穂乃果「旅行だよ!」 (80)
μ'sの9人が旅行に行きます。
ただそれだけです。
文中、特記がなければ海未視点で物語は進んでいきます。
前回のSSと同じ世界ではありますが、読んでいなくても話はわかるかと思います。
それでは、どうぞ!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411475647
それは突然の出来事でした。
穂乃果が、商店街の福引で旅行券を引き当てたのは。
しかも、9人というとても中途半端な人数分です。
当然といえば当然なのですが、μ'sの9人で旅行に行くことになりました。
合宿とは違い、完全プライベートな旅行もいいかもしれませんね。
期待
参考までに前回のを教えて下され
「それで、穂乃果ちゃんはこの中のどこに行きたいと思ってるん?」
「うーん…穂乃果は大阪とか行ってみたいかも!」
大阪、ですか。
関西には行ったことがないので、少し興味はあります。
「穂乃果!大阪よりも沖縄よ!真夏の海でバカンスを楽しむの!」
「にこちゃん、それってただ単に水族館に行きたいだけでしょ…」
「どうしてバラすの!真姫ちゃんのケチ」
「ケチって何よ!水族館なら鹿児島にもあるわよ!」
また始まりましたね。
にこと真姫の痴話喧嘩は放っておくことにし、他のメンバーにも希望を聞いてみることにしました。
ちなみに、候補地は以下のところです。
・北海道
・長野
・大阪
・神戸
・広島
・淡路島
・福岡
・鹿児島
・沖縄
酉検索もできないのかお前は
>>4
絵里「天使の声」
絵里「天使の声」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406457963/)
マクロスとのクロスSSを書きました。
よっしゃにこまきやんけ!
にこまき以外のクソカプは書かなくていいよ
>>7
せんきゅー読んでみる
まずは3年生の2人から。
「私?私は…強いて言うなら北海道かしら」
「えりちは北海道なん?うちは長野で川下りしたいなぁ」
なんだか嫌な予感がします。
これってもしかして、意見まとまらないんじゃ…
次はことりに聞いてみましょうか。
「チュンt…ぴゃあ!ど、どうしたの?」
「花陽みたいな声出さないでくださいよ…ことりはどこに行きたいですか?」
「ことりは、神戸かな?おしゃれな服をいっぱい買いたいな!」
最後は凛と花陽ですね。
「凛は広島!広島風お好み焼きをたくさん食べたいにゃ!かよちんは?」
「私は淡路島!淡路島の玉ねぎでご飯を食べたいです!旬が終わってしまったのが残念だけど…」
嫌な予感的中です。
9人いるのに、誰一人として同じ行き先に投票しませんでしたね…
私は博多明太子を博多で食べてみたかったのですが。
「聞いてください。残念ながら、行き先が決まりませんでした。」
「え!穂乃果、旅行に行かないのは嫌だよ!」
穂乃果、今明らかに寝てましたよね…
「穂乃果ちゃん、行き先が決まってないだけで、旅行に行かないわけじゃないよ」
ことり、流石のナイスフォローですね。
「あ、ホントだ。ことりちゃん、ありがとう!」
「というわけで、ここはくじ引きで行き先を決めましょう!穂乃果、旅行券を引いたあなたにくじも引いてもらいましょう。」
「穂乃果が!?なんだか責任重大だよ…よし!絶対に大阪を引く!たこ焼きを食べるんだ!!」
いや、福岡で明太子です!
楽しみ
過去作読んだらあまりのつまらなさに逆に面白かった
非クロスはどうなんだろ、期待
sageてなかった
「それじゃ、いくよ」
「「「ゴクリ・・・」」」
そして、穂乃果が引いたくじには…
〔Osaka〕
完敗です。
「やったー!!大阪だよ!たこ焼きだよ!」
「今回は穂乃果に完敗ね…」
「絵里ちゃん!北海道のタコでたこ焼きを作れば問題解決だよ!」
「ハラショー!それは素晴らしい平和的解決ね!楽しみだわ!」
もう言っている意味が分かりません。
絵里もノラないでくださいよ!
「それじゃあ、今回は大阪に二泊三日で旅行に行きましょう。みんな、行きたい所とかあったら教えて下さいね。旅程は後日お知らせします。」
大阪旅行1日目。
午前7時30分@東京駅
「ふぁぁ…おはよう、海未ちゃん」
意外にも、一番乗りは穂乃果でした。
私達2年生組は、事情によりバラバラに駅へと集まることになっています。
「穂乃果、おはようございます。荷物はしっかりと持ってきましたか?」
「もちろん!バッチリだよ!」
今日の穂乃果はいつになく気合が入ってますね…
それほどまでに大阪に行きたかったのでしょうか?
「おっはよー!あれ?まだ1年生は来てないん?」
次に到着したのは3年生でした。
希もいつになくハイテンションな気が…?
「おはよう、ふたりとも。そういえば、今回の交通費はどこから出ているの?」
「絵里ちゃん、希ちゃん、おはよう!あの旅行券には、交通費とホテル代も入ってみたい!」
「旅行会社のお姉さんが、目を輝かせながら手続きをしてくれたのは何故なんでしょうか…」
「太っ腹な旅行券なのねぇ…ま、にこを楽しませられるだけの旅行にしてあるんでしょ?楽しみにしておくわ。」
「あ、1年生とことりちゃんも来たみたいよ?」
明朝が早いので、離脱します。
次の浮上は明日の夕方になりそうです。
明日も読んでいただければ幸いです。
いや、にこまきが一番糞だろ
ただのごり押しじゃん
楽しみにしてるでー
文末の句読点マジで目障り
もう少し校正しろ
のんたんのエセ関西弁が粛清される日が来るのか
過去作本当につまらなくてワロン
意味のわからないクロスだったな
これは別に今のとこ普通だけどいきなりまたバサラ出てきたら読むのやめるかもしれんww
こんばんは、遅くなりました。
続きを投下したいと思います。
にこまきのごり押しは要らないよ
「おはよう、あら?みんなもう着いてるじゃない。まさか穂乃果に負けちゃうとはね」
「おはようございます。凛ちゃんが寝坊しちゃったから遅れちゃうかと思いました…」
「かよちん、それは内緒のはずにゃー!」
「穂乃果ちゃんが一番乗りだなんて驚いちゃったな」
さて、みんなも揃ったことですし、そろそろ行きましょうか。
「じゃあみんな、安全第一で楽しもうね!μ's、しゅっぱーつ!!」
「そういえば、新幹線の名前ってのぞみだよね?なんだかスピリチュアルだよ~」
「いや、なんだか違う気が…」
旅行前、穂乃果との間でこんなやりとりがあったのは内緒です。
旅行1日目午前9時40分@新大阪駅
トラブルに見舞われることなく、無事に大阪に到着することが出来ました。
1日目の今日は、9人でユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行くことになっています。
20時30分のパレードを見るまでは、自由行動です。
次の電車までは時間があるので、30分ほど朝食タイムをとることにしました。
「ねえねえ海未ちゃん!さっきコンビニにこんなパンが売ってたよ!思わず買っちゃった!」
たこ焼きパン…?
なかなか美味しそうですね、明日の朝食にしましょうか。
「ことりは何を買ったのです?」
「ことりは普通のサンドイッチだよ。ただ、ドリンクは本場のミックスジュースだけどね♪」
ミックスジュースも大阪が本場でしたっけ。
それにしても、さすが食い倒れの街ですね。
帰ったら体重計に乗るのが怖いです…
「海未、あれが私達の乗る電車かしら?」
「10時33分発ですから…あれですね」
「ハラショーよ!ハリーがとってもカッコいいわ!」
入ってくる電車を見てみると、全体にハリーポッターのラッピングが施された電車でした。
確かに、ハラショーですね。
「あれ?この映画って有名なの?真姫ちゃんは知ってる?」
「凛、知らないの!?」
「映画はあんまり見ないから…でも、今からワクワクしてきたにゃ!」
「じゃあ、写真撮ったら乗ろっか!」
〔乗車列車〕
種別:臨時
行き先:ユニバーサルシティ方面桜島
新大阪発:10:33
ユニバーサルシティ着:10:46
旅行1日目午前11時00分@USJ入場口前
「あの電車すごかったね!アナウンスがとってもカッコよかったよ。」
「凛も感動したにゃ!」
ふたりとも、入る前から感動しててどうするんですか…
「それじゃあ、入りましょうか。希、にこ、行きましょ!」
「じゃ、またパレードで会おうね~」
「絵里、希、まずはバックドロップよ!」
ちなみに、3つのアトラクションに優先的に乗れるチケットもついてきました。
それにしても、商店街の福引なのにどれだけ高待遇なんですか。
「海未ちゃん、ことりちゃん、私達も行こっか!」
「ことりはまず、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドに乗ってみたいな!」
げ、ジェットコースターですか。
「そ、それよりも、バック・トゥ・ザ・フューチャーとかどうです?」
「あ~れれ?海未ちゃんはもしかしてジェットコースターが怖いのかな?」
「そんなことは…ありません…!」
「海未ちゃん、語尾が弱すぎるよ…」
ことり、そこは助けてくださいよ!!
[Maki's View (AM 11:00)]
「凛たちも行こうか!」
門のところでウロウロしてても仕方ないから、私達もアトラクションを探しに行くことに。
それにしても、USJも意外と広いのね。
気をつけないとはぐれちゃいそう。
「真姫ちゃん、まずはどれに行くの?」
「私は、花陽と凛が決めたのでいいわよ」
「じゃあこれ!まずはバックドラフトを見に行きたい!」
この暑い夏に、なかなか熱そうなショーね…
折角だし楽しまないと、ね。
「私、これの元の映画が好きなの。楽しみだわ!」
「じゃあ、お熱いの行くにゃ!!」
[Eri's View (PM 0:00)]
日本の遊園地にははじめて来たけど、後ろ向きコースターなんてものがあるのね!
とっても楽しかったわ!
…にこがコースター苦手というのは以外だったけど。
「バックドロップは刺激すぎたにこ…ちょっと休憩してから、お昼ごはんにしない?」
「そうやね。にこっちはなにか食べたいものあるの?」
「私はこれがいいなぁ。絵里は何かある?」
「私も同じものでいいわ。混まないうちに行きましょ」
私達が向かったのはピザのお店でした。
しかし、いつもは明るいにこが珍しく、物憂げな表情をしていました。
「にこ、どうかしたの?もしかして、本当に気分が悪いの?」
「そういうわけじゃないの…そういうわけじゃ…」
「にこっち…」
「私達に話してみない?遊びに来たのに、暗い顔してると台なしよ!」
「そうやで、にこっち?占いでばばんと解決してあげるよ?」
すると、にこは伏せていた顔を上げ、ゆっくりと話し始めました。
「私ね…」
綴り違うぞハゲ、やり直し
[Umi's View(PM 0:30)]
無事にコースターにも乗れ、昼食を済ませた私達はウォーターワールドを見に行くことにしました。
先ほど見かけたにこの表情が暗かったですが、大丈夫でしょうか…
絵里と希に任せるしかありませんね。
「ねえねえことりちゃん!飛行機のショー、とっても楽しみだね!」
「うん!海未ちゃん、今回はこれがお昼にどうしても見たかったんだよね?」
「はい!激しいショーだと聞いています。今から楽しみです!」
「海未ちゃん、いつになく燃えてるね…」
穂乃果とことりに手を引かれ、急いでショーの会場に向かいました。
今日は以上です。
明日も今日と同じくらいの時間になるかなと思います。
>>33
絵里のスペルが間違っていますね。
訂正しておきます。
乙
頑張って
昔、車でUSJに行った時は夜中に出発したなぁ
今思えば新幹線で行けばよかったのに
海未ちゃんは「げ」なんて言わない
謝罪しろ
こんばんは。
続きを投下します。
[Maki's View(PM 0:30)]
しばらく並んで、バックドラフトを見た私達は昼食を摂ることに。
それにしても、想像以上に暑かったわね…
次は涼しいアトラクションにしてもらいましょう。
「凛、花陽、お昼ごはんは何にする?」
「凛は当然、ラーメンがいいにゃ!」
「私もそれでいいよ。ただ、暑かったから食欲がなくなっちゃった…」
花陽が食欲をなくすのも無理はないけど、食事はしっかり摂らなくちゃね。
まぁいいわ、午後に向けてエナジー補給よ!
[Eli's View(PM 1:00)]
にこが重い口を開きました。
「私ね…この話はしないって決めたのに、不安なの…卒業が、μ'sのみんなと離れることが」
「にこっち…」
「ようやく、スクールアイドルとして花開くことが出来た。後輩もできて、ラブライブという目標も出来た。今が楽しすぎて、これからが怖いのよ」
私も、同じだ。
"今"が終わることが怖い。
μ'sとして、頑張っている今が。
「うちもや。…うちも、怖いよ?」
すると、希が話しはじめました。
「きっとえりちも、未来が怖いのはおんなじや。でも、時間は進んでいく。前を向いて進むしかない」
「…そうよ、私も同じ。時折、亜里沙が音ノ木坂の話をしているのを聞いてると、どうしようもなく不安になる。卒業してからのことがね」
すると、希がタロットカードを取り出し、シャッフルをして1枚束の中から取り出しました。
「私達の未来、何度占ってもこのカードしか出ないんよ。"ザ・ワールド"、成功の意味を持つ。μ'sのことなのか、うち個人のことかはわからんけど、きっとうまくいく、そう信じてるんよ」
"ザ・ワールド"
このカードは確か、22枚あるタロットの内、最後のカードのはず。
以前、希に教えてもらったことがある。
正位置での意味は、成功と…完成。
「だからさ、μ'sを信じようよ」
「希、絵里…」
この時、にこはしばらく俯いていましたが、涙を流していたのだと思います。
…私や希と同じように。
旅行1日目午後8時00分@集合場所
パレード30分前、集合場所にみんなが集まってきました。
おみやげも買い終わり、いよいよ1日目も終わろうとしています。
穂乃果とことりに振り回されましたが、楽しかったですね。
それに、にこの表情が明るくなっています。
「海未ちゃん!パレード、楽しみだね!」
「そうですね。今日最後のイベントですし、楽しみましょう!」
そんなことを話しているとパレード開始の合図が流れ、いよいよパレードが始まりました。
ほとんどの建物の明かりが消えパレードの明かりだけになった園内は、すごく幻想的でした。
旅行2日目午前9時00分@ホテル
旅行は2日目に入り、大阪観光をすることになっています。
今日は以下のグループで行動することになりました。
<グループ1>
・絢瀬絵里
・高坂穂乃果
・西木野真姫
<グループ2>
・東條希
・南ことり
・星空凛
<グループ3>
・矢澤にこ
・園田海未
・小泉花陽
…なかなか珍しい組み合わせですね。
「絵里ちゃん!真姫ちゃん!今日はよろしくね!」
「ええ、楽しみましょ!」
「早く行きましょ?時間がもったいないわ」
真姫の言うとおりです。
今日はたくさん回りましょう。
[Eli's View(AM 9:00)]
「絵里、最初はどこに行くの?」
「ズバリ、水陸両用車よ」
「水陸両用車?絵里ちゃん、車は水の中を走れないよ?」
そう、私がまず見つけたのは、水陸両用車でした。
なんでも、梅田を出発して梅田近郊をグルっと回る途中に、水の中へ入るとのこと。
暑い夏にはピッタリね。
「それが、水陸両用車なら大丈夫らしいのよ!暑い夏にはピッタリだとは思わないかしら!?」
「すごいね、絵里ちゃん!早く集合場所に行こうよ!」
「穂乃果…あの説明で、中身をわかったのかしら…」
「真姫ちゃん、どうしたの?早くこないと置いてっちゃうよ~!」
「って、早っ!待ちなさいよ!」
[Kotori's View(AM 9:00)]
旅行2日目のメニューは、3年生が考えてくれました。
ことりたちのグループは希ちゃんが考えてくれたんだ♪
「ことりちゃん、凛ちゃん、今朝は少なめにしてきた?」
「もちろんにゃ!」
「うん!」
昨晩、希ちゃんから今朝の朝食は少なめにするようにとお達しが出てたんだけど、一体なんだろう…?
「それじゃあ、まずは本場のお笑いでも見に行かへん?」
それってもしかして…
「もちろん!吉本新喜劇やで!」
「わぁ!ことり、1回でいいから生で観てみたかったんだぁ!」
「凛、お笑いとかあまり観ないから楽しみだにゃ!」
[Umi's View(AM 9:00)]
私達のグループはにこが行程を考えてくれました。
最初の目的地はなんとなく察しが付きますが…
「私達の最初の目的地は、日本橋よ!」
やっぱり…
「海未ちゃん、やっぱりとは言わせないわよ!…って、ギクッてならないでよ!」
「アハハ…」
「にこちゃん!アイドルショップということは、あのアイドルのグッズを…?」
「もちろんよ!行きましょ、花陽ちゃん!」
「はい!」
…私は蚊帳の外ですか。
「アイドルが私達を持っています!」
花陽、私達も一応アイドルの端くれなんですよ…?
[Eli's View(AM 11:00)]
水陸両用車、とても楽しかったわ!
普段はクールな真姫が、あそこまでテンションアゲアゲだったのも見ていて面白かったわね。
「エリー、あのバスはハラショーだったわ。なんならもう1回乗らないかしら?」
「え、えっと…流石に、2回は止めておきましょ?次も楽しいわよ?」
「…わかったわよ。で、次はどこに行くの?」
あからさまにテンションが下がったわね…
そんなに楽しかったのかしら。
「昼食がてら、新世界に行くわ。通天閣でビリケンさんに会わなくちゃ!」
「ビリケンさんって、幸運の神様なんだよね?それなら、希ちゃんも来てみたらよかったのにねぇ」
「希達のグループも、夕方に通天閣に来るみたいだったわよ?夜景を楽しむとか言ってた気がするけど…」
真姫の言う通り、希達も来ると言っていたわね。
それにしても、あの2人(?)が出会うと何かが起きそうね…
[Umi's View(PM 0:00)]
花陽達、今日の為にお小遣いをかなり貯めていたようで、両手は既にアイドルグッズで一杯になっています。
「ふたりとも、そろそろお昼ごはんにしませんか?ちょうどいい時間ですし」
「そ、そうね…その前に、駅のコインロッカーに荷物を預けてきてもいいかしら?」
「ええ。私はここで待っていますので…」
そもそも、あの量がコインロッカーに入りきるのでしょうか?
大きいロッカーでもあれば話は別ですが、普通のものでは到底ムリでしょう…
「お昼ごはんはどうしましょうか…」
そんなことを考えていると、にこ達が戻ってきました。
荷物が無くなっているのを見ると、大きいロッカーが見つかったようですね。
「そういえば花陽ちゃんが、駅までの間に美味しそうな定食屋さんを見つけたらしいけど、海未ちゃんはそこでいい?」
「はい。花陽が直感で見つけたお店、美味しくないはずがありません!」
「そこまで言われると照れちゃうな…それじゃあ、並ばないうちに行こう?」
「そうですね。涼しいところにも行きたいですし」
一旦離脱します。
今日はもう少し投下する予定です。
再開します。
[Kotori's View(PM 1:00)]
お笑いはとっても面白かったんだけど、凛ちゃんのテンションがさっきから低め…?
「凛ちゃん、どうしたん?もしかして、お腹すいたん?」
「面目ない…」
そういえば、ご飯食べてなかったなぁ…
「それじゃあ、いよいよ、食い倒れの街に繰り出すとしますか!」
「…!待ってました!!」
凛ちゃん、いくらなんでもテンション変わりすぎだよ!
「今日はいっぱい食べるんよ?」
「おーっ!まずはおなじみの串かつにゃ!」
「あ、ちょっとまってよ、凛ちゃ~ん!!」
「ことりちゃん、私達も行こ?」
そうだね!
早く行かないと、私達の分まで無くなっちゃいそうだもん
[Eli's View(PM 1:00)]
「串かつ、美味しかったわね!」
「ええ。それにしても、2度漬け禁止っていうのはすごいわね」
「店のあちこちに張り紙が貼ってあったね!穂乃果、ソースがああいう入れ物に入ってるの自体初めて見たよ」
美味しかったからついつい食べ過ぎちゃったけど、あんなに安くていいのかしら。
儲けが出ているのか心配になるレベルだったわね。
「絵里ちゃん、次はどこに行くの?」
「ふふ…次はもちろん…」
「通天閣でしょ?」
「ちょっと真姫、私のセリフとらないでよ!」
「何時ぞやの仕返しよ♪」
"何時ぞや"っていつよ…全く記憶に無いわ…
見てるよ
[Kotori's View(PM 3:00)]
「ふぅ…美味しかったね」
「いっぱい食べたけど、どれも本当に美味しかったね!ことり、いか焼きがお気に入りかなぁ」
「東京で見るいか焼きとは全然違ったね。凛、びっくりしちゃった」
大阪のいか焼きと東京のいか焼きは全然違っていて、ことりもびっくりしちゃった。
小麦粉のクレープみたいなものにいかを挟んで食べるなんて、考えもしなかったなぁ…
でも、こっちでは30年以上の人気を誇るロングセラー商品らしいんだ♪
「それじゃあ、ちょっと休憩したら、海遊館に向かおっか♪」
「ジンベイザメ、楽しみだにゃ!」
「ことりちゃん、食べられてしまわんようにね?」
希ちゃん、ことりは食べられないよ…?
本日はこれで失礼します。
返事は出来ていませんが、お褒めからお叱りまでレスは読ませて頂いています。
明日は少し遅めの浮上になるかと思いますが、よろしくお願いします。
いいぞ
待ってるぞい
こんばんは。
都合により、昨日は浮上できませんでした。
今日中には完結すると思いますので、よろしくお願いします。
それでは、また後程お会いしましょう。
待ってるよ
こんばんは。
続きを投下します。
[Umi's View(PM 3:00)]
「お昼ご飯、おいしかったですね。にこ、次はどこへ行くのですか?」
「次は、あべのハルカスよ!」
「日本一高いビルですか。なんでも、最上階でしか食べられないアイスクリームがとっても美味しいらしいですね」
「花陽も聞いたことあります。それにしても、一度でいいから来てみたかったんですよ!」
300メートル、でしたっけ。
これでも、当初の計画よりも高くなっていると聞いたことがあります。
東京タワーともあまり変わらないんですよね…
「にこ、ありがとうございます」
私自身、どうしてこの時にこう言ったのかは分かりません。
ただ、昨日のにこの暗い表情を思い出していたことは確かです。
「…ありがとう。海未ちゃん、花陽ちゃん…」
にこの頬を、涙が濡らしていました。
[Eli's View(PM 6:30)]
新世界観光を終えた私達は、本日最後の目的地、梅田スカイビルへ来ました。
これは穂乃果のリクエストで、どうしても見てみたいとのことでした。
「それにしても、穂乃果のリクエストだなんて珍しいわね」
「どうしても、絵里ちゃんに見てほしいものがあるんだ!ね、真姫ちゃん?」
「そ、そうね…もう少し待っててくれるかしら?」
私に見せたいもの?
いったい何かしら。
穂乃果が真姫に話を振ったら、真姫が戸惑っているようにみえるんだけど…
というか、穂乃果と真姫は共犯だったのね。
そんなことを考えていると、エレベーターから希達のグループとにこたちのグループが降りてくるのが見えました。
って、どうしてここに他のグループが…?
楽しみにしてる
[Eli's View(PM 6:50)]
「えりち達も来てたん?下のゲートでにこっち達と出会ったから、びっくりしてたのに…」
「穂乃果、どういうことか説明してくれるかしら?海未ちゃんやことりちゃんに聞いても、答えてくれないし」
すると、穂乃果が他の2年生と1年生を集め、何やら準備をし始めました。
「にこ、穂乃果たちは一体何を…」
「私に聞かれても…希はなにか聞いてる?」
「うちも知らんよ?下でにこっち達に出会っただけでもびっくりしたもん」
どうやら、サプライズのようです。
…準備に5分ほどかかってるけど…
「絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん…」
「「「これからも、よろしくお願いします!!」」」
そう言うと、それぞれの3年生のもとへ、今日のグループのメンバーが駆け寄ってきました。
そして、1枚のカードを手渡されました。
『絵里ちゃんへ
今日は、本当に楽しかったです。
ラブライブを目指して時に厳しく、時に優しく指導してくれる、絵里ちゃんのことが大好きです。
私達μ'sのことを、これからもよろしくお願いします。
そして、絶対に優勝しよう!
西木野真姫&高坂穂乃果より』
「穂乃果、真姫…」
まさか、こんなに嬉しいサプライズを用意してくれていただなんて…
カードといい、夜景といい、一生忘れられないわね。
「絵里ちゃん、泣いてる!」
「この真姫ちゃんにかかれば、このくらい朝飯前よ!」
「ふたりとも、本当にありがとう!」
[Nozomi's View(PM 7:00)]
「絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん…」
「「「これからも、よろしくお願いします!!」」」
ことりちゃんと凛ちゃんが駆け寄ってきて、カードを手渡してくれた。
『希ちゃんへ
今日はとっても楽しかったよ!
3人で行った食べ歩きも、海遊館も、凛もことりちゃんも一生の思い出になったよ!
これから、順調に行くことばかりじゃないと思うけど、いつまでも希ちゃんと、皆と一緒に進んでいきたい。
ラブライブ、絶対に優勝しようね!
南ことり&星空凛より』
「ふたりとも、おおきに!最高の半年にしような!」
「もちろん!凛と希ちゃんがいれば優勝間違いなしだにゃ!もちろん、ことりちゃんもね!」
「うん♪絶対に、優勝しようね!」
[Nico's View(PM 7:00)]
まさか、2年生たちがサプライズを用意してただなんて、思いもしなかったわね…
『にこへ
今日は、本当にありがとうございました。
花陽も私も、いい思い出になりました。
やはり、にこはアイドルの話をしている時が一番輝いていますね。
ラブライブに向けて、頑張りましょう!
絶対に勝ちましょうね!
小泉花陽&園田海未より』
「にこ、どうかしましたか?」
私は、顔を上げて答えられなかったわ。
泣いてる顔が見られるのが嫌だったのね、きっと…
「なんでもないわ…ありがとね」
「花陽、今日はにこちゃん達とアイドルグッズのお買い物を出来て、嬉しかったよ。また、行こうね!」
「ええ、次はラブライブに勝ってから、行きましょ!!」
楽しい大阪旅行も、あっという間に最終日を迎えようとしています。
最終日は特に予定は組まず、昼食をとってから帰路につくことになっています。
確か、13時丁度の新幹線でしたっけ。
…それにしても、眠れませんね。
尤も、同室の穂乃果とことりはすぐに眠ってしまったようですが…
3年生や1年生達は喜んでくれたのでしょうか。
今回の発起人は、もちろん穂乃果でした。
必死になって考えてくれていたそうです。
私達は、本当にいいリーダーを持ちました。
部長も、部員も、最高のメンバーです。
本当に…最高です…
旅行3日目午前10時00分@ホテル
いよいよ、最終日を迎えました。
「さあ、皆!おみやげをいっぱい買おう!」
「凛はたこ焼き味のラーメンを買うにゃ!」
「り、凛ちゃん、別に無理してラーメン買わなくても…」
「かよちん、あっちにたこ焼き味のふりかけが売ってたよ?」
「本当、凛ちゃん!?私、ちょっと買ってきますね!」
凛と花陽は、本当にラーメンとご飯が好きですね。
さて、私もおみやげを買いましょうか…。
「海未ちゃん!こんなのがあったよ!」
「どうしたのです?ことり?」
ことりが持っていたおみやげの名前は、『面白い恋人』でした。
…訴えられたりしないのでしょうか?
午後0時50分@新大阪駅
おみやげを買い、昼食をとった私達は、駅のホームで電車を待っていました。
今回は内容の濃い、良い旅行になりましたね。
より一層、メンバー同士の距離が縮まった気がします。
にこの表情が暗かった理由は、後から希に聞きました。
にこ達3年生に最高の卒業式を迎えさせてあげられるように、私達も頑張らなくてはいけませんね!
そうこうしているうちに、東京行きの電車がやって来ました。
また、いつもの日々が戻ってきますね。
「海未ちゃん!早くこないと置いてっちゃうよ!」
「あ、待ってください、穂乃果!」
「早くはやく~!!」
そう、私達の青春が。
【後日談のようななにか】
高坂穂乃果です!
この夏休みは、今までで一番楽しかったです。
私達に歌の先生ができたかと思えば、歌で喧嘩を止めたり雨をやませたりするし、びっくりしちゃった!
こないだの大阪旅行も、初めて行った場所だったけど、いい人ばかりで本当に感動したよ!
ただ、このまま何事も無く終わってくれればよかったものの…
「穂乃果、後ひと踏ん張りです!」
「数学だけだよ、穂乃果ちゃん。がんばろうよ!」
宿題が終わってないことをすっかり忘れてたよ~…
誰か助けて~!!!!
穂乃果「旅行だよ!」
完
穂乃果「旅行だよ!」
完
以上で完結となります。
読んでいただきありがとうございました。
つまらないなどのコメントも、貴重なコメントとして参考にさせていただきます。
彼等に負けないような作品を書ける日が来るように、頑張ります。
乙
なんか新しいタイプでよかった
ラストの穂乃果ちゃん、それ花陽ちゃんのセリフや
最初のごり押しさえなければ良かったよ
特定キャラにヘイト向けるのは良いけど
発散させないからただただワンパなんだよね
これを面白いと思ってやってるなら狙いは大きく外れてるし
スレタイを消化するような内容にもなってない。惜しいだけの凡作。虚しいね
>>74
一体どこがごり押しなのか…
乙
面白かった!外野は気にしなくていいよ
奴らの頭の中ではにこまき即ちゴリ押しだから仕方ない
乙 面白かった
これは>>1の実体験か何か?
皆さん、コメントありがとうございます。
>>79
実体験というよりは、僕のおすすめコースでしょうか。
かならずしもこの通りのルートで探索は出来ませんが、新大阪駅からユニバーサルシティ駅までの臨時列車なんかは実際に走ってますよ。
このSSまとめへのコメント
ユニット編とかも欲しかった
作者ハラショーだわ(°▽°)