母「ハンターになる、ですって?」 はんた「うむ」(24)

母「あなたって子は…ハンターがどんな物か知ってて言ってるの?」

母「生半可な気持ちでできる仕事じゃないのよ!?」

はんた「百も承知の上」

母「はぁ、呆れた…お父さんに似たのかしら…」

はんた「修理屋という仕事も魅力的…しかし、出逢いが無い事もまた、事実」

母「出逢いって…幼馴染みがいるじゃないの」

はんた「…男には自分の世界がある、例えるなら宇宙を駆ける一筋の流星…」

母「あんたはどこのルパンなのよ!」

はんた「…ではこれにて御免」スタスタ

母「あ!待ちなさい!はんた!」

メタルマックスかな?期待

砂塵の鎖?
続きを楽しみにお待ちしております。

男a「よぉよぉ、姉ちゃんよぉ」

男b「俺たちと一緒に遊ぼうぜぇ?」

少女「い、嫌っ…放して下さい!」

はんた「…む?何やら、外道の気配」

少女「誰かぁっ!助けてぇっ!」

男a「へっへっへ…呼んでも誰も来ないよ~ん」カチャカチャ…

少女「ひっ…嫌ぁぁあああ」

「待てぃ!」

男b「だっ…誰だ!」

「か弱き少女に寄って集り、数と暴力で己れの欲求を満たそうとする輩…恥を知れ」

男a「…あぁ?んだゴルァ、何処に居やがる!」

「群れていきがる事を当たり前とし、自身を世界の法と勘違いする、烏合の衆よ…」

男c「てめぇは誰だって聞いてんだろーが!」

ロム・ストール「貴様に名乗る名は無い!」

ストロンガー「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ…俺の名は、仮面ライダー・ストロンガー!」

はんた「…成敗!」

男a「クソッ!誰だろうと関係ねぇ!おめぇら!殺っちまえ!」

はんた は 男気パンチ を放った!

男b「おぶぅ…!」バタリ

男e「こんのクソガキがぁっ!舐めた真似をぉっ!」

男e は 危ないナイフで斬りつけた

はんた「ふ…この程度とは、笑止」ヒラリ

男d は 火炎ビンを投げつけた

はんた「当たらなければ、どうと言う事は無い」ヒラリ

男c「だったら、当たるようにしてやるよぉ!」

男c は はんたの背後から組み付いた!

男a「でかしたぞ、さぁ…俺のビッグ・マグナムを喰らいやがれぇぇええ!」

男a は 44マグナムを ぶっ放した

ズドン!

男aの44マグナムから放たれた1発の弾丸は、はんたの腹部に命中した

男a「ゲャヒヒヒヒ…クソガキがぁっ、身の程も知らねぇからこんな事でおっ死んじまうんd…」ゲラゲラ

男f「…!!」

男e「おい!気を抜くな!そいつ、まだ生きてるぞ!」

男a「…はぁ?んな訳ねぇだろ、俺のビッグ・マグナムが確かにこいつの土手っ腹に…」スタスタ

男aはテンションが上がり、警戒する事なく、はんたに近づき顔を覗いた

はんたは俯き、男aには死んでいるように思えたが、男eは はんたの腹部から血が一滴も流れ出ていない事を伝えたかったが

ズドム!

男a「…え?な、なんで…?」

男eが言い始めるより前に、はんたのマッハ飛び膝蹴りが男aを直撃していた

男cも、はんたを死んだか気絶したものと思い込み、組み付きを緩めていたのも要因のひとつだった

リーダー格の男aがやられた事でチンピラ集団は目の前にいる少年を恐怖した

男c「ヒッ…ヒィィイ!に、逃げろぉ!」

他のチンピラたちは気絶した男aと男bを担いで一目散に逃げ出す

はんた「ふ…歯応えの無い奴らめ」

チンピラ集団に襲われていた少女は、現状を理解できないでいた

自分と同じくらいの年齢の少年がパンチとキック一発でチンピラ集団を撃退してしまったからだ

はんた「少女よ、怪我は無いか?」

少女はハッとする

少女「は、はい!あ、お陰さまで」ペコペコ

はんた「ふむ、奴らはこの辺りでは見ぬ顔だったが…何者か知らぬか?」

少女は、この変に古風な喋り方をする少年に恋に似た感情を持ち始める

少女「え、と…確か、ぐらっぷらーとか、くるせいだーずとかいう集団だと言ってました」

はんた はグラップラーという名前に聞き覚えがあったが、あの集団は父が壊滅させた筈だと思い出した

はんた「…なるほど、グラップラーの残党がクルセイダーズと名を変え跋扈している、という訳か」

はんた はしばらく何かを考え込んでいたが、「ならば」と続けた

はんた「ならば…今度は父上に代わり、我がクルセイダーズを壊滅してみせようぞ」

少女「え!?」

はんた「少女よ、我は使命を得た…またこのような惨事に遭うとも知れぬ、早々に帰るがよい」スタスタ

はんた は生まれ育った村を出る、クルセイダーズを壊滅させる為に、行方不明の父を探す為に…

少女「わ、私エリスっていいます!また、何処かで逢えたら…」

少女の見送るはんたの背中は同い年とは思えないくらい大きく感じた、それは正しく『漢』の背中だった

ロム・ストール「…」

ストロンガー「俺たちって、何のために出てきたんだろう?」

*(二人はごっこ遊びをする村の子供たちです)

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