<森>
勇者「・・・」キョロキョロ
魔法使い「うーん・・・」
魔法使い「少しは見当付くと思って地図開いてみたけど、全然ダメね」
勇者「・・・やっぱわかんないか・・・」
魔法使い「道なりに進んでいけば今頃着いてたのに」
勇者「う・・・ごめん・・・」
魔法使い「不意に魔物がかかって来たからってビビりすぎよ」
魔法使い「勇者のくせに」
勇者「ごめんなさいごめんなさい・・・」
~メモ~
・スレタイに入れてなかったけど微安価
・選択安価で、ストーリーにはあまり干渉しないものが大半
で、お願いします
魔法使い「あ」
勇者「ま、まだ謝り足りない・・・?」
魔法使い「違うわよ。アレ」
勇者「あ・・・道だ・・・!」
魔法使い「はぁ、ようやく出られた・・・朝早くから何やってるんだか・・・」
魔法使い「慣れない野宿のせいで体痛いし、早く寝直したのだけど」
勇者「ボ、ボクも・・・」
魔法使い「ここから町までどれだけあるかしら?」
勇者「その前に町はどっちかな・・・」
魔法使い「・・・」
魔法使い「・・・あっちじゃないかしら」
勇者「ほんと?」
魔法使い「断定してないじゃない。察しなさいよ」
勇者「・・・ごめん」
魔法使い「・・・なるほど」
勇者「?」
魔法使い「今まで歩いてきた道から察するに、この先には町があるみたいね」
魔法使い「それも割と近く」
勇者「よかったぁ・・・」
魔法使い「本来行くはずだった村とはズレちゃったけど・・・まあいいか」
魔法使い「着いたら休みましょっか」
勇者「わかった。任せて」
勇者「ええっと、町の宿屋はどこに・・・」ガサガサ
魔法使い「・・・こういうのだけはしっかりするんだから」
<町>
ガヤガヤ・・・ガヤガヤ・・・
勇者「ん・・・?」
魔法使い「あら、こんな朝早くに人だかりが・・・」
勇者「えっ・・・」ゾクッ
魔法使い「何かあってるみたいだから覗いてみましょ?」
勇者「ダメ。魔法使い宿屋行こう。疲れたし」
魔法使い「まぁまぁ、話し聞くくらいいいじゃない」グイッ
勇者「あっ!?ダメ!ダメだって!!嫌な予感するから!!」
魔法使い「へぇ、だったら尚更ね」
魔法使い「ちょっと、そこのあなた」
町人a「・・・あ、おはようございます。旅のお方ですか?」
魔法使い「人殺しねぇ・・・」
勇者「ほら、やっぱり・・・」
町人a「はい・・・この町では珍しい事なんですけど」
町人a「先ほど見つけられたとかで、今診療所の方を呼びに行っているんです」
魔法使い「じゃあまだそこに亡きがらがあるってこと?」
町人a「そう・・・ですね」
魔法使い「ん~・・・ここからじゃよく見えない・・・」
勇者「み、見なくていいよそんなの・・・」
魔法使い「せっかくだし、ね?」
勇者「不謹慎だよその言い方・・・」
?「 」
勇者「 」サアアアア・・・
魔法使い「・・・なるほど、確かに死んでるみたいね」
町人a「はい。先程医学に詳しい方が、『脈がない、事切れている』って言ってました」
町人a「今はその人あそこにいますけど・・・」
町人b「お、俺は殺してないんだ!!」
学者「ええ、わかっておりますとも・・・」
町人a「最初に見つけた方が錯乱していて大変みたいです」
魔法使い「そうみたいね」
勇者「・・・おえっ」ブルッ
魔法使い「あっ・・・」
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