幼馴染「好きです!」 男「うぇーい!」(17)

幼「好きです! 付き合って下さい!」

男「うぇうぇ……うぇーい」

幼「告白されて嬉しいって? 私も嬉しい!」

男「うぇ、うぇい……」

幼「急に告白されて困るって? ……アプローチかけて来たつもりだったんだけどなー」

男「うぇ!? うぇい」

幼「謝らないでよ」

男「……うぇい」

幼「いつからって、出会った時からかな。一目ぼれだったんだ」

男「うぇうぇうぇい!?」

幼「5歳からって、好きになるのに年齢なんて関係ないよー」

男「うぇ……」

幼「落ち込まないで! ずっと言わなかった私のせいでもあるんだし!」

男「うぇい……」

幼「思えば、小さいころから男はかわいかったな」

男「うぇ」

幼「ほんと食べちゃいたいくらい可愛くてね」

男「うぇい」

幼「私、料理も練習して上手になったんだよ!」

男「!?」

幼「男が死んじゃった時は食べてあげるね!」

男「うぇ、うぇい」

幼「ねえ、良かったら私の部屋に来てくれないかな」

男「うぇい」イヤダ

幼「どうしてって? 私がどれだけ男の事好きか知ってほしいんだ」

男「うぇいうぇい」

幼「きっと男も喜ぶと思うなー」

男「うぇい?」

幼「部屋にはね、男の写真や男グッズがいっぱいあるんだよ! 素敵でしょ?」

男「」ドンビキ

幼「下着はもちろん、髪の毛や爪もびっしり壁に貼ってあるんだよ! きっと男も驚くと思うなー」

男「うぇいうぇいうぇい!」アタマオカシインジャナイカ!?

男「うぇい……」

幼「え、嬉しいって? ありがとう」ニギッ

男「うぇいうぇいうぇい!? うぇいうぇい!」チガウカラナ!? テヲニギルナッテ!

幼「ねえ知ってる? 私ね、男を始めてみた時、この人が運命の人だって思ったんだ」

男「!?」

幼「きっと前世から赤い糸で結ばれてたんだね、私たち」ダキッ

男「うぇうぇうぇ!」ヘルプミー

幼「男も私のこと好きなんだ! 嬉しい!」

男「うぇいうぇいうぇい!」ジタバタ

幼「ずっと、ずっと一緒だよ」

男「うぇーい!」イヤダアアアアア

………
……

女友「……人が告白してるとこ、初めて覗いたけどすごかったね」

友「ああ、うん。幼ちゃんがストーカーなのは知ってたけどあそこまでとは」

女友「それもビックリしたけど」

友「?」

女友「幼が男くんと以心伝心って感じなのが凄かった! 言ってること全部わかってて、本当に愛って感じだったよ」

友「そうかあ?」

女友「そうだよ! 愛ってすごいよね!」

友「……そうだねー」

男「!!」


友「あ、男がこっちに気づいたみたいだよ」

女友「あっ、ほんとだ。出歯亀してたのバレたらまずいし逃げる?」

友「いや、俺は面白そうだしここにいるよ」

女友「そう? じゃあ私は逃げるね。私のこと気づいてたら『お幸せにー』って伝えておいて」

友「OK! じゃあねー」

女友「じゃあね」

男「……」スタスタ

友「ねえねえ、告白された感想はどう?」

男「友……てめえ……」


男「見 て た ん な ら 助 け ろ よ!!!」

友「ひゃっひゃっひゃwwww」

男「なに笑ってんだ! お前のせいで大惨事だよ……」

友「あー、すまんすまん」

男「あの女、『うぇい』しか言えないのをいいことに、都合の良いように解釈しやがるし、おかげで最悪な方に行くし……」

友「ドンマイwww」

男「うがあああああああああああああああああ!!!」

男「ああ……。明日からあの女の彼氏もとい奴隷になるのか…。もうダメだあ、おしまいだあ」

友「今からでも『付き合えません』って言ってこれば?」

男「無理だよ! あの女の前じゃ日本語喋れなくなるの、お前も知ってるだろ?」

友「幼ちゃんは前世からの赤い糸って言ってたけど呪いだよなwww」

男「この呪いさえなければ! あの女と恋人にならずに済んだのに!」

友「本当に面白いよなwwお前www」

男「笑うなぁああ!」

男「というか、こんなことになったのお前のせいだぞ!」

友「ぷぎゃあああww」

男「このド畜生が! ぶっ殺してやる!」

友「やべえwww逃げろwwww」ダッシュ!

男「逃がすか!!! 待ちやがれえええええ」ダッシュ!

翌日。

純愛と信じて疑わない女友が、男と幼の交際を学校中に広めた。


おしまい

乙www
短いけど面白かったwwww

どういうことだってばよ……

素晴らしかったです。おつおつ!

幼馴染は可愛いのか?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月27日 (金) 20:51:19   ID: 1SFUPD8r

ケンジャキかな?

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom