兄「醤油!」
妹「・・・(無言で席を立つ)」
兄「スパァァァァン!!(ケツにハイキック)」
妹「ッタ!!何すんの!!?そのくらい自分でとれボケ!!!」
兄「無視すんじゃねーよ」
妹「死ね・・・(涙目で居間から出ていく)」
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兄「待てよ」スタスタ
妹「付いてくんな!」
バタンッ
兄「……」
──ヒックヒック……
兄「……」コンコン
妹『あっち行って!』
兄「なぁ、泣くなよ」
妹『死ね!』
兄「悪かったよ」
妹『……しね』
兄「まだメシ残ってるだろ。一緒に食べよう」
妹『……うっさい』
兄「頼むよ」
妹『……』
兄「ケツ、そんなに痛かったか?」
妹『……痛かった』
兄「ごめん。許してくれ」
妹『……プリン買ってきて』
兄「プリン?」
妹『プリン買ってきてくれたら許したげる』
兄「わかったよ、ちょっとまってろ」
妹『うん』
─10分後─
兄「ただいまープリン買ってきたぞ」
妹『プッチン?』
兄「もちろん、お前が好きなやつだよ。ほら、出ておいで」
妹『……うん』
ガチャ
妹「……もう。さっきの今度やったら──」
兄「醤油取ってこい」モグモグ
妹「──え」
兄「醤油ッ!!」カッ
妹「死ねぇっ!」
バタンッ
兄「……」モグモグ
妹『なんで!?なんで廊下でごはん食べてんの!?』
兄「運んできたからだよ」モグモグ
妹『ばかじゃないの!?』
兄「いいから醤油取ってこいよ」モグモグ
妹『意味わかんない!このばか兄!』
妹『てゆーか、なんで!?お皿とかお茶碗はそこまで運ぶのにお醤油が取れないのはなんでなの!?』
兄「メシ、冷めるぞ」モグモグ
妹『そんなのどうでもいいよね!?ねぇ、あたしの話聞いてる!?』
兄「聞いてるよ」ズズー
妹『いまお味噌汁すすった!?やめろ!まず、ごはん食べるのをやめろッ……!』
兄「……はぁ」
妹『ため息つきたいのこっちの方なんだけどっ!!』
兄「箸、置いたよ」カチャン
妹『……ねえ、なんでそんなにばかなの……?』
兄「馬鹿で悪かったな」
妹『もうやだぁ……こんなばか兄もういらないっ』
兄「そんなこと言わないでくれよ」
妹『言うに決まってんでしょ!このばかぁ!』
兄「ひとまず部屋から出ろよ」
兄「メシ、お前の分もここにあるからさ」
妹『廊下なんかで食べるわけ無いでしょ!!居間に戻してこいっ!!』
兄「何が不満なんだよ」
妹『死ね!もういい!もうどっかいって!』
兄「逃げるのかっ」ガタッ
妹『うっさい!死ね!』
兄「目を背けて何になるッ……!」ドンッ
妹『意味わかんない!うざい!』グスッ
兄「部屋、入るぞ」
ガチャ
妹「ちょ、か、勝手には入んな!」ゴシゴシ
兄「また泣いてたのか?」
妹「う、うっさい!そんなわけないじゃん!」カーッ
兄「馬鹿野郎……」スタスタ
ギュッ
妹「ひぇっ!?」
兄「一人で抱え込みやがって……」ナデナデ
妹「なななななにわけわかんないことっ」カーーーッ
兄「……ん?あれ、お前」オデコピト
妹「ちょ!?か、顔近いってばっ!!」グググ
兄「暴れんな。……やっぱり」
妹「な、なんなの?」ドキドキ
兄「お前、熱あるぞ。風邪じゃないのか」
妹「え?そういえば……ちょっとだるいかも……」
兄「だからさっきメシ全然喰わなかったんだな」
妹「いや、さっきのはお兄ちゃんが鬱陶しくて……」
兄「まあいい。ベットまで運ぶぞ」ダキッ
妹「あ……」フワ
兄「お前軽いな」スタスタ
ポスン
妹「そんなこと……ないもん……」
兄「軽ぃよ。もっとメシ喰えよな」ナデナデ
妹「あう……」カーーーッ
兄「横になってろ。薬持ってくるから」シュタ
妹「ま、まって、全然大したことないから……」
兄「ひき始めかもしれないから念のためだ。あ、薬飲むならもう少し胃に何か入れた方がいいな」
兄「プリンなら喰えそうか?」
妹「え、え。……う、うん」
兄「ちょっと待ってろ」
妹「うん……」
ガチャ スタスタ……
妹「……」
妹「ぜったい、風邪じゃないと思うけど……」
妹「……でも」
妹「なんか優しいから甘えちゃおうかな……」
妹「……えへへ」
妹「お兄ちゃんおそいなぁ」
妹「もう10分くらい経つのに……」モゾモゾ
ガチャ
兄「悪い。待たせた」カチャカチャ
妹「ううん。……あ、それ」
兄「ああ、雑炊も作ってみた。一口だけでもいいから食べろよ」
妹「お兄ちゃん……あ、ありがと……」ウルウル
兄「どっち先に食べる?プリンか?」
妹「……プリンいらない」
妹「お、お兄ちゃんが作ってくれたお雑炊だけで平気。あんまり食べられないと思うけど……」
兄「そうか。対してうまくないと思うけどな」ヨソイヨソイ
兄「よそったぞ。体起こせるか?」
妹「うん」
兄「ほら、熱いから気をつけて持てよ」スッ
妹「いただきます。あ、いい匂い……」
兄「出汁にネギとメシと卵入れただけだから味には自信ないぞ」
妹「……おいしい。味もあっさりしててすごくおいしいよ」
兄「そうか。なら食べたいだけ食べてくれ」
妹「おなかいっぱい」ケプ
兄「結構食べたな」
妹「お兄ちゃんが作ってくれたのだもん。でも半分も残しちゃってごめんね……」
兄「無理に食べてもいいことない。それに十分喰ったよ」
兄「じゃあこの薬のんで寝とけ」スッ
妹「うん」
ゴクゴク
妹「ぷは」
兄「なあ、俺もここで雑炊の残り喰ってもいいか」
妹「うん。あ、よそってあげる」ギシ
兄「馬鹿、病人は寝とけ。勝手に喰うから気にすんな」
妹「わかった……」ポスン
妹「……ねえ」
兄「ん」モグモグ
妹「さっきひどいこと言ってごめんね。死ねとか……」
兄「気にすんな。……ちょっと味薄いなこれ」モグモグ
妹「すごくおいしかったよ。ありがと、お兄ちゃ──」
兄「おい、ポン酢取ってこい」
妹「──え?」
兄「ポン酢を取ってこいッ!!」カッ
兄「バチィィィィン!!(お尻にビンタ)」
妹「ッタ!!何すんの!!?そのくらい自分でとれボケ!!!」
兄「病人だからって甘えてんじゃねーよ」
妹「やっぱり死ね・・・(涙目で布団に潜る)」
完
以下、元ネタ
スレタイ原題
俺「醤油とって」妹「・・・」
コピペ原文
俺「醤油!」
妹「・・・(無言で席を立つ)」
俺「スパァァァァン!!(ケツにハイキック)」
妹「ッタ!!何すんの!!?そのくらい自分でとれボケ!!!」
俺「無視すんじゃねーよ」
妹「死ね・・・(涙目で居間から出ていく)」
依頼出してきますね
なんだこれ・・・
なんだこれ?
元ネタはどこ発祥なのよ
VIPなら盛り上がりそうなネタだったな
ケツにハイキックってホビットかよ
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