがに」

遊馬「そうだな十代さんも遊星さんも来るようじゃ驚きもしないぜ」

小鳥「ならどうして私が狙われるの？」

Ⅲ「可愛いからじゃないかな？」

遊馬「納得したぜ！」

アリト「これからも来るのかモンスターは？」

Ⅲ「うーん・・・どうだろうね・・・」

遊馬「かっとビングだ！聞こえるかモンスター！」

小鳥「何をするの遊馬？」

遊馬「争ってばかりじゃ何も生まれねえ！そうだよな！」

アリト「ああ！遊馬の言う通りだぜ！！」

遊馬「聞こえたら顔だけでも出してくれ！なあいいだろ！？」

ミザエル「我らの言語が通じるのか」

遊馬「あの幻魔達は通じたろ？それに通じなくても心と心が通うぜ！」

シャーク「馬鹿でかい穴が空いてると思ったら・・・やっぱこれか」

璃緒「凌牙も説得するのよ！ほら！」

遊馬「俺は色んな世界の奴らと仲間になった！バリアンもアストラルも！」

遊馬「それに十代さんや遊星さんに遊矢だってそうだ！だから俺達も仲間になろうぜ！なあ！！」

遊馬「だからかっとビングしようぜ！一緒にな！！」

シャーク「おい聞いてんのか！返事ぐらいしろ！」

小鳥「返事が無い・・・また襲いかかってくるのかな」

遊馬「いや届いてるはずさ・・・かっとビングはどの世界でも通じるだろ」

「何か喚いてるぜあいつ」

「かっとビングってもしかしてあのかっとビングか！？」

「そうだよ俺達が昔から一族の長に聞かされていたかっとビングだ」

「デュエリストを倒せば威張れるって聞いたけどかっとビングじゃな」

「やめようか・・・？」

「悪い奴じゃなさそうだしなあいつら」

「そもそも俺達ってデュエリストと共に歩んでく相棒だよな？」

「うん、こんな所で喧嘩吹っかけても意味ねえよな」

「じゃあ閉じるか」

「そうしよう。謝らないとな・・・誰か人間語話せる奴居ないか？」

「話せないけど字なら書けるぜ」

「頼むわ」

「ああ」カキカキ

小鳥「見て閉じてくよ！」

Ⅲ「何か紙が落ちてきた・・・ふふ遊馬」

遊馬「俺にか？えーっと」

「かっとビング」

遊馬「分かってくれたんだ・・・あいつら」

シャーク「みたいだな」

アリト「モンスター連中の墓も建ててやらねえとな」

ミザエル「ああ」

璃緒「ええ」

遊馬「かっとビングはやっぱりどこでも共通なんだな」

シャーク「それがかっとビングだろ？」

遊馬「ああ！そうだよな！」