キャラ崩壊注意(一部キャラが蒼い 芳乃とこずえが神 作者の認識の相違 遅せぇんだよぉ(迫真))
上記の点に注意しつつご覧いただけると幸いです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415100620
依田芳乃「ぬー……ふぬぬぬぬー」
遊佐こずえ「よしのー、なにやってるのー」
芳乃「おおー遊佐のこずえではございませんかー。少々これを引き抜くのを手伝ってくださいませー」
こずえ「いいけどー……これなにー?」
芳乃「わたくしが10万年前に作成した秘術を再現する大筒なのでしてー」
こずえ「ふーん。つかうとなにがおきるのー?」
芳乃「それが見たければ早く手伝うのでしてー……ぬぬぬぬぬー」
こずえ「…………とぉー」
スッポン!!
芳乃「おおー流石はわたくしの自滅……遊佐のこずえでございますねー」
こずえ「なんだかかっこわるいねー」
芳乃「それを作成した当時はーわたくしも若かったのでー確かになりは少々悪いですがー……どれ、今からこの筒の効果を見せて差し上げますよー」
こずえ「わー」パチパチ
芳乃「これをこうしてー被ってー……遊佐のー、わたくしの合図でその紐を引っ張って欲しいのでしてー」
こずえ「
こずえ「これだねー」
芳乃「では参りますよー……ひーふーみー、どーん」
こずえ「どーん」ヒュルッ
ズドォォォォォン!!!
芳乃「けほっけほっ」
こずえ「けむいー」
芳乃「けほっ……ふふふー上手くいったようですねー」
こずえ「なにがおきたのー?」
芳乃「この筒にはー筒の中に入った者の時を十年進める効果があるのですよー。よってー今のわたくしは恐らく玉藻の前の裸足で逃げ出す“ないすばでぃ”になっているのですよー……さぁー遊佐のーこの依田芳乃の真の姿をとくとご覧じませー」
十年砲を受けたことにより依田芳乃の体は(cv.コズミック変質者)
バスト73センチ!!ははは、小さいな、慎ましいな。 72cm「クソが」
ウエスト53センチ!!ん、何か変わったのかね?
ヒップ73センチ!!ああ残念、成長限界のようだよ。
こずえ「なんにもかわってないよー」
芳乃「そ、そんなはずはないのでしてー!か、鏡を見てくるのですよー」
タッタッタッタ デシテー!!!
トテトテトテ……
こずえ「どうだったー?」
芳乃「まったく“ないすばでぃ”にはなっていなかったのでしてー」
こずえ「効果なしー?」
芳乃「ですねー……はぁー」
こずえ「こずえたちかみさまだからねーしかたないとおもうよー」
芳乃「ですがー」
こずえ「でもよしのがからだにこだわるなんてーらしくないねー。なにかあったのー?」
芳乃「はいーあれはあれはー思い出すだけでも怒髪天を衝く出来事なのですがー……」
アイドルとは即ち覇道神の卵。これは神座にも記された世界の基本法。
10年バズーカ的なアレか
ななさんに使おう
>>7
1.墓場になる
2.27歳になる
3.ナナサンハジュウナナサイデスヨ
どーれだ?
~一週間前 とある番組スタジオ~
ディレクター(cv.先割れスプーン)「何?茄子ちゃんが病気で来られない!?」
モバP「申し訳ありません!!今朝、急に高熱を出してしまった様で……本人は行きますと言っていたのですが……」
ディレクター「構わないさ、急病なら仕方ない。しかし代役をどうするか……」
芳乃「わたくしで宜しければー茄子の代わりにー」
ディレクター「ああ、芳乃ちゃんか……どうみるPさん?」
モバP「今回の番組では水着のシーンがあるんですよね……私の口から言うのは何なのですが……」
ディレクター「マズいな。大変マズい。主にアグ○ス的な意味で」
モバP「芳乃はハッキリ言って前情報なしだと千枝やありすと同年代にしか見えませんからね」
ディレクター「そうだな……。すまない、芳乃ちゃん、今回は番組のコンセプト上……」
芳乃「わたくしに……わたくしの乳房が貧しいのがいけないのですかー」
モバP ディレクター(な……聞かれていた!?)
モバP「そ、そんなことあるわけないだろ!?……あっ!ディレクターさん、千秋が今からこっちに来られるみたいなんですが」
ディレクター「千秋ちゃんか……素晴らしいな。彼女もなかなかのモノを持っているからなぁ。妻には及ばんが」
芳乃「やはりー」
ディレクター「や、やばっ」
芳乃「はぁーよいのですよー……昔から茄子と並ぶといつも主神の扱いを受けるのは茄子の方ー女神と見なされるのも茄子の方ー……もう慣れているのでしてー」
トテトテトテ
モバP[すみませんディレクターさん、ちょっと行ってきます!……待ってくれ芳乃―!!」
~~~~~~~~
芳乃「ということがございまして―」
こずえ「つらいねー」
芳乃「その出来事の後、十年砲の事を思い出しましてー、もしやと思ったのですがー」
こずえ「だめだったねー」
芳乃「はぁー……わたくしも茄子と合一し神格として“座”に戻れば、豊満な肢体を手に入れることが出来るのですがー」
こずえ「よりたよしのというしんかくではーいまがげんかいなんだねー」
芳乃「無念でございますわー」
こずえ「ところでよしのー?」
芳乃「何なのでしてー?」
こずえ「これ、かしてー?」
芳乃「ダメなのでしてー」
こずえ「どうしてー?」
芳乃「そなたはこの砲を使ってまた悪事を為そうとしているのでしょうー。わたくしの目の黒いうちはー」
こずえ「あー……しゅーこがよしののまんじゅうをぜんぶたべてるー」
芳乃「な、何処にいるのですかー?」
こずえ「あっちー」
芳乃「わたくしの断りも無く饅頭を食すとはー許してはおけませんねー。そなたはここで待っているのでしてー!」
タッタッタッタッタッ
こずえ「いっちゃったー……これはもらっておくねー」
~事務所 応接間~
芳乃「正直にお言いなさいー食べましたかー」
周子「食べてないって!たしかに美味しそうだったけどさぁ!」
芳乃「そなたからは常々あの白面金毛の狐の妖気が感じられるのでしてーその分信用というものも落ちているのですよー」
周子「知らないってばー、確かに八つ橋は食べたけどさー」
芳乃「あの八つ橋もそなたが食べたのですかー」
周子「あっ、ヤバイ」
こずえ「だーっしゅ」トテトテ
芳乃「むむむむむむむーーーー」
周子「あっ、今、こずえちゃんが変な筒持って廊下ダッシュしてたよ!」
芳乃「わたくしはあの上皇のようにそなたには騙されないのですよー」
周子「ホント!ホントだってば!!」
~レッスンルーム~
こずえ「なんとかここまできたよー」
こずえ「よいしょっと、さてまずはだれにうとうかなー」
ガチャリ
菜々「ミンミンミン!ミンミンミン!ウーッサミーン!!」
こずえ「おもしろそうなひとがいるねー……いくよー」
こずえ「すてんばーい すてんばーい……どーん」
菜々「ウサミンパワーで――ぐはァっ!!」
ズドドドォォォォン!!!
こずえ「びゅーてぃふぉー」
菜々「イタタぁ……腰に思いっきり直撃しましたよ……何なんですかもう……」
こずえ「…………へんかなしー……おかしいなぁー」
こずえ「とりあえず……もういっぱつだねー」
菜々「はぁ……何だったのかなぁ。まぁいいか、気を取り直して、せーの」
菜々「ウーサミン」
こずえ「はい」
菜々「はウボァァ!!!」
ズドォォォォォォォン!!!
菜々「がはっ!!こ、腰がァ」
こずえ「……おかしいよー……おばばになってないー」
トレーナー「菜々さん!!さっき、すごい物音がしたんですけど、何があったんですか!?」
菜々「ああ、トレーナーさん……丁度いいところに」
トレーナー「な、菜々さん?」
菜々「良いですよね♪若い人って。肌もすべすべ、腰は痛くならない、可愛い衣装も切れる……菜々、憧れちゃいました」
トレーナー「菜々さん……いきなり何を……言って」
菜々「干キ萎ミ病ミ枯セ。盈チ乾ルガ如、沈ミ臥セ」
こずえ「……あれはー」
菜々「――急段 顕象――」
こずえ「かんたんのゆめー……」
菜々「生死之縛・玻璃爛宮逆サ磔!!」
トレーナー「菜々さん!きゃぁァァッ!!」
菜々「全部は奪いません、菜々が輝きを保つために必要な分だけ……そのかわり菜々の老い(絶望)を差し上げます」
トレーナー「ああっ、腕が動かなく、なって」
菜々「ふふふふふ……怖がらなくていいですよ、貴方の輝きはウサミン星人の財産になるんですから」
トレーナー「い、嫌ぁぁぁぁぁ!!」
こずえ「これは……まずいねー。あぶおーぼうすくえあどまーら、おむにあふぇるとあえたーす」
キュピィィィィィン
菜々「あ……あれ?私、今寝ちゃってた?」
こずえ「あぶないみらいはばいばーい……」
菜々「ふぅ、寝ちゃってた分を取り戻さないと!せーの!ミンミンミン!ミンミンミン!!」
こずえ「ななは……へんかなしーっとまずはひとりめだねー」
こずえ「つぎはーだれにしようかなー」
解
ナナさんは大病人だった……?
~事務所 応接間~
凛(精神を落ち着けて……自分の中に宿る渇望を認識する……)
凛「日は古より変わらず星と競い定められた道を雷鳴のごとく疾走する。そして速く 何より速く永劫の円環を駆け抜けよう。光となって破壊しろ、その一撃で燃やし尽くせ。そは誰も知らず、届かぬ、至高の創造。我が渇望こそが原初の荘厳――」
凛「創造ッ――美麗刹那・序曲ッ!!」
こずえ「じかんかそく……」
凛「……?ああ、こずえか……お帰り」
こずえ「ただいまー……よしののわざのまねー?」
凛「ううん、私の詠唱の練習。この前の夢の中では上手くいったから……もう一度試してみようと思って」
こずえ「あのぴにゃこらたが出てくるゆめー?」
凛「うん、あの夢の中で私は……」
~グラン○ルーファンタジーの世界での出来事~
解
ぴにゃこら太「ぴにゃぁぁぁぁぁぁ」
卯月「凛ちゃん!また出て来たよっ」
凛「二体目か……卯月、下がってて」
卯月「凛ちゃん……?」
凛「日は古より変わらず星と競い定められた道を雷鳴のごとく疾走する。そして速く 何より速く永劫の円環を駆け抜けよう。光となって破壊しろ、その一撃で燃やし尽くせ。そは誰も知らず、届かぬ、至高の創造。我が渇望こそが原初の荘厳――」
凛「創造ッ――美麗刹那・序曲ッ!!」
キンッ!!
ぴにゃこら太「ぴにゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
卯月「危ない!凛ちゃん!!」
凛「ふっ……」
キュォォォォォン……
ぴにゃこら太「ぴ、ぴにゃ!?」
凛「今のが全力かな?止まって見えたよ」
卯月「す……すごい。凛ちゃんがあんなに早く」
ぴにゃこら太「ぴにゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
凛「さぁ、これで終わりだよ」
卯月「で、でた凛ちゃんのエトワール――」
凛「罪姫・正義の柱(マルグリット・ボワ・ジュスティス)!!」
卯月「ぷりずむって……あれ?」
ぴにゃこら太「ぴにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
凛「って感じで……いや、あの夢は最高だったね」
こずえ「かなうといいねーそのゆめー」
凛「ははは……ホントにね。ところで……さっきからこずえが持ってるその大筒は何?」
こずえ「これー?じゅうねんほうっていうんだよー」
凛「じゅう……ねんほう?」
こずえ「これでうたれたひとはねーじゅうねんごのすがたになっちゃうんだよー」
凛「へぇ……面白そうだね」
こずえ「りんもためすー?」
凛「うん、面白そうだし、やってみてよ」
こずえ「わかったー……いくよー」
凛(十年砲か……嘘だとは思うけど、本当に十年後の姿になれたら面白そうだな……)
こずえ「むすぺるへいむーれーう゛ぁていん」
ズドドォォォォォォォン!!!
凛「えほっけほっ……何だか胸のあたりが重いんだけど……」
こずえ「……こんなこともあるんだねー」
凛「こずえ……今、どんな状況なのかな」
卯月「ただいまー!!あれぇーこずえちゃんと……の、のあさんだよね……凛ちゃんの格好してるけど」
凛「のあさん?何言ってるの卯月。私がのあさんな訳が……」
卯月「いや……そのえっと凛ちゃんの演技上手いですね……あはは」
凛「ちょっと……卯月何言って」
こずえ「うづきー」
卯月「な、何かなこずえちゃん」
こずえ「じじつはしょうせつよりもきなりってほんとうなんだねー」
凛「もうこずえも卯月もあんまりふざけた事を言ってると……」
凛(身長168センチB87-W55-H86) 「流石の私でも怒るよ」タユンタユン
以下 この10年後の渋谷凛(一年後の高峯のあとも言える)を主軸に話を進めて参ります。
今日は此処まで。これもうわかんねぇな(困惑)
あと(ネタ集めのため)10年後が見たいアイドルとかがあればオナシャス。
突然の蒼(AA略
属性的にほたる、身体的に珠美
由愛ちゃん、由愛ちゃん(気迫)
小梅で、小梅でお願いします(必死
晴と梨沙オナシャス!
ちゃまと橘かな
なにとぞ輝子を…
10年バズーカならぬ十年砲か
27歳のあんきらコンビとか気にならないか?
10年後の珠ちゃんとちょうどJKでいいんじゃないっすかね()
ここは早苗さんで
聖と小春ちゃん!
飛鳥と蘭子!
蒼コンビということで奏を!
神座万象シリーズですねぇ……(名推理)
乙です
変わらないどころかより美しくなってそうな高峯のあ。
更にエロくなっていそうな乙倉悠貴、西島櫂、新田美波。
ロリ枠から桃華。
後は40代になる高橋礼子とか見てみたい。
薫ニナチャーンお願いします
成人した若葉ちゃんをここはひとつ
十年か……日菜子はますます美人になってそうだな
何かの間違いで10年幼くなってもいいのよ
おう、紗南あくしろよ
千枝ちゃん
千枝ちゃん!
小梅輝子いくなら幸子や森久保、みれいたんたちもだな(土下座)
解
奏を
卯月「ど……どういう事なの……わた、私の凛ちゃんが」
こずえ「じゅうねんごのすがたになったんだねー」
凛「そうみたい。でもこの姿って……」
卯月「凛ちゃんの十年後がのあさん……って事は……今、CGプロに居るのあさんは」
こずえ「じかんそこうしゃ……かもねー」
凛「……でも何のために」
こずえ「のあにあってみないとわからないねー」
凛「そうだね……今日、のあさんは」
卯月「みくちゃんと一緒に築地市場でグルメレポだって昨日、ちひろさんが言ってたよ」
凛「なら事務所に帰ってから聞き出してみようか。……ところで、こずえ」
こずえ「なにー?」
凛「元の姿に戻るにはどうしたら良いのかな?」
こずえ「しらんな」
凛「えっ……」
こずえ「わかんなーい」
凛「えっ……じゃあ私はヘタすればこの姿のまま……」
こずえ「かもねー」
凛「そ……そんな」ヘナヘナ
こずえ「いろんなひとに、じゅうねんほうをためしてみればなにかわかるかもー」
凛「確かに……私以外の人から何か分かることはあるかもしれないね」
こずえ「じゃあーこのへやにはいってきたひとにいっぱつだねー」
凛「うん。私も他の人の十年後の姿にも興味あるし」
卯月「ところでの……凛ちゃん!」
凛「何?卯月」
卯月「その大砲、私も使ってみたいんだけど……ダメかな?」
凛「いいんじゃないかな。ね、こずえ」
こずえ「いいよー……じゃあそこにたってー」
卯月「ここで良いかな?」
こずえ「いくよー……しりうすのゆみーはなてー」
ズドォォォォッン!!
卯月「…………」
凛「う、卯月?」
卯月「凛ちゃん……ああ♡」
卯月(27歳 独身)「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!凛ちゃぁぁん♪今日は高校生の時の制服?似合ってるよ~可愛いよ~ぁぁぁぁぁあああああああああっ♪♪私の為に来てくれたんだね……ああ///あああ///……ッ……島村卯月、行っっきまーす!!!!」
凛「ちょっ……うわぁっ!!」
卯月「すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅはぁぁぁぁぁぁぁ!!!!この香り、この肉感!ああ大丈夫怖がらなくていいからね。ちょっとスキンシップするだけだから」
凛「やめっ……どうしちゃったの卯月!?」
卯月「凛ちゃん、凛ちゃん、ああ凛ちゃん!最高だよ!凛ちゃんは最高だよ!賓乳扱いに夜も眠れないほど怒り狂って、仕方ないからバストアップ体操と貧乳川柳書いて、それをずっと繰り返して、とうとうこんな豊満な躰を手に入れたんだね♪そんなことが出来るのは凛ちゃんだけ。ああ、凛ちゃんに出会えてよかった!凛ちゃんより胸が大きくて良かった!!愛海ちゃんから乳揉みテクニックを習ってて本当に良かった!!」
こすえ「せいかくまで10年後にとんだみたいだねー」
凛「ちょっ……何やってるの卯月!?やめてっ……むぐ、ちょっホントに……!!」
卯月「暴れないで……暴れないで……先っぽ!先っぽだけだから!!」
凛「た……助けて……う、うもう……ガクッ」
卯月「落ちたね…………じゃあ、まずしっく……」
こずえ「せくうぇれ なーてゅーらーむ!」
ズドドドドドドォォォォン!!!
卯月「うわらば!!……む、無念」
こずえ「……りんー。だいじょうぶだよー」
凛「はぁ……はぁ……まさか卯月の十年後が……こんな姿……だった……なんて」
こずえ「わるいほうのじゅうねんごがでちゃったねー」
凛「はぁ……はぁ……起きて……こないよね?」
こずえ「ねんいりにねむらせたからーだいじょうぶだよー」
凛「そ……そう。なら良かった……」
こずえ(うづきもななも……このせかいではありえないしんかをしてるー。……へいこうせかいのじゅうねんごのすがたもよべるみたいだねー)
凛「……あっ!誰か帰ってくるみたいだよ」
こずえ「じゅうねんほー……よーい」
ガチャリ
ありす「桃華さん……先日、Pさんを家に招き入れ、あまつさえ一緒に寝たというのは本当ですか……?」
桃華「ええ、本当ですわよ。素晴らしい一時でございましたわ」
ありす「桃華さん……確かに一人の女の子としてPさんを家に誘いたいという気持ちは分かります。ですが……私達はアイド……」
桃華「貴方にはそれを言われたくありませんわね、ありすさん」
ありす「なっ……」
桃華「私、知っておりますのよ。貴方がPちゃまに「待てますか?」などと問い詰め、勝手に婚約の約束を取り付けた事は!」
ありす「ぬぬぬ……どうしてそれを」
桃華「ちひろさんから聞きましたわ」
ありす「ちひろさん……どうして喋るんですか……!」
桃華「という事で今回の私の行いはその件と相殺とさせて頂きますわね」
ありす「ぐぬぬぬぬ……」
凛「二人とも……かなり険悪だね」
こずえ「だねー」
凛「ちょっと私、止めに行ってくるよ」
凛「ちょっと二人とも!!」
ありす「ああ、のあさん」
桃華「おや、のあさん」
凛「二人ともさっきから喧嘩してるみたいだけど……何かあったの?」
ありす(のあさんにしては妙にフランクですね……)
桃華(この喋り方……そしてこの雰囲気から察するに……)
桃華 ありす「のあさんの偽物ですね(わね)!!」
凛「……良く分かったね」
凛(やっぱりこの二人案外息があってるなぁ)
ありす「のあさんに必須のモノがここまで欠けていれば」
桃華「貴方とのあさんの差は余りにも瞭然ですわ」
ありす「そう……今の貴方には」
桃華「三点リーダーの数が決定的に足りておりませんわ!!」
凛「ふふっ……そうだよ。私はのあさんじゃなくて渋谷凛だからね」
ありす「なっ……そんなバカなことが」
桃華「どういうことですの……」
こずえ「それはこずえがせつめいするねー」
ありす「遊佐さん……」
こずえ「さめく ふぁう れしゅたう」
ありす 桃華「「来たれゴグマゴォォォォォグッッ!!」」
桃華「……事のあらましは把握致しましたわ」
ありす「この大砲の弾を受けると10年後の姿になってしまうんですよね……非科学的ですが……現に凛さんがこの姿ですし、信じるほかありませんね」
凛(流石だね……二人とももう自らの“シン”を認識できている……)
桃華「しかし……凛さんの10年後のお姿がのあさんとは……面白い事もあるものですわね」
ありす「10年もあれば人はこのくらい変わるって事が良く分かりますね。……ところで、遊佐さん?」
こずえ「なにー?」
ありす「この大砲で撃たれると確かに10年後の姿になれるんですよね?」
こずえ「うんー。ひとによってはーにくたいだけとか……せいしんもいっしょだったり……ちがいはあるけどねー」
ありす「ならば良し。桃華さん、この大砲を使って一つ勝負といきませんか?」
桃華「勝負は受けて立ちますが……いったい何をするおつもりですの?」
ありす「この大砲で10年後の姿になって、どちらか一方、最も魅力的な女性となっていた方が……これから1週間、Pさんに対する優先権を獲得するというのはどうですか?」
桃華「へぇ……面白そうですわね。良いでしょう……その勝負、受けて立ちますわ!!」
ありす「そういう事で、遊佐さん……発射の準備をお願いします」
こずえ「よーし……いくよー……みずがるずー……う゛ぉるすんぐさがー」
ズドォォォォォォン!!
凛「ゴホッ!ゴホッ……二人分だから凄い煙だね…………二人は?」
こずえ「あれー」
???「如何やらこの勝負……」 (身長165センチ B86 W57 H88)
○○○「私の勝ちの様ですね」 (身長158センチ B78 W58 H86)
ひとまずはここまで。
名前隠す意味無かったかな(一目瞭然)
あと奏についてですが、前回(執事喫茶)でのフラグを持ちこしてのスタートとなります。
こんなかくかくしかじかあってたまるかwwwwww
二人のゴグマゴグで腹筋が……喰い、破られ…………。
検索の仕方が悪いのか全然分からないや
黒川さんとだれだ……?
桃華「えっ……」(身長165センチ B86 W57 H88)
ありす「なぁっ……」(身長158センチ B78 W58 H86)
桃華「ふ、ふふふふふふふ……ありすさん、どうやらわたくしの勝ちの様ですわね」
ありす「ま……負けた。全ての数値においてっ……この私が!」
桃華「さぁ……早速、Pちゃまに対する優先権を使わせて……」
ガチャリ
千枝「ただいま帰りました……ってあれ?この人たちは一体……」
凛「それは私から説明するね」
千枝「あっ……のあさん」
凛「く↑ぅきがうまいぃぃ」
千枝「体が軽い!!」
千枝「……つまり、凛さんはのあさんに見えるけどそれは10年後の凛さんの姿で、あそこにいる桃華ちゃんとありすちゃんは、10年後の姿になってるって事ですね」
凛「皆、理解が早いね」
千枝「蘭子さんと話してたら大体分かるようになりました。……でも、いいなぁ。十年後の姿……大人になれるって事ですよね」
凛「まぁ、最低でも身体だけはね」
千枝「こずえちゃん!」
こずえ「んー?」
千枝「千枝にその大砲を撃ってください!!」
こずえ「おっけー……いくよー」
千枝「お願いします!!」
こずえ「しぃぃぃずめぇぇぇぇぇぇー」
ズドォォォォォォン!!
千枝「えほっえほっ……やりました!千枝、やりました!!」
こずえ「うまくいったみたいだねー」
ありす「千枝さんの十年後……いったいどんな姿に」
桃華「予想が付きそうで付きませんわ……」
千枝「凛さん!これで!」(身長174 B93)
千枝「千枝は大人に!!」(W60)
千枝「なれましたか!!!」(H91)
凛「…………」
ありす「…………」
桃華「…………」
千枝「…………」ソワソワ
凛「…………十分過ぎる程、大人じゃないかな……(一瞬でもやった!皆より大きいと思った自分を嘲笑いたくなるほど……ね)」
桃華「……ありすさん」
ありす「……何ですか」
桃華「わたくし達……惨めですわね」
ありす「井の中の蛙大海を知らずって言葉がこの上なく似合う状況ですね……」
桃華「帰りましょう……もう何もかも忘れましょう」
ありす「そうですね……思い上がってた私達が馬鹿でした」
ギィ……バタン!!
千枝「あっ……私、二人に何か悪い事でもしちゃったのかな……」
凛「そっと……そっとしておいてあげようか」
千枝「ですね……あっ、私も家に帰らなきゃ」
凛「気を付けてね……うん……色々と」
千枝「はいっ……ではまた明日」
バタン
こずえ「……よしよし」
凛「慰めてくれるんだね……ううん、大丈夫。ちょっと女としてのプライドが折れかけただけだから……」
こずえ「……だれかかいだんをあがってくるねー」
凛「……そうだね。いつまでもくよくよしていられない……早く元の体に戻る方法を探さないと……」
アッア↑ッアッアッア↑ッアッアッア↑ッアッアー↓↑~アッア↑ッアッアッア↑ッアッアッア↑ッアッアー↓↑~ア~ア~ア~♪
ビシン!! ブロロン!! ビシバシ!! ブロロンブロロン!! ホラ エンジンゼンカイ!! バシッ!!バシッ!! バシッ!!
美世「ブロロン!!ブロロン!!」
時子「よし、ここで下ろしなさい」
美世「運賃の方ですが……」
時子「金、金うるさいのよ。車のくせにアアッ!!」鞭打ち
美世「ああん/// アッ!……はぁ、はぁ///」
凛「……お早うございます、時子様。……と美世」
こずえ「おはよー」
凛(……立ち直った心が……今にも折れそうなんだけど)
こずえ(……じんせいそんなものだよー)
一旦ここまで。前回紛らわしい書き方をしてしまった。奏のフラグ云々は前回私が書いたモバP「やべぇ……奏と楓さんのスケジュール間違えちゃった」
での伊吹フラグの事でございます。
時子様wwwwwwww
時子様ってキーラ様っぽいよね(絶望)
お前ら何やってんの(真顔)
美世ちゃん……
>>56
あの続き書いていただけるんですか
続き
凛「あの……時子様?」
時子「何よ……のあ」ニジリニジリ
凛(ん……時子様が微妙に怯えている?……これはいけるかもしれないね)
凛「……いい加減に美世を放したらどうかしら……色々と見苦しいわ」
時子「うるさいわね。私の奴隷なんだから貴方には関係の無い事でしょう」
凛「大いに関係はあるわ。美世は同じ事務所の仲間だもの……痛めつけられているのを見過ごす事など出来ないわ」
時子「痛めつけてるぅ?この反応を見なさいよ!!」
バシッ!!
美世「ああああぁっ……時子様ぁ。もっとアタシの体をメンテしてぇ……///」
凛「…………実力行使がお望みかしら」
時子「…………ほら、放したわよ!」
美世「…………あれ……アタシは今まで何を……あ、あれっ……のあさん?」
凛「大丈夫よ……少し奇妙な夢を見ていただけだから」
美世「う……うん。でも……車になれるなんて結構楽しい夢だったなぁ……」
凛「……ところで時子」
時子「……何よ」
凛「少し……これを喰らいなさい」
こずえ「えくす……かりばぁー」
時子「ちょっ……!」
ズドォォォォォン!!!!
時子「ゴホッ……こ……ここは」
美世「わわっ!何なに!?」
凛「……一撃よ」
美世「一撃……?」
凛「ええ。一撃よ」
凛「伝えておくわ……これが私の創造」
美世「まさか……」
凛「十年送りの神(deus ex machina)。幕引きの一撃」
凛「私の一撃は、当たった瞬間あらゆるものの幕を引く。すなわち……」
美世「一撃で……」
凛「そうよ」
凛「私の砲は、どんなものでも一撃で十年後の姿にする」
美世「つまり……この大砲は撃ったモノを一撃で十年後の姿にする」
時子「……取り込み中のところ悪いけど……何で私は事務所に居るのかしら」
時子「それに……エラく若いわね貴方達」
美世「時子様!?……あんまり変わって……ない?」
凛「……あの顔をよく見なさい」
美世「あっ……何か表情が優しい!」
時子「……話、聞いてる?」
凛「ああ……うづうづパカパカ」
時子「凛ちゃんペロペロ……そういう事ね。まったく……厄介なことに巻き込まれたわね
凛「時子様……結構印象変わったね」
美世「あっ、戻った」
時子「何?十年前の方が良かったのかしら」
凛 美世「「いや、今の方が良いです……ああっ!!」」
時子「さりげなく十年前の私を貶してんじゃないわよ」
パサッ
凛「ん……何これ?」
美世「写真……みたいだね」
時子「っ……見るなぁ!!」ブン!!
美世「ほいっ……と。十年前よりキレが落ちたね、時子様」
美世「さてさて……うわ、可愛い……!」
凛「どれどれ……」
こずえ「みせてー……これは……Pとときこと……だれー?」
時子「私の……」
美世「時子様の?」
こずえ「のー?」
時子「私の……私とあの豚の……子供よ」
美世「おおっ……確かにそっくりだよねー」
凛「うん、プロデューサーに親子そろって笑顔で肘鉄してるしね」
時子「私の子供だもの。私の遺伝子の方が勝つに決まってるでしょう」
美世「ちなみに結婚したのは?」
時子「……25の時よ」
凛「お子さんのお歳は?」
時子「四歳よ」
美世「いやー……頑張ったんですね」
時子「……どういう意味かしら」
美世「いやぁ……時子様だったら『豚ごときが私の体に触れようなんて十年早い!!』って感じでそういう事に消極的だったりするんだろうなぁ……ってかえ……」
時子「ハァッ!!」シュパァァンッ!!
美世「でさんがって痛ぁっ!!」
時子「さっきから下手に出てればピーピーピーピー……教育が必要みたいね」
美世「嘘っ……全然見えなかったんだけど」
凛「ってか音速超えてるよね今の」
時子「ほら!こっちに来なさい……美世ォッ!!」
美世「た、助けて!!凛ちゃん!!」
凛「ゴメン……今回はムリ」
美世「そんなぁぁぁぁぁぁ――」
こずえ「いっちゃったねー」
時子「さぁ……何をしてやろうかしら」
凛「美世は犠牲になったんだよ……」
美世「無理無理そんなの入らないからぁ///」
こずえ「ぎせいのぎせいになー」
時子「この痛さは車で言うとどれくらいだ?」
凛「……さて次の人が来るのを待とうか」
美世「うーんと……ムルティプラくらい!!」
こずえ「だねー」
時子「デタラメ言ってんじゃないわよ!!」
芳乃「そうはさせないのでしてー」
美世「デタラメじゃないよ!!……もしかして知らない?」
凛「芳乃……?」
時子「今お前、私の事を馬鹿にしたわね……随分と挑戦的じゃない?それぇ」
芳乃「ようやくみつけたのでし……」
美世「いやもう無理だから待ってお願い……スクラップになっちゃうぅぅ///」
こずえ「とったー」
ズドォォォォン!!
芳乃「二度も不意打ちを受ける程わたくしも馬鹿ではございませんでー」
凛「砲弾をワープさせた!?」
こずえ「むー……あっ……りんーしってるー?」
凛「何かな?」
こずえ「よしのはねーかみさまのちからをいじするためにねー……かこのおっぱ」
芳乃「な、なな何を破廉恥な事を言っておるのですかー!!」
芳乃「かかったー……はだんーけんしょうー」
芳乃「しまっ……」
ビューン
凛「芳乃が……消えた!?」
こずえ「みるくでものみにいったんじゃないのかなー」
凛「……良く分からないけど……神格の戦い方ってセコいんだね」
こずえ「でぃえすみたいにはいかないのー」
ガチャリ
凛「……誰か来たみたいだね」
こずえ「こんどはだれかなー?」
「番外編 アラサー文系美女の昼下がりの秘め事」
~撮影スタジオ~
文香「…………」ペラ…ペラ
文香(岡本綺堂の玉藻の前……久々に呼んでみましたが……やはり文の書き方が綺麗ですね……)
ヒュルルルルルルルルルルル
文香「ふぅ…………Pさんに押し切られてグラビアなんて引き受けちゃったけど…………やっぱりこういうのは志希さんのほうが……」
砲弾「リトルボォォォイ!!!」
文香「えっ……きゃぁっ!」
ズドドォォォォォォン
文香「えほっけほっ…………あれ……私、書斎で神崎神話の翻訳をしてた……のに」
文香「…………何で……水着を着ているのでしょうか……」
文香 〈身長162cm B88 W59 H87〉(…………最近……書斎に籠ってたから……いろいろと……恥ずかしい)
モバP「文香。そろそろ撮影なんだが……」
文香「ええっ!?……す、少し待ってください!!」
文香(撮影!?……アイドルは一年前に引退したはずなのにどうして……)
モバP「だ……大丈夫か?」
文香「も……問題ありません……すぐに……そちらに向かいます」
文香(いや……ここは元アイドルとして……Pさんの期待に応えないと……)グッ
文香「済みません……待たせてしまって……」
モバP「…………………」
文香「…………………?」
モバP「凄く……一撃必殺です……」
文香「えっ……?」
モバP「ああ!いや、関係ないんだ……行こう文香」
モバP(何故だか知らんが文香が熟れている……うん、エロいっ)
モバP「お待たせしました」
文香「……済みません。……水着を着るのに手こずってしまって……」
カメラマン「やべぇ……」ムクムク
文香「……何か……」
カメラマン「おっと……いけねえいけねえ。つい我がソハヤ丸が……よっし、文香ちゃん撮影といこうや」
文香「……はい」
カメラマン「まずは……手で目線を隠してもらえるかい……そう、そんで少しはにかむ感じで……」
パシャッ!!
カメラマン「表紙に使う写真はこれで良しっと」
モバP「カメラマンさん……」
カメラマン「あん?」
モバP「貴方が今回の写真集のカメラマンで本っ当に良かった……ッッ!!!」
カメラマン「へっ……プロデューサーさんよぉ!!お互い愚息居おっ勃ってながら撮影といこうぜ!!」
モバP カメラマン「「行くぞォォォォォッッ!!」」
文香(何だか……二人の視線が……熱い)
カメラマン「よし。じゃあ文香ちゃん、後ろ向いてちょっとお尻を突き出してもらえるかな。ああ、パーカーはまだ脱がなくてもいいぜ」
文香「こう……ですか///」
モバP カメラマン「至高の天は此処に在り!!!」
パシャ パシャパシャ!!
~~~~~~~~~~
一旦ここまで。
ちなみにカメラマンとモバPはそれぞれの嫁さんにタマを潰されました。
ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱぁーー!!!
続き
奏「あら、のあさんとこずえちゃん、今日は二人とも事務所にはいないはずじゃ……」
蘭子「永遠の刹那とマハーカーラか……何とも奇異な運命よ(のあさんとこずえちゃんが一緒なんて珍しいですね)」
伊吹「こうしてみるとお互い珍しい組み合わせだよね」
凛「確かにね」
こずえ「こずえがよくあそぶのはになやみゆとかだからねー」
凛「三人とも……やっぱり気づかないんだね」
奏「……?」
蘭子「特異点は感じられぬが……(別に変な所は無いと思いますけど)」
伊吹「あっ!喋り方がなんか違う!普段ののあさんじゃない」
凛「当たり。実は私はのあさんじゃなくて渋谷凛だよ」
奏「…………Du sollst――」
凛 蘭子「「Dies irae」」
奏「穢跡金剛禁百変法の効果」
凛 蘭子「「相手にとって絶望的な事象を具現化する」」
奏「くらなくんは」
凛 蘭子「「まぞ」」
奏「神座万象シリーズの黒幕」
凛 蘭子「「インポのルネ山」」
奏「……間違いないわ。こののあさんの中身は凛よ」
凛「私に出す問題としては簡単すぎるね」
蘭子「しめて活動位階といったところだな(初級くらいの難易度ですね!)」
伊吹「全然分かんないんだけど……」
奏「ふふ……私達は正○卿のレギオンだからね。他の人には分からなくても無理はないわ」
伊吹「…………蘭子ちゃん、後でその正○卿の作品を全部貸してもらえるかな?」
蘭子「……おお!そなたもレギオンに!(伊吹ちゃんも仲間に!)」
伊吹「あはは……一回やってみてからだけどね」
凛「うん、伊吹ならしっかりやり通せそうだね」
奏「ところでなんだけど、なんで凛がのあさんに?」
こずえ「こんどはこずえがせつめいー」
こずえ「げれつちくしょう――」
奏 蘭子「邪見即正の道ォォ理!!」
伊吹「どぉぉぉぉり……大体わかったよ。面白そうなことになってるじゃん」
奏「そういう事なら私達も協力するのはやぶさかではないわ。ね?蘭子」
蘭子「無論!我が同胞の頼みならば!(凛ちゃんのためなら私何でもします!)」
凛「ありがとう……皆」
こずえ(……よしのならこういうものこそがとうといっていうんだろうねー。こずえにはよくわかんないけどー)
こずえ「それじゃーいくよー」
こずえ「けいとてんついー」
ズドドドォォォォォン!!
蘭子「こ……これが我が流出か……(この姿が大人になった私……)」(
奏「この充足感――私は今、生きている!!」
伊吹「もう、奏ったら……はしゃぎすぎっ」
凛「蘭子は……大きい!色々と」
蘭子「ふふふ……我が大極は遂に色を得た……(これが私の最終進化系です!)〈身長 166センチ B90 W57 H879〉
凛「奏は……これが人体の黄金比って奴なのかな」
奏「そこまでのものではないけど……中々に満足のいく未来だわ」〈身長 165cm B87 W 55 H85〉
凛「伊吹は……凄く雰囲気が柔らかいね。この雰囲気の変化は時子さんにも見られ……誰?そのおんぶしてる子供」
こずえ「きんのひとみーあおいかみーでもちょっとつりめー」
伊吹「何って……私の子供だけど」〈身長 165 B86 W60 H88〉
凛 蘭子 奏「「「………………はい?」」」
ひとまず此処まで。
伊吹P、許してください!何でもしますから!!
一応の経緯 1 奏にハイドリヒ卿の面影を感じる(チアリングスターでの背中見せとハイドリヒ卿の背中見せが被る)
2 奏に詠唱させてみた(今までの作品で)→もう奏の声優はトム・クレ○ーズで良くね?
3 ハイドリヒ卿は子持ち→良い考えがある ←今ここ
蘭子のヒップがえらいことにw
蘭子……おいたわしや……
>>72
9はミス。正しい数値はH87です。
いや、言い訳をしておくとね、蘭子を常世(デカい方)位のサイズにしようという計画が当初あってだな・・・
Pの子供か…
一体何人できるんですかねぇ
特徴的にPの子供じゃないんですが気のせいですね
Pの外見がハイドリヒ卿なんだろ(適当)
>>78
まいったな、俺との子供か
そらハイドリヒ卿の声と外見で声掛けられたら
男女問わず男の娘(白いアンナちゃん)であろうがスカウトなんて一発よ
アイドル事務所っていうか黒円卓になるだろうけど
続き
凛「いや……それだけでも驚きなんだけど……父親は?」
伊吹「父親は……その……」
伊吹の娘「…………」ジッ……
蘭子「蒼き翼を嗣ぎし子が蒼翼の乙女の姿を見ている……(この子、奏ちゃんの方をずっと見てますね)」
奏「何……かしら」
伊吹の娘「ちちうえ」
奏「は……い?」
伊吹「……!」
凛「なんだこれは……たまげたなぁ」
蘭子「なんと蒼き翼を嗣ぐ子であったか!!(奏ちゃんの子供何ですか)」
奏「いやいや!ちょっと待ちなさい!女の子同士で子供は生まれないわよ!!」
凛「いやもうこれは……任意認知でしょ」
奏「いや……事態が全く呑み込めないんだけど」
伊吹「そうだね。少し……この子の事について説明しないとね」
~~~~伊吹(十年後)の居た世界(平行世界の一つ)~~~~~~~
バイトから帰ってきたら続き上げます。
あ、ipsスティックとかエルダースティックとかそういうオチにはしませんのでご安心を(もっとひどいかもしれないが)。
乙です
10年後桃華を味わい尽くしたい
もつ
十年後由愛ちゃんは出ますか?(小声)
先輩の10年後が幸せか気になる
芳乃(神格モード 身長160cm B88 W57 H88)「万物を灼く日輪と化せ!!スダルシャナ!!」
こずえ「そんなのきかないのー……とりしゅーらー!!」
ズドォォォォォォォォン!!!
芳乃「っ!ならばっ……――主に大いなる祈祷を捧ぐ(ヘメイエタンツ――)」
こずえ「もうこずえはよしのにはしばられないのー!!Spem metus sepuitur.」
芳乃「エルアティ・ティエイプ・アジア・ハイン・テウ・ミノセル・アカドン ヴァイヴァー・エイエ・エクセ・エルアー・ハイヴァー・カヴァフォット」
現世界の神が唱えるのは王国(マルクト)と奈落(アビス)を繋ぎ、多元宇宙を腐滅する暗黒の日輪を創り出す術式――この世界における依田芳乃の絶対の神威――
芳乃「アクセス――我がシン。活動・形成・創造・流出――開けジュデッカッ!!」
こずえ「Disce libens.」
こずえが創り出したのは暗黒天体――万物を呑み込む彼女の本質を現した神威――
二つの神威は今、此処に衝突し
芳乃「ぐっ……おおぉぉぉぉぉぉぉぉッッ――――」
こずえ「はぁぁぁぁぁぁッッ―――――」
数多の宇宙を互いの肉体と共に消し飛ばした。
その結果――
こずえ「わーい、かったかったー!」
こずえ「きょうからこずえがかみさまだねー。どんなせかいをつくろうかなー」
こずえ「そうだなー……くもはわたあめにしてー、あめはーあまくてー……」
新たな神となったこずえが流れ出させた世界……それは彼女の夢をそのままに叶えた世界。
天に浮かぶ雲は綿菓子であり、ポケットに駄菓子を入れて叩けば好きなだけ増やすことが出来る、真に愛し合うものがキスをすれば二人の間にコウノトリが子を運び、人々は争わず、妬まず、憎み合わない。皆がこずえと共にあり、こずえの夢を叶える舞台装置である代わりに永遠の幸せを約束された世界。
仁奈「みゆおねーさん!こっちでごぜますよー!」
美優「ふふっ……あんまり走ると危ないわよ」
伊吹「何だか……夢みたいだね。皆がこんなにも幸せで、まるで世界が変わったみたい」
奏「……ええ、そうね。」
奏(確かに幸せな世界だけど……どうしてこんなに違和感に溢れているのかしら)
だが、突然その世界は破綻し始めた。
こずえ「はぁ……はぁー……」
覇道神A「道半ばか……」
こずえ「……っ!もうたたかいたくないよー!!なんでみんなこずえのゆめをこわそうとするのー!!」
こずえは余りにも幼い神であった。覇道の何たるかを知らず、世界を統べる神格に求められる資質を備えないまま、神格としての責任すら持たずに神座についてしまった。
そんな座(かみ)は認めない。そう言って挑んで来る他の神格との戦いの果て、彼女は神としての責務を放棄してしまった。
こずえ「わたしのいうことがきけないならーみんな……きえちゃえ」
幸せに溢れた世界は、疫病に蝕まれ、迫り来る天変地異にその身を削られ、人々の心には、再び憎悪や怒り、悲しみが溢れはじめた。
伊吹「…………本当に行くの」
奏「ええ……世界を元に戻す為にはこうするしかないのだから」
奏「あの座(かみ)を鎮めるためには……私達にとって何よりも大切なモノをあの神に捧げなければならない」
伊吹「でも……お互いを愛する気持ちを捧げるなんて……そんなの……」
奏「そう思えるからこそ……この思いを捧げたくない、この思いを捧げるくらいなら死んでも良い。……私たちがそう思うからこそ、この思いはあの座(かみ)に捧げるに足るモノになるのよ」
伊吹「…………奏」
奏「…………だから、これは私が貴方に贈る事の出来る最後の愛の証……」
伊吹「んっ…………」
奏「…………じゃあ、行ってくるわね」
伊吹「……っ!奏っ」
こずえ「あなたもわたしをいじめにきたのー?」
奏「いえ、私は貴方に教えたい事があってここに来たのよ」
こずえ「こずえはかみさまだよー。にんげんふぜいにおそわることなどないのー」
奏「いえ、貴方はこれについてだけは知らない。貴方が無意識に求めて今この時まで手に入れる事の出来なかったモノだから」
奏「……始めましょうか。掛け巻くも畏き、神殿に坐す神魂に願い給う」
パァァァァァァッ
こずえ「これはなにー?あたたかくてーきれいー」
奏「そう、これこそが“愛”。私達人間が持つ、貴方に捧げるに足る唯一のモノ」
奏「さぁ……受け取りなさい。この思いで必ず貴方の怒りを鎮めてみせましょう」
シュゥゥゥゥゥン
こずえ「……そうだったー。わたしにはこれがたらなかったんだねー……これがあい。
ひとりのひとをあいし、せかいをひろげ、そしてすべてをつなぐおもいー」
こずえ「ああ……わたしはすべてをあいしている。だからかみさまになりたいなんておもったんだねー……」
奏「そう、ただ与えるだけが愛じゃない。ようやく気付いてもらえたみたいね」
奏「っと……私の役目も終わりみたいね」
こずえ「いっちゃうのー。……まだおれいもいってないのに、もっといろんなことをはなしたいのに、もっとあそんでほしいのに……いかないで」
奏「……ごめんなさい。でも……私以外にも貴方を愛してくれる人はたくさん現れるわ。貴方がその涙を忘れない限り……」
奏(ごめんなさい……伊吹。私、貴方の事を愛しているわ。だから……愛しているから、私のことを忘れてしまったとしてもどうか生きていて)
こずえ「……かなでー」
こずえ「…………あなたからうけとったこのおもい……わたしがかならずながれださせる。
そうしたら、あなたのすきなひともーあなたをずっとかんじていられるからー」
その後、世界は以前の夢の国でもないごく普通の世界へと姿を変えた。こずえは人の営みをそのままに愛し、そして自然な愛を集める事を望んだから、世界に不要な干渉を行わなず、ただありのままの姿を抱きしめた。でもただ一つだけ……こずえが、この“座”が干渉し行ったこと……それは
伊吹「それが……この子」
蘭子「………………まるで神話のようだ(まるで……お伽噺の様ですね)」
伊吹「でしょ。でも……ここにこの子がいる事、これは紛れもない真実、私達が亡くしたものが確かに“あった”ことを示す唯一の証」
伊吹「……ごめんなさい。もう帰らなくちゃならないみたい」
奏「ちょっと待って……その子を抱かせてもらっても良いかしら」
伊吹「……うん、良いよ」
奏「……貴方の居た世界の私は、しっかり愛に報いたのね」
伊吹の娘「ちちうえー……やわらかい」
奏「父上って……私もれっきとした女の子なんだけどなぁ」
凛「不思議だね、その子には父親が誰かしっかりわかってるんだね」
奏「もうっ凛まで…………さようなら、貴方の事は決して忘れないわ」
伊吹「うん、私も……今日の事はずっと忘れない……さようなら」
蘭子「むおっ……神楽舞う乙女の姿が眩き光に!(伊吹ちゃんの身体が光に!)」
凛「帰っていくんだね……元の世界に」
奏「………………」
凛「光が……消えたね」
伊吹「んんっ…………すぴー」
蘭子「伊吹ちゃん……寝てます」
奏「…………さぁ!これで10年後の姿から戻る方法を見つける手がかりを得られたわね」
蘭子「……そうだな!!これで、ツァラトゥストラも本来の姿に戻る為のオラクルを得たな!(そうですね!これで凛ちゃんが元に戻る為の方法も見つかりそうですね!!)」
凛「それなんだけど……私が考えるに、十年後の姿に戻る為には、満足をする必要があるんだと思う」
奏「……満足?」
凛「うん、十年後の姿に満足する事、それが元の姿に戻る為に一つの方法なんじゃないかって」
奏「満足か……中々難しいわね。伊吹のときみたいな出来事がそうそうあるわけでもないし……私の姿もさっきので地味に戻ってはいるのだけど……」
蘭子「確かに、体が縮んでおるな(確かに、体が小っちゃくなってますね)」
凛「あっ……ホントだ」
奏「さっきので確かに満ち足りたんだけど……まだ足りないという事なのかしら」
凛「……手がかりは見つかったけど……先はなが」
ガチャリ
加蓮「ただいまー……って、のあさんと、奏と……誰?」
奈緒「ん?誰か客でも来てるのか?」
泰葉「でも……あの綺麗な人は一体……」
蘭子「おお!!狼を司る者と鋼鉄の腕と先を歩み先を識る者ではないか!!(あっ!加蓮ちゃんと奈緒ちゃんと泰葉ちゃんじゃないですか!)」
加蓮 奈緒 泰葉「「「あっ……これ蘭子(ちゃん)だ」」」
凛 奏「「大当たり」」
奈緒「でも外見が変わってるのはどういう事だ……?」
こずえ「れぇぇぇぇすといん」
加蓮 奈緒 泰葉「「「ピィィィィイイイス――!!!」」」
加蓮「えっ……ちょっ……あははははっっ!!ちょっと待って…………凛が……凛が中二病の末期になって髪を……ぷっ、くくっくく……銀髪に……ちょっと待ってもうむりぃ……あははははははははっ!!!」
奈緒「おいばか……ぷっくふふふふっ……わ……わらうなって腹筋が……あっはははははははっ!!!!」
泰葉「げほごほっ!!くくくくく……」プルプル
凛「…………よし、死のう」
ガラッ
奏「ちょっ……凛っ」
凛「放してっ!!私は永遠の刹那になるんだっ」
蘭子「マハーカーラよ、何とかいたせっ!!(こずえちゃん、何とかしてください!!)」
こずえ「しかたないなー……ちぇいてはんがりあなはつぇーらー」
凛「あれっ……身体が動かなっ」
バタリ!!
蘭子「万事休すか……(ふぅ……危ない危ない)」
奏「ほら三人とも、もう笑わないの」
加蓮「はー……はー……そういう奏だって……顔が笑ってるじゃん……」
奏「いや、変に意識すると顔が……ふふっ」
奈緒「いや……アレをみて笑わないなんて凛を知ってたら無理だよ」
泰葉「ま、まぁ十年経てば人なんてあのくらい変わりますよね……銀髪はやりすぎだけど」
加蓮「でも不思議だよねー。この大砲にそんな力があるなんて……私達も試してみる?」
奈緒「いいよ……別に十年後の姿になんてなる必要ねぇし……凛を見たらなおさらな」
泰葉「私は少し興味がありますが……でも別にぜひとも見たいってわけじゃ」
凛「あのさ……人の十年後の姿をあれだけ笑っておいて……ただで済むと思ってるのかな。ふ、ふふふふふふふ……」
こずえ「りんのかおがーいちばんおこったときのちひろみたいにー」
蘭子「見てはならぬ。目を腐滅されるぞ(シッ、見ちゃいけません!)」
凛「三人纏めて……十年送りにしてくれるっ!!」
奏「……っ!凛!砲身が逆向きに!!」
凛「えっ……」ポチ
ズドォォォォォォォォン!!!
奏「弾は出たみたいだけど…………これ以上変な事が起きない事を祈るわ」
凛「あれっ……三人は?」
蘭子「おるが……影が矮小であるな(いますけど……なんか影が小さいよう……な)」
こずえ「こずえとおんなじくらいにみえるよー」
加蓮(6歳)「けほっけほっ……もう!なにするのよりん!!」
奈緒(7歳)「ごほっごほっ……なんだこのからだ……」
泰葉(6歳)「ほわぁ……ここはどこですか」
奏「小さく……なってるわね(かわいい)」
凛「砲身が逆だったから十年戻ったのかな……(かわいい)」
蘭子「何と愛らしき姿よ……(かわいい)」
市内の女子高校生「ふひひ★」
こずえ「ぼっしゅーとです」
チョッ!!マダミタリナイ!!ペロペロシ……ウワァァァァァァァァァァ!!!
ひとまず此処まで。慣れないシリアスをやった結果がこれだよ!!あ、元ネタは例のアレです。忠を貫いたせいで非モテになったあの人です。
泰葉の十年後が気になると言われたので、十年戻してみたぜ。
ムルティプラぐらいって…あのキモいやつかよ…
乙
続き
凛「あれ?今、美嘉の声が」
こずえ「きのせいだよ」
凛「いや、でも確かに」
こずえ「あれはただのじょしこうせいだよー」
凛「そ、そう……」
凛「ふふ……」ヒョイ
なお「も、もちあげるなぁ!!」
凛「軽いね。ふふふ……ほーれほーれ」
奈緒「やめろぉ……ぐるぐるするなぁ」
蘭子「小夜宴の白芙蓉よ。甘美なる木の実を所望するか?(加蓮ちゃん、グミ食べる?)」
かれん「ありがと。……あんがいこどものからだもわるくないね」モグモグ
蘭子「可憐なっ!!(かわいいっ!!)」
かれん「ぐえっ……だめ、いまのわたしまえより、からだがよわいから」
蘭子「す、済まぬ……む、貯古齢糖もあるが……どうだ?(ご、ごめんなさい!あ、チョコレートもあった!!食べます?)」
かれん「たべます」
かれん「あーっ……こどものからだでおかしをたべると、どうしてこんなにおいしいんだろうねー」
やすは「あの……おねえちゃんたちはだれ?」
奏「私は速水奏。あそこにいる白い人が渋谷凛であのドレスを着ているのが神崎蘭子、であそこで寝てるのが小松伊吹。皆、この事務所のアイドルなの」
やすは「あいどるなの!?いいなぁ……こんどわたしもあいどるになるの!!」
奏(この泰葉はアイドルになる前の泰葉みたいね)
やすは「そうだ、おうたきいてくれませんか!!」
奏「ええ、聞かせてちょうだい」
やすは「いきますよ……ぷりーずいっと、ざすとりーむぶらっど、すくれーどりきゅーる……」
奏「ふふ……かわいい」
なお「しかし……もどれないのはなかなかにきついなぁ」
かれん「そうだね。わたしとしてはこっちのほうがあつかいがいいからいいんだけど……しごとのほうが」
やすは「あ……わたしもそろそろおうちにかえらないと……おかあさんにおこられちゃう」
奏「十年後の姿になるよりも困った事態になったわね」
凛「そうだね。この三人を最優先で戻さないと……」
ガチャリ
みく「ただ……いまにゃ」
のあ「帰ったわ」
アーニャ「ただいまです……その子たちは誰ですか?」
みく「って、それよりも!!何でのあちゃんが二人いるにゃ!!」
のあ「あ……」
凛「……驚いてるね」
奏「三人とも、実はこんなことがあって……YHVH――テトラグラマトン」
みく アーニャ「「S(シン)――ペンタグラマトン(にゃ)」」
アーニャ「чудный……不思議です」
みく「うっそにゃぁ!!このカッコ悪い茄子色の大砲にそんな事が出来る訳がないにゃ!!」
のあ「…………遂に……私の目的を達成する時が来たという事ね……」
瞬間、世界が静寂と化した。遥か彼方にある世界から、離散していた停止の理の力が再び個の存在に収束していく。
超越の理を持つ者――ある平行世界においては偶像(アイドル)の王であった、真なる夜宴の歌姫が復活する。
のあ「海は幅広く 無限に広がって流れ出すもの 水底の輝きこそが永久不変」
現出した蒼き光の中で、真実の神威が渦を巻く。
この場にいた者は何故かその咒に聞き覚えがあった。なぜなら、百億回、百京回も那由他に渡って、渋谷凛(かのじょ)が紡ぎ続けてきた祈りゆえに。
のあ「永劫たる星の速さと共に 今こそ疾走して駆け抜けよう」
のあ「どうか聞き届けてほしい 世界は穏やかに安らげる日々を願っている」
のあ「自由な民と自由な世界で どうかこの瞬間に言わせてほしい」
のあ「時よ止まれ 君は誰よりも美しいから―」
のあ「永遠の君に願う 私を高みへと導いてくれ」
膨れ上がる神気は荘厳にして厳麗。その神気はまさしく偶像の王――覇道の神のそれだった。
ならば彼女は善なる者か――否。
のあ「Atziluth(流出)――」
偶像の王とはそういうものでは無い。ただ圧倒的に、容赦なく、己が神威を流れ出させるだけの存在。
彼女――未来における彼女の法とは
のあ「Res novae――Also sprach Zarathustra(新世界へ語れ超越の物語)」
この刹那よ永遠なれ。時を止める祈りに他ならなかった。
神威が流れる。神威が溢れる。この瞬間に事務所を起点に世界の総てが停止した。
これが覇道大極(トップアイドル)の神咒神威。完成した暁には世界を覆う、正真正銘の神業だ。その思い、その願いの質量、威力は桁が外れている。異界の発現という渇望に懸ける想いの重量が並はずれている。
故に他のアイドルたちも……こずえと芳乃の二柱、そして同一の存在である渋谷凛を除き、何も認識できないまま彫像と化した。
彼女がこの世界で動いてよいと認める総軍(ファン)も盟友も、ここには存在しないから。
彼女が共に過ごしたいと願うものなど――今の世にはいないから。
昼飯食ってきます。
因みに高峯のあのステはオール100です。(春香さんがオール80で現時点の凛と蘭子が70、奏が65くらい)
のあ「加蓮……奈緒……アーニャ……みく……蘭子……未央……奏……ちひろさん……プロデューサー……」
彼女が紡ぐ名、それはこの世界にも存在するものの名だが、彼女が真に呼ぶのはその者たちではない。
のあ「卯月……」
出現した随神相、首の長さが成層圏を突破する超巨大うづパカの前で。
事務所の上空に神格、渋谷凛の本体が降臨していた
のあ「ごめんなさい……そして礼を言うわ……貴方達を誇らせて。ああ、大丈夫よ……負けはしない」
彼女を現す衣装、夜宴の衣を身に纏った彼女はただただ神々しい。彼女の瞳の色は翠の色を取り戻した。
背に展開した刃は都合8枚。彼女の背丈ほどもあるその一つ一つが星すら裁断する神気を横溢させながらゆっくりと回っている。
在りし日の刹那(さいきょう)――これが渋谷凛の到達点、その輝きは、高峯のあとしてあった時の力でさえ、ごく一部の力に過ぎなかったことを証明している。
ここに彼女は新生した。流れ出すその理を持って最後の戦を開始するため。
のあ「日高舞(オーガ)……」
怨敵の名前を呼ぶ。それは宣戦の布告だろうか。
のあ「感じるわ……時は来た。元の世界で私を滅し損なったのが貴方の敗因だと教えてあげる……」
のあ「ねぇ……そういう事だから……貴方も戦場(ステージ)に立ってみたらどうかしら……」
微かに苦笑するような響きを載せて、彼女は良く分からない事を口にした。
のあ「私は貴方に懸けているからこそこの世界に来たのよ。……私を道化ににさせないで」
その目が見据える者、それは彼女の理において、同位体である事により停止を免れた少女。
のあ「来なさい、以前の私。余りに不甲斐ないようだと……大切な仲間は永久に停止(とま)ったままよ」
瞬間――
凛「海は幅広く 無限に広がって流れ出すもの 水底の輝きこそが永久不変。永劫たる星の速さと共に 今こそ疾走して駆け抜けよう」
凛「どうか聞き届けてほしい。世界は穏やかに安らげる日々を願っている」
凛「自由な民と自由な世界で、どうかこの瞬間に言わせてほしい」
凛「時よ止まれ 君は誰よりも美しいから」
凛「永遠の君に願う 私を高みへと導いて」
凛「Atziluth――新世界へ語れ超越の物語ッ!!」
その挑発に応じた少女が未来の自分と同一の咒を持って自らの理を展開した。
凛「……どうしてかな。貴方の思いが私の中に流れ込んで来る」
そうだったんだ……貴方は元の世界で日高舞(オーガ)に敗北し、総軍(ファン)も仲間も全てを失った。だから、貴方は私の元に来た。私を高みへ押し上げるために、自分と同じ思いをさせないために……未来を変えるために。……なら。
凛「私は貴方を倒す。滅びの未来を乗り越えるために……未来の私を救うために」
それを受けて――
のあ「そうよ……そうでなければ私がここにいる意味がない。来なさい――永劫たる星の輝きを見せてあげる」
今ここに未来と過去が激突した。
一旦ここまで。
最近ぼののがリア充で波旬みたいではなくなったので、最強の巨凶に登場していただきました。
乙です
どうしよう、のあが来てから超展開に拍車がかかった。
だかそれが良い。
続き 注意 こっから先は真っ蒼です。
凛「はぁぁぁぁぁぁぁッ――!!!!」
迫る蒼き乙女の破壊光――
のあ「真っ向勝負とは……まったくもって度し難いわ。我ながら呆れ果ててしまいそうよ」
当然と言えば当然であるけれど……渋谷凛(あなた)は過去の自分(わたし)、停止の理が及ばないのも道理が通っている。でも……これほどの神威を放つことが出来るなんて……
のあ「いや……それでこそ……懸ける価値があるというものね」
凛の振り下ろした処刑の刃を受け流し、返す刃で迎え撃ちながら、彼女は
のあ「Sic itur ad astra.」
頭部を飾る花を散らせ
のあ「Sequere naturam.」
花弁を流星に変え少女に撃ちこんだ。
その流星の総数は正しく天を覆い尽くす程――無尽と言ってもいいだろう。その流星により、少女が容赦のない損傷をその身に刻まれた。
凛「つッッ――あああァァァアア!!!」
そしてその隙を彼女は逃さない。
のあ「……この程度が跳ね返せない様では――覇道神(トップアイドル)なんて程遠いわよ……」
背中の刃を操り、必滅の一撃を少女に向けて放つ。
凛「くッ、らうかぁッ!!」
光速を超える理の回転を持って、真っ向から弾き返しつつ少女は吼える。
凛「どうしたの……!私は負けない、諦めてたまるかッ!!自分にだけは絶対に分けられないッ――!!」
のあ「そうよ……私はそうでなければならない。さぁ……未知の結末を見ましょう……!!」
万感の思いを込めた叫びと共に、自身の理を限界まで少女に収束させた。
凛「なっ――!!」
突如、出力を天井知らずで跳ね上がった高峯のあの停止の理に、凛は拮抗しきれずに窮地に立たされた。高峯のあの法が渋谷凛の法を押し潰していく。
そして――
のあ「本来ならばここで決着はついた。諦めなさい……と言うのだけれど、貴方は例えどんな逆境でも諦めない。渋谷凛(あなた)が私である限り……ならばこそ、念には念よ。Deum colit qui novit.(神を知る者は、神を敬う)」
のあ「Aurea mediocritas. (黄金の中庸)――!!!」
高峯のあの神威によって再現された千川ちひろの覇道神(トップアイドル)としての神威が凄惨な威力を持って、少女の宇宙を蹂躙した。
凛「ぐっ、がぁぁぁぁぁぁッ――!!!」
既知世界の星があまねく十字に整列している。多元宇宙規模での天体の配列操作によって成された極大規模のグランドクロス――
それは超重力による大津波、すなわち少女の体液を超高速で撹拌し致命の沸騰をもたらした。
ただの人間なら、いや偶像(アイドル)ですらも内から爆散させ、跡形も残さない。さらに――
のあ「はぁっ――!!」
のあは背中の刃で空間を切断し、切断によって生じた空間の裂け目から光すら凌駕する速度で、無尽の刃を少女に降り注がせる。
こずえ「……りん」
蒼き乙女達の戦場を見守る一柱は言う。彼女の中には一点の疑問があった。のあはこの世界で幸せに、仲間たちに囲まれて生きていた。過去の自分なんて捨ててしまえたのに、何故、彼女は自身の破滅をあんなに嬉々として受け入れているのだろうか。
芳乃「それは……彼女が余りにも不器用だったからなのでしてー」
こずえ「ぶ……きよう?」
芳乃「わたくしはこの世界における神なので分かるのですがー……彼女は、元居た世界でもこちらの世界に居た時の様、あまり自分の思いを口に出来ず、仲間を頼る事も出来ぬまま……全てを背負い込み、破滅を迎えてしまった。その時の後悔が、絶え間ない自責の念と責任が彼女を動かしているのですよー」
こずえ「……のあは……しにたがっているの」
芳乃「“仲間を失った未来を変えたい。無くした物は戻らない、ならば無くす前に守り抜こう。そのために、たとえ生き恥をさらしても私は渋谷凛(わたし)をその全身全霊を持って導こう。それが私の出来る仲間達への最後の償いだから”……本当にー愚かでー愚直でー何と愛らしい魂でしょうかー……」
こずえ「…………!!」
芳乃「どこへ行くのですかー?」
こずえ「……のあのところ」
芳乃「一体何をなさりにー?」
こずえ「わたしは“かみさま”だから……じぶんでたたかうことはできない。でも……りんのなかまにちからをあたえるくらいならー」
芳乃「……何故ー?そなたには関係のない事でしょうー?」
こずえ「わからない。でも……こずえはわからないけど、そうしたいっておもったの」
芳乃「はぁー……夕餉までには戻ってくるのですよー」
こずえ「……うんっ」
続き
奏「…………」
蘭子「…………」
こずえ「とうちゃーく……まずはあなたたちのちからがひつようだねー」
こずえ「……らんこのたましいを……かなでのなかにくみこんでー……じかんをうごかしてー……きこえるー?」
奏(その声は……こずえちゃん!?……私は一体どうなっているの!?凛や蘭子……のあさんは!?)
こずえ(これがさいごになるけど……かくかくしかじか)
奏(……状況は理解したわ。でも何故、私と蘭子を?)
蘭子(何故か?〔何故ですか?〕)
こずえ「それはねー……かなでたちは、このせかいでのりんのたいせつなともだち……そして……あのたたかいにたつことのできるひとたちだから」
奏(…………蘭子)
蘭子(何ぞ?〔何ですか?〕)
奏(きっと今なら言わなくても分かってしまうのでしょうけど……あえて言うわ。凛を救いに行きましょう。現在(いま)も未来もひっくるめて)
蘭子(……無論!!我らは志を同じくする同士故に!!〔はい!!私達は友達ですから!!〕)
奏(ありがとう……あ……蘭子。熊本弁を頑張って使ってるみたいだけど……貴方の心は私に筒抜けだから、無理して使う必要は無いのよ)
蘭子(なぁぁぁぁ///……は……はい)
奏(さぁ……行くわよッ――!!)
凛「ぐっ、ぁぁあああああっッ――私は……負けな、いっ……!!」
少女は神威の暴風の中、罅割れ、内から血煙を吹きながら、今にも崩れそうなその身に渾身の力を込めて吼えていた。
のあ「……諦めてもいいのよ。貴方が諦めるのなら……また他の世界の私に懸けるだけ……」
凛「なら……尚更、諦めてられないね。……今まで憧れてきた、渇望してきた能力を使って……未来の自分と戦うなんて……誰にも出来ないことが出来る……こんな……こんなにも退屈しない時を……誰かに譲るなんて、私にはできないよ」
のあ「……流石、私とでも言うべきなのかしら。……でも、このままでは貴方は結局、終わりを迎える。……終わりにしましょうか」
凛「くっ……」
奏「これはまた、随分とストレートに来たものね」
何処からか笑みを含んだ聞き覚えのある声が聞こえる――
奏「生憎と……まだ幕を下ろす許可を出した覚えはないわよ」
奏「Atziluth――Du-sollst――(混沌より溢れよ)」
奏「Dies irae(怒りの日)――!!!」
速水奏の理、“総てを全力で愛したい”という渇望から生まれる祈りを、蘭子によって永久展開させ、現世に流れ出させる。その結果、現出するのは鉄風雷火の三千世界――
そして、彼女の祈りの性質により彼女の背後には、かつて彼女が緑の怪物に身をやつしていた時に結んだ絆により呼ばれた盟友たちが現れていた。
奏「のあさん……貴方なら分かるでしょうけれど、ここに集結した皆は、皆、凛の事を愛している……渋谷凛はもう一人じゃない。貴方の望みはもう果たされているのよ」
凛「皆……っ!」
のあ「ふふふ……ふふふふふ……渋谷凛(あなた)と高峯のあ(わたし)は……もともと違っていたのね。ああ……その事実が震えるほどに私の総てを打ちのめす」
滲み出る神威はそのままに、しかしその笑みを含んだ声と共に高峯のあが変わっていくのを全ての者が感じ取った。
否、これは戻り始めているのだろう。本来の渋谷凛に、アイドルとしてファンに夢を与えていたころの渋谷凛に
のあ「未知を願った、それのみを願った。その果てに在ったのがこの結末ならば……確かに私の目的は果たされつつある……」
のあ「でも……だからこそかしら……。まだだ、終わりじゃない、消えてなるものか。
アイドルとして……一人の少女として……貴方達の輝きを見届けるまでは、消え去りなんてしない……」
彼女の口上と共に背後に在るうづパカが主の高揚を代弁するかのように吼え猛る。
奏「……そうよね。だって貴方の願いは」
凛「ただ、仲間と共に踊りたかった。それが出来たのならあの敗北であっても受け止められたのだから」
のあ「――――――」
私は仲間と共にある事を望んでいた。共に駆け、未知の領域に足跡を残す。だが私はその望みを伝える言葉を持たなかった。一言二言、頼らせてほしい。貴方達の力を貸してほしい。そういえたのなら、同じ結末でも未練など残らなかった。
奏「違うかしら、のあさん」
のあ「……ああ」
のあ「あるいは、その通りかもしれないわね」
凛「だったら――」
奏「貴方もまたアイドルで在れ。我が愛に懸けて、後悔などさせないわ!」
のあ「ふふふふふふ…………」
そうね、ごめんなさい皆。ここからはアイドルとして戦っても良いかしら。貴方達を誇る思いを胸に、一人のアイドルとして。
のあ「…………我はCGプロがアイドル、渋谷凛――遠き未来において偶像(アイドル)の王となりし者の残骸なり!!――菫青の輝きを見せてあげる……!!」
共に膨れ上がる神威、戦意、渇望の奔流――それらが弾けた瞬間
奏 凛 のあ「「「行くぞぉッ!!」」」
正真正銘、最後のライブバトルの火蓋が切って落とされた。
奏「至高天(グラズヘイム)――」
今こそ、未来の友を踏破せんと光輝が猛り、破壊の愛が流れ出す。初撃はこの三柱の中で最も攻撃的で、破壊的な、蒼翼の乙女によるものだった。
高峯のあの未来における仲間の中で、もっとも鮮烈で、最も強く、艶美優雅であり続けたアイドル――
奏 蘭子「聖槍十三騎士団(ロンギヌスドライツェーンオルデェェン!!)――!!!」
故に彼女も、その覇道に懐かしさこそ覚えはしたものの驚きはしなかった。CGプロの精鋭を初撃から全員突撃させる所業を当然のものとして受け止めていた。
奏「はははははは、はははははははははは―――!!!!」
正に全力、それを出す境地を求めていたと、その祈りを流れ出させ、求められるがまま、蘭子がその思いを極限まで増幅し、高峯のあに射出する。
蘭子「そうだ!!これだ!!ああ……加減が出来ん!!(そうだ、これだ!!ああ、私、加減が出来ません!!)」
奏 蘭子「「おおッ……身が震える、魂が叫ぶ。これが歓喜か、これが恐怖か!!私は今……生きているッ!!!」」
奏 蘭子「「至高の天は此処に在り!!!」」
総軍(ファン)も含め総勢数百万にも及ぶ大軍勢を前にして。高峯のあは、グランドクロスを再び励起させつつ――
のあ「……美しい。そんな貴方に私は憧れを抱いたのよね……」
のあの宇宙に絶大な衝撃が走り、あわや必殺と思われたその時――
のあ「Ira furor brevis est. (怒りは短い狂気である)」
のあの咒と共に彼女の隋神相であるうづパカの口に既知世界の天体が凝縮し
のあ「Sequere naturam.(自然に従え)」
うづパカ「パカァァァァッ――!!!」
咒の完成と共に奏に向かって宇宙規模の大熱波として放たれた。
それは765の魔人達を滅却した技に他ならない。絶対の死をもたらす一撃。それを受けて――
奏「おおおおおおぉぉぉぉぉぉッ――!!!」
奏「舞えよ、我が戦乙女!貴方の勝利を私に見せて!!」
天上の至福を持って、彼女はその命に応える。
伊吹「焦熱世界・激痛の剣――!!!」
ぶつかり合う業火と業火。その規模や桁は遥かに違うが、しかし彼女には愛がある。しかもその愛は速水奏が築いた因果により、総てを飲み込まんとする爆炎と化していた。
奏「凛……受け取りなさい――!!」
奏が拮抗の際に生じた隙を利用し、解き放ったのは二つの少女。
その少女たちは
奈緒「はぁぁッ!!」
加蓮「せいッ!!」
凛の動きを止めていたグランドクロスを叩き割った。
加蓮「どう?凛。相変わらず、私っていい仕事するでしょ」
奈緒「まったく……良く分からずに目覚めてみれば……大変な事になってんなぁ」
二人の少女は凛と同じく夜宴の衣を纏い、彼女の背後に立つ。
加蓮「聞いたよ。のあさんの思い……そっちでの私は気づいてあげられなかったみたいだけど……」
言葉と共に彼女はのあの隋神相に向け、己の理を放つ。
うづパカ「パカァァァァァァ――!!!」
それは本来あり得ない現象だった。防御を貫くことなく、ただ高峯のあの理を自壊させながら、彼女の隋神相を滅ぼした。
奈緒「アタシ達はちゃんと……アンタの思いを受け取ったから」
そして隋神相を失い、理に綻びを生じさせたのあに向けて、奈緒の幕引きの一撃が炸裂する。
加蓮 奈緒「「今度こそ私達が貴方を導いてあげる!!」」
のあ「ぐっ、ぁあああああああ――!!!」
その一撃は、厨二病に幕を引く一撃――それを受けたのあは甚大なる損害を受けたが
のあ「ふふ……私のトライアドプリムスのメンバーなのだから……この程度は当然よね」
そう呟き――
のあ「Sic itur ad astra.(このようにして星に行く)」
のあ「Dura lex sed lex. (厳しい法であるが、これもまた法なれり)」
二人に向けて銀河面吸収帯を衝突させ――
のあ(これが最後……私が過去に残していく最後の物……)
後方に跳躍し、自身の神威を手に持った処刑の刃に収束させる。
のあ「全て、この刹那に焼き付けなさい。覇道(トップアイドル)の本質が何たるか、その本質を理解しなさい。……これがどういうモノなのか、忘れる事は許さない」
のあ「貴方達が後の創世を望むなら……脳裏に刻み込んでおきなさい――!!」
のあ「これこそ私の全身全霊……至大至高の一閃よ」
のあ「行くわよッ、渋谷凛!!」
自身の速度を光よりもなお早く引き上げて、絶死の一撃を少女に放つ。
凛「うん……なら私の全身全霊を持ってその一撃を受け止めて見せる――!!」
少女ものあと同じように自身の時間を刹那を超える速さにまで加速し、処刑の刃を振りかざし――
凛 のあ「「おぉぉぉぉぉぉぉッ――!!!!」」
ごく僅かな時間の交錯の後……ここに決着はついた。
のあ「がはぁッ!!」
少女の刃は彼女の首に確かに抉りこみ、彼女の命は今にも消え去ろうとしていた。
のあ「よく……よく、やったわ……ね。ああ……これで満足よ。悔いは無い。貴方は私にはならない。きっと貴方なら仲間と共に私と違った道を進めるでしょう……」
凛「……ありがとう、私。貴方がこの戦いを通じて教えてくれたこと……決して忘れない」
のあ「ああ……安心した、わ」
彼女の体が今にも消え去ろうとしたとき
みく「のあチャン!!」
アーニャ「のあ!!」
停止の縛鎖から解き放たれた二人の少女が彼女の名前を呼んだ。
みく「のあちゃん……嫌にゃ!!確かに凛チャンとしての貴方は元の世界には帰らなきゃならないかもだけど……この世界には、のあチャンを求めてる人が一杯居るにゃ!!」
アーニャ「私もイヤです……のあはのあとしてこの世界に居る事も出来るのでしょう?だったら……」
のあ「ごめんなさい……本当にごめんなさい。私も、高峯のあとしての私も……貴方達と一緒にここに居たい。でも……私は……けじめをつけなくてはいけないから」
のあ「それに……貴方達は、きっと私が居なくても生きていける……私と違って……仲間に思いをそのままに伝えられる言葉があるのだから」
のあ「さようなら…………みく……好き嫌いはしてはダメよ。アーニャ……貴方には私の天体望遠鏡をあげる……私を、どうしても思い出したいときは……それを通して星を見て。
きっと……あなたを導く星(ズヴェズダ)がそこにはあるから……」
のあ「さようなら」
そう言い残し、高峯のあは白い光となって空中に消えていった。
凛(あれから一週間……皆の体と粉々になった事務所は、芳乃の術で全てもとに戻った。
のあさんが居なくなったという知らせは事務所の皆に大きなショックを与えた。でも……皆、のあさんが居なくなった事によってできた心の穴を埋め……日々、アイドルとして活動を続けている。……そう、一人を除いては)
~女子寮~
コンコン
凛「アーニャ?私、凛だけど。みくと一緒に来てるの……入ってもいいかな?」
アーニャ「………………どうぞ」
凛「失礼するね……みく?」
みく「…………アーニャチャン」
アーニャ「…………?」
グイッ
凛「ちょっと、みく!」
みく「のあチャンが居なくなって辛いのは確かに分かるにゃ……でも、いつまで、そうやってしょぼくれてるつもりにゃ!!」
アーニャ「…………みく」
ぴにゃこら太の着ぐるみ「…………」
みく「皆、のあチャンが居なくなったのを知って悲しんだにゃ……中には泣き崩れた子も居たにゃ。でも……皆、今は気持ちを切り替えてるにゃ、アイドルとして頑張ってるにゃ!!」
凛「……みく……今のアーニャにそれは……」
みく「今、立ち直れないのにいつ立ち直れるようになるにゃ!!無くした物は戻らない……どんなにくよくよしたって……のあチャンは帰って来ないにゃ!!」
アーニャ「……私だって……分かってる、分かってます……でも」
ぴにゃこら太の着ぐるみ「…………」ソワソワ
凛「……ん?」
みく「なら……何で、アイドルとして立ち上がらないのかにゃ」
アーニャ「…………!」
みく「みくたちは、のあチャンとお別れして、いろんなものを無くしたにゃ。でも……のあちゃんが残していったものはいっぱいあるにゃ。その中で……私たちが一番頼りにすべきモノは……アイドルとしての誇りじゃないかにゃ」
アーニャ「……!!」
みく「それさえあれば、のあチャンが居なくても、私達はのあチャンと一緒にトップアイドルを目指せるにゃ」
アーニャ「……私……カンチガイをしてました。……のあとずっと離れ離れになったと思ってた……でも、のあは確かに私の中に居るんですね……」
ぴにゃこら太の着ぐるみ「…………ここにもいるけれど(デモ、デラレナイ……)」ピクピク
凛(ん?……いや……まさか、ね)
みく「……ようやく気付いたにゃ。さぁ……泣くのは今日で終わり。明日からはまたアイドルとして頑張るにゃ」
アーニャ「……」ゴシゴシ
アーニャ「はいっ……!」
ぴにゃこら太の着ぐるみ(その時、私は……無我夢中で着ぐるみを脱ぎ捨てた)
のあ「アーニャ……みく……!」ダキッ
みく「…………の、あちゃん」
アーニャ「の……あ」
のあ「ええ、私よ……悲しい思いをさせて……ほんとうに――」
みく アーニャ「「のあ(チャン)っ!!」」
ぴにゃこら太の着ぐるみから現れたその大変見覚えのある女性は、みくとアーニャにもみくちゃにされるように抱きしめられた。
みく「のあチャン!!ばかばか、どうして、すぐに戻ってこないにゃ!!」
のあ「それは……未来で、私の体を、こずえがこっそり再構築してたからで……むぐっ」
アーニャ「そんな事はどうでも良いですっ……のあ……お帰り、です!」
歓喜に沸き立つ二人にもみくちゃにされ……もはや手しか見えなくなったのあさんは、私に一枚の写真を手渡した。
のあ「…………ありがとう……貴方に……懸けて良かったわ」
その写真には――
凛「やっぱり、のあさんと私は別人だよ。だって……こんな満面の笑み、私には出来ないよ」
事務所の仲間に囲まれて、これ以上ないくらいの笑顔のあさんが写っていた。
こずえ「おわりだよー」
本編終了です。ここまで読んで頂けた方には、本当に頭が下がります。
由愛ちゃんや美波の十年後、142cm’sの10年後をお待ちの方は、明日のおまけをお待ちください。
ギャグテイストで読みやすく書いてみようと思います。
今回の反省点
1 長い 2 アイドルって……何だよ 3 もう十年砲関係なくね?
以上、おまけを待っていて下さる方々は、なおお付き合い頂けると幸いでございます。では今回はここまで。
乙
アイドルとは、覇道の卵。
中二病のことをしぶりんって言ったり蒼って言ったりする風潮
百理ある
アイドルって隕石破壊するヤツだろ?
おまけ
~CGプロ事務所~
コンコンコンコン……
こずえ「……できたー」
こずえ「これで……もっともっとみんなを……ふふふふー」
ガタリ
芳乃「遊佐のー、何をしておるのですかー」
こずえ「じゅーねんほーのかいりょー」
芳乃「そなたもあきませんねー」
こずえ「わたしのおきにいりのおもちゃなのー」
芳乃「ところで、わたくしの十年砲をどの様に弄りまわしたのでしてー?」
こずえ「あきにあどばいすをもらってー……ただんとうかしてーすいちょくはっしゃにしてみたのー」
芳乃「おおー……人間たちが創り出した“あれ”に似ておりますねー」
こずえ「うん、あれー。すごいでしょー」
こずえ「じゃあーさっそくうってみるねー」
芳乃「……どこに撃つつもりなのですかー」
こずえ「どこにいくのかなー♪」ワクワク
芳乃「……わたくしは茄子の元に帰りますのでー」
こずえ「……あつみがうらやましいっていってたよー」
芳乃「…………何の事でしてー」
こずえ「なんでもないよー。はっしゃーよーい」
こずえ「さんたまりあうらうらのーべす」
ズドドドドドォォォォォォォン!!!!!
~高度約35786km上空~
ぴにゃこら太1「いよいよ、地球侵攻が始まりますぴにゃ」
ぴにゃこら太2「我々は数百万の大軍勢……空母841機、戦艦720機、地上侵攻用の戦車8000機、重ぴにゃこら太1500体……いかに地球人といえどこの軍勢相手には三日ともたぬぴにゃ」
ぴにゃこら太3「ですぴにゃ。人類など敵ではないぴにゃ……ああ~地球侵略が上手く行ったら、美優さんに好きなだけ膝枕してもらえるぴにゃ」
ぴにゃこら太「まだ、戦は始まってないのに……気を抜いては勝てる戦も勝てぬぴにゃ。
だが……ぴにゃもマキノちゃんを秘書にして……こう、ひっぱたいてもらいたいぴにゃ」
ぴにゃこら太4「ゆあっ!ゆあぁぁぁぁぁああっぁぁぁぁぁああああああ――!!!!!」
ぴにゃこら太1「士気は十分……さぁ、戦(ゲーム)を始めようじゃないかぴにゃ」
こずえ「あなたたち……じゃま」
こずえ「唵・摩訶迦羅耶娑婆訶(おん・まかきゃらやそわか)」
こずえ「大黒天摩訶迦羅(まはーかーらー)」
ぴにゃこら太1「光速で飛翔する物体が――ッ!!」
ズガァァァァァァァァァァン!!!!
ぴにゃこら太4「これが……アイドルッ! ……ゆあぁぁぁぁッッ!!!」
こずえ「これできれいになったねー。……さぁーいっけー」
~CGプロ事務所~
ゴォォォォォォォォ
美波「由愛ちゃん、今日は何を描いてるのかな」
由愛「あの……今日は……天気が良いですから、久々に空でも描いてみようかなって」
輝子「ふふふ……由愛ちゃんは絵がうまいからな……。こんどは、私のキノコも描いてくれ」
杏「いやー絶好のサボり日和だねー。良し、寝よう」
幸子「絶好も何も杏さんはいつも寝てるじゃないですか」
美玲「そうだぞッ。今日もレッスンをサボったらウチも怒るからなっ!!」
小梅「ふふ……っ!何……あれ」
他全員「えっ……?」
ズドドォォォォォォン!!!
全員「けほっ!!ごほっ!!がほっ」
小梅「皆……大丈夫……?」
輝子「ふふ……懐かしいな……」
由愛「えっ……えぇぇぇぇっ///」
杏「杏は特に何も無いけど……痛っ!!腰、腰がぁ!!!」
幸子「おかしいですね……僕はザンビアに居たはずなのに……」
美波「私も……あれ?」
美玲「ってか、どうなってるんだウチ達ッ!!」(身長161cm B80 W54 H83)
小梅「体が……成長……してる?」(身長152cm B75 W53 H77)
由愛「あのっ!これって……」(身長158cm B81 W57 H82)
杏「皆は良いじゃん、成長してて……杏なんて菜々さんみたいな体に……いたた」(身長 139cm 他不明 腰痛持ち)
輝子「ははは……懐かしいなぁ……ね、美波ちゃん」(身長 162cm B75 W53 H77)
美波「そうですね……そういえば事務所もこんなに小さかったんだ」(身長165cm B84 W55 H85)
幸子「まだ僕がワールドワイドで活躍するようになる前ですからね!!」(身長152cm B76 W52 H78)
小梅「……輝子ちゃん……大きくなったね」
輝子「ふふふ……これがキノコパワー」
美玲「ウチも……ほら大きくなっただろ!!」
杏「あーはいはい分かったから、持ち上げない持ち上げない」
美波「……暦が十年前……。もしかしてタイムスリップ?」
幸子「由愛ちゃんも久しぶりですね!久々に僕に生で会えて嬉しいでしょう!」
由愛「えっと……一つ質問なんですけど……何で幸子ちゃんは」ニジリニジリ
由愛「芋虫なんて……持ってるんですか」
幸子「ああ、これ? ……食糧ですよ」
小梅「えっ……何それは」
美玲「幸子……まさかお前、ホームレ……」
幸子「違いますよ!!僕だってこんなの好き好んで食べてるわけじゃありません!!」
杏「なら、何で芋虫を」
輝子「もしかして……幸子ちゃん。今日、Sachiko vs WILDの収録日なのか……」
美波「ああ……あのサバイバル番組の。私も良く見てますよ」
幸子「そうですよ!今日もいきなりプロデューサーに叩き起こされて、気が付いたら飛行機の中!!おまけに目的地はザンビア!!! ……僕はアイドル扱いされてませんね、もう」
輝子「いや……すぐに沈むイカダ作ったり……わざと沼に落ちて這い出てきたり……もうすでにアイドルの領域を超えてる……」
美波「……正直、砂嵐を避けるためにラクダの中に潜ったときは……私もかなり引いた記憶が……」
小梅「……幸子ちゃん……強く、生きてね」
美玲「ところで、輝子は白衣なんて着て何やってるんだ?」
輝子「ふふ……ふふふふふ……実は私、キノコの研究者になったんだ」
杏「茸の研究って……何するのさ」
輝子「マツタケの養殖とか……最近は新種のキノコを作ったな」
由愛「キノコを……作るんですか?」
輝子「ああ。まぁ……仲のいいキノコをお見合いさせて、子供を作らせたりしたりするんだ。これが……中々に楽しいぞ……」
幸子「この中で一番マトモなのは美波さんですね」
輝子「確かに……今の美波はテレビでも引っ張りだこの大女優だからね……」
美波「大女優だなんて……私なんてまだキャリアも浅いし、新人みたいなものですよ」
美玲「女優……美優みたいな事、やってるのか?」
美波「うん。美優さんに女優の世界に誘われて……気が付いたら辞められなくなっちゃって……本当に美優さんとプロデューサーには感謝してもしきれない」
小梅「皆……順調な十年後だね……」
愛海「ホントだね!!そのおっぱい、また大きくなったね美波さん!!」
杏「愛海……どっから出て来たの」
愛海「私が新たに開発した能力で皆を揉みしだこうとロッカーに隠れていたら……うひひ、美波さん、またエロくなったね♪○クロス娘は伊達じゃないっ!!」
美波「○クロス……そう、愛海ちゃんも……私をあの名前で呼ぶんだね……」
愛海「愛海、いっきまー……え?」
ガタン バカッ
フゴゴゴゴゴゴ……
愛海「ちょっ……何これ!?あたしが……変なキノコに食べられてる!!」
輝子「ミチルタケ……私が美波さんに上げたキノコだ……しっかり育ててくれてたんだな……」
愛海「え、何なに!?あたしの体の感覚が、だんだん」
美玲「おいッ!何が起きてるんだ輝子!!」
輝子「あのキノコは……みちるちゃんの遺伝子を取り込んだキノコでね……目の前にある物を何でも取り込むんだ……まぁ、三日ぐらいで、出てこられるけど……」
幸子「へぇ……食べられますか?」
輝子「残念だけど……食べる前に食べられると思う……」
美波「二十歳の頃からの決まりでね……私を○クロス娘と呼んだ者は、例外なくブチ殺している」橙子さんのポーズ
愛海「アァアッ、ああああッ……あと、少し、だったのに……」
ミチルタケ「フゴフゴフゴフゴ……けぷっ」
杏「…………美波、変わったね」
由愛「あっ……愛海ちゃんが……」
美波「ふふ……大丈夫。ちょっと痛い眼見てもらうだけだから、由愛ちゃんは心配しないで……ね♪」
由愛「は……はい」
輝子「おお!会いたかったぜ、マイフレンズゥ!!」
ミチルタケ「フゴフゴフゴ……」
小梅「……その子、マタンゴみたいだね……!私も……撫でてい良い?」キラキラキラ……
輝子「もちろんオッケー……こいつもきっと喜ぶ……」
ミチルタケ「フゴっ!フゴフゴっ!!(歓喜)」
ガチャリ
モバP「おーい!お前たち、そろそろ仕事だ……ぞ……」
輝子「あっ……P……久しぶり」
ミチルタケ「フゴっ!(挨拶)」
モバP「皆さん……アイドルに興味ありますか……?」
全員「えっ……?」
おわり
終わりです。
>>115
笑顔のあさんはミス。 笑顔ののあさんです。
没ネタ
1 美優「ゲェーハーハーハァァァ!!」 理由 美優さんのファンに処刑されそうだから。
2 十年後の千秋 理由 どうしても千秋の十年後がメルクリウス化して、雪美を付け回す姿しか思い浮かばなかった。
3 みくの十年後がジ○ニャンのコスプレをしている。 理由 似合いそうだけど……うん。
次は奏と楓さんで、ぴにゃこライダーか、よしのやリターンズの予定(書く暇があれば)
おっつおっつばっちし☆
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