紬「手を繋いで登校するなんて///ただのクラスメイトじゃしないよね///」ギュッ
唯「うーんどうなんだろ~?ちょっとあずにゃんに聞いてみよっか」
紬「え」
唯「ねえねえあずにゃんあずにゃん、私とムギちゃんってどんな関係に見える?」
梓「え?そ、そうですね……」ジトー
紬「え、えへへ///」ユイチャンノテギュー
梓「……」
梓「ただのクラスメイトにしか見えませんね♪」ニッコリ
紬「ガーン!?そんなー」ガックリ
唯「私にはよくわかんないや、そうなんだ」
梓「はい」(ふんだ、唯先輩は私のものなんだから!)
みたいなね
梓「もしもけいおん部の先輩達4人に同時に告られたら」エヘエヘニヤニヤ
紬「そっかー。毎日手を繋いで登校する程度じゃ ただのお友達にしか見えないのね……それなら!」
紬「唯ちゃんぎゅ~っ!!」ムギュー
唯「む、むぎちゃん!!?///」
梓「」ピクッ
紬「どうかしら梓ちゃん? これならかなり親密な友達に見えるかしら?」
梓「そ、そうですね…、ま、マダマダジャナイデスカ?」ピクッピクッ
紬「そう……こんなものじゃ特別な関係には見えないのね」シュン
梓「そうです。だからムギ先輩は唯先輩から手を引いて……」
紬「いいえ、梓ちゃん。私はぜったい梓ちゃんに親密な関係と認めさせるわ! 唯ちゃん!私の方を向いて!」
唯「えっ?」クルッ
紬「えいっ!!」ブチュー
梓「!!? ちょっ!!ムギ先輩何やってるんですか!!離れてください!!」グイグイ
紬「梓ちゃん離して! 私は唯ちゃんともっと親密になりたいの!」
唯「む、むぎちゃんにファーストキス奪われちゃった///」
梓「ほ、ほら唯先輩も嫌がってるでしょう! だから……」
唯「むぎちゃんの唇、やわらかくて、ぽわぽわしてて、気持ちよかった…///」ポー
紬「何ならもう一回する?唯ちゃん?」
唯「うんっ」
梓「」
梓「ちょちょちょっと待ってください!!そ、そんなのダメですー!!」
唯「きゅ、急にどったのあずにゃん?」
梓「そそそ、そもそもここは部室ですよ!! キスなんてそんな破廉恥な行為をする場所じゃありません!」
唯「えー、いいじゃん別にぃー。どうせ私たちしかいないんだしさー」
梓「ダメなものはダメです!! とにかく、ムギ先輩と唯先輩がキスするのは禁止ですー!!」
唯「ええー!?」ガーン
紬「せっかく唯ちゃんともっと仲良くなれると思ったのに…」シュン
梓「ほ、ほらそろそろ練習しましょう!今日は唯先輩にたくさんコード教えてあげますよ!」
唯「えぇー。練習はケーキ食べてからにしようよ~」
紬「私も唯ちゃんの案に賛成~♪」
梓「! な、なら私は唯先輩の案に大賛成です!!」
唯「おー、今日はやけにもの分かりがいいねー、あずにゃーん♪」ギュー
梓「ふにゃああ/// も、モットシテクダサイ」ボソッ
唯「え?何かいった?あずにゃん」
梓「な、何でもないですっ」
・・・・・・
紬「はい、唯ちゃんお茶どうぞ」コトッ
唯「わーいムギちゃんありがとー!!」ギュー
梓「…むっ」
紬「梓ちゃんもどうぞ?」コトッ
梓「……ありがとうございます」
唯「う~ん♪ 今日のケーキもおいひいよ~♪」ムシャムシャ
紬「あらあら。唯ちゃん、ほっぺたにクリームがついてるわよ」
唯「えっ!!?どこどこ!? だ、誰かとってー」
梓「! 分かりました、今ハンカチを……。ってあれ?どこに入れといたんだっけ…」ゴソゴソ
紬「はーい、唯ちゃん。綺麗に拭けたわよ~」
唯「ムギちゃんありがと~!!」
梓「…むぅ」プクー
唯「ふぅ~、今日もケーキ美味しかった~♪ 」
唯「毎日こんなにおいしいものが食べられて私は幸せだよ~♪ ありがとね、ムギちゃん」
紬「いえいえ。私も唯ちゃんが美味しそうに食べてる姿見てると嬉しくなるわ~」
唯「えー本当ー?」
アハハハ……
梓「ぶー…」ムスッ
梓「ほら、ケーキも食べ終わったことだし、そろそろ練習しますよ!
唯先輩! 今日はたっくさんコード教えてあげますからね!」
唯「おおっ。今日はあずにゃんがいつも以上に燃えてる」
紬「でもりっちゃんと澪ちゃん今日は遅いねぇ?」
唯「本当だねー」
ブルブルブル
唯「ん? メールだ」カパッ
唯「りっちゃんからだー。 なになに…『ごめん、何か澪が体調悪いみたいで…。
私が付き添って送ることになったから、今日は行けそうにない。部活は中止な』」
紬「あら…。澪ちゃん大丈夫かしら……」
唯「てことは今日は練習はなしかー。あずにゃん、コードのことはまた今度ね」
梓「…ぬぅー」
唯「じゃあ帰ろっか? あ、そういえば私教室に忘れ物してたんだった!」
紬「そういえば私もロッカーの体操服持ち帰らないと……」
唯「じゃあ一緒にいこっか?ムギちゃん」
紬「うんっ」
梓「え、あ、あの……」
唯「あ、あずにゃんは先帰ってていいよ~?また明日ね~」
梓「い、いえ!私も行きます!!」
紬「えっ? でも行くのは私たちの教室だよ? 梓ちゃんが来ても…」
梓「終わるまで廊下で待ってます!」
唯「おー、わざわざ待ってくれるなんて律儀だねー!忠猫あずキャットだね!」
紬「梓ちゃん?後輩だからって別に気を使わなくたっていいのよ?」
梓「き、気を使ってなんかいません!私、待つのは得意ですから!」
唯「へぇー。 じゃあ行こっか?ムギちゃん、あずにゃん」
紬「はーい♪」
梓(ムギ先輩に唯先輩を渡すわけにはいきません!!)
・・・・・・
紬「ごめんねー、梓ちゃん。またせちゃって」
梓「い、いえこのくらいなら何ともありませんから」
唯「じゃあ、そろそろ行こっか?」
通学路
紬「……てことがあったの~」
唯「へぇー、よかったねムギちゃん!」
梓「さすがムギ先輩です」
唯紬梓「……」テクテク
梓(……話題が途切れたです…。ここは私から話を振って唯先輩と話すチャンス!)」
梓「と、ところで、唯先輩。昨日の相○のシーズン13の初回スペシャル見ました!?」
梓(確か唯先輩は相○のファンだったはず…。だから初回は絶対に見ているはず!)
唯「えっ? …あぁー、それ見逃しちったんだよねー。何か憂が借りてきたアニメのDVD見ててさ」
梓「えっ」
紬「へぇー?何のアニメだったの?」
唯「け○おんっていうアニメだよー。何か登場人物が私たちとそっくりでさー。私もはまっちゃって」
梓(けい○ん……? 聞いたことないな…)
紬「え!? け○おん!? そのアニメ私も大好きなの!」
唯「えー本当、ムギちゃん!? 私たち同志だね!」ギュッ
梓「うっ…」グサッ
紬「でもね…。そのアニメの原作のマンガが欲しいんだけどどこも売り切れで……」
唯「あっ!そのマンガなら確か憂が持ってたよ!!」
紬「えっ!?本当!?」
唯「ムギちゃん今から私ん家これる? ちょうど憂も私も読み終わった頃だったから、貸してあげるよー」
紬「本当!?ありがとう、唯ちゃん!」
梓「えっ…あの……」
俺「ん……」ブッミチミチミチミチ
唯「あっ、あずにゃんとは丁度この辺でお別れだね。またね、あずにゃん」
紬「また明日ね、梓ちゃん」
梓「えっ…あっ…はい……」
唯「じゃあ行こっかムギちゃん?」
紬「うん。楽しみ~♪」
アハハハハ……
梓「…」ポツーン
ソレデネー、ウイガサー……
アラアラウフフ……
梓(ムギ先輩と唯先輩、楽しそうだな……。)
梓(唯先輩は、私といる時より、ムギ先輩といる方が楽しいのかな…?)
梓「……」
梓「…………」ウルッ
梓「……うにゃぁあああ!!!」ダッ
唯「……でねー」
梓「唯センパイ!!」ガシッ
唯「!!? あずにゃん!?帰ったんじゃ!?」
梓「はぁ、はぁ……。唯先輩は私のものです……!」
唯「えっ…?どうしたのあずny」
梓「唯先輩は私のものですーっ!!!」
モノデスーッ!!
デスーッ!
デスーッ……
紬「あ、梓ちゃんったら。こんな道の真ん中で///」
梓「はぁ…はぁ…唯先輩は私のものなんですから……」
唯「あ、あずにゃん…」
梓「…はい?何ですか? ちなみに離せと言っても離すつもりはありませんよ」
唯「いや…、あのね…周りの人が……」
梓「……えっ?」
アラ、コクハク?
オンナノコドウシ!
コンナミチノマンナカデネー!
ワカイッテイイワネー
ユイアズハセイギ!
ヒューヒュー
梓「あっ///」
梓「あっ!あのですね!!今のは…!///」
唯「大丈夫だよあずにゃん、大丈夫」
梓「ふえっ?な、何が……?」
唯「あずにゃんの気持ちは、ちゃんと伝わったからさ」ギュー
梓「…!!」
梓「 ゆ、唯センパーイッ!! 私、ムギ先輩に唯先輩のこと、とられちゃうんじゃないかって…!そう思って…!」ウワーン
梓「もう何にも、グスッ、わかんなくなっで、気づいたら、唯先輩の方に走ってて…!」グスッグスッ
唯「よしよし」ナデナデ
紬「ふふっ。梓ちゃん、みんなも祝福してくれてるみたいよ?」ニコニコ
梓「…えっ?」クルッ
梓が周囲を見渡すと 仕事帰りのサラリーマン、犬の散歩中の主婦、部活帰りの学生、巡回中の警察官、
近くの工事現場のおっちゃん、みんなが、梓たちの方を向き 暖かな拍手を送っていた
梓「!!!///」カァーッ
梓「せせせ先輩!!さ、さっきのあれは、その!告白ではなくて!その、言葉の綾というか…!」
紬「大丈夫よ、梓ちゃん」
梓「大丈夫じゃないですよ! これじゃ、みんなに勘違い……」
紬「だって、私には唯ちゃんと梓ちゃん、恋人同士にか見えないもの」
梓「えっ…?」
梓「えぇー!?///」
唯「そうだよあずにゃん。大丈夫だよ。だって…」
梓「だって…?なんですか?」
唯「私もあずにゃんのこと好きだから」
梓「!!!」
梓「ゆ、唯センパイ…///」
唯「こんな私だけど…。よろしくね?あずにゃん」
梓「は、はいっ!!こちらこそ!!」
紬「うふふ」ニコニコ
・・・・・・
律「てなわけで、唯と梓は付き合うことになったてさ。…ほーら澪、おかゆだぞー。ほらあーん」
澪「そっかー。あいつらならお似合いだな。あ、ありがと律…」
澪「…あっ、鼻がムズムズする。ふぇっ…ふぇっ…ふぇっ…」
律「ってちょっ!澪!待て!!今くしゃみされたら…!」
澪「ふぇっくしょん!!」ドバッ
律「……何このオチ」ビチャッ…
おわゆ
おかゆ
乙乙
ゆいあずはやはり至高
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