【咲ーSaki-】照「競馬?」 (33)

菫「ああ、もう我々も淡を除いて全員20才だ、やってみるのも悪くないだろう」

尭深「宮永先輩なら勝てそう…」

照「お金を賭けるのはよくない」

誠子「ああ、家族麻雀でお金かけて妹さんが変な麻雀覚えたんでしたっけ?」

淡「大丈夫だよ、だって一位になる馬を予想するだけだよ!?誰も不幸にならないって!」

照「そうかな?」

淡「そうだよー!」

照「なら、やってみる」

菫「決まりだな。では、買い方を教えるぞ、まず…」

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照「覚えた。まずはこのテルテルウィナーの複勝を買ってみる」

菫「鉄板だな。単勝でも外さないと思うが…」

照「いや、複勝でいい。確実に当てたい」テクテク

誠子「先輩、そっちは出口です!」ガシッ

照「わかってる…じゃあこっち?」テクテク

誠子「そっちは立ち入り禁止です!」ガシッ

菫「狙いを定めて…よし、馬連でテルテルウィナーとアワアワホープだ」シャープシュート

淡「ん~、倍率低くて買う気がしないな~。ダブリーして槓裏乗せたら最低でも64倍は行くから」

誠子「競馬でドラってなんだよ」

予想するだけといいつつ買い方を教える鬼畜どもww
期待


照「当った。次はこのシャープシューターの複勝」

菫「次は狙いが定めにくい。私は見に回る」

淡「あたしこの3連単買うー!64倍でちょうどいいし!」

誠子「いや、倍率だけ見て買うってどんな買い方してんだよお前…」

淡「ちゃんと単勝の倍率見て勝てそうな3連単だけに絞ってるよー」ブー

誠子「いや、だから倍率だけ見るなって…てゆうかお前未成年だろ」

淡「ぶー、てゆうかなんで20才過ぎてるのに買わないのセーコ?」

誠子「私は宮永先輩のお守りで連れてこられただけだからいいの」

淡「絶対当るからね!買わないと損するんだから!」

誠子「はいはい、本当に当てたら考慮してやろう」


照「当った。そろそろ単勝に手を出してみる」

菫「まだ条件戦だからな、私はメインレースまで狙いを絞っているよ」


誠子「本当に3連単を一点で当てやがった…」

淡「だから言ったでしょー、絶対当たるって!」


照「そろそろメインレースだね」

菫「ああ、狙いは定めた、一点で取る!」

照「前のレースは30倍だったから、そろそろ馬連じゃ厳しい、三連複かな…」


淡「テルー、どれ買うのー?あたしこの3連単がいいー!」

誠子「ここまで予想したレース全部3連単を一点で当ててるんだけど何この子?」


照「ああ、私が買おうと思ってた三連複と同じだね」

菫「私の馬連もその一・二着だな」


宥「あれ?菫ちゃん?」

菫「ん?宥か?ああ、そうか、競馬場は熱気が渦巻いているからな」

宥「うん、それに、なんだか懐があったかそうな人たちがいたから…」

菫「照の奴がここまで全勝してるからな」

宥「すごいね。照ちゃんあったかーい」ホンワカ


照「メインレース終わった。全勝」

菫「ああ、私も馬連一点で当てたからな、まあまあの収支だ」

誠子「いや、外れ馬券0枚でまあまあって、普段どれだけ勝ってるんですか!?」

菫「まあ、それなりにな」

淡「今日百円ずつでも買ってれば大金もちだったのにー!」

宥「ふふふ、淡ちゃんは大人になってからね」

誠子「そしたら、淡の予想に乗らせてもらうよ」


菫「誠子は三点買えば次で当てるとかできないのか?」

誠子「ダメだこの人たち、完全に競馬と麻雀を混同してる」

照「連続和了はできたから、多分出来る。誠子は三副露しよう」

淡「でも、セーコって三副露しても必ず和了れるわけじゃなかったような…」

誠子(そもそも副露ってなんだよ、これ競馬だから!)

菫「数巡で確実にツモるから誰も和了らなければ確実に和了できるはずだ。競馬なら他家が当てても自分も当てられる、問題ない」

誠子「いや、そもそも麻雀の能力は競馬に応用できませんから!」


宥「え?私、あったかい名前のお馬さんに賭けたら絶対あたるよ?」


誠子「」

菫「ということは、8Rのコタツヌクヌクの単勝は…」

宥「もちろん取ったよ、今夜は玄ちゃんとお鍋食べるんだ」

誠子「あれ?そう言えば尭深は?途中から見かけなかったけど」

菫「あいつは最終Rまで見ていくそうだ。なかなかの馬好きだな、少々意外だ」


尭深(ここまで全Rで外して、種を蒔いた)

尭深(…私が買ったのは役満級、2の13乗、すなわち8000倍の3連単)

尭深「今が、収穫の時…」ズズ…


誠子「ということがあったんだが」

玄「え?なんか変かな?私も名前にドラゴンってついてる馬の単勝買ったら当るけど…」

誠子「」

灼「ボックスでボウリングの難しい残り方の番号を買えば大体当…。11番以降が本命の時は買わな…」

誠子「」

玄「あと、清澄の元部長さんはアタリそうな気がした時に最下位人気の単勝買えば絶対当るって」

誠子「」

灼「ハルちゃんは小鍛冶プロに作られたトラウマがあって馬券を持てないんだって」

玄「千里山OGの園城寺さんは次のレースの結果が見えるけど、見えた時には締切過ぎてて買えないって言ってた」

誠子「あ、なんかほっとした」


洋榎「よっしゃ、三連複当てたでー!今日はおごったるわ!」

恭子「相変わらず良く当てますね」

由子「恭子だって毎回プラスなのよー」

恭子「雑誌の情報やパドックでの様子、当てるための情報をかき集めて当ててるだけです。主将の直感には遠く及びません」

漫「あー、アタリ馬券なしやー!」

絹恵「漫ちゃんはトータルではプラスなんやけどなー」

恭子「万馬券取って大爆発するからな、今日は焼き鳥だったから油性いっとくか?」

由子「馬券外してデコに油性とか踏んだり蹴ったりなのよー」

洋榎「おーし、この調子でメインレース取るでー!」



『行くぞ姫子、100倍縛り!』ガシャン

『ああん!ぶちょー!おっきか!』ビビクン

『…私は持参した軍資金が0にならない、すなわち絶対に飛びません。が、全額賭けとかやらない限りトータルは普通にマイナスになるんですよね』

『なんもかんも政治が悪い』

『あんたら、普通に予想できんのか?』


初美「鬼門なんか開かねーですよー、競馬じゃ能力使えねーです」

小蒔「あれ…なんだか眠く…」ウトウト

霞「巴、小蒔ちゃんが言った寝言の番号の単勝を買ってきてくれるかしら?これ軍資金ね」

巴「了解」

春「私は本命の複勝を買う」ポリポリ

初美「はるるは相変わらず固いですねー」

春「それが自慢」ポリポリ

霞「ダメよ、春は20才まで待ちなさい」


『私が馬券を買いに行っても受付の人は気付かない』

『拾ったアタリ馬券を交換しに行っても、やはり気付かれない』

『最近では機械すら反応しなくなったっす』

『ここからは、ステルスモモの独壇場っすよ!』



智美「ワハハー、モモ、諦めて地道に働けー。そもそも未成年だろー」


透華「衣、賭け事はおやめなさいとあれほど言ったでしょう!このお金はなんですの!?」

衣「清澄の副会長(留年中)に一枚だけ馬券を買ってもらって増やしたのだ!衣の力で稼いだお金だ!」

一「多分、透華は賭け事云々より最初の軍資金の出所を問題にしてるんだと思うよ」

純「ああ、いつもは賭け事を注意しつつ『さすが衣ですわ!今日はタルタルソースのかかったエビフライにしましょう』とかいいだすからな」

智紀「言えば軍資金ぐらい出す。衣に預ければ100倍にはなる」

純「それやって屋敷の従者の半数以上が労働意欲を無くしたけどな」

一「衣もボク達に言えば良いのに、わざわざ知らない人に頼るからね」

純「俺たちに頼らず自分の力で稼ぎたいんだろ。お子様だからな」



透華「キー!衣!今日だけは許すわけには行きませんわー!」

衣「透華のわからずやー!」



純「さて、止めるか」

一「まったく、従者は辛いね」

智紀「一、それは違う」


一「ボク達は、『家族』、かい?」


智紀「そう」

純「国広くん、透華の方を頼む!」

一「りょーかい、じゃ、行こうかともきー」

智紀「手のかかる妹…」

純「いや、お前が一番年下だろ」


一年後


久「さすがね優希、ここまで全勝よ」

優希「東場の私の予想は必中だじぇ!」

和「SOA」

まこ「あの馬、調子良さそうじゃのう。何百万頭と馬を見て来たからわかるわい」


京太郎「はあ…当らねー。なあ咲、お前の予想に乗っていいか?」

咲「仕方ないなあ…今回は教えるけど、自分で予想できるようにならないとダメだよ京ちゃん?」

和「須賀君、咲さんの買い方はおすすめできません、血統、戦績、新聞情報などから勝つべくして勝つ馬を見極めて買うのが正しいです。長期的に見て勝つためにはデジタル買いが最強です」

久「あら?私へのあてつけかしら?」

和「部長はいつもは適正距離で実績もあってパドックでの調子も良い馬を買うのに、ここ一番で最下位人気の駄馬を一点で買う癖があります、理解できません!」

久「だって勝つんだもの。勝つと分かってる馬を買うのは当然じゃない?」

和「そんなものは偶然です!」

優希「6R終わったから店じまいだじょ」


『華菜ちゃんは諦めない!』




『軍資金はスッカラカン、馬券すら買えない』

『でも、必ず逆転するんだし!妹たちがお腹すかせて待ってるんだし!』

『あたしがすべきことは何か?』

『1、外さない 2、アタリ馬券を無くさない 3、軍資金を手に入れるため、ひたすら自販機の下を漁る』

『知り合いにでも会って土下座すればもっと早く軍資金が手に入るかもしれないし、そしたら』







『華菜ちゃん奇跡の逆転優勝だし!』






美穂子「華菜…あれほどギャンブルはやめなさいと言ったのに」

貴子「池田ああああ!歯あ食いしばれええええ!」バチーン



『こんなの、まるで悪夢だし…』



思いつきで書いてみました。前回キチガイ系書いたので今回はほのぼの系です。

乙乙


馬券でいう嶺上開花ってなんだろう?

最終レース、マークしまちがえてかった万馬券がまさかのヒット?<嶺上開花

咲さんの嶺上開花は偶然役じゃなく必然役だから大分意味合い違ってくるけどなw

咲さんは「同じ馬券を4枚買う=槓」 
ということで、同じ馬券を買いまくると当たるとかいう酷いチートを思いつきましたが、ポンや槓ができると亦野さんが救われてしまうのでそこは削りました。

欲を言えば末原ちゃんにカタカタしてもらいたかった

ああ、そうだった!となるとなんでしょねー

誠子ちゃんは3枚同じ馬券を購入すれば5レース以内で当たるとかにすれば

競馬と言えば咲の中の人が大井競馬場のイベントで咲の声を披露した事があったな。
しかも推した馬が「新子」厩舎のユメノアト「サキ」だった。


白糸台は東京競馬場から歩いて行ける距離だから面々は週末はいつも東京競馬場にいそう。

>>27
5レース「以内」という不確実さがいいですね。書いてる時に自力で思いつけていれば…

咲さんの能力をお忘れかな
たとえ負けていても12Rで負け分を帳消しにできる

絶対プラマイゼロのギャンブルって何が面白いんだ

普通にやると順当に勝ってしまうからプラマイ0をあえて狙ってるんだろう

あまり面白くはないけど人気薄に突っ込んで勝ったら撤収する作戦を取る
競馬はオーラスまでいる必要はない

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