勇者「じ、事件を解決しないと・・・」魔法使い「スマートにね?」(7)

<森>

勇者「・・・」キョロキョロ

魔法使い「うーん・・・」

魔法使い「少しは見当付くと思って地図開いてみたけど、全然ダメね」

勇者「・・・やっぱわかんないか・・・」

魔法使い「道なりに進んでいけば今頃着いてたのに」

勇者「う・・・ごめん・・・」

魔法使い「不意に魔物がかかって来たからってビビりすぎよ」

魔法使い「勇者のくせに」

勇者「ごめんなさいごめんなさい・・・」

~メモ~

・スレタイに入れてなかったけど微安価

・選択安価で、ストーリーにはあまり干渉しないものが大半

で、お願いします

魔法使い「あ」

勇者「ま、まだ謝り足りない・・・?」

魔法使い「違うわよ。アレ」

勇者「あ・・・道だ・・・!」

魔法使い「はぁ、ようやく出られた・・・朝早くから何やってるんだか・・・」

魔法使い「慣れない野宿のせいで体痛いし、早く寝直したのだけど」

勇者「ボ、ボクも・・・」

魔法使い「ここから町までどれだけあるかしら?」

勇者「その前に町はどっちかな・・・」

魔法使い「・・・」

魔法使い「・・・あっちじゃないかしら」

勇者「ほんと?」

魔法使い「断定してないじゃない。察しなさいよ」

勇者「・・・ごめん」

魔法使い「・・・なるほど」

勇者「?」

魔法使い「今まで歩いてきた道から察するに、この先には町があるみたいね」

魔法使い「それも割と近く」

勇者「よかったぁ・・・」

魔法使い「本来行くはずだった村とはズレちゃったけど・・・まあいいか」

魔法使い「着いたら休みましょっか」

勇者「わかった。任せて」

勇者「ええっと、町の宿屋はどこに・・・」ガサガサ

魔法使い「・・・こういうのだけはしっかりするんだから」

<町>

ガヤガヤ・・・ガヤガヤ・・・

勇者「ん・・・?」

魔法使い「あら、こんな朝早くに人だかりが・・・」

勇者「えっ・・・」ゾクッ

魔法使い「何かあってるみたいだから覗いてみましょ?」

勇者「ダメ。魔法使い宿屋行こう。疲れたし」

魔法使い「まぁまぁ、話し聞くくらいいいじゃない」グイッ

勇者「あっ!?ダメ!ダメだって!!嫌な予感するから!!」

魔法使い「へぇ、だったら尚更ね」

魔法使い「ちょっと、そこのあなた」

町人a「・・・あ、おはようございます。旅のお方ですか?」

魔法使い「人殺しねぇ・・・」

勇者「ほら、やっぱり・・・」

町人a「はい・・・この町では珍しい事なんですけど」

町人a「先ほど見つけられたとかで、今診療所の方を呼びに行っているんです」

魔法使い「じゃあまだそこに亡きがらがあるってこと?」

町人a「そう・・・ですね」

魔法使い「ん~・・・ここからじゃよく見えない・・・」

勇者「み、見なくていいよそんなの・・・」

魔法使い「せっかくだし、ね?」

勇者「不謹慎だよその言い方・・・」

?「 」

勇者「 」サアアアア・・・

魔法使い「・・・なるほど、確かに死んでるみたいね」

町人a「はい。先程医学に詳しい方が、『脈がない、事切れている』って言ってました」

町人a「今はその人あそこにいますけど・・・」

町人b「お、俺は殺してないんだ!!」

学者「ええ、わかっておりますとも・・・」

町人a「最初に見つけた方が錯乱していて大変みたいです」

魔法使い「そうみたいね」

勇者「・・・おえっ」ブルッ

魔法使い「あっ・・・」

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